“Back to the Jurassic!”
JBAN Convention 9th
第9回ジャパン・バルーン・アーティスツ・ネットワーク・コンベンション

05.8.1〜4 横浜・パシフィコ横浜
主催:Japan Balloon Artists Network



9年目のJBANコンベンション。横浜へ来て5回目の開催となり、今やすっかり横浜の夏に欠かせないイベントになった感じがある (今回も横浜みなとみらい夏のキャンペーンポスターにJBANのことが載っており、あちこちの駅に貼られている。夏休み中は掲示されていると思うので気が付かなかった人はチェック)。
今年の会場はみなとみらいに戻ってパシフィコ横浜。テーマは "Back to the Jurassic!"。Jurassicつまりジュラ紀とは約2億8000万〜1億4000万年前の恐竜が生息していた時代のこと。ファイナルパーティーのテーマはずばり "恐竜" であり、パシフィコ横浜で行われている「ジュラ紀大恐竜展」(主催:産経新聞社) に合わせたテーマ設定だ。
では順に見ていこう。

1日目 (8.1)
この日は例年と同じくコンテスト制作のみであり、ラージスカラプチャー部門とウェディングテーブルアレンジ部門の制作が行われた。
ラージスカラプチャー部門 は、テーマ「ジュラ紀」、床置き形、サイズ4,000(W)×4,000(H)×4,000(D)mm、人員7名、作業時間16時間 (1日12:00〜22:00、2日8:00〜14:00)、7日まで展示できる作品となっている。テーマ以外は昨年と全く同じ条件だ。場所は展示ホール2Fコンコースにて。今年も製作過程の一般公開は行わないクローズ形式。
ウェディングテーブルアレンジ部門 は、テーマなし、サイズ2,800(W)×1,800(D)×2,500(H)mm、人員3名、作業時間3時間(1日11:00〜14:00)、4日まで展示できるものとなっている。場所はラージスカラプチャー部門から少し離れたアネックスホール2Fにて。
この日はパシフィコ横浜裏の臨港パーク周辺で「神奈川新聞花火大会」が行われた (首都圏では珍しい巨大な2尺玉もあり)。だがラージスカラプチャー部門は時間が重なっており、花火見物どころではなかったのではないだろうか。

2日目 (8.2)
みなとみらいの玄関、桜木町駅に降り立つ。みなとみらい線が開業したためか心持ち人も減ったような気がする。動く歩道の入口には「ジュラ紀バルーンアート展」と書かれた横断幕が張られている。
今回のセミナー会場はパシフィコ横浜展示ホール棟のアネックスホール。ランドマークプラザ、クイーンズスクエアを抜け、パシフィコ横浜に入ったら左へ曲がって展示ホール棟に沿って歩く。現在屋根の工事中であり、あちこちがフェンスで囲まれているのが痛々しい。一番外れにあるドアを入ればすぐ会場だ。ホールの入口にはヤシの木を形どったオブジェがある。「アネックス」とは付録という意味だが、それでも昨年の産業貿易センターを上回るほどの十分な広さのあるホールだ。

まず受付を済ませる。受付オープンは正午から。コースはもちろん今年も「フルパック」。申し込むと郵送されてくるパス引換券を受付に渡すと、必要なもの一式が入った手さげ袋がもらえる。中身はコースによって異なるが、フルパックの場合、エントリーパス、レジュメブック (全クラスの資料をまとめた冊子)、コンテスト投票用紙、ファイナルパーティー座席予約チケット、オリジナルトートバッグ、そして横浜の地図などだ。

現地ではコンテスト テーブルセンターピース部門 が完成したばかり。第7回、第8回はアレンジメント部門と呼ばれていたが、3年振りに復活した。制作はもちろん1名、作業時間1時間 (2日11:00〜12:00)、テーマなし、サイズは450(W)×450(D)×1,800(H)mmとなっている。18名の参加。アレンジメントの時は持ち込み式だったが、センターピースは背が高くなるため現地で制作する。

