ひとりごと
近況報告 (10.12.30)

最近ネタもなく何も書かないでいたら3年も経過してしまった。
パソコン関連はほとんど変化ない。Q6600で十分満足してしまい何もいじっていない。昨年はWindows 7が発売されたが、サポート終了までXPを使い続ける、いわゆる14年組なので導入するつもりはない。
カメラは買い換えた。EOS 7D。本当はフルサイズのEOS 5D markIIが欲しかったのだが、20万円を超えており高価で手が出ない。一方で7Dは早くも個人でも手が届く12万台に落ちてきたので買い替えることにした。結論から言ってしまうと、買い替えは失敗だった。40Dとの差が体感できるほどなかったのだ。安物買いの銭失いだったに他ならない。
これとは別に、カシオHigh Speed Exilim EX-FC100というコンデジも買った。その名の通り高速撮影に対応したもので、1,000fpsとか210fpsなどの映像が撮影できる機種。ほかにHD (1280x720) の動画撮影が可能だったりなど、1万円台のカメラにしては恐ろしく多機能なのに驚く。最初はどうせコンデジと余り期待してなかったのだが、今では主力となってしまい、デジタル一眼の出番はすっかり減ってしまった。何といってもポケットに入るコンデジの機動性は素晴らしい。

さて、本題。
実は筆者は、椎間板ヘルニアに罹ってしまった。
夏の終わり、8月末。朝起きると左の太ももに刺したような激痛が走った。立ち上がるのが辛い。立ったまま靴下を履くのも無理。歩くと筋肉が吊ったように痛い。駅の階段は片足ずつやっと上り下りした。会社に辿り着くまでがとても辛かった。これは只事ではない。職場近くの整形外科に向かった。
レントゲン撮影の結果、椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛と診断された。腰の骨と骨の間にある椎間板が1ヵ所、ぺちゃんこに潰れてお
り、骨から飛び出した椎間板が神経に悪さをし、足に症状が出るらしい。しかも潰れた椎間板は一生治らないらしい。手術という手もあるが、再発率が高く余り勧められないそうだ。つまり筆者は一生この痛みと戦わなければならないのだ。原因は運動不足とのこと。デスクワークな筆者は毎日同じ格好で座って仕事しているので、これも一種の生活習慣病かも知れない。
腰にコルセットを巻かれた。ロキソニンという鎮痛剤と湿布をどっさり出された。腰の牽引のリハビリも行うことになり、これは週1回今も通っている。冷やしてはいけない。重いものを持ってはいけない。寝るときは膝を伸ばしてはならず、膝の下に2つに折った座布団を入れて足が山形になるようにしなければならない。
2週間ほど経過し、痛みはかなり和らいだ。階段も平気で上り下りできるようになった。しかし10月10日体育の日、力んだ拍子に左足全体にズキンと電撃が走った。再び発作を起こしてしまったのだ。今度は前回以上に辛い。太ももの裏が痛くて痛くて椅子に座っていられない。左足の先が痺れており、満足に歩くのも困難。救急車を呼ぼうかと思ったくらいだ (聞いた話だが、坐骨神経痛くらいで救急車を呼ぶと馬鹿にされるそうだ。応急処置も痛み止めを出されてハイおしまい、らしい)。仰向けに寝ることもできない。仕方なく布団に座って痛くない格好を見つけ出し仮眠するしかなかった。
週明け後、真っ先に掛かり付けの整形外科に向かったところ、典型的な坐骨神経痛の症状だと言われた。力んだり背伸びしたりは気をつけた方がいいとのこと。
以来2ヶ月、痛みは徐々に消えてゆき、足の痺れもいつの間にか気にならなくなった。階段も余裕で上り下りできる。しかし太ももの裏側やふくらはぎを押すと痛みが残っており、コルセットを巻き、湿布を貼り、痛み止めも気休めとして1日1回飲んでいる。寒いと症状が出やすいとのことで、これから本格的な冬に入り気がかりなところだ。面倒な病気に取り付かれてしまった。今年は厄年だったのかも知れない。



メーカー製PCの自作機への改造 その2 (07.12.23)

部品が揃ったので改造に入る。まずは古いマザーボードの撤去から。サイドパネルを開けてストレージ類とケーブルを外し、マザーボードのネジを緩めて取り外す。古いマザーボードにはMS-6504という表記がある。調べてみると、このマザーはMSI社の汎用ATXマザーであることが分かった。


ストレージを外した状態。内部は掃除してないのでホコリが溜まっている。

マザーと電源を外して内部も掃除機掛けした。

解体が終わった。次はいよいよ新しいパーツを組み込む番だ。


今回の主な買い物、ASUS P5K-EとCore2 Quad Q6600。

まずはCPUの取り付け。マザーボードを座布団などのやわらかい物を下に敷いて行う。Q6600はPentium4より小さい。緑色の基盤にコアやコンデンサなどが載っているが、ヒートスプレッダで覆われているのでCPUそのものは見えない。LGA775ってマザーボード側にピンが付いてるのね。ソケットのレバーを緩めてカバーを開け、CPUを切り欠きに合わせて置き、カバーとレバーを元に戻す。次いでCPUクーラーを取り付ける。ヒートシンクの裏側にはあらかじめグリスが塗られているのでそのまま取り付ける。4ヵ所のピンで固定するのだが、これがえらく付けにくい。4ヵ所差したと思ったら1ヵ所がプチンと外れてしまったりで意外と苦戦した。ファンのコードをマザー右下のCPU FANと書かれた端子に接続する。


CPUを取り付けたところ

次にメモリを取り付ける。XP 32bit版で使うからには2GBもあれば十分なのだが、メモリも底値状態なので4GBにした。今回買ったメモリはバルク品のノーブランドだったのだが、実はメモリにはかなり相性があるらしく、安物だとうまく動かない場合があるようだ。ちょっと気になる。デュアルチャンネルで走らせるために同じ色のスロットに差す。
CPUとメモリを取り付けたら、ケースへ装着する。気になっていたネジ穴はピタリ合った。リアパネルの位置もピタリ合った。やはり旧マザーはごく普通のATXだったのだ。次に電源を準備する。電源はサイズのCoRE PoWER2-500W。これも格安の電源を選んでしまった。24ピンメイン電源と8ピン補助電源をつなぐ。
VGAは、筆者は3Dゲームなど一切やらないことから、これまた1万円以下の格安のものということでローエンド向けGeForce 8400GSを選んだ。玄人志向製でビデオメモリ128MB、ファンレスのもの。中身はカードとドライバとケーブルだけで、余計なユーティリティ類は一切付いていない。なるほど玄人好みなシンプルな内容だ。
ここまで組んだところでメモリテストを行う。マザー左下のシステムパネルコネクターの電源ピンをドライバーでショートしてやれば起動する。あらかじめ準備しておいたMemtest86+のフロッピーで立ち上げる。メモリ1枚ずつ、さらに2枚差したデュアルチャンネルでテストを行う。本当なら一晩くらい回しておくのが良いらしいが、そこまで時間がないので10分くらいで終わらせる。


