ゆけゆけ、我らがCanBe

ここは、キャンビーシリーズの進化の様子ついて紹介します。遍歴のような形で書いているので、見にくいでしょうがおつきあい下さい。
代が変わって変更のあった部分は赤で表示してあります。

機種名の後のキャッチフレーズを追加しました。3代目と4代目の間なんて、バージョンアップしてるだけ?!
Special Thanks to ももたろうさん、HIKARIさん、R1さん、くにおさん、QQさん、CanBe倶楽部!!!


大まかな特徴

ターゲットは家庭用パソコン
通信機能搭載(FAXモデムボード)
テレビ・ビデオキャプチャー機能(ビデオキャプチャーボード)
リモコンによるコントロール(リモコン)
多彩な音源(BEEP,FM,PCM,MIDI搭載もあり)
マイクによる音声録音機能(付属マイク)
高音質スピーカー(スピーカー)
多彩なバンドルソフト
プラグ&プレイ機能を初代から装備
誰か使い続けている人はいるのか?「98ランチ」などのシェル
これらがほぼ共通な機能として内蔵されています。
初代キャンビー
「見る、聞く、つなぐ。THE マルチメディアパソコン」

PC-9821 Cb(2,2D,2F) Cx(S2,S3) Cf

初代です。まだWINDOWS3.1が全盛を誇っている時代でしたね。
Cbのほうは一体型。Cxのほうが分離型というのもここで決まっています。
Cfのほうは当時としては珍しいPentium(60MHz)を搭載していました。
CbはODPがつけられないがCxは装着が可能でした。


CbCxCf
CPUi486SX(33MHz)i486SX(33MHz)Pentium(60MHz)
RAM8MB
OSWindows3.1 MS-DOSVer5.0 A-H
MODEMDATA/FAX 14.4Kbps
CD-ROM2倍速
GRAFICCIRRUS LOGIC GD-5430

二代目キャンビー
「マルチメディアと一緒に暮らそう」

PC-9821 Cb2(B,T,M,A) Cx2(S15B,S17B,S15T,S17T)

二代目の特徴は、CxシリーズはPentium搭載となり、モデルによって17インチディスプレイとのセットになりました。また、Cbシリーズはモデルによって、「ベース」、「モデム付き」さらに「MPEG再生ボード」その上は「文字放送受信ボード」と4つのモデルがありました。もっとも多彩な種類をそろえました。「MPEG」と「文字放送」モデルは以降発売されていません。あまり売れなかったのでしょうか?

Cb2Cx2
CPUi486DX2(66MHz)Pentium(75MHz)
RAM8MB
OSWindows3.1 MS-DOSVer6.2
MODEMDATA/FAX 14.4Kbps ボイス機能対応
CD-ROM2倍速4倍速
GRAFICCIRRUS LOGIC GD-5430

三代目キャンビー
「Windows95時代の家族のパソコンです」

PC-9821 Cb3 Cx3(S5T,S7M)

Windows95の登場とともに発売。ここから、モデルAとBがではじめ、Aは「一太郎」、Bは「Word」というのが定着。また、全モデルPentiumの搭載と95に備えてメモリを16MBに変更です。4連装CD-ROMの搭載もここからです。さらに、最上位機種であるCx3/S7Mは17インチディスプレイとMIDI音源を搭載。ますます、パワーアップしています。

Cb3Cx3
CPUPentium(75MHz)Pentium(100MHz)
RAM16MB
OSWindows95
MODEMDATA/FAX 14.4Kbps ボイス機能対応 ハンズフリー電話機能対応
CD-ROM4倍速4倍速4連装
GRAFIC32ビットアクセラレーター ビデオアクセラレーション機能搭載

四代目キャンビー
「楽しさ、バージョンアップ!Windows95時代の家族のパソコンです」

PC-9821 Cb10 Cx13(S5T,S7M) Cr13

三代目との間が短く、あまり大きな違いが見つけられない。あげて言うなら、ディズニーのソフトがバンドルされるようになったのはここから。また、カラオケソフト「シングル」や「歌楽」のバンドルも始まりました。「運べるしまえる新CanBe」のCrシリーズもここにはいるでしょう。しかし持ち運んで使うには少々重たいと思います(約13kG)

Cb10Cx13Cr13
CPUPentium(100MHz)Pentium(133MHz)
RAM16MB
OSWindows95
MODEMDATA/FAX 14.4Kbps ボイス機能対応 ハンズフリー電話機能対応
CD-ROM4倍速4倍速4連装
GRAFIC32ビットアクセラレーター ビデオアクセラレーション機能搭載