もうひとつの大型オブジェコンテストである ノンラウンドスカラプチャー部門 は、ちょうどこれから始まるところで、参加者やスタッフが集まって打ち合わせが行われている。テーマは「ジュラ紀」、床置き形、サイズ2,000(W)×2,000(H)×2,000(D)mm、人員5名、作業時間8時間 (2日13:00〜21:00)、7日まで展示できる作品であり、これもテーマ以外は昨年と同じ条件だ。5チームの参加。

一方、前日から制作が行われてきたラージスカラプチャー部門は、間もなく終了時刻を向かえ大詰め段階だ。7チームの参加。既に完成して記念撮影を行うチームもあった。
なお、今年もトラベルジャーナル旅行専門学校テーマパーク科の皆さんによる特別作品が展示されていた。

午後からはセミナーが始まる。最初のクラスは牛崎祥子さん (CBA) によるワークショップ “大切な” パーティー装飾 に参加した。ここではファイナルパーティーで会場の両サイドに設置するコラムを制作する。基本事項の説明があった後、数チームに分かれて作業開始。4つ玉クラスターを15段ぼど重ね、先端に3フィートクリアと24インチ白のダブルバルーンに電球を仕込んだものを取り付ける。これは恐竜の卵をイメージしているそうだ。

次のクラスはタイのバルーンアーティスト、カイさん (CBA) による POP, STEP, POPPING! だ。実際に作成するがファイナルパーティーには使わないハンズオンクラス。EasyPopと呼ばれる電気点火式のパーツを使う。24インチや3フィートの風船に小さな風船をぎっしり詰め込み、EasyPopを仕掛けてボンッ!! とやる。他にもEasyPopを使った遠隔操作によるバルーンリリースや垂れ幕を掲げたりなどの応用例の紹介もあった。

続いてイタリアのバネッサ・リーバーさん (CBA) による ITALIANO だ。テーブルアレンジメントを主体としたイタリア風デザインの紹介だ。

以上で2日目は終わり。2Fコンコースではノンラウンドスカラプチャー部門の制作が続いている。こちらは製作中も見学は自由だが、邪魔にならないように引き上げることにした。
なお、昨年加わった コミュニケーションパーティー は早くも廃止となっている。

3日目 (8.3)
今日は10:00からで、午前中1、午後3の計4クラス。まずはアメリカのウィン・ベルさん (CBA) による 実用的なフレームワークの基礎 から始まった。フレームに使われるアルミ棒やアルミパイプについて、太さ、切り方、曲げ方、つなぎ方などなど。

各クラス間は45分、昼休みは90分設けられている。パシフィコ横浜裏の臨港パークに出てみた。前回ここを訪れた一昨年は冷夏であり8月なのに肌寒い日が続いていたが、今年は日差しも強く大変な暑さだ。やっぱり夏はこうでなくちゃ。
おっと、ぐずぐずしてはいられない。ファイナルパーティーの座席予約が始まる頃だ。受付へ向かう。早くも数名の列ができていた。コンテスト参加者は前日のうちに優先して予約を受け付けていたため、既に埋まっている席がある。今回も最前列を予約する。それも後ろ向きだがステージ直前の席。ファイナルパーティーは食事を味わうためのパーティーというよりも楽しむためのパーティーだと思う。

次はベルギーのルック・バートランドさん (CBA) による 夏のサンシャイン だ。その名の通り夏の暑さを表現するオブジェの紹介。ハンズオンクラスでもあり、いくつかは実際に制作した。中級となっているだけあって、結構難しいテクニックもあった。

さて、全部門完成したコンテスト作品を改めて見てみよう。今年も力作揃いだ。参加者は受付でもらった投票用紙を使って投票する。オリジナリティ、デザインなど数項目に分かれており、さらに総合評価を選択するようになっている。一般の人は投票箱のところにある専用の受付で用紙をもらって投票する。投票するとスピードくじを引き、その場でバルーンブーケキットが当たるようになっている。どういうわけかウェディングテーブルアレンジ部門に限っては受付の向こう側で行われており、恐竜展とは関係ないためなのか参加者以外は入れないようになっている。