仮組みを行う

Memtest86+実行中

異常なしと分かったところで本格的な組み立てを行う。FDやHDDやDVDなどのストレージの取り付けと配線。HDDはSATA規格なのでマザー付属の専用ケーブルで接続する。DVDは従来のIDE接続。いつの頃からマザー上のIDEコネクタは1つになってしまった。しかもインテルのサウスブリッジであるICH9Rでは既にIDEはサポートされておらず、別に用意されたスーパーI/Oチップが担当する。FDDも忘れずに接続する。メーカー製では今やFDDなど付いていない機種が多いが、あると何かと便利なのだ。DVDとFDDは以前使っていたものを流用している。
ストレージ類の配線が終わったら、フロントパネルのスイッチ類の配線を行う。旧マザーと今回のマザーではコネクタの配線が異なり、そのまま挿しても動かないことが分かった。小さなドライバーで1本ずつ端子を取り出して組み直す。


フロントパネル用コネクタは組み替えが必要

一応組み上がった。いやぁ、狭い狭い。配線だらけでかなり込み入っている。特に電源から出ているいらない電源コネクタが多過ぎ。余りスペースもないのでFDDの下などに押し込んでおく。フロントパネルからのUSBケーブルもつなぎたいところだが、例によってコネクタが合わない。組み直しは極性とかが分かりにくいので止めておく。USB端子は背面に6ヵ所もあるのでフロントパネルになくても特に困らないから、そのまま放っておく。


配線完了

サイドパネルを戻し、これで一応完成だ。電源オン。BIOSの状態を確認する。おかしな表示がないことを確認し、OSのインストールを行う。OSはもちろんWindows XP Professional。旧機種からの流用だ。えっ、Vista? 見てくればかりで重いだけのOSなんか誰が使うものか (笑)。
筆者のXPは最も初期のバージョンなので、このままではインストールできない (SATAが見えない)。そこで前もってSP2をダウンロードしておき、SP+メーカーというフリーウェアでSP2相当の起動用CDを焼いておいた。また、SATA AHCIを有効にするため、Intel Matrix Storage Managerというドライバの入ったフロッピーも用意しておいた。インストールを始める前に、まずやっておきたいのはLANケーブルを抜くこと。無防備状態のインストール中にウイルスが侵入する可能性は非常に高い。XP SP2相当のCDをDVDドライブにセットする。インストールを始めてすぐ、画面最下段に「Press F6...」と表示されたら、すかさずF6キーを押す。しばらくの後、SCSIドライバを要求する画面がある。XPからはAHCIはSCSIのように見えるのだ。先程用意したMatrixドライバのフロッピーをセットし読み込ませる。これでHDDが認識された。後は指示通りにインストールを行えばよい。
インストール完了後、真っ先に行うべきことはINFアップデートユーティリティのインストール。各種プロセッサについて詳細な情報が書かれたテキストファイルで、これを入れないとCPUやチップセットの情報がOSに正しく伝わらず、動かないわけではないが性能が十分に発揮できないので必ず入れる。次にIntel Matrix Storage Manager。インストール時にF6を押して入れたものとは別物。次はデュアル/クアッドコア用パッチであるKB896256。そしてVGAドライバ。ここまで無事入れば一安心。その後はオンボードデバイスのドライバやその他のデバドラ、そしてウイルススキャンソフトを入れ、ここでようやくLANケーブルをつなぐ。そしてウイルススキャンソフトのアップデートを行い、ウイルスデータベースを最新のものにする。次にWindows Updateを行い、Windows自身の更新を行う。実に92個もの更新があり、これだけで1時間近く掛かった。再起動後、アプリのインストールを行う。そして環境設定。画面をクラシックモードに変え、Powertoysやいじくるつくーるなどのフリーウェアで使いやすいように設定する。これでやっと馴染むようになる。最後にすべてのドライブに対してウイルススキャンを行い、仕上げにHDDのデフラグを行う。
一段落したところで、いくつかのアプリを走らせてみた。Photoshopがテキストエディタのような軽さでびゅんびゅん走る。これは速い。激重だったLightroomも多少もたつきを感じるが十分使えるレベルになった。
これだけの内容のメーカー製PCを買えば恐らく30〜40万円クラスになるであろう。もうメーカー製PCは買う気になれない。


旧機種のプレートは残っているが、これはもはやNEC Mateではない。




メーカー製PCの自作機への改造 その1 (07.12.16)

デジタル一眼を買ったはいいが、現像ソフトのLightroomが重くて重くてたまらん。ネット上の話によるとPentium4では相当厳しいらしい。筆者のパソコンも丸6年、そろそろ買い替えの時期なのかも知れない。ということで本年最後のプロジェクトとしてパソコンの一新を計画した。
予算は10万円。既にカメラで大金を使っているので、今回は余り金をかけられない。この限られた予算でどこまで高性能なパソコンを組めるかが課題だ。
使えるパーツは可能な限り流用する。今使っているNEC Mate MA20S/Mの筐体を生かして、ここへ自作機を組めないものだろうか。マザーボードのネジ止め穴の位置やリアパネルの大きさなどを調べてみると、この機種はメーカー製PCでありながら、中身はどうやらごく普通のATX規格のようだ。だがネット上で調べるとメーカー製PCを自作機に改造するのは困難という話が多い。自信はないが、とにかくやってみよう。ということで機材の検討に入った。
新調するパーツはCPU、マザーボード、メモリ、HDD、VGA、電源。流用するパーツは筐体、キーボード/マウス、FDD、DVDとなることが分かった。パーツは価格.comなどのクチコミを頼りに検討してゆく。その結果、CPU: Core2 Quad Q6600、マザーボード: ASUS P5K-E、メモリ: バルク品 2GB×2枚、HDD: WD740ADFD (SATA 10,000rpm 74GB/OS用) + WD5000AAKS (SATA 7,200rpm、500GB/データ用)、VGA: GeForce 8400GS、電源: CoRE PoWER2-500Wという組み合わせに決まった。CPUはQ6600 (2.4GHz (FSB 1066MHz)、4コア) とE6850 (3GHz (FSB 1333MHz)、2コア) のどちらにするか最後まで迷ったが (両者全く同じ値段である)、Lightroomが限定ではありながら4コアに対応しているという情報があったので、結局Q6600でいくことに決めた。
調達は秋葉原某ショップの通販を利用した。その方が地元のパーツショップで購入するより安いのだ。合計金額は100,322円。わずかに予算をオーバーしたが、この程度ならよしとしよう。
次は組み立てだ。



デジタル一眼 (07.11.23)

昨年デジカメを買い換えたばかりだが、なんちゃって一眼の画質には我慢できず、とうとうデジタル一眼に手を出してしまった。やはり昨年S9000を買うときにデジイチを選ぶべきだったのだ。
候補に挙げたのはNikon D80とCanon EOS 40D。ネット上のレビューなどをいろいろ比較した結果、EOS 40Dにした。17-85mmレンズと8GB CFカード、それに現像ソフトのAdobe Photoshop Lightroomのセットで23万5000円。粘って20万円ちょうどまで値切らせた。
レンズを取り付けて、手に持ってみると、まずは「重い」の一言。これまで使ってきたS9000も750gほどあったが、40Dは軽く1kgを超えるだろう。ちなみに一眼は80年代に親父のお下がりの銀塩カメラを使っていた経験がある。
記録媒体にはCFカードを使う。バッテリーは専用Li-ionタイプ。パソコンとの接続はUSB2.0。背面には大型液晶が付いているが、コンパクトデジカメのように液晶を見ながら撮影なんて使い方はできない。いや、一応ライブビューというコンデジ風の使い方もあるのだが、大幅な制約を受けるので余り使わない方がよいようだ。
実際にあれこれ撮影してみて、何だS9000と大差ないじゃないか。デジイチの画質はいいと思い込んできた筆者にとって、これはちょっとショックだった。筆者の腕がまだ未熟だからなのかも知れない。写真は感性ではなく技術であることを思い知らされた。使い込んで慣れるしかない。サンプル画を載せておく。


