週間情報通信ニュースインデックスno.1127 2018/04/14


1.レノボと東京海上日動がテレワーク保険付きPC、中小企業向けに(4.13 日経クロステック)
 レノボ・ジャパンは2018年4月13日、東京海上日動火災保険と組んで、テレワーク中のセキュリティートラブルを補償する保険を標準で付けたノートPCを発売すると発表した。保険料分の料金上乗せは無いといい、コストの問題でセキュリティー対策が手薄になりがちな中小企業が採用しやすい。

 「あんしんテレワークPC」は、従業員が外出時などにPCを紛失し、情報漏洩を起こしたときの損害賠償金や各種の対応費用を補償する。保険は購入から1年間有効で、補償額はPC1台当たり50万円、企業全体では500万円まで。レノボによればサイバーセキュリティ関連保険をつけたPCは国内初という。

 2018年4月17日から法人向けに受注を始め、レノボの販売パートナーを通して購入できる。LTEの通信モジュールを内蔵し、Windows 10を搭載したノートPC「ThinkPad」の6モデルに保険を付ける。

 企業で働き方改革の取り組みが進むなか、時間や場所にとらわれないテレワークに対する注目度は高い。ただ、総務省によると、従業員300人以下の中小企業のテレワーク導入率は3%にとどまり、同301人以上の20%と大きな開きがある。

 また従来のサイバーセキュリティー関連保険は、企業内の全てのPCやサーバーなどを対象にする商品が一般的で、中小企業は導入しづらかった。今回、PC1台から補償するPCを発売し、中小企業のテレワーク導入を支援する。

  2.デロイトがAIを組み合わせたRPAの導入支援サービスを開始(4.13 日経クロステック)
 R&CAサービスでは、AIエンジンとしてNTTコミュニケーションズの「COTOHA」を利用する。COTOHAには自然言語解析機能に加えて、チャット機能や不足しているデータ項目を判断して自動で確認する機能などを備える。

 これらを使って、チャットなどでのやり取りの中から、後続のソフトロボの処理に必要なデータ項目を抽出してソフトロボに転送。ソフトロボはこれらのデータ項目を基に、社内システムなどを検索して結果を返すといった処理を自動化する。

 デロイト トーマツ コンサルティングは新サービスを、これまで手掛けてきたRPA導入支援サービスの進化版と位置付ける。保険や住宅ローンの手続きや商品などの販売、商品在庫の確認といった顧客応対を含めた自動化ニーズの取り込みを図る。

  3.NTTドコモ、国内初のマンホール型基地局を開発(4.12 日経クロステック)
 NTTドコモは2018年4月11日、日本国内の通信事業者として初のマンホール型基地局試作機を開発し、実証実験を行っていることを公表した。観光地や景勝地などでの、景観を保護しながらの通信環境改善や、人の多く集まる場所での、より繋がりやすいサービスエリア構築を目指す。実証実験は、2018年3月6日より札幌にて開始している。

 今回開発のマンホール型基地局では、マンホール内部に2×2MIMOアンテナと下り変調方式256QAMを備えたFDD-LTE基地局を設置。1.5GHz帯の帯域幅15MHzを使用して、下りリンク時150Mビット/秒、上りリンク時37.5Mビット/秒での通信を行う。サービスエリアは半径90m程度となる。

 このマンホール型基地局については、まず、2018年度内にFDD-LTEでの本格運用を開始し、基地局設置が困難な地域への通信環境改善を進める。また、並行して、将来的な5Gへの技術応用についても検討を進めるとしている。

  4.ソニーモバイル、耳を塞がないスマートイヤホン「Xperia Ear Duo」を国内発売へ(4.11 日経クロステック)
 ソニーモバイルコミュニケーションズは2018年4月11日、都内でスマート機能を搭載したワイヤレスイヤホン「Xperia Ear Duo XEA20」について説明会を開催した。国内では4月21日に発売し、市場推定価格は3万円前後(税別)と発表した。

 最大の特徴として、一般的な左右独立型のワイヤレスイヤホンとは異なり、周囲の音を聞きながら会話や音楽を楽しめる「デュアルリスニング」を挙げた。「スマホは便利だが、目の前の出来事やコミュニケーションがおろそかになることがある。Xperia Ear Duoでは、その両方を楽しめる革新的なリスニング体験を提供する」(八木氏)とした。