午後からは牛崎祥子さんによるワークショップ“大切な” パーティーオブジェ だ。ファイナルパーティーで使う恐竜のオブジェを作る。フレームの入った大き目のオブジェを1つと、テグスのみで作られた小さ目のオブジェを多数作る。フレームといっても足と胴体をH形に組んだだけの簡単なもので、上半身はテグスで作る。ファイナルパーティーでは揺すったりする人が出てくるので、この方が動きが出ていいのだそうだ。一方で小さい方のオブジェは投げあったりすることも想定して、フレームは一切入れない安全なもので構成する。さぁ作業開始。私はフレームを使った方を選んだ。いつの間にか会場は恐竜の巣となっていた。

3日目最後のコースは、前野るり子さん (CBA) による らくがきいっぱいのエントランスアーチ。ハンズオンクラス。Tバルーンや350Q、260Qといったマジックバルーンを使って「ハッピーデイジー」というオブジェを作る。初級クラスだが、こりゃ意外と難しいぞ。回りの人がスイスイと進んでいくのだが、私はどんどん遅れてゆく。しかもうまく行ったと思ったら先に作った部分が外れたり、まさにあちらが立てばこちらが立たず状態。完成した人は部屋の後ろにあらかじめ用意してあるアーチに取り付けてゆく。終了時間が来てしまった。私はとうとう未完成であった……。

4日目 (8.4)
最終日は1時間早く9:00から始まる。最初はウィン・ベルさんによる 3-Dスカルプチャー から始まった。3日目の実用的なフレームワークの基礎の続編となっており、フレームやパイプを使ったフレームの組み方、さらにネットなどを使った応用例、風船の上図な絡め方など。

続いて宮崎靖浩さんによるワークショップ レッツ・スパーク!!。ファイナルパーティーで使うスパークバルーンを制作する。従来は天井から吊るすものが多かったが、今回は自立式で木のような形をしたオブジェを作る。
数チームに分かれて作業開始。まず先端に付けるスパークバルーンの制作から始める。エメラルドグリーンかライムグリーンの3フィートに大型の紙吹雪と5インチを30個詰め込んだものを10セット作る。Conwin社製のインサイダーとガンタイプのインフレータが使えると楽なのだが、残念ながら各チームに1組ずつしかない。他の人はハンドポンプを使い手作業で行う。3フィートをある程度ふくらまし、吹き口から手早く5インチを差し込んでふくらます。中が見えないので、どのくらいにふくらますかは前もって手に覚えさせておく。どうしても空気が漏れてくる。道具なしで30個詰めるのはかなり大変。
次に水を入れた24インチを重りにして、350Qを数本つないで枝のようなものを作る。先端に上記の3フィートをヘリウムでふくらまして仕掛ける。サイズは75cmで統一。3フィート=91.5cmなのだが、75cmまでふくらむとパンパンになりかなり恐い。さらに重りのところにグリーンの260Qをカールさせた葉っぱ状の物を付け、植物の質感を出す。
最後にエクスプローダを仕掛ける。今回は火薬式で電気点火のものを使う。ビニールテープでそっと貼り付ける。コードは目立たないように350Qに結びつける。
あっという間に時間が過ぎ去っていった。特殊効果の制作はいつやっても楽しい。人気があったようで早いうちから満員になっていたのも頷ける。

アネックスホール周辺で行われている プロダクトショーケース を見てみよう。様々な新製品が展示されており、一部の製品は実演も行われている。かのエアロバルーンの実演もあった。プロダクトショーケースも受け付けの奥で行われており、今回は参加者しか入ることができなかった。