鉄塔 水野線 (埼玉・狭山市)

荒川・新河岸川 (埼玉・和光市)



窓からの眺め (07.2.1)

Windowsの新バージョン、Windows Vistaが出た。正確なバージョンは6.0であり、XP (5.1) からのメジャーバージョンアップとなる。ネット上でいろんな話を見ていると、ハードウェアの要求が厳しく、快適に使うにはCore2 DuoクラスのCPUが必要なようだ。ユーザーインターフェースとなるWindows Aeroを使うにはDirectX 10に対応したビデオメモリ128MB以上のVGAカードが必要。これまでWindowsの描画はハードウェアは全く使っておらず、各VGAドライバ側で勝手にアクセラレーションを掛けていたわけ
だが、今回はWindows側から積極的にVGAのハードウェアを使っていく点がこれまでと大きく異なる。
さて筆者はといえば、Pentium4 2.0GHz + XPで十分満足してるし、安定もしている。MicrosoftのXPのサポートは14年まで行われる。つまりあと7年もサポートされるのだ。しかも筆者はXPもクラシックモードで使っており、見栄えだけのAeroなんて全く興味が沸かない。Vistaにもクラシックモードは残っているようだが、無理して導入するほどのものではないと筆者は判断し、Vistaへの移行は行わないことにした。


Internet Explorer 7 (07.1.5)

IEの新バージョンIE7を入れてみた。重い。IE6に比べるとかなり重くなってる。そりゃそうだ。本来ならVistaに添付されるブラウザなわけだ
し、旧世代のPentium4それも2GHzで走らせたのでは無理があるのは明らかなこと。当サイトがIE7でも正しく表示されることを確認し、さっさと捨ててしまった。


デジカメ買い替え (06.5.28)

久々にデジカメを買い換えた。
今まで使っていたQV-2800UXは、購入から丸5年以上という長い間にわたって活躍してくれた。210万画素という数字は今でも十分通用すると思うが、今や入門機でも400〜600万画素級が常識。いい加減にもう少し解像度の高いカメラが欲しくなってきたこともあり、買い替えることにした。
本当ならそろそろデジタル一眼が欲しかったのだが、何しろ高い。本体+レンズで約20万円、アクセサリ類も揃えようものなら25〜30万も掛かってしまう。やはりデジイチはまだまだマニアの世界なのだろう。
そんなわけで、今回選んだのは富士フイルムのFinePix S9000というモデル。QV-10以来ずっとカシオ派だった筆者もとうとう他社製へ移行することになった。コンデジとデジイチの中間くらいに位置する機種で、メーカーではネオ一眼という呼び方をしている。レンズは交換できないが、35mm換算で28〜300mm相当、10.8倍ズームのレンズが付いている。解像度は900万画素で、最大3488×2616ドットが得られる。画面で見たりネットで使うなら十分過ぎるくらいの解像度だ。
優れている点は、この種のクラスの製品としては珍しくRAW画像を記録できることだろう。RAW画像とはJPEG処理していない、CCDから得られたデータそのもののことであり、画像に
するには専用ソフトが必要。一般に現像ソフトと呼ばれており別売りだが、ネット上を漁ってみたところ、S9000用の現像ソフトはs7rawというものがフリーウェアで出回っていた。
今まで使ってきたQV-2800UXと比べると、体感で3倍くらいの大きさだ。重さも700g強とQVの3倍くらいある。
気になる画質の方だが、QV-2800UXに比べれば確かに素晴らしいが、やはりデジイチには敵わないのは仕方あるまい。サンプルを置いておく。


落合川 (東京・東久留米市)

狭山湖堰堤 (埼玉・所沢市)


Windows95発売から10年 (05.11.23)

諸氏は覚えているだろうか。95年11月23日のWindows95日本語版の発売を。深夜の秋葉原で花火が上がり、くす玉が割られ、お祭騒ぎになったのは記憶に新しいが (筆者は行っていない)、早いものであれからもう10年も過ぎ去ったのだ。
当時はハード、ソフト共に進化が非常に早く、パソコンも3年も経てばクズ同然だった。筆者もそのたびにメモリやHDDの増設やビデオカ
ードの交換など、多大な出費を繰り返してやっと波に乗っていたようなことがあった。
近頃は進化のペースも緩やかになり、5年前に買ったパソコンでも第一線で十分に活躍できる時代になった。筆者が使っているパソコンも購入して丸4年が経過しているが、全く不自由は感じない。
来年は5年振りにWindowsの新バージョンWindows Vistaが発売される予定だ。パソコン環境はどう変わるであろうか。


LANカードがおかしい… (05.9.16)

またまたご無沙汰だ。
数日前のこと、パソコンの電源を入れたところ、ピー、ピーと音がして起動しなくなってしまった。画面には何かエラーが表示されている。PCIネットワークカードが他の機器のリソース競合しているとか。でも拡張カードの類は何も追加してないし、そんなこと起こるはずがない。エラーを無視してWindowsを立ち上げてみると、確かに通信が不安定だ。最初は繋がるのだが、データをやりとりしているうちにLANカードが応答しなくなってしまう。これは困った。今やインターネットはテレビ、新聞よりも重要な生活メディアだ。ドライバがおかしいのかと思い、インストールし直してみたのだが動作は変わらない。だがデバイスマネージャでLANカードを一旦無効にしてから有効に戻すと何とか通信可能になるのを発見。しかし数分で再び応答しなくなってしまう。困った。
電源を落とし、再投入。やはりリソース競合のエラーが出る。これはOSよりもハードウェア側の問題だ。LANカードを一旦抜いて再起動、
CMOSに記憶されているPnP情報を忘れさせる。そしてLANカードを挿してから改めて起動。また同じエラーだ。おかしい……。
ひょっとして……、以前のトラブルを思い出した。CMOSバックアップ用の電池が消耗したのではないだろうか――。コンビニでも売っているリチウム電池CR2032を買ってきて取り替える。今度はどうだ。おおっ、何事もなかったかのように正常動作するではないか。やはりバックアップ電池が消耗していたのだ。これが消耗すると、CMOSに記録されたPnP情報も初期化されてしまうので、次に立ち上げたときに同じスロットにあたかも他のデバイスがあるかのように見えてしまい、リソース競合だとエラーを出したのだろう。Windowsはプロテクトモードドライバで走るからCMOSとは無関係だろうと思われるが、起動時にPnP情報をCMOSから得ているので、やはりWindowsでもおかしな現象が発生するわけだ。
これでまた一つ賢くなった。しかしLANカードの異常は小さなボタン電池が原因だったとは驚いたものだ。


Windows XP SP2 (05.2.20)

