週間情報通信ニュースインデックスno.1052 2016/07/30


1.NECの1Q決算減収減益、リーマンショック直後に次ぐ大赤字(7.29 nikkeibp)
  NECは2016年7月29日、2016年4〜6月期の連結決算を発表した。売上高は前年同期比11.7%減の5187億円、営業利益は同224億円減で299億円の赤字になった。第1四半期の赤字額としてはリーマンショック後の2009年4〜6月期に記録した400億円に次いで大きい。全セグメントで前年同期に比べて減収。「エンタープライズ」セグメント以外は赤字だった。

 会見に臨んだ同社 取締役執行役員常務の川島勇CFO(最高財務責任者)は「見込んでいた大型受注が下期にずれ込んだ影響があり、予想より100億円ほど赤字が膨らんだ」と話した(写真)。

 唯一の黒字だった「エンタープライズ」セグメントの売上高は、前年同期比3.1%減で665億円。営業利益は同3億円増の37億円で減収増益だった。システム構築サービスの収益性改善が増益に寄与した。企業のIT投資が好調に推移しているとし、「前年同期にあった流通関連の大型案件の反動を考えると、減収だが堅調だ」(川島CFO)という。

 最も前年同期比が落ち込んだのが、官公庁や公共向けの「パブリック」セグメントだ。売上高は前年同期比19.3%減の1175億円、営業利益は32億円減で26億円の赤字だった。大型案件の反動があり、消防・救急無線のデジタル化需要が一巡して大きく減収した。見込んでいた衛生関連の大型受注は、第2四半期以降にずれ込んだ。

 「赤字の理由はプロジェクトの谷間が重なったため。通年の予想に影響する大きな変動はない」(川島CFO)とし、2017年3月期の連結業績予想は16年3月期比2.0%増の2兆8800億円、営業利益は同86億円増の1000億円と据え置いた。

2.IIJ、「IIJmio高速モバイル/Dサービス」に通話定額オプションを追加(7.28 nikkeibp)
  インターネットイニシアティブ(IIJ)は2016年7月28日、個人向けデータ通信サービス「IIJmio(アイアイジェイミオ)高速モバイル/Dサービス」の通話料半額サービス「みおふぉんダイアル」利用時に、国内の音声通話が定額で利用できる「通話定額オプション」を9月1日から提供すると発表した。

 IIJmio高速モバイル/Dサービスは、NTTドコモのLTE/3G網に対応したデータ通信/音声通話用のSIMカードを提供するサービス。今回追加する通話定額オプションは、みおふぉんダイアルで発信すると、定額の月額料金で1回3分もしくは5分以内の音声通話がかけ放題になる。さらに、同一会員ID(mioID)で複数のSIMカードを契約する場合、同じmioID同士での通話が1回10分もしくは30分以内なら、かけ放題になる。

 オプション料金(税別)は「誰とでも3分 家族と10分」が月額600円、「誰とでも5分 家族と30分」が月額830円。なお、規定時間を超過すると、国内通話は30秒10円、同一契約間は30秒8円の通話料がかかる。

 8月3日から先行予約を開始する。また、2016年8月3日から8月31日までの間に同オプションを申し込んだユーザーを対象に、月額利用料が割引になる「IIJmio『通話定額オプション』スタートキャンペーン」を実施する。新規ユーザーは9月分の音声通話機能付帯料(700円)および通話定額オプション料(600円もしくは830円)を割り引く。既存ユーザーは10月分の同オプション料(600円もしくは830円)を割り引く。

3.Xiaomi、初のノートパソコンを発表、「MacBook Air」に対抗(7.28 nikkeibp)
   中国Xiaomi(小米科技)は現地時間2016年7月27日、同社として初めてのノートパソコン「Mi Notebook Air」を発表した。フルHDスクリーンとバックライト付きフルサイズキーボードを搭載し、OSは「Windows 10」を採用。USB Type-CとUSB 3.0を備える。13.3インチモデルと12.5インチモデルを用意する。

 13.3型のMi Notebook Airは、外形寸法が309.6mm×210.9mm×14.8mm。ディスプレイのベゼル幅を狭くしたことで「筐体サイズは米Appleの13.3型『MacBook Air』と比べて11%小さく、13%薄い」としている。

 米Intelの「Core i5」プロセッサ(第6世代)、米NVIDIAの「GeForce 940MX」グラフィックスを内蔵。8Gバイトのメモリー、256Gバイト容量のPCIe SSDと拡張SSDスロットを備える。バッテリー寿命は9.5時間で、重量は1.28kg。

 筐体の外側にロゴは無く、別売りのステッカーを貼ってパーソナライズを楽しめる。希望小売価格は4999人民元(約7万9000円)。

 12.5型Mi Notebook Airは、Intelの「Core M3」プロセッサを採用し、メモリーは4Gバイト、ストレージ(SATA SSD)は128Gバイト。薄さ12.9mm、重さ1.07kgで、バッテリー寿命は11.5時間という。希望小売価格は3499人民元(約5万5000円)。

 Mi Notebook Airは8月2日に同社オンラインストア「mi.com」で販売を開始する。中国以外に向けたリリースについて情報はないが、同社のほとんどの非スマートフォン製品を考えると、世界展開する可能性は低いと米Forbesは報じている。

4.日本IBMがWatson IoTの事業戦略説明会、「年内にパートナー100社の獲得を目指す」(7.27 nikkeibp)
  日本IBMは2016年7月26日、人工知能(AI)技術の「Watson」をIoT(インターネット・オブ・シングス)に活用するクラウドサービス「Watson IoT Platform」の事業戦略説明会を開いた。データ収集、分析などの機能をクラウド上から提供する。日本IBMは同事業のパートナー支援策も同時に発表。年内に100社の獲得を目指すとした。

 Watson IoT Platformは、PaaS(プラットフォーム・アズ・ア・サービス)の「Bluemix」上に構築されたPaaSだ。センサーデータの収集、分析やデバイス管理などの機能を持つ。ユーザー企業は自動車や家電製品などに合わせた、専用のアプリケーションを開発できる。日本IBMは3月1日、Watson IoT Platformの開発のための専任組織である「Watson IoT 事業部」を設立している。

 Watson IoT Platformを構成するのは製品や業種に特化した六つのソリューション。自動車向けの「IoT for Automotive」、家電製品など向けの「IoT for Electronics」、保険業向けの「IoT for Insurance」、産業機器向けの「IoT for Industry Products」、小売業向けの「IoT for Retail」、通信業向けの「IoT for Telecom」だ。

5.ソフトバンク傘下のSprint、赤字大幅拡大だが売上高は市場予想を上回る(7.26 nikkeibp)
  ソフトバンク傘下の米Sprintは現地時間2016年7月25日、2016会計年度第1四半期(2016年4〜6月)の決算を発表した。赤字が大幅に拡大したものの、売上高は市場予想を上回り、顧客流出に歯止めがかかっていることから同社株価は上昇した。

 純営業売上高は80億1200万ドとなり、前年同期の80億2700万ドルをわずかに下回った。米メディアの報道(Fortune)によると、アナリストの予測平均は79億8000万ドルだった。

 純損失は3億200万ドル(希薄化後1株当たり純損失は0.08ドル)で、前年同期の純損失2000万ドル(同0.01ドル)から15倍以上膨らんだ。営業利益は3億6100万ドルで、前年同期と比べ28%減少した。

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