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◎ 地無し尺八研究

 本曲の味はやはり地無し管が良いですね。響きのある太い音色は地塗り管とはひと味違います。
尺八は吹く用途(曲)に応じて選択すれば良いのであって地無しじゃなければ駄目ということではありません。

地盛りはカンカンと金属的な音がするという人がいるが、それは吹く人の先入観的な気のせいか、製作上出来たもので地塗り尺八全部が金属的な音がするのではない。そのように感じるのです。

地無し管で楽器としての音階を求めるのは非常に難しい、節を抜いて削り落として作るため竹の形状に大きく左右される。地盛り管のように下地を入れて管内を綺麗に仕上げて作り上げるものではないことから、尺八の性能(癖)を意識して吹かなければならない。

地無しといっても若干管尻や節の凹みに地を入れているのがあるがこれは地無しとは言えないそうだ。地の代わりに漆を厚めに塗っている物も地無しと言えない。竹の湿気防止のための漆塗りくらいが最低ラインなのか、又は漆もなにも塗らないのが地無しというらしい。本当の地無し管はこれだというのを手にして見たい。

そこで最近では地無し管を何本か作ってみたが、近代管ばかり作っていたので結局は音が気に入らず、地を入れてしまっている。


○ ヤフーオークションで落札した地無し尺八
2尺(36,000円)
管径40mm、全長60cm:リ、チが低い。他は良く鳴る。
第7関室に地を入れたらは高くなり律的には良くなった。しかしの響きが悪くなり、全体的に苦しい音になってしまった。


2尺4寸(50,000円)
管径43mm、全長72cm:のみ50セント高い。管内は第6関室を大きく削ってある。
リ〜ツまでは正律2尺4寸管である。手穴位置関係から尺八が短いと判明。従って第6関室を大きく削ってあった。管尻に約1cm別竹の根部を木工ボンドで継ぎ足す。これで全て正常な音になる。第6関室を少し埋める。
値を吊り上げてドタキャンされた。5万は高い。


2尺3寸(36,500円)
管径38mm、全長69.5cm:のみ50セント高い。管尻は大きく削ってある。
リ〜ツまでは正律2尺3寸管である。これも2尺4寸管と同じ。手穴位置関係から全体が短いため管尻に約2cm別竹の根部を木工ボンドで継ぎ足す。これで全て正常な音になる。従って全長71.5cmになった。筒音はAであるが450ピッチで調律。



○ 地無し尺八製作






◎ 神保政之助の尺八

 平成17年11月23日に虚無僧研究会の第24回献曲大会が福島県福島市山口の安洞院で開催された。
  献曲会の合間に抜け出して近くの文知摺観音に出かけてみた。拝観料は只券を利用した。
中に文知摺美術資料館「傳光閣」という建物があり何気なく入ったら、ガラスの陳列ケースに神保政之助の使用した尺八・門人帳等が陳列してあった。
係りのおばさんに見たい旨告げるとケースを開けてくれた。
手に取って勿体なくも良く拝見した。
尺八は3本あったが1本は神保翁の作ではなかった、一番上の長管は計測はしなかったが指間隔から2尺8〜9寸位だと思う。
管径は37mm位で管内の節は削り取られていた。管尻から覗いてもきれいで節は見えなかった。


写真左から 安洞院・神保政之助の墓・神保政之助が吹いた尺八・長管 

福島市山口字文知摺70  もちずり観音事務所
tel 024-535-1471


◎ 博多一朝軒
〒812-0037 福岡市博多区御供所町6-16 
臨済宗妙心寺派 西光寺
         
 









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