かなりのご無沙汰だ。我がPCは4年目に突入したが至って快調だ。以前はほぼ4年ごとにPCを買い換えていたのだが、まだ数年は使えそうな感じである。有名な「ムーアの法則」は明らかに緩くなってきているようだ。
さて、昨年秋に公開されたWindows XP Service Pack 2をインストールしてみた。以前、SP1を入れたときは動作が不安定になってしまい結局OSを入れ直す羽目になったが、今回はいくつものアプリのインストールや度重なるWindows Updateでかなり煮詰まった状態からアップデートしたものの、安定動作している。使用感はほとんど変わらないが、一際目を引
くのがIEのポップアップブロック機能だろう。筆者は元々JavaScriptはoffにしてあるので、あまり有り難味のない機能ではあるが、ついうっかりブラクラに引っ掛かると言ったトラブルはかなり防げるのではないだろうか。
SP2で無効にされた機能もあった。view-source:だ。これはURLの前に付けることでブラウザに表示せずメモ帳でHTMLソースを開くもので、怪しいサイトにアクセスする際に役に立つ機能であり筆者も多用するのだが、これが使えなくなったのは困った。ネット上で代替手段を探してみたが、今のところ他のブラウザに乗り換えるしか方法はないようだ。筆者はそのつもりはない。


109キーボードを使い始める (04.5.22)

ご無沙汰している。我がPCもこのところ動きも少なく実に安定している。3年前のものだが、速度については今も不満はない。Pentium 4もクロックが3GHzを超えてからはペースが鈍くなり、クロック向上もそろそろ限界なのではないかと。
さて、筆者はPC/AT互換機に移行してからもNECから発売されていた「98配列キーボード」というPC-9800シリーズのキー配置のキーボードを使用していた。ところがある理由により、109キーボードに変えざるを得なくなった。4月上旬のことだった。以後悪戦苦闘の毎日であり、1ヶ月ほど経ってようやく少し慣れてきた感がする。何といってもCtrlキーがとんでもないところにあるのが許せない。PC-9800シリーズならAの隣、CapsLockの位置がCtrlだ。さらに
漢字キーの位置もどうも気に入らない。この位置はPC-9800シリーズの場合Escキーだ。取り消しでEscキーを押そうとして、つい漢字キーを触れてしまうことが多々ある。何とかならないものか。ふとvectorを探したところ、キー割り当てを入れ替えるユーティリティが色々あるではないか。早速いくつか下ろして試してみた結果、AltIMEというツールに落ち着いた。CtrlとCapsLock、漢字とEscを入れ替える機能の他、IME起動を変換キーや右Altに割り当てたりすることもできる。これも元PC-9800ユーザーにとってはありがたい。というのも、PC-9800の場合、IMEのon/offはCtrl+XFERキー (109キーボードの右Altの位置) だったからだ。
これでキー入力環境はかなり改善された。あとはひたすら慣れるしかないだろう。


さよなら国民機 (03.8.9)

8月7日、NECから重大な発表が行われた。21年にも渡って生産の続けられてきたPC-9800シリーズが、9月30日をもって遂に生産終了になるのだ (詳しくはNECの公式アナウンス http://www.express.nec.co.jp/ care/pctechinfo/pc9800.html を参照されたい。既に店頭では売られず受注生産になっていたので、「まだ作ってたの」という人の方が多いだろう)。
ご存知の通り、PC-9800シリーズはDOS/V機にその座を奪われるまでは日本のパソコンの標準であり、パソコンと言えばキューハチと言われた時代すらあった。いつの頃からか「国民機」と呼ばれ (この呼び方を使い始めたのは当時PC-98互換機を作っていたEPSONである)、筆者も学生時代の87年から01年の同時
多発テロ直後まで、14年間もPC-9800シリーズの世話になった。言わば「青春のパソコン」である (ちなみにこの期間に買ったPC-9800シリーズは、VM21 (V30 10MHz)、RA21 (i386DX 20MHz)、Ap2 (i486DX2 66MHz)、Ra20 (Pentium Pro 200MHz) の4台である)。
PC-9800シリーズについて書き始めたら思い出が多すぎて切りがないので、ここでは細かなことは書かないが、世界標準のPC/ATアーキテクチャに逆らいながらWindows時代になっても発展を続け、良くも21世紀まで頑張ったものだ。
偶然かも知れないが、かの任天堂のファミコンも、同じ9月30日限りで生産を中止する。「PC-9800シリーズ」と「ファミコン」、日本のコンピュータ文化を築き上げたと言っても過言ではない二人の巨人が今、その最期を遂げようとしている。


パソコン起動不能 (03.7.20)

ある日、突然パソコンが立ち上がらなくなってしまった。電源ボタンを押してもうんともすんとも言わない。ハードウェア的な故障なのか、あるいはウイルス侵入によってBIOS ROMが破壊されてしまったのか。最近のBIOSはFlush ROMなので書き換え可能だ。だが普段はハードウェアで書込み禁止になっているのでその可能性は小さい。
マザーボードを覗いてみた。何かのパーツに手が触れたとき、突如立ち上がった。電源コードが接触不良でも起こしていたのか。立ち上がった画面を見ると、CMOSが初期化されてしまっている。取りあえず立ち上がったので電源を落とさないようにして当日はこれで凌いだ。
翌日も同じ現象が発生。筐体を何度か叩いたら立ち上がったのだが、CMOSがまた初期化されている。となると、原因はCMOS保持用のバッテリではないだろうか。再びマザボを見てみる。メーカー製PCの場合、バックアップ用電池は特殊な形状のものがマザボに直付けされている場合があるが、筆者の所有するマザボはATXに準じており (IDEやFDDのコネクタ位置が異なる)、電池もコンビニで簡単に手に入るCR2032が使われていた。早速購入してきて取り替えてみたところ、何事もなかったのかのように正常に立ち上がるようになった。バッテリがガス欠を起こしていたわけだ。01年秋に購入し
た機種であり、通常ならリチウム電池など5年くらいは持つはずなのだが、やけに消耗が激しい。
筆者は、パソコンを使用していないときは、パワーボタンで電源を落とす他に、必ずメイン電源を落としている。電源ユニットの背面に付いている「0/1」と書かれた赤いスイッチだ。といっても最近の電源はメインスイッチの付いていないものが多く、筆者も電源ユニットにも付いていないので、OAタップのスイッチを利用して電源を遮断している。この状態ではマザボに電流は流れておらず、CMOSの保持はすべてバッテリに託される。つまりパワーボタンで電源を落とすのみよりもバッテリの消耗が激しくなるのではないだろうか。


筆者所有のマザーボード。ATXに準拠するがIDEやFDDのコネクタ位置が異なっていたりする。CPUはWillametteだが478ピンの後期形。問題のバッテリはPCIスロット手前、i82801BAの下にあり、プライマリIDEケーブルで隠れている。


OS入れ直し (03.5.4)

