週間情報通信ニュースインデックスno.211

このインデックスは大倉電気株式会社にソースを提供頂いて作成しています。

 週刊情報通信ニュース・インデックス no.211

 1. ソニーが通信事業に本格参入、無線回線でユーザーを直収(6月21日)
  ソニーは18日、通信事業に本格参入すると発表した。現在、自前設備で通信サービスを提供するための第一種電気通信事業の許可を郵政省に申請中。2000年7月までに、無線を使 ってインターネット接続などのデータ通信サービスを提供する予定である。当面のターゲットは、小規模企業や個人のヘビー・ユーザー。関東、東海、近畿地方でサービスを始め、順次エリアを拡大する。

2.ケーブル・モデム市場はMotorolaとNortelの寡占状態(6月21日)
 調査会社の米Cahners In-Stat Groupは、ケーブル・モデムとADSLの市場に関する調査結果をまとめた。いずれも99年第1四半期に堅調な成長を記録した。ケーブル・モデム市場では米MotorolaとカナダのNortel Networksがこれまで同様に強く、この2社だけで65%のシェアを占める。

3.NEC、画像蓄積可能な家庭向けサーバー開発へ(6月21日)
  NECは2000年までに、一般家庭向けネットワークの要(かなめ)となるホームサーバーを開発する。DVD―RAM(書き込み読み出しメモリー)の2倍の容量を持つ独自規格「マルチメディア・ビデオ・ファイル(MMVF)」の記憶装置と組み合わせ、デジタル画像などを蓄積する機能などを持たせる。記憶装置の独自技術を生かし、家電と融合するコンピューター「パベーシブ・コンピューティング」の分野を開拓する。

4.IDC買収失敗、どうなるNTT国際戦略(6月22日)
  日本電信電話(NTT)と英通信大手、ケーブル・アンド・ワイヤレス(C&W)による国際デジタル通信(IDC)の買収は、C&Wの完全勝利で幕を閉じた。日本で初めての競争的TOB(株式公開買い付け)であったこと、日本の大手通信会社が初めて外資の傘下に入る点など「初もの」づくしで、通信業界を超えて大きな関心を集めた。だが、見落としてはならない「初めて」がもう1つある。日本最大の通信会社NTTが業界再編に自ら身を投じ、そして完敗を喫したことだ。まだ買収の可能性が残っていた段階で、NTT幹部はこう語っている。「仮にIDC買収が成功しなくとも、7月から本格的に始まるウチの国際事業にすぐに影響が出るわけではない。しかし今回の買収で重要なのは、日本を中心とした国際電話については、IDCのサービスで賄ってしまおうということだ。日本発着の国際電話はIDCで、というスキームがあって初めて、NTTは日本以外の3国間通信やインターネットなどのデータ通信といった収益性の高い事業分野に人員などの経営資源を集中できる」

5.放送と通信の垣根超え競争・スカイパーフェクTV、通信に参入(6月22日)
  日本デジタル放送サービス(スカイパーフェクTV)が通信事業に本格参入することで、放送と通信の垣根を超えた競争が始まる。同社の新事業は郵政相の認可がいらずに設備さえ整えれば手軽に、かつ低コストでだれでも映像配信できることを示している。金融機関や化粧品販売会社など新勢力の参入も可能で、衛星通信市場も広がる。

6.NTTなど日米欧4事業者、高速光アクセス・システムの共通仕様を完成(6月23日)
  NTTは99年6月22日、米BellSouth、英BT(BritishTelecommunications)、仏France Telecomと共同開発していた高速光アクセス・システムの共通仕様が完成した と発表した。NTTなどが構築しているATM(非同期転送モード)技術を使ったバックボーン・ネットワークのアクセス系部分に適用するシステムで、FTTH(Fiber To The Home)を実現できる。「ATM-PDS(Asynchronous Transfer Mode PassiveDouble Star)」と呼ぶ技術をベースに、経済的な光アクセス網の構築を可能にする。

7.IDC、C&W主導の新経営陣決まる(6月23日)
  英通信大手ケーブル・アンド・ワイヤレス(C&W)の傘下入りした国際デジタル通信(IDC)は22日、株主総会後の取締役会を経て、現社長の降旗健人氏(69)が退任、新社長にC&Wの日本法人社長であるサイモン・カニンガム氏(39)が就任したと発表した。

8.NTTのADSLサービス、東京都と大阪府のNTT局 10カ所で開始(6月24日)
  NTTは6月23日、今秋から開始するADSL(asymmetricdigital subscriber line)サービス「ADSLアクセスライン」の予定提供エリアを明らかにした。サービスはNTTの収容局単位で提供され、東京都の5局、大阪市の5局がカバーするエリアで開始する。

9.ネット接続、高速回線の料金下落(6月24日)
  インターネットの専用線接続で、回線速度毎秒1.5メガビットの高速タイプの利用料金が下落している。値下げをリードしているのは外資系プロバイダー。国内プロバイダーの毎秒1.5メガビットの接続料金は月額100万円前後だったが、昨年米系プロバイダーのピーエスアイネット(東京・品川)が月49万8000円(同社拠点からの距離が15キロメートルまでで、電話会社に支払う接続料金込み)で提供を始めた。その後同様の条件で月額50万円を切る料金でのサービス提供が相次いでいる。

10.NTT、熱毛管現象を利用した光スイッチ開発(6月25日)
  NTTは、熱毛管現象で動く超小型光スイッチを開発した。熱毛管現象とは、毛細管内の液柱の両端に温度差(表面張力差)を与えることで、液柱が高温側から低温側に移動する現象。マイクロマシン技術を利用して光導波路上に微細な熱毛管光スイッチを形成し、光の通り道を自在に切り替える。
  NTTは今夏から、8チャンネルの光セレクタスイッチとしてサンプル出荷を開始する予定。
 
 

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