最後のクラスはアメリカのドン・コールドウェルさん (CBA) による ワイルドでマッドなコスチューム だ。ハンズオンクラス。テーブル上にはマジックバルーンがぎっしり詰まった袋が置いてある。さて、何を作るのだろう。コスチュームとあるが、実際に作るのは4種類のバルーンハット。それも350Qや646Qといった大き目のマジックバルーンを使った大型のものだ。
ドンさんに合わせて参加者も一緒に作ってゆく。難しい。ひたすら難しい。どんどん置いてきぼりにされてゆく。私は途中で完全に手も足も出なくなりギブアップ。黙って眺めているだけになってしまった。中級と書かれているが非常にレベルの高いクラスであった。

これでクラスタイムはすべて終了した。あとはお待ちかねの ファイナルパーティー だが、開場まで2時間ほどあるので、エントリパックの中にあった割引券を利用してランドマークタワーの展望台へ登ってみた。私は飛行機に乗るのが恐いくらいの高所恐怖症なのだが、ほとんど気にならない。むしろ気分転換にはぴったりであり、すっかり気に入ってしまったほどだ。


ふう天の横浜ミニ紀行
〜みなとみらい編〜
※写真はクリックすれば拡大


みなとみらいへは桜木町駅前から動く歩道が案内してくれる。上部には「ジュラ紀バルーンアート展」と書かれた横断幕が張られている。

傍らの日本丸メモリアルパークとよこはまコスモワールドの大観覧車が良く目立つ。


ご存知みなとみらいのシンボル、横浜ランドマークタワー。70階建て、高さ296m。東京タワーよりは低いがビルとしては日本一。

ランドマークタワーのすぐ隣にはドックヤードガーデンと呼ばれる古そうな石造りの構造物がある。これは三菱重工横浜造船所第2号ドックの跡で、1896年に竣工した現存する最古の石造りのドックであり、国の重要文化財に指定されている。なお、上記の日本丸が係留されている第1号ドックも国の重文である。


ランドマークプラザ、クイーンズスクエアを抜けると間もなくパシフィコ横浜だ。

パシフィコ横浜はいくつかの建物に分かれているが、今回は展示ホール棟で行われる。いやぁ広い、広い。物凄く大きな建物だが、内部は4つの展示場に分割されている。一番奥が目指すアネックスホールだ。


パシフィコ横浜の裏はすぐ海岸だ。正面に観光船乗り場ぷかりさん橋、左へ向かえば臨港パークがある。向こうにはベイブリッジが見える。

ランドマークタワーの展望台スカイガーデンから。手前にクイーンズスクエア、その右に第5回コンベンションが行われたパンパシフィックホテル、その向こうがパシフィコ横浜、さらに奥に臨港パーク。沖にある埠頭は瑞穂埠頭といい米軍資材置場などがある。右遠方に見えるのは東京電力横浜火力発電所の高さ200mの大煙突で「トゥイニー・ヨコハマ」という愛称が付いており展望台もある。


同じくランドマークタワーから横浜駅方面を撮影。高島地区は造成地が多く、みなとみらいはこれからも発展性を秘めているのだ。中央の鉄塔は横浜メディアタワー。ランドマークタワーには及ばないがそれでも高さ253mもある。左手奥にスカイビルと横浜そごう、その向こう側に横浜駅がある。

南東の方角。氷川丸に山下公園やマリンタワー、さらに昨年のコンベンション会場となった産業貿易センターも見える。手前に赤レンガ倉庫、その先の海に突き出ているのが大さん橋。昨年のパーティー会場となった大さん橋ホールはその先端にある。氷川丸の向こう側は山下埠頭、さらにその先ベイブリッジの向こうに見えるのは本牧埠頭。


88年撮影のみなとみらい地域。日本丸メモリアルパークは既に完成しているが、ランドマークタワーもクイーンズスクエアもパシフィコ横浜もまだ存在しない。まるで別の場所かのようだ。YES'89横浜博覧会に向けてパビリオンの建設が進められている。

air photo:「国土情報ウェブマッピングシステム」より引用 (c) 国土交通省 http://w3land.mlit.go.jp/WebGIS/

参考資料:フリー百科事典「ウィキペディア」(http://ja.wikipedia.org/) ほか

パシフィコ横浜へと戻る。パーティー受け付けは17:30から、開場は18:00となっている。会場入口へと向かってみた。入口には黒と黄色のゼブラ模様の立ち入り禁止みたいなオブジェがある。この内部、恐竜生息のため注意、ということかな。さらに草をイメージさせるスーパーボールを重りに入れて立たせたグリーンの646Qが多数並べられている。