五代目キャンビー
「家族みんなが「これだ!」と大賛成」(Ct16)

PC-9821 Cu10 Ct16

ここで、キャンビーシリーズは大きな変革を迎えます。まず、いままでの標準であったCバスを廃止して、主流のPCIバスを搭載。モデムもデータ速度は28.8kbpsに。外観も、Cu、Ctともに変化し、Ctはミニタワー型になりました。またビデオメモリが増設可能になり(Ct16ははじめから2M)800*600でのフルカラー、1024*768でもハイカラーがだせるようになり、32から64ビットのアクセラレーターに変更。と前回のバージョンアップとはかなり変わってきたものである。Ctに至ってはもうキャンビーではないとまでいえるほどスペックが充実しています。

Cu10Ct16
CPUPentium(100MHz)Pentium(166MHz)
RAM16MB
OSWindows95
MODEMDATA28.2Kbps/FAX 14.4Kbps ボイス機能対応 ハンズフリー電話機能対応
CD-ROM4倍速4倍速4連装
GRAFIC64ビットアクセラレーター ビデオアクセラレーション機能搭載

六代目キャンビー
「キャンビーで、想像力が目を覚ます」(Ct20・Cu16)
「学んで、遊んで、大満足。」「暮らしに、仕事に、大活躍。」(Cu13)

PC-9821 Ct20 Cu16 Cu13

ここでの、バージョンアップは完全にシリーズの中の方向性がきまりましたね。。また、EDO対応の32MBメモリ、33.6Kbpsのモデム、アクセラレーターがTrident社製Providia9685に変更となっています。Ct20はCD-Rの搭載で「クリエイター」向け、Cu13は「家庭、子供」向け、Cu16は「ホビーモデル」としての方向性が打ち出されました。また、リモコンもマウスカーソルが操作できるものになり、インターネットボタン(爆笑)もついています。このシリーズからMIDIはソフトウェアMIDIに変更になっています。

Cu13Cu16Ct20
CPUPentium(133MHz)Pentium(166MHz)Pentium(200MHz)
RAMEDO対応 32MB
OSWindows95
MODEMDATA 33.6Kbps/FAX 14.4Kbps ボイス機能対応 ハンズフリー電話機能対応
CD-ROM4倍速4連装6倍速4連装CD-R(R-4倍速 W-2倍速)
GRAFIC64ビットアクセラレーター Trident社製Providia ビデオアクセラレーション機能搭載

七代目キャンビー 最新モデル

PC-9821 Cu13T/B

このマシンの最大の特徴はタッチパネルを装備していることです。某富○通のおじさんのCMしているあれです。また50音順、アルファベット順、に並んだソフトウェアキーボードも用意されています。タッチタイプをまだ修得していない人にはもってこいかもしれません。そのほかは前のモデルとほとんど変わりがないのですが・・・。

Cu13
CPUPentium(133MHz)
RAMEDO対応 32MB
OSWindows95
MODEMDATA 33.6Kbps/FAX 14.4Kbps ボイス機能対応 ハンズフリー電話機能対応
CD-ROM4倍速4連装
GRAFIC64ビットアクセラレーター Trident社製Providia ビデオアクセラレーション機能搭載

おまけですが。
最新モデル

PC-9821 C200/V C200/C

今回はもうキャンビーのシリーズに入れてよいのか迷うくらいのスペックです。外観はテレビとビデオデッキ。キーボードとマウスがワイヤレスになっています。いまはやりの黒っぽい色のデザイン。シリーズ名も「CEREB」となりました。だから「キャンビー」のシリーズに入れてよいのかわかりませんが、新発表の中でもっともキャンビーの後継機種っぽいので紹介します。

C200/CC200/V
CPUMMXテクノロジー Pentium(200MHz)
RAMEDO対応 32MB
OSWindows95
MODEMDATA 33.6Kbps/FAX 14.4Kbps ボイス機能対応 ハンズフリー電話機能対応
CD-ROM13倍速DVD-ROM(CD-ROM W-6倍速)
GRAFIC64ビットアクセラレーター Trident社製Providia ビデオアクセラレーション機能搭載

ざっと紹介してきましたが、どうでしたでしょうか?時代とともに変わってきていますね。ハードディスクの容量などもおのおのモデルによって違っています。購入時の参考にでもなれば幸いです。