かなり間が開いてしまった。このところ本業が忙しいので更新もなかなかできない状態だが、パソコンの方は快調だ。
2月の出来事になってしまうが、下に記事に書いたUSB HDDを修理に出すのが面倒なので、バラしてしまった。中から出てきたのはSeagateのST380020AというHDDだった。同社のページで調べてみると、ATA/100、5,400rpm、2MBキャッシュの標準的なスペックのIDE HDDであることがわかった。ドライブ自体は故障していないようなので、これを有効活用してみたいと思う。特に今まで使ってきたQuantum Fireball AS+はかなり回転音がうるさいHDDだったので、前回購入したMaxtorのHDDをプライマリマスタに、ST380020Aをスレーブにして、Fireball AS+には外れてもらおうというわけだ。
現在の環境を他のHDDへ移行するツールもあるが、筆者のWindows XPは度重なる更新やアプリのインストールで不安定になりつつあったので、フォーマットしてWindowsのインストールからやり直すことにした。個人データをDVD-RAMへ退避し、古いHDDを外して、今までスレーブだったドライブをマスタに、ST380020Aをスレーブに繋ぐ。立ち上げはCD-ROMから可能。CDからブートとは時代も変わったものだ。思えば最近の家庭向けパソコンではリムーバ
ブルストレージはCD-ROMだけでFDDが付いてない機種も珍しくない。
後は初めてXPをインストールしたときと同じ。今までの環境には98SEも入っていたが、全く使わないので今回はXPのみとする。インストールが終わったら、他のアプリを入れる前にSP1を入れてしまう。この作業はWindows Updateから半自動的に行うことができる。再び再起動。今度はSP1が入っても不安定な感じはない。やはりSPのような大きなパッケージを入れるときは多少面倒でもWindows自体インストールし直した方が安定感がある。続いてアプリを再インストールする。最も重要なウイルス対策ソフトはウイルスバスター2002からウイルスバスター2003リアルセキュリティへとアップグレードした。付属のファイアウォールの防御レベルも最高に設定。リアルタイム検索がやや重くなった感があるが、外部から不正侵入されるよりはマシだ。なお度々問題となるポート137〜139、445はルータで締め切ってある。
一通り環境が整ったところでデフラグを行い (INASOFTの「すっきり!! デフラグ」を使用)、HDDBENCHでベンチマークを取ってみた。ST380020Aは27,000〜28,000kB/s程度の速度が出た。7,200rpmのFireball AS+が30,000kB/s程度だから、5,400rpmの割には健闘していると言えよう。


HDD故障 (02.11.30)

USB2.0 i/fの調子が悪いことは以前書いた。色々調べた結果、故障しているのはi/fではなくHDDのようだ。メーカーに問い合わせたところ、点検したいので修理に出してくれとのこと。しかしUSB HDDには個人的な情報が記録されているので修理に出すのはちょっと……。決してメーカーを疑っているわけではないが、個人情報の記録されたHDDをそのまま発送するのは精神的によろしくない。データを完全に消去すれば良いのだが、80GBの消去をUSB1.1で行うとなると何十時間も掛かってしまう。それに修理しなくとも低速ながら使えることは使える。
結局USB HDDの復旧は諦め、代わりのHDDを買うことにした。何も外付けに拘ることはない。3.5インチベイは2つ空いており、IDEもプライマリスレーブが空いているので、DOS/Vショップで適当なHDDを買ってきて取り付ければよい。40GB、4,200rpm程度なら1万円を切るものもあるが、適度なコストパフォーマンスを考え1万5,000円程度で売られているものを選んだ。Maxtorの6Y080L0というモデル。80GB、ATA/133、7,200rpmというスペックだ。しかしICH2 (i82801BA) のIDEはご存知のように
ATA/100なので、その転送速度をフルに活かすことはできない。
ジャンパをスレーブに設定しベイに取り付け、電源と信号のケーブルを繋ぐ。電源を入れてみると、きちんとBIOSで認識されていた。Windows XPの管理ツールから「ディスクの管理」を選んで初期化する。使い始める前にベンチマークを行った。HDBENCHを使ったところ、読み書きとも46,000〜48,000kB/s程度の速度が出るようだ。プライマリマスタのQuantam Fireball+ AS (60GB、ATA/100、7,200rpm、HDBENCHでの読み書き30,000kB/s程度) と比べて明らかに速い。HDDも1年も経つと似たようなスペックながら随分と高速化されるものだ。ダイナミックディスクも一度試してみたが、ベーシックより数%遅くなるようだ。必要ないのでベーシックディスクに戻す。
USB HDDからのデータ移動も無事終わり、新しいHDD環境への移行が完了した。懸念されていた騒音も大して気にならない。今まで使ってきたQuantamのHDDはかなり大きな音を立てるが、今回のHDDは7,200rpmながら至って静かで快適だ。こんなところにもHDDが1年の間にかなり進歩していることを感じさせられた。


空き巣にやられた (02.10.20)

7月中旬の出来事。実は筆者の住まいが空き巣にやられてしまった。
いつものように仕事から戻ると、なぜか部屋の鍵が開いている。筆者は外出するときには鍵を掛けた上でノブを回して開かないことを必ず確認しており、その日も閉まったことを確認した。それなのに開いている。おかしい。何か嫌なことが起きていなければ……と恐る恐る入ってみる。
不吉な予感は的中した。部屋が何者かに荒らされていたのだ。棚や押入れの中身はすべて散らかされており、机の引き出しに非常用として備蓄しておいた現金20万円がそっくり消えていた。
すぐに110番へ通報する。やってきたのは自家用車と見分けの付かない覆面パトカー。刑事らしき人、指紋鑑定の技師、地元の交番の巡査と合わせて3人が取り調べに当たる。電灯で照らしながら足跡を念入りに調べ、盗まれた現金が置かれていた引き出しとその周辺に付いた指紋を写し取る。犯人は手袋をしていたようで、指紋は1つしか見付からなかった。それも筆者自身が以前に触れた時のものかも知れない。
刑事が言うからには、この建物は玄関の見通しが悪く、空き巣に最も侵入されやすい造りだと言う。侵入方法はピッキングだろうとのこと。東京ではかなり前からピッキングによる被害が多発しているが、まさか自宅がやられるとは思ってもいなかった。さらに隣の部屋が空いており、ドアには「入居者の方へ」と書かれた書類が吊られている。これも泥棒にとって都合の良い目印になってしまったようだ。
パソコンには何のダメージもなかったのが不幸中の幸いだ。周辺機器を盗まれた様子もない。ちょっと不気味でもある。相手が知能犯であれば何か細工しているかも知れない。しかし筆者のWindows XPはログオン時にパスワードを求めるようにしてあるため、立ち上げたとしてもパスワードを解かない限りログオンできないので個人情報が漏洩した可能性は低い。一人住まいで自分しか使わないのにパスワードなんかいらないと思っていたのだが、改めてパスワードの存在感を感じた。だが念のためインターネット接続、メール、FTPなど、すべてのパスワードをその日のうちに変更しておいた。
その夜は呆然としてしまい眠れもせず、翌日は仕事にもならなかった。例え犯人は捕まったとしても、盗まれた現金は戻ってこないだろう。それより何より精神的なダメージが大きかった。これは実際に被害に会わないとわからないと思う。落ち込んで散らかったままの部屋へ帰ってきたそんな日に、皮肉にもJBAN conventionの案内が届いた。本当は参加しているような状態ではないのだが、開き直って参加を決める。空き巣にやられたくらいで落ち込んでいたのでは物騒な今時の世の中で生きて行けない。
週末が訪れ、ようやく部屋の片付けに入る。散らかっている割には意外と被害が少なかったのは、比較的簡単に現金が見付かったからだろうと捜査の時に刑事が言っていた。侵入した泥棒も、引き出しを開けて簡単に20万円が見付かったので、今回は十分仕事になったと判断し早々と逃げ去ったのだろう。
その後、あれこれと考えてみた結果、10年間
暮らしてきた部屋を捨て、引っ越すことを決めた。泥棒に入られた部屋に住み続けるのは余り気分の良いものではない。それに泥棒たちもネットワークを持っているだろうから、「あの部屋はやりやすいぞ」とすぐに仲間に広まるだろうし、再び侵入される恐れもある。今住んでいる部屋はちょうど10月で契約が切れるので、9月に2回ある3連休での引っ越しを目指して他の部屋を探すことにした。新しい部屋を選ぶに当たって、人通りが多く、何よりも玄関やベランダが外から見通しの良いところを選んだ。幸いに良い部屋が見付かった。新しい部屋の契約を行ったのはJBAN conventionの直後。敷金だの礼金だので、またしても福沢さんが50枚近く吹き飛んでしまったが、仮に今までの部屋を更新してもかなり費用が掛かることを考えれば、余分な出費は保険だと思えば構わない。
引っ越しは9月22日に決定。13〜15日の連休で引っ越しの準備。6畳に収まっていたものがダンボールに詰めるとかなりの量になる。いらないものは徹底的に捨てたが、それでも大きなダンボールが10個以上になった。パソコンは輸送時にHDDがクラッシュしたことを考え忘れずにデータのバックアップを取る。当日、引っ越し屋が来たのは非常に遅く午後8時頃。2tトラック1台と作業員2名。皮肉にも午後から雨が降り出し土砂降りの中での作業となった。新居へ移ったところで荷物の整理。夜も更け疲れ果てたところでその日は寝込んでしまった。翌23日、本格的な部屋の整理に取り掛かったが、取りあえずパソコンが使えてネットに繋がるようになっただけで、応急処置と言った感じだ。電話の工事はあらかじめ済ませたが電話番号は変わった。ADSLはまだ局側の準備ができてないから288のアナログモデム。半年前までこれで頑張ってきたのが嘘のようだ。

