週間情報通信ニュースインデックスno.1056 2016/09/10


1.最新モデル「arrows M03」もヒット! SIMフリー市場で富士通arrowsが人気な理由(9.9 ITpro)
 ファーウェイ、ASUS、フリーテルなど新興勢力が気を吐くSIMフリースマホ市場で、安定した人気を維持しているのが富士通製の「arrows」。昨年10月に発売されたミドルレンジモデル、arrows M02がロングヒットを記録し、その後継機種として7月に発売されたarrows M03の売れ行きも好調だ。このarrows M03を実際に使った感想を交えつつ、ヒットの理由を探ってみたいと思う。

 ちなみに、arrows M03の実売価格は、量販店で端末のみを購入する場合は3万6920円(税抜)、MVNOのSIMとセットで購入する場合は3万2800円(税抜)。NTTドコモ回線だけでなく、au(KDDI)回線を利用するMVNOのSIMでも利用できる。

 本体の厚さは約7.8mmで、横幅は約72mm。ちなみに、iPhone 6s(画面は4.7インチ)は厚さ7.1mmで、横幅67.1m。Xperia X Performance(画面は5インチ)は厚さ約8.6mmで、横幅約71mmなので、現在の主力モデルと同等のサイズ感と言っていいだろう。男性なら、片手でもほとんどの操作をこなせるはずだ。なお、ワンタッチで画面表示を引き下げられる機能があり、さらに表示を右寄せ・左寄せにすることもできる。

 SIMフリー市場でarrowsシリーズが人気を集める最大の理由は、おサイフケータイなど、日本ならではの機能を搭載していることだろう。前モデルのarrows M02は、おサイフケータイと防水・防塵に対応していたが、arrows M03は、それらに加えてワンセグも搭載した。

 日本語入力システムには「Super ATOK ULTIAS」を採用している。「ATOK」をプリインするスマホは他にもあり、ユーザーがGoogle Playストアからダウンロードして追加することもできる。しかし、この「Super ATOK ULTIAS」は、その「ATOK」ではなく、富士通とジャストシステムが共同開発した独自のアプリケーションだ。

 使用するアプリによって表示される入力候補が変わるのも便利だ。例えば「マップ」アプリで検索キーワードを入力する際は、地名が最優先で表示される。「神奈川県」を入力すると、それに続く市名が候補に表示されるなど、少ないタッチ操作で入力できるように配慮されている。

 手書きでの入力にも対応し、キーパッドと手書きを併用することも可能。スマホを初めて使う場合、タッチでの文字入力に慣れず、誤入力を頻発してしまう人は少なくない。手書き入力は、そんな人には頼もしい機能となるだろう。また、人名や地名など、読み方がわからない漢字を入力したいときにも重宝する。

2.NTTドコモ、iPhone 7/7Plusの価格を発表(9.9 ITpro)
 NTTドコモは2016年9月9日、同社が同日予約を開始した米アップルのスマートフォン「iPhone 7」と「iPhone 7 Plus」の価格を発表した。2年間使った場合の割引分を差し引いた実質負担額は、同日価格を発表したKDDIとソフトバンクよりも高い。

 iPhone 7の機種代金(8%消費税込み、以下同)は、32Gバイトが8万2296円、128Gバイトが9万3960円、256Gバイトが10万5624円。

 iPhone 7の実質負担額は、MNP/新規/機種変更、および契約変更(FOMAからXi)で共通。32Gバイトが2万6568円、128Gバイトが3万8232円、256Gバイトが4万9896円。

3.エネコムら3社、山口市の集落でHDMIドングルを使った地域情報配信の実験(9.8 ITpro)
 MXモバイリングとエネルギア・コミュニケーションズ(エネコム)、トランザスは2016年9月8日、共同でテレビを「情報掲示板」とするサービスプラットフォーム「dongleeTV」を使用して、山口市阿東地福の集落で地域情報配信サービスの実証実験を開始したと発表した。NPO法人ほほえみの郷トイトイ(本所:山口県山口市)の協力の協力を得て実施している。

 dongleeTVとは、家庭のテレビをプッシュ型の「情報掲示板」にするサービスの提供を可能にする。ユーザーは、テレビのHDMI端子にdonglee端末(いわゆるHDMIドングル型の端末)を差し込み、無線LANへの接続と簡単な初期設定をすればすぐに利用を開始できる。