会場がオープンした。早速入ってみよう。門をくぐると、鮮やかな虹色のアーチがある。そして入口近くに先ほどのワークショップで作ったスパークバルーンが置かれている。いつもステージ近くでボンッとやるのだが、今回は会場の後ろの方に仕掛けるとは意外だ。

ステージには土管のようなオブジェと、歯車や計器類のオブジェが並んでいる。今回のパーティー会場は「怪しい恐竜研究所」なのだ。さらにステージ前には3フィートの風船がいくつも並んでいる。これはオープニングでスパークさせるに違いない。

ステージが始まった。フルCGのアニメが今回も素晴らしい。しかもアニメ内に登場するオブジェは実際に会場に飾られているものにピタリ合わせられている。テーブル上のセンターピースまでそっくりに再現されている。これには驚いた。映像内の怪しい機械が回り出すと、いよいよオープニングだ。ステージ前の3フィートがふわりと浮き上がってスパーク。早くもテンション全開だ。

続いてコンテスト バルーンフィギュア部門。挑戦者7名、テーマ「ジュラ紀」、サイズフリー、制作時間10分間。審査はインストラクターの皆さん。さぁスタート。決して慌てず落ち着いた手付きで着々と作品が作られてゆく。
その後、エミリーズバルーン深尾マリ子社長の挨拶に次いで乾杯となり、ディナータイムへと入っていった。

さあ、コンテスト作品の結果発表だ。フィギュア部門、テーブルセンターピース部門、ウエディングテーブルアレンジ部門、ノンラウンドスカラプチャー部門、次々と準優勝、優勝が発表されてゆく。栄光のラージスカラプチャー部門で優勝に輝いたのは、「SEED 〜連綿と続く生命の放射〜」(タイトル写真) だ。この太陽みたいな摩訶不思議な物体は一体何だろう……? 様々な想像力を掻き立ててくれる、実にファンタジックな作品だ。他の作品はマンガのひとコマのようなストーリー性のあるものが多いが、こういう静的な作品があっても面白いと思う。何も見た目が楽しそうなら良いというわけではないと感じさせられた。
また、今年は韓国勢から数チームが入賞したことも特筆すべき事項だろう。今やアジアでもバルーンアートは大流行しており、欧米に負けじと大躍進しているのだそうだ。

おっと、もう一つのコンテスト コスチューム部門 がまだ残っていたね。選考は会場入口で行われ、赤い風船をもらった人がノミネートされた人、白い風船をもらった人は審査員だ。ノミネートされた人には10秒間のパフォーマンスを行ってもらう。テーマは恐竜だが、各自全力を尽くして限られた時間でアピールを行う。審査員に選ばれた人にはマジックバルーンが2本ずつ渡され、その振り回し度が最も派手だった人が優勝だ。これは去年と同じやり方だ。

コスチュームコンテストが終わると、クライマックスとなるダンスタイムだ。おおっ、会場後ろの方にあったスパークバルーンのオブジェがステージ前へと移動してきた。なるほど自立式で作った理由がわかった。スタッフによりエクスプローダの配線が手早く行われる。配線が終わったかと思ったら、いきなりボンッ!! かなり意表を突いた爆破の仕方だった。ステージ上は早くも熱くなっていた。

楽しいダンスタイムが続くこと約1時間、そろそろ終わりの時間だ。来年は10周年を迎えた記念大会、盛大にやりましょうと誓った。フィナーレのキャノン砲がバシューンと火を噴く。会場は撤収が始まり途端に慌しくなってゆく。

楽しくもあり失敗もあり、今年もさまざまな体験ができたJBANコンベンション。毎年素晴らしいイベントを企画・開催してくださるエミリーズバルーンに感謝したい。