ところで、契約が済んだ直後の9月12日、「カム送り開錠」に関する記事が紙面を賑わせた。筆者の新居は、まさにカム送り開錠の可能な鍵 (MIWA LA・MA) だった。しかも美和ロックのホームページで調べたところ、対策が施された製品ではない。これは急遽手を打たねばと管理人に問い合わせたのだが、メーカーは問い合わせ殺到でパニック状態になっているらしく対策パーツは全く手に入らない状態。しばらくは危険な鍵で過ごさなければならない。待つこと1ヶ月、10月13日にパーツが届き、無事取り付けられた。さらに貸主から許可を得て補助ロックを設置した。賃貸なのでドアに傷が付かないタイプ。キーを2本持ち歩き2か所の錠前を開け閉めするのは面倒だが、安全を考えれば気にならない。同時に窓にも補助ロックを取り付けた。空き巣にやられた旧居も、調べてみたらカム送り開錠が可能な鍵 (MIWA LD) だった。もしかしたら犯人はピッキングよりも簡単なカム送り開錠で侵入したのかも知れない。

JBAN convention、クリーニングの日と風船イベントが続く中、引っ越しが加わり、さらに本業もあれこれ慌しい状態が続き、実に多忙な9月であった。今では新居も落ち着き新しい生活を送っている。だが、一人住まい故に空き巣に狙われやすいのは変わりない。玄関やベランダが道路から見通し良いとは言え、油断は禁物である。


Windows XP Service Pack 1 (02.10.12)

MicrosoftからWindows XPのSP1が公開された。早速ダウンロードしてインストールしてみる。ファイル容量が30MBもあり、ADSLでもダウンするのが結構大変だ。多くのドライバが置き換えられるようでインストールにはかなり時
間が掛かる。セットアップが終わり再起動する。ところが実際に使ってみると、これが期待外れ。むしろ不安定になってしまった感じがあり、動作も重くなった。1週間使ってみてどうも気に入らないので、結局SP1は削除される羽目になった。もちろん他の細々としたセキュリティ関連の更新は確実に行っておく。


USB 1.1も結構使えるじゃん (02.9.15)

ある日、突然、PCIスロットに挿してあったUSB 2.0 i/fが使えなくなってしまった。壊したような心当たりは何もない。スロットを変えてもドライバを何度入れ替えてもダメ。仕方がないからUSB HDDは本体のUSBコネクタに繋ぐことにした。USB 1.1は最大12Mbps。つまり1.5MB/s程度の速度しかない。実効値を半分に見積もれば750kB/sくらいしか出ない。これでは昔の
ISAや98CバスのSCSI i/fみたいだ。
さて実際にUSB 1.1に繋いでみたところ、あーら不思議、それほどストレスは感じない。MPEG2ファイルの再生みたいな負荷の大きな作業はさすがに大変だが、1MB程度のJPEGファイルを開く程度であればほとんど気にならない。USB 1.1も馬鹿にしたもんじゃないと感心させられた。ちなみにHDBENCHでは読み書きとも850kB/s程度の数字が出た。


USB 2.0正式ドライバ導入 (02.3.30)

WindowsXP対応のUSB2.0ドライバがようやく公開された。今まではメーカー製の暫定ドライバを使っていたのだが、Microsoftの指示通りのやり方で正式版と入れ替えた。
体感的な変化はほとんどないが、HDDは若干遅くなっているようだ。HDBENCHで調べたところ、従来は14,000〜15,000kB/sの速度が得られたが、正式版のドライバでは12,000〜13,000kB/s程度に止まっている。まあ、大した差ではないので余り気にしないことにしよう。


ブロードバンドルータ導入 (02.3.30)

下記LCDモニタと同時にブロードバンドルータも購入した。格安だったI-O DATAのNP-BBRxpというモデル。xpと付くからにはWindowsXP対応の比較的新しい製品だと思うが、やけに安い。店員に理由を聞いてみたら、最大速度が7.8Mbpsであり、8MbpsのYahoo!BBに十分対応できないため、早くも生産中止で在庫処分中とのこと。確かにモデム - パソコン間の速度は回線の2倍くらいの速度は欲しいところだが、そんなにいいのかYahoo!BB ?。筆者はフレッツADSL 1.5Mなので、7.8Mbpsあればこれで十分。
ルータはLANポートとADSLモデムの間に入れるが、パソコンからはDHCPサーバとして見える。パソコン側はDHCPクライアントとしてIPアドレスを自動取得するように設定し、パソコン - ルータ間はローカルエリア接続となる。PPPoE機能はルータに内蔵されており、ブラウザにローカルIPアドレスを入力してルータの設定画面を呼び出す。PPPoEモードを選び、IDやパスワードを設定するだけで接続完了。簡易ファイアウォール機能も搭載されている。
待てよ。今まではWindowsXPに標準装備のPPPoE機能を使い、ブラウザ、メーラーやFTPを使っていないときは回線を切断していた。だがルータが入ったことによりパソコン - ルータ間はLAN接続と見なされるため、ブラウザを閉じても回線切断のダイヤログが出て来ない。ネットとは関係ないことをやっている時もつなぎっ放しというのは精神衛生上よろしくない。ブラウザからルータの設定画面を呼び出せば手動で
切断・再接続も可能だが、ちょっと面倒。しかし、前にも言ったようにsafety firstである。
別の方法としては、ipconfigコマンドを使う方法もある。「ipconfig /release」で回線の開放 (切断)、「ipconfig /renew」で再接続である。この2つをデスクトップかタスクバー上のクイック起動にショートカットを作っておくとワンクリックで切断・再接続ができるので便利。上記のルータの設定画面を呼び出して切断すると、モデム - ルータ間の回線が切れるが、ipconfigを使った場合はルータ - パソコン間の回線を切ることになる。ルータに複数のパソコンが繋がっており、別のパソコンでもインターネットを使っている場合、モデム - ルータ間を切るわけには行かないので、こうするしか方法がない。
さて、試しにしばらくつなぎっ放しにしておいたところ、案の定、通信していない時でもルータの通信ランプが点滅する。人の知らぬ間に裏で何をやり取りしているのだろう。やはり不正な侵入なのだろうか。筆者はWindowsXPに標準で装備されているリモートアシスタントやリモートデスクトップ、さらに昨年末にセキュリティホールが発見されて問題となったUPnPなど、外部ネットワークとやり取りするサービスは一切停止させてあるので、ブラウザ、メーラーやFTPなどの使用時でない限り外部との通信はあり得ないはずだ。しかし「ウイルスバスター2002」のパーソナルファイアウォールのログを見ると、外部からの怪しい参照というレポートが多数見られる。既に広く言われているが、高速・常時接続にセキュリティ対策は欠かせないと、改めて痛感した。諸氏もご注意の程を。