 今回の実証実験では、一つの集落を対象にdonglee端末,モバイル無線LANルーターを貸し出し、住民説明会を実施した上で、個別の住宅を訪問し、設置を行っている。高齢化や小規模化が進む地域で「テレビを地域情報基盤とすること」について、ユーザーである地域住民の受容性やニーズの把握を主目的として実証実験を実施。サービス画面の閲覧頻度や滞在時間、各機能の動作検証を行う。現在は山口市の天気予報、PM2.5や紫外線情報などに加えて、トイトイから地域に密着したイベント情報やお知らせを配信している。

 エネコムは、高齢化・小規模化が進む地域の居住者向けに、テレビを利用した情報配信により地域イベント情報などの受容性やニーズを調査し、利用者向けのサービス検討に活用していく方針。

4.Microsoft、「Slack」対抗のメッセージングアプリを開発中か(9.7 ITpro)
 米Microsoftはチーム向けメッセージングアプリケーション「Skype Teams」を開発中だと、Microsoft関連に特化したニュースブログ「MSPoweruser」が現地時間2016年9月6日に報じた。米Slack Technologiesのビジネス向けコミュニケーションツール「Slack」に対抗するサービスだと、MSPoweruserの記事を引用する形で複数の米メディア(The VergeやZDNetなど)が伝えている。

 MSPoweruserによると、Skype Teamsは使用体験がSlackによく似ており、Slackが提供しているのと同様の機能を多数備える。チーム内のメンバーが参加する複数のチャットルーム(「チャンネル」と呼ぶ)を設けて会話でき、「Direct Messages」で1対1のやりとりも行える。

 Slackにはない「Threaded Conversations」機能は、「Facebook」のコメントスレッドのように、返信ボタンをクリックするだけで手軽にコメントに返信できる。

 ビデオ通話はチャンネルでもDirect Messagesでも利用可能。オンライン会議の設定、ファイルやメモの共有といった機能も提供する。

5.LINEがMVNO参入、LINE使い放題でスマホ未所持層狙う(9.5 ITpro)
 LINEとLINEモバイルは2016年9月5日、MVNO(仮想移動体通信事業者)事業に参入すると発表した。LINEアカウントが契約日から使えるSIMカードを月額500(税別)から提供する。チャットアプリ「LINE」など、特定の用途には通信料がかからない契約で、主にスマートフォンを持たない見込み顧客を狙う。10月1日からの販売開始を前に、本日(9月5日)から2万契約限定の先行販売を開始した。

 LINE取締役CSMO(最高戦略マーケティング責任者)の舛田淳氏は「スマホ未使用者には、LINEだけ使いたいといった見込み顧客がいる」と話した。日本のスマホ普及率は56.9%であり、約半数のスマホ未使用者への波及を狙う。

 料金プランは二つ。LINEを使った通信が無料の「LINEフリー」プランが月額500円(税別)から。LINEのほかに「Twitter」「Facebook」の通信が無料の「コミュニケーションフリー」プランが月額1110円(税別)から。音声通話対応や無料対象以外のデータ通信容量によって料金が変わる。端末とのセット販売もある。

 LINEモバイル 代表取締役社長の嘉戸彩乃氏は「初めてのスマホに適した料金プランを用意した」と話す。新サービスはLINEをスマートフォンの主な利用用途とする見込み顧客を狙ったもので、1契約者当たり10枚のSIMカードが契約でき、SIMカード1枚当たり一つのLINEアカウントが取得できる。これまではLINEアカウントの取得に携帯番号やFacebookアカウントが必要だったが、LINEモバイルはSIMカードの契約だけでLINEアカウントが取得できる。

 家族が契約者になり、祖父母や子供が利用者として使うことを想定している。用途を制限できる無料の「フィルタリングサービス」を使うことで、「保護者が子供に持たせるスマホにも使いやすい」(嘉戸氏)という。

 実際の通信速度については「具体的な目標値を出すのは難しいが、LINEなどのコミュニケーションアプリが快適に使えるように努力する」(舛田氏)と述べた。

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