第7回ニューイヤーズバルーンパーティー

02.1.22 千葉・浦安市 シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル
主催:日本バルーン協会
協賛:日本ゴム風船商工会



昨年は名古屋で行われたため不参加だったニューイヤーズバルーンパーティーが東京へ帰ってきた。今回は従来行われていた東急ホテルのすぐそばのシェラトンホテルでの開催だ。

舞浜駅。いつものようにホテル送迎バスの乗り場へ向かう。やけに閑散としている。良く見るとバス停には張り紙があり、ディズニーリゾートライン開業につき送迎バスは廃止したので同ラインを利用してくれとのこと。やれやれ駅へと戻る。JRの駅から少し離れたところにあるリゾートゲートウェイステーションへと向かい、ディズニーリゾートラインに乗る。平日なので人は少ないが、土日の混雑は大変なものなのだろう。東京モノレールと同じ跨座式モノレール。車両の窓がミッキーマウスの形をしていたりで楽しい。単線で山手線のようにループしている。驚いたことにパスネット (首都圏私鉄の共通カード) グループに加盟しており、小規模ながら立派な地方私鉄だ。

2つ目の駅、ベイサイドステーションで降りる。各種コンサートが行われるNKホールの目の前だ。目指すシェラトンホテルは舞浜リゾートホテルの東端、ディズニーシー寄りにある。ベイサイドステーションからホテルへの送迎バスが走っている。わずか100mほど、歩いても1分と掛からないようなところに送迎バスを運行するとは大変なサービスだ。ロビーから左手へと進んでいく。JBAとプリントされた目印の風船を発見。傍らの受け付けでエントリを済まる。

会場はちょうどセミナーの最中であり人は少ない。……私は今回はセミナーには参加しなかったのだ。後で聞いた話によると、パーティーに使うオブジェを実際に製作するなどJBANのワークショップに近いものだったそうで、参加していればよかったと後悔。まあ、仕方がない。

ではトレードショーを見てみよう (写真)。今回の出展は15社ほどで、スペースも小さく、以前に比べるとパワーダウンの感じがある。だが新製品は気合が入っていた。特に目立ったのはアイマルのブースで見掛けた「2002 FIFA WORLD CUPTM KOREA-JAPAN」公式ライセンスの風船だ。まだ発売されてない商品だそうだが、会期が近くなれば注目を受けること間違いないだろう。他のブースでも、写真左手前に見える五十嵐ゴムの巨大なサッカーボール風船など、サッカーをテーマにした風船が目立っていた。
トレードショーは一般の入場も可能だったので、時折子供連れの宿泊客がやってくる。撤収時には風船を割ってしまわずに欲しがる子供たちに分けてあげていた。風船をもらって笑顔を浮かべる子供たちはいつ見ても気分のいいものだ。

後はパーティーだけだ。そう、今回はコンテストも一切行われていない。一昨年は「コンベンション」と名付けフレームオブジェのコンテストまで行われたが、このイベントはあくまで「新年会」であるというスタンスを再認識したようにも見える。

午後7時、パーティーが始まる。今回のテーマはシンプルだそうで、装飾もシンプルそのもの。会場の各所にはセミナーで作成したチェスの駒のオブジェが置かれている。テーブルセンターピースもセミナーで作ったそうだ。

ステージが始まった。まずは新たにJBA会長に就任したアイマル・松本社長の挨拶だ。ついで日本ゴム風船商工会会長のマルサ斉藤ゴム・斉藤社長の挨拶、その後乾杯となった。
みな、楽しいひと時を過ごす。講師の方々の紹介、昨年のJBAの活動や各地のJBA会員の近況ビデオ上映 (このビデオの中で「9月29日はクリーニングの日」での矢部前会長のインタビューシーンが写ったが、これは私が撮影した写真だったので驚いた)。さらにプレゼントが当たるじゃんけん大会も行われたりした。

そして今回のスペシャルゲストのご登場だ。今年はタレントのブラザートムさんをお招きした。世間を渡り歩いてきた氏の体験談には、色々と考えさせらた人も多かったことだろう。

最後に実行委員長のバルーンネットワーク・細田社長、そしてJBA副会長に就任した大将ことエアロテック・大曾根社長からの挨拶で幕を閉じることになった。大曽根氏からは来年の開催地は大阪に決定という告知もあった。来年からは各地を回りながら開催されることになりそうだ。東京に戻ってくるのは何年後になるだろう。もしかしたら私にとってこのイベントは最後の参加になるかも知れない。
でも、各地を回り、それぞれの地域に応じた形式でパーティーを開ければ、東京に留まっていては見えなかった新しい可能性が見つかりそうな気がする。今後も同パーティーが盛大に開催されることを期待したい。