モニタ新調 (02.3.30)

前回、モニタの調子が悪いと書いた。それ以後も相変わらず使用中にカチカチとリレーの音がするので、買い換えることにした。
ショップのモニタ売り場へ行って驚いたのだが、今時のモニタはほとんどがLCDだということ。しかも安価だ。17インチクラスが7万円台程度で手に入る。数年前のCRT式モニタと余り変わりない。今回はLCDモニタを購入することにした。CRTの場合メーカーで画質も大きく変わったが、LCDはどのメーカーも似たような画質。そこで一番コンパクトだったI-O DATAのLCD-17CESという17インチのモデルを選んだ。1280×1024ドットで縦横比は 5 : 4 になっており真円のアスペクト比も正確に表現できる。
今まで使っていたCRTモニタとキーボードのわずかな隙間に置くことができた。実にコンパクトだ。17インチでも消費電力50Wほどで発熱も極めて少ない。重くて発熱が凄く消費電力も130Wほど (17インチの場合) もある巨大なハコ形のCRTモニタが減ってゆく理由もなるほど
頷ける (そう言えばWindowsXPの「マイコンピュータ」などのアイコンも、良く見たらLCDモニタの絵になっていた……)。
デジタル (DVI-D)・アナログ共用。ケーブルも2種類付属している。うちのビデオカードにはDVI-D端子も付いているのでデジタル接続とした。画質は素晴らしい。アナログではどうしても滲みが出てしまい細かな点は良く見えないが、デジタルなら1ドット1ドットがはっきり見える。しかし反応速度がやや遅く、高速でスクロールさせると軌跡が残るあたりはやはり液晶だ。筆者はゲームには全く縁がないのでその辺りは気にしない。スピーカーも内蔵しており、机の脇においてあった外付けスピーカーが不要になるのもありがたい。
なお液晶パネルは99.99%以上の精度があるが0.01%以下の確率つまり1/10,000くらいの割合で画素欠け常時点灯があるとのこと。計算してみると、1280×1024ドット (1,310,720ドット) では100ドット以上も不良箇所が出ることになってしまう。だが筆者の購入したものは幸いにも欠けや常時点灯は見当たらず、快適だ。


ADSL接続 (02.3.9)

長年親しんだ288モデムと別れる日がやってきた。とうとうADSLを導入したのである。ブロードバンドは各社が様々な接続プランを提供しているが、筆者のところは賃貸マンションなので勝手にCATV敷設というわけには行かず、ADSLしか選択肢がない。最初は低料金が魅力な某Yを検討したのだが、ブロードバンド関連のBBSを見ると余り良くないという話が多かったので、多少割高になるがNTTの「フレッツADSL」を選んだ。1.5Mbpsタイプで2,900円/月。アナログのダイヤルアップ接続時の通話料が大体3,000円/月程度だったので、料金的には大差ない。速さを考えれば十分にプラスだろう。
モデムは宅配便で送られてくるので自分で接続。付属のスプリッタでADSLと電話に配線を振り分ける。局内の切り替え工事は3月1日に行われており既に接続可能な状態だ。モデムの筐体がいつかどこかで見たことがあるようなデザインだと思ったら、やはりNEC製。LANケーブルでパソコンと接続する (安全性を考えたらルータを介すべきなので近日購入予定)。
書類に添付されていた「フレッツ接続ツール」をインストールするが、うまく接続できない。それもそのはず、Windows XPには対応していなかったのだ。それどころかXP自身が不安定になってしまい、「システム復元」でインストール前の状態に戻した。
ブロードバンド時代のOSと謳っているWindows XPでADSL接続ツールが使えないだって? 冗談じゃない。ヘルプを良く調べてみても、「ブロードバンド」では何も引っ掛からない。あれこれ調べているうちに、「広帯域」なんて言葉が見つかった。何で日常ブロードバンドと言われている言葉がわざわざ日本語訳されてるのだろう。Windows XPは、標準でADSLやCATVでの接続もサポートされていたのだ。
ネットワークのプロパティから、「新しい接続ウィザード」を選ぶ。いくつかの質問に答えながら、「インターネットにどう接続しますか」という質問で、例の「広帯域」を選ぶ。あとはプロバイダで使っているユーザー名やパスワードを
設定すれば、もうそれだけでADSL接続が可能となる。忘れずにファイアウォールも設定しておく。筆者はXP標準のファイアウォールに加え、「ウイルスバスター2002」に装備されているパーソナルファイアウォールも加えた二重のファイアウォールとした。
では接続してみよう。いやー、速い速い。ネット上の情報がまるでローカルマシンのHDDにあるかのような速さでやり取りできてしまう。今までのアナログモデムは何だったのだろうと思うほど快適だ。1.5Mbpsでこの速さなのだから、8Mbpsはさぞ快適なことだろう。
ADSLだから常時接続可能だ。しかしsafety firstである。ファイアウォールを設置しているとは言え、ネットと関係ない作業を行っているときは回線を切っておくのが一番。ブラウザを閉じると回線切断のダイヤログが出るので切断を選ぶ。ブラウザやFTPクライアントを立ち上げると自動的に接続のダイヤログが出る。この辺りはアナログモデムと同じ要領だ。
これで通信環境は一気に改善されたのだが、今度はモニタの調子が悪くなってきた。写ることは写るのだが、解像度を切り替えてもないのにガチガチとリレーの切り替わる音が頻繁に出る。同時に画面もちらつく。7年前の購入なだけにそろそろ取替えの時期なのかも知れない。モニタがいかれるとパソコンが全く使えなくなるので早急に手を打ちたいところだ。


ADSLモデムとその周辺。モデムはNEC製。モジュラージャックの近くに設置し、LANケーブル側を伸ばした方がノイズの影響を受けにくい。本来は横置き形のモデムで、最初は電話機を上に載せていたが、発熱が気になったので壁に立てかけるような感じで通気性を確保した。


引っ越し後の居心地 (02.1.19)

AT互換機へ引っ越して早くも1ヶ月が過ぎ去った。そしてPentium4も2.2GHzが発表され、2GHz版はさっさと抜き去られてしまった。Northwoodのコードネームで呼ばれる新Pentium4は、プロセスサイズが0.18μmmから0.13μmmへと変わり、2次キャッシュも256kBから512kBに増え、クロックの差以上の速度差が出ているようだ。またi845チップセットがPC2100 DDR SDRAMにも対応し、うちで使っているPC800 RDRAMのi850よりもパフォーマンスが上がってしまった。相変わらずコンピュータの進歩は速い。RIMMはDIMMに比べてメチャ高かった (倍以上する) のに悔しい。今後このマシンを長く使うことになるわけだが、早くもマシン選びに失敗したような気がする……。

