週間情報通信ニュースインデックスno.1097 2017/8/17


1.ASUSがZenFone 4発表会、「2つのカメラは1つよりも優れている」(8.18 ITpro)
 台湾ASUSTeK Computerは2017年8月17日、台湾・台北で新製品発表会「WE LOVE PHOTO」を開催し、「ZenFone 4」を発表した。

「セルフィーとウィーフィーのための最高の端末」  最大の特徴として、「デュアルカメラ」を挙げた。「今、皆さんはあらゆる思い出やお気に入りのものをシェアしたいはずだ。2つのカメラは、1つよりも優れている。ASUSはデュアルカメラシステムをZenFone 4シリーズすべてに展開する」(シー氏)と語った。

 ZenFone 4の「Selfie」シリーズについては、ASUS Design DirectorのJen Chuang氏が登壇。「セルフィーとウィーフィーのために作られた、最高のスマートフォンだ」と紹介した。

 具体的には、フロントのセカンドカメラに120度の広角レンズを搭載。従来モデルと比べ200%の範囲を撮影できるため、ウィーフィーのために写真を加工する必要がないという。「ASUS独自のSuperPixelエンジンによりノイズも低減する。明るいレンズを搭載しており、ロマンチックなディナーも思い通りに撮影できる」(Chuang氏)とアピールした。

 前面デュアルカメラの横には、ソフトライトLEDも搭載する。「あたかもスタジオで撮影したかのように、肌を美しく撮影できる。あなたをスターにする機能だ」(Chuang氏)と語った。

2.豚の成育コストを削減、データホライゾンとNTTドコモが「養豚IoT」(8.18 ITpro)
 データホライゾンとNTTドコモは、食用豚の生産管理コスト削減を目指し、IoT(インターネット・オブ・シングズ)の仕組みを活用した業務効率化の実証実験を2017年9月に開始する。豚の成育状況や繁殖時期の把握、豚舎内の温度管理、飼料の消費量計測など、これまで人手で処理していた業務をIoTで省力化する。人件費の削減などで、豚肉1kg当たり約420円かかっていた生産コストを100円程度削減する狙いだ。

 今回の実証ではこれまでデータホライゾンが提供していた養豚の生産管理システムをクラウド上に構築する。通信回線はNTTドコモが提供し、豚の成育状況を観察するカメラ、飼料の消費量を把握するセンサー、温度や湿度を把握するセンサーからデータを収集する。カメラ画像から豚の体重を推定することで飼料の量や出荷時期を決定し、無駄のない成育・繁殖スケジュールを作成できるようにする。

 豚の出荷時期は体重によって決まり、一定範囲の体重のときに肉量や肉質のバランスがとれるので高い販売価格で出荷できる。データホライゾンによれば、豚の体重が100kgから110kgのときが出荷の目安となる。これまでは人手で豚の体重を計測していたが、実証ではカメラ画像から体重を推定することで計測の手間を省く。

 豚舎内に設置したカメラで複数の角度から豚を観察して体重を推定する。NECの人工知能(AI)に豚の画像データと体重データを学習させることで、体重測定が可能になった。飼料を入れたサイロには残量センサーを取り付け、豚に与えた飼料の量を把握しやすくする。これらのデータをLTE通信でクラウドに送信し、データを可視化する。

 また豚は温度変化に弱いため、豚舎内の温度や湿度を一定に保つことも重要な業務だ。豚舎内に温度センサーと湿度センサーを設置し、LPWA通信でデータを送信する。IoTデータを基に、暖房や換気扇を自動で制御することも検討している。

  3.ソニーが深層学習のGUI設計ツール「Neural Network Console」を公開(8.17 ITpro)
 ソニーは2017年8月17日、プログラムコードを記述せずに深層学習の学習モデル開発ができるGUIツール「Neural Network Console」を無償公開した。同社が2017年6月27日にオープンソースソフトウエア(OSS)として公開した深層学習フレームワーク「Neural Network Libraries(NNabla)」を使った開発作業を効率化できる。

 深層学習に使えるGUIツールとしては、米エヌビディアの「DIGITS」などが既に公開されている。ソニーが公開したGUIツールの既存ツールと比べた強みは、「細かなチューニングまでGUIで操作できる」点であると、ソニーの小林由幸シニアマシンラーニングリサーチャーは話す。

 ほかにも学習モデル設計でニューラルネットの層数などを自動で変化させるといった「一部のチューニング作業を自動化できる」(小林氏)という。GUIツールが学習モデルを少しずつ変化させながら学習計算を繰り返し、計算時間を短くしたり計算精度を高めたりといった試行錯誤を自動的に実施する。

 ソニーはGUIツールを公開することでNNablaの利用者増を期待する。有償化や関連するサービスの予定はなく、あくまで深層学習の技術力アピールや人材獲得につなげる狙いである。

  4.ITスキルが上がるゲーム4選、セキュリティからWeb制作まで(8.17 ITpro)
  仕事の疲れを癒やしながら、ITスキルが向上する。そんなゲームが人気を集めている。ITに造詣の深い作者が上手にデフォルメを加えているので、気軽にITスキルを身に付けられるのが特徴だ。夏休みにぴったりな、数時間でプレイし終わるもの、奥が深く一生遊べそうなものまで、4つのゲームを紹介する。

学べるITスキル、製品名、概要、日本語対応、価格
セキュリティ Hacknet

コマンドやツールを駆使してサイバー空間で情報を収集。あるハッカーの死の謎を解くシミュレーションアドベンチャー ○ 980円(税込み)から

自動化 Factorio
 ある惑星に墜落した主人公をプレイヤーが操り、資源採掘から工場での生産、さらには敵性生物の撃退を自動化しつつ脱出用のロケットを製造するのが目的のシミュレーション ○ 20ドル(Steamでは税込み2300円)

プログラミング Human Resource Machine
上司の指示に従って荷物を移動させる主人公を、プログラミングで動かすパズルゲーム − 980円(税込み、Steamの場合)

HTML/CSS Super Markup Man
Webの構造を記述する「HTML」のタグを正しい順番に並び替える。HTML編をクリアするとCSS編も学べる − 398円(税込み、Steamの場合)

  5.肥後銀行とみちのく銀行、Linux勘定系を採用へ(8.10 ITpro)
 熊本県の肥後銀行と青森県のみちのく銀行が、Linuxで稼働するオープン勘定系システムの開発に着手していることが、日経コンピュータの取材で2017年8月10日までに分かった。開発ベンダーは日立製作所。新システムの採用で、機動的な商品投入などにつなげる狙いがある。

 肥後銀とみちのく銀は、共同化プロジェクト「Banks'ware」の参加行で、現在は日立製メインフレーム上で同社製の勘定系アプリケーションを稼働させている。もともとは、島根県の山陰合同銀行を含め3行で利用していたが、2016年11月に同行がNTTデータの「地銀共同センター」に移行することを決めており、残された2行の去就に注目が集まっていた。両行は今後も、日立製の勘定系システムの利用を続けることになりそうだ。

 日立は静岡銀行と、Linuxで稼働する次世代オープン勘定系システムの開発に取り組んでいる。預金や融資といった業務アプリケーションをコンポーネント化すると共に、手数料管理や期日管理といった共通機能を切り出して集約。保守開発の影響範囲を局所化し、新商品の投入などに要する開発工数や期間を抑えることを目指す。肥後銀などが導入を予定する新勘定系システムも、同じコンセプトを踏襲するとみられる。

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