週間情報通信ニュースインデックスno.1057 2016/09/17


1.国内最速のネットワークをiPhone 7で味わって」NTTドコモ吉沢社長(9.16 ITpro)
 NTTドコモとKDDI(au)、ソフトバンクの携帯大手3社は端末の品ぞろえや料金プランが似通い「同質化」が進んでいる。吉沢社長は今回のiPhone商戦について「当社が消費者に訴求するポイントは2つある。データ通信の高速化と非接触決済だ」と語った。

 同社は今年6月、スマホのデータ通信速度を従来より2割以上速い最大375Mbpsに高めた。ただ、高速化の恩恵を受けるためには端末側の対応が必要になる。iPhoneシリーズでは、今回のiPhone 7/7 Plusが最初の対応機種だ。「当社が磨いてきた国内最速のネットワークで、高精細な映像コンテンツを楽しんでほしい」(吉沢社長)。

 iPhone 7/7 Plusの非接触決済機能は新たに、日本で普及している「FeliCa(フェリカ)」に対応した。これで「(NTTドコモが展開するFeliCa端末用のクレジット決済サービス)『iD』も使えるようになり画期的に利便性が高まる」(吉沢社長)。同社は2年前にFeliCa対応チップを組み込んだiPhoneの外付け機器「おサイフケータイ ジャケット01」を販売するなど、iPhone利用者がiDを使える環境づくりに腐心してきた。

  2.Azureで世界規模の障害が発生し2〜3時間後にはほぼ復旧(9.16 ITpro)
 日本マイクロソフトの公式ページ「Azureの状態」によると、2016年9月15日午後8時48分(世界標準時11時48分)、Microsoft Azureの一部のサービスで世界規模の障害が発生。日本時間の同日午後11時30分ごろに、ほぼ復旧した。

 障害が発生したサービスは、Azure DNS、SQL Database、Web Apps、Visual Studio Team Services、API Management、Service Busの六つ。ネットワーク障害などにより、サービスが停止したり、遅延が起きたりした模様。

 障害が発生した地域(リージョン)はサービスによって異なり、全リージョンで発生したのはAzure DNS。そのほかのサービスの障害発生リージョンは限定的という。

 東日本リージョンでは9月15日午後11時20分時点で、「Azureの状態」において、上記のサービスすべてで障害が発生している(Visual Studio Team Servicesは未提供)という表示になっていた。西日本リージョンは同時刻に、Azure DNSとWeb Appsの障害のみだった。

  3.iPhone修理にも対応、IIJが「IIJmio高速モバイル/Dサービス」で端末保証(9.15 ITpro)
 インターネットイニシアティブ(IIJ)は2016年9月15日、個人向けモバイルデータ通信サービス「IIJmio高速モバイル/Dサービス」で提供するオプションサービス「モバイルオプション」の新ラインアップに、端末の破損などに対応する「つながる端末保証」を追加し、2016年9月26日から提供すると発表した。利用料金は月額500円(税別)。

 IIJmio高速モバイル/Dサービスの新規契約時(SIMカード購入時)のみ入れる限定オプションで、IIJmioを使う端末が破損や水濡れなどで故障した場合に、修理・交換を行う。保護対象機種は、契約時にユーザーが登録したAndroidまたはiOS搭載の端末(iOS端末は修理のみ)。保証回数は1契約あたり半年に2回まで。保証期間は、破損・水濡れはIIJmio契約期間中、自然故障はメーカー発売日から36カ月間。

 モバイルオプションは、セキュリティ対策からエンターテインメントなどのアプリ群を月額料金で提供するオプションサービス。各オプションは最大2カ月無料で利用できる。

  4.NTTドコモ、受信時最大500Mbps以上の通信サービスを2017年3月に開始(9.13 ITpro)
 TTドコモは2016年9月13日、同社のネットワークに関する説明会を開催し、受信時最大500Mbps以上の通信サービスを2017年3月に開始すると発表した。「4×4 MIMO」と「256QAM」という2つの高速化技術で実現する。同社は、現時点で判明しているサービスとしては、国内最速としている。

