週間情報通信ニュースインデックスno.223

このインデックスは大倉電気株式会社にソースを提供頂いて作成しています。
 
1.ネット向けの24時間テレホーダイNTT,11月にも試験開始(9.20)
 NTT東日本とNTT西日本は9月16日,同社が11月から開始するIP接続サービス(仮称)において,ISDN設
備だけを利用する「ISDN折り返し接続」機能の提供を検討していることを明らかにした。この接続形態が実
現すれば,同一NTTビルの収容エリア内という制約を受けるものの,24時間テレホーダイと同等の利用環
境が実現する。
 ISDN折り返し接続とは,あるISDNユーザーが同一交換局に収容されている特定のISDNユーザー(現時
点では通信事業者となる)との間の通信を定額料金で利用できるというもの。接続の単位はISDNのBチャ
ネル(64kビット/秒)。接続先となる通信事業者(例えばプロバイダのアクセス・ポイント)のISDN番号を登録
することで,Bチャネルをその通信事業者専用のアクセス回線として利用できる。

2.NetWorld+Interop 99 Atlanta速報 VoIP技術が多くのジャンルに進出(9.20)
 大型ルーターやSOHO向け製品,無線LANを利用する製品など,幅広い製品ジャンルでVoIP機能をうた
った製品が展示された。
 ベンチャ企業の米ララ・テクノロジは,キャリア向けVoIPルーター「Unified Services Exchange 1000」
(USX1000)を展示した。特徴は,回線交換,ルーター,VoIPゲートウエイの三つの機能を一つのきょう体に
持たせた点。18スロットを持ち,最大8032の音声収容ポートを装備できる。ルーターとして動作させる場合
は,MPLS(multiprotocol label switching)やDiff-serv(differentiated services)といった,バックボーン・ルー
ターに必要な機能を装備する。2000年の第1四半期ころに出荷する予定である。
 カナダのノーテル・ネットワークスは,VoIP機能を持つSOHO向けボックス製品「Enterprise Edge」を初展
示した。WindowsNTベースで動作し,LAN回線用ポートと電話回線用ポートを数ポート装備できる。音声通
話をする場合は,回線の混み具合を判断して,加入電話網とインターネット/イントラネットのどちらを使うか
を自動選択する。出荷は米国で9月末の予定。国内では2000年以降になる見込みである。

3.VoIPサービス向け装置市場はサービス・プロバイダがけん引(9.21)
 調査会社Allied Business Intelligence (ABI)社がVoIP(Voice over IP)サービス向け装置類の市場予測をま
とめた。インターネットを通じた音声通信(VoIP)は新しい音声通信ビジネスとして今後の成長が期待されて
いる。ABI社の予測によれば、このサービスのために必要なゲートウエイやゲート・キーパー等のVoIP装置
の売り上げは1998年の1億6,300万ドルから2002年には31億ドルに増える、すなわち6年間の平均年間成長
率63%で増加するという。
 この高い成長率は主にサービス・プロバイダによって支えられる。"Toll bypass"または"Toll arbitarage"と
呼ばれるVoIPの技術は先駆的なサービスプロバイダによりその有効性が確認されている。Toll bypass"技
術では、呼(Call)は従来の回線交換ネットワークではなくデータ・ネットワークに送られる。これにより、従来
は公衆電話交換網(PSTN)を経由しなければならなかったために多くの規制や独占的な企業によって課せ
られていた長距離通話や国際通話の高い通話料金を回避することができる。

4.アクセス100Mbps時代の技術を開発へNTT,2005年実用化に向け実験(9.22)
 NTTは10月にも,次世代ネットワークの検証実験「MIRAInet」を始める。将来,各家庭に100Mビット/秒ク
ラスのアクセス回線が普及することを前提とした,バックボーン・ネットの技術検証実験である。アクセス回
線が高速化すると,既存技術ではバックボーンの整備・拡張が追い付かなくなる可能性があることから,ま
ったく新しい概念で技術開発を進める。2005年頃の実用化を目指している。
 MIRAInetが目指すのは,"適応型"(アダプティブ)のバックボーン・ネットワーク。"適応型"とは,ユーザー
の利用状況に合わせて,ネットワークの構成を自動的に変更させる考え方である。現在のインターネットで
は,一部の回線のトラフィックが急激に増加したり,あるサーバーだけに負荷が集中するケースが多々起こ
る。このため,あらかじめトラフィックやアクセスの増加を見越して,回線容量やサーバーの台数を多めに
見積もっておく必要がある。それに対して適応型ネットワークは,需要に合わせてネット自身が自在に構成
を変化させる柔軟さを備える。例えば,トラフィックが増加すれば,回線帯域を自動的に拡張し,転送可能
な容量を増やす。

 

 

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