VMWareでSnow Leopard

iPhoneアプリの開発を、Windows環境で行えたら便利ですよね。
Windowsのvmware上に MacOS 10.6 をインストールしてみました。

使ってみた感じ

私が使用している環境は、以下のような構成です。

PC本体 Sony VAIO-Z 13 ( core-i7, メモリ8GB, Windows 7 64bit )
VMWare Workstation 7.1.5
Mac OS 10.6.3 Snow Leopard ( インストール後 10.6.5 にアップデート )

2012年現在、市販されているMac OSのversionは すでにLionに移行しており、
ショップの店頭ではSnow Leopardは入手できなくなっています。
しかし、appleのオンラインショップではまだ注文できるようです。

Mac OS起動イメージ
XcodeとiPhoneエミュレータ

目的だったiOSアプリ開発は、一応順調に実現できています。
気になる点と言えば...

・キーボードのコマンドキーはWindowsキーが割り当てられる
・ただしOS起動前は認識されない?ようなので、(command+sキーによる)シングルユーザーモード起動ができない
・起動したまま放置するとOSがフリーズしてることがあった。 たぶん省電力の設定を変えたため?、最近は起きてませんが。

シングルユーザーモードで起動できなくても通常は困らないと思いますが、
設定を変えたりOSアップデートを行った際のトラブル発生時に困る、というところでしょうか。
あとは、vmwareのディスクイメージを小さくするために空き領域をゼロ埋めする技が使えない、とか。

セットアップの参考情報

参考にさせていただいたサイトのリンクです。

Esprit Blog さん
toypon工房(夢w) さん
打ち聞かせ さん
とあるソニー好きなエンジニアの日記 さん

上記のサイトを一通り巡回すれば問題なくインストールできると思いますが、
あえて注意するなら...

・CPUがcore-iシリーズの場合、.vmxファイルに以下の設定が必要
 cpuid.1.eax = "0000:0000:0000:0001:0000:0110:1010:0101"

・ブート用isoイメージを接続せずにVMを起動しちゃった場合は、仮想CDを接続してVMに入り[Enter]キー

・インストール完了後、終了時に異常終了するようなら.vmxファイルの以下を TRUE から FALSEに変更する
 smc.present = "FALSE"
 (VMのCPU設定によるのかな? 詳細キボンヌ)

言うまでも無いですが...VMイメージのバックアップorスナップショットは小まめに残しましょう(汗

OSのアップデート

XcodeをインストールするためにはOSが 10.6.5以上でないといけないので、OSアップデートを実行します。

詳細は調べていませんが(あくまで私の環境で1回やってみた結果)、統合アップデートを実行すると
OSが起動しなくなったり、動作不安定になるようです。

つまり、OSアップデートは MacOSXUpd10.6.4.dmg などのファイルを個別にダウンロードし
VMのスナップショットを残しながらひとつずつ実行するのが吉でしょう。

雑 記

iPhoneアプリ開発の仕事は、打診だけなら2009年から何度か受けてます。
その都度 開発環境を準備したり、書籍を購入して勉強したりとしているのですが...
これまで一度も正式に受注したことがありません。というか、エミュレーターでしか動かしてない(汗

Appleの開発契約がいろいろと面倒なので、個人レベルで零細企業向けにアプリを作って売る、
という事の敷居が高いんですよね。。。

というわけで、iPhone開発のご依頼をお待ちしています(笑)

お ま け

iOS開発に役立つリンクとか。


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