 説明会では、前半に9月16日発売のiPhone 7を快適に使うためのこれまでの取り組みについて、後半に今後の高速化の取り組みについて説明した。

 同社 ネットワーク部 部長の三木睦丸氏は、これまでのLTE-Advancedでの高速化の取り組みについて述べた。複数の周波数を束ねて高速化するキャリアアグリゲーション(CA)の導入によって、順次高速化を進めてきた。2016年5月に800MHz帯、1.7GHz帯、2GHz帯の3つを束ねた受信最大375Mbps、6月には新周波数の3.5GHz帯2つと1.7GHz帯を束ねた受信最大370Mbpsの通信サービスを開始した。

 エリアについては、2015年度第1四半期の302都市から、2016年度第1四半期には約4倍の1203都市に拡大。そのうち300Mbps以上のエリアは798都市に上る。2016年9月には、337.5Mbps超のエリアを東名阪約360都市で展開したという。

 続いて三木氏は、2017年度に向けたネットワーク強化について説明した。まず、新周波数の3.5GHz帯のエリアを2016年度第1四半期の49都市から、2016年度第4四半期には約160都市以上にまで拡大する。

 2017年3月には、受信時最大512Mbpsの通信サービスを提供開始する。これは3.5GHz帯(TDD)を使った370Mbpsのサービスに対し、4×4 MIMOを適用して実現する。同時に、既存帯域(FDD)を使った375Mbpsのサービスに256QAMを適用し、500Mbpsのサービスの提供も始める。東名阪70都市でこれらのサービスを展開する予定だ。

 いずれの技術も、基地局のソフトウエア更新だけで対応できるため、一斉にサービス開始が可能で、コストもあまりかからないという。ただし、これらのサービスを利用するためには端末側の対応が必要で、現在出ている端末では利用できない。

 最後に同氏は、2017年度以降には、キャリアアグリゲーションやMIMOの更なる拡張などによって、受信時最大1Gbpsの通信サービスを実現するとした。

  5.NTT東西、INSネット ディジタル通信モード終了時の補完策検証環境の提供開始(9.12 ITpro)
 NTT東日本とNTT西日本は2016年9月12日、「INSネット ディジタル通信モード」の終了に向けて、終了時に補完策として用意する「メタルIP電話上のデータ通信」サービスで対応端末の動作を確認するための検証環境を構築したと発表した。同日から利用が可能となった。 

 NTT東西は、同サービスの終了に向けて、ISDN対応端末を利用するユーザーに対して、端末のライフサイクルに合わせたオールIP化(IP対応機器への更改や光回線などによるIPサービスへの移行)を引き続き提案していく考え。ただし、「INSネット ディジタル通信モード」の提供終了までに端末更改が間に合わない利用者もいる。そこで、こうした利用者を対象に、当面の対応策として「メタルIP電話上のデータ通信」サービスの提供を検討しており、これを補完策と呼んでいる。 

 この検証環境は無償で提供される。対象となるのはISDN対応端末。端末を検証ネットワークに接続し、正常に通信できるかどうかを確認できる。 

 検証対象端末は、原則、利用者自身が検証場所へ持ち込んで試験項目表に基づき検証を実施する。検証をNTT東西に依頼する場合は、検証対象端末を配送して、利用者が事前が提示した操作や試験方法に沿って、NTT東西が接続確認を実施する。利用者による検証対象端末の持ち込みが困難な場合を想定し、公衆網(ISDN)経由で検証環境に接続して検証を実施できる環境も用意する予定。 

 なお、「INSネット ディジタル通信モード」の提供終了予定時期は2020年(平成32年)度後半だが、現在、提供終了時期の後ろ倒しを検討中という。

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