 技術的には、ソニーの技術・研究開発プログラム「Future Experience Program」が開発した音導管設計を採用。ドライバーユニットから鼓膜へ、ダイレクトに音を届けるという。

 一般的なイヤホンとは異なり、耳の下側に装着する形状を採用。耳の穴に当てるリングサポーターは、耳の穴をふさがない構造になっている。

 スマートフォンとはBluetoothで接続する。左右のイヤホン間の接続には補聴器などで利用されるNFMI(Near-Field Magnetic Induction、近距離電磁誘導)を採用。アンテナ設計を最適化したことで、低遅延で安定した接続が可能とした。

 音楽再生時間は1回の充電で約4時間。付属のケースには充電3回分のバッテリーを内蔵し、合計16時間の再生が可能。7分間の充電で1時間再生できる急速充電にも対応する。ケースの充電にはUSB Type-Cの端子を用いる。

 専用アプリの動作環境はAndroid 5.0以上、またはiOS 10以上。Bluetooth 4.2 LEに対応し、コーデックはSBCまたはAACに対応。NFCによるペアリングには対応しない。防滴機能はIPX2に対応する。重量は本体が左右それぞれ約10.6g、充電ケースが約76g。本体カラーはブラックとゴールドの2色を展開する。

 アシスタント機能としては、ソニーモバイル独自の「Assistant for Xperia」を搭載。Android端末との接続時に、音声通話の発信やメッセージ送信、音楽再生やスケジュール確認などを音声コマンドで利用できる。

 本体のマイクは左右2基ずつ、合計4基で、ノイズを分離して的確な集音を実現する独自技術「クワッドビームフォーミングマイク」を搭載した。

 また、ユーザーが発話する音声コマンドだけでなく、アシスタント側から自発的にユーザーに語りかける機能として「デイリーアシスト」も搭載した。

 具体的には、ソニー独自のスマートセンシングプロセッサー「CXD5602」を利用し、ユーザーが置かれている状況を自動的に判断。朝の通勤時には、天気や最新のニュースを読み上げ、オフィス到着時には次のスケジュールを読み上げる、といった機能になる。

 ほかにも「アダプティブボリュームコントロール」により、駅のホームで電車が近づいてきた場合などに自動的に音楽の音量を上げることが可能。操作方法としては、本体のタッチパッドによる音楽再生や音量調整、首を縦横に振るヘッドジェスチャーも利用できる。

 利用できるボイスアシスタントは、AndroidからはAssistant for Xperia、LINE Clova、Googleアシスタント、iOSではSiriとなっている。なお、Assistant for XperiaやClovaのiOS対応予定については現時点で未定とした。

 これまで客室乗務員間のコミュニケーションは固定のインターフォンや口頭での伝達が用いられてきたが、Xperia Ear Duoを使えば瞬時に情報共有ができることに日本航空は注目。機内サービス時に客室乗務員の作業性や美観が損なわれないことも、特徴として挙げている。

  5.携帯3社が打倒LINEの新サービス「+メッセージ」を正式発表(4.10 日経クロステック)
 NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクの3社は2018年4月10日、スマートフォン(スマホ)のショートメッセージサービス(SMS)の機能を刷新し、動画や長文、スタンプなどを送れる新サービス「+メッセージ」(プラスメッセージ)を5月9日から始めると正式に発表した。3社のスマホやタブレットを使う顧客向けに提供する。日経コンピュータが2月に先行して報じた通り、3社共同での発表となった。

 「現在使っているSMSを進化させたサービスとなる」とNTTドコモのスマートライフビジネス本部スマートライフ推進部の藤間良樹コミュニケーションサービス担当部長は話す。「+メッセージ」は携帯通信事業者の業界団体であるGSMA(GSM Association)の標準規格である「RCS(リッチコミュニケーションサービス)」に準拠する。携帯電話番号だけでメッセージのやりとりができ、携帯3社間であれば最大で全角2730文字の長文や動画像、専用のスタンプの送受信ができる。スタンプは3社共通で無料で使えるものを500種類用意する。複数人でメッセージをやり取りするグループメッセージも可能だ。サービス自体は無料だがデータ通信料はかかる。いわゆる「既読」機能をオフにもできる。

 従来のSMSは送れる文字数が最大で全角70文字に限られ、動画像やスタンプのやりとりはできなかった。まずは携帯大手3社で導入し、MVNO(Mobile Virtual Network Operator、仮想移動体通信事業者)などへの導入についても順次検討する。

     ホームページへ