一方、Windows XPはと言えば、こちらは至って快調だ。Windows関連の掲示板やニュースグループなどを見て回ると不安定だという話も多いが、うちは市販版の標準パックのみでUSB2.0以外はすべての機能が正常に動いている。NECから機種依存のドライバが配布されているが、現状でも特に問題ないので入れていない。Windows Updateで重要な更新は行っている (288モデムではかなりの負荷だ。これからのインターネットにはブロードバンドがぜひ欲しい)。

IE4のActiveDesktopで加わった、スタートボタン隣の「クイック起動」はXPではオプションだ。タスクバーのプロパティで「クイック起動を表示する」をチェックしないと表示されない。便利なのでぜひ有効活用しよう。ここにエクスプローラなど多用するツールへのショートカットを入れておくと非常に便利。
なお筆者のエクスプローラのフォルダオプションは「従来のWindowsフォルダを使う」「別のフォルダを開くときに新しいウィンドウを作らない」「ポイントして選択し、シングルクリックで開く」「ポイントしたときにのみアイコンタイトルに下線を付ける」となっている。さらに詳細タブで「すべてのファイルとフォルダを表示する」を選び、「登録されている拡張子は表示しない」「保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しない (推奨)」はいずれもチェックを外し、すべてのフォルダのすべてのファイルが拡張子付きできちんと表示されるようにしてある。

しばらく使っていて、最も不満なのは標準の画面デザイン (Lunaモード) だろう。ほんわかした感じで全然Windowsらしくない。Windowsならもっとビシッとしろビシッと、ということで「画面のプロパティ - デザイン」タブを開いた。そういう人が多いのか、画面デザインには「Windowsクラシックスタイル」という従来のWindowsスタイルのデザインも用意されていた。早速切り替え。おおー、これぞWindows。やっぱこう来なくちゃ。でもタイトルバーにグラデーションの掛かっておりWindows98に近い。95を長らく使ってきた筆者としてはこの部分が気に入らないのでカスタマイズ。詳細設定でタイトルバーの「色1」「色2」とも同じ色に設定した。これでぱっと見た目ではWindows95と何ら変わらない状態になった。
なおルナモードとクラシックモードの切り替えは「システムのプロパティ - 詳細設定 - パフォーマンスオプション - 視覚効果」でも可能だ。「パフォーマンスを優先する」を選べば、たちまちクラシックモードにチェンジできる。しかし「スクリーンフォントの淵を滑らかにする」のチェックは入れておいたほうが良いだろう。長時間使っていると目の疲れが明らかに違う。スクリーンフォントのアンチエリアスには2種類あり、標準の他にClearTypeという新しい方式も選べるが (「画面のプロパティ - デザイン - 効果」で設定可能)、ClearTypeはフルフラットタイプCRTや液晶モニタなどで有効とのこと。筆者のところは従来形のダイヤモンドトロンモニタ
なので標準のままとした。
使い勝手の良くなったところで他の機能にも目を向けてみよう。XPにはCD-Rの焼き込み機能も標準装備されている。早速試してみた。焼きたいファイルをCD-Rドライブへドラッグして (自動的に作業ファイルが作られる)、メディアをセットしてドライブアイコンを右クリック、「これらのファイルをCDに書き込む」を選択すると焼き込みが始まる。至って簡単、これは便利。だが欠点もあり、700MB (80min) のメディアには焼けない。Microsoftではこれは仕様だと割り切っている。が、しかし筆者が使っているメディアは700MBであり、何の問題もなく焼き込める。どうやらドライブの相性などで偶然焼き込める場合もあるようだ。

バックアップも忘れちゃいけない。今回からバックアップはDVD-RAMに取るわけだが、XPではDVD-RAMも標準でサポートされている。実はDVDを手にしたのは初めてだったりする。今回購入したメディアはType Iというカートリッジ付きのもの。FDをそのまま大きくしたような感じで、フロッピーの親分みたいな感じだ。片面4.7GBの両面で9.4GBの容量を持つが、FDやMOと異なり片面ごとに裏返して入れ替えなければならない。やや面倒だが、片面4.7GBもの容量だから多少のことは目をつぶるとしよう。
メディアをセットする。未フォーマットなのでエクスプローラで右クリックしてフォーマットを選ぶ。XP標準ではFAT32しかサポートされていないが、ドライブに付属の専用ドライバを入れればUDF1.5/2.0も使える。しかしバックアップが主目的であり、オリジナルDVDタイトルを作ろうなどと思ってもないのでFAT32で十分。従って専用ドライバは入れていない。
バックアップには標準装備のntbackup.exeがあるが、これはテープドライブ向けであり、それ以外のメディアにはxcopyを使ってくれとのこと。コマンドプロンプトを開く。2枚のDVD-RAMに同じものをバックアップする。危険は分散すべき。ここはアーカイブ属性をうまく使おう。xcopyのコマンドラインは例えば次のようになる。
 1枚目 xcopy /a /e /h c:\*.* q:\
 2枚目 xcopy /m /e /h c:\*.* q:\
/a はアーカイブ属性の付いたファイルをコピーし、属性はそのまま残すスイッチ。それに対して /m はコピーすると同時にアーカイブ属性をクリアするスイッチ。これにより1枚目、2枚目ともアーカイブ属性の付いた、つまり変更のあったファイルのみバックアップし、2枚目へコピーしたときにアーカイブ属性はクリアされる。変更のなかったファイルはコピーされないので時間も無駄にならない。なお /e はサブフォルダもコピーし、/h は隠しファイルやシステムファイルもコピーするという意味。このやり方はWindows9x/Meでもそのまま使えるので手軽なバックアップ方法だと思う。ただしバックアップ先のメディアの容量によってはフォルダごとに区切るなどの工夫が必要だろう。筆者も230MB MOの頃は20枚以上のMOに小分けしており苦労したものだ。
なおcmd.exeはDOS窓と良く似ているが、これは32ビットコンソールであってDOSプロンプトではない。従ってDOSアプリは使えない。ここでDOSアプリを実行しようとすると自動的にNTVDM (WindowsNT仮想DOSマシン) が起動される (もちろんcommand.comを起動して先にNTVDMを立ち上げておいても良い)。

以上、Windows XPについて使用感をいくつか書いてみたが、ではプレインストールのWindows98はどうなったのかと言えば、実は余りと言うかほとんど使ってない。出番があったのは元日の初日の画像をキャプチャした時くらいだ。

次の目標はブロードバンドと行きたいわけだが、その前に困ったことが出てきた。これに付いてはまたの機会に。


ドメイン取得 (01.12.28)

とうとう「ふうせん天国」で独自ドメインを取得してしまった。fuusen-tengoku.comである。本当ならjpドメインが取りたかったのだが、かなり割高になってしまうので結局ドットコムにした。1ヶ月当たり350円で3年契約。URL転送サービス
やレンタルサーバを利用すれば独自ドメインのホームページを運用できるようになるが、これが結構なお値段なので、しばらくの間は従来通りのURLで続けるつもり。
「fu-sen」じゃなくて「fuusen」なところがいいね。だってうちはあくまで「ふうせん天国」であって、「ふーせん天国」じゃないもんね (笑)。

※ 一般に会社名、商品名は各社の商標・登録商標。

(10.12.30更新)