週間情報通信ニュースインデックスno.10112015/09/12


1.「iPhoneのSIMロック解除」は、SIMフリーのZenFoneが伸びるチャンス?(9.11 nikkeibp)
  昨年より急速に盛り上がりを見せている、仮想移動体通信事業者(MVNO)のSIMと、スマートフォンをセットで販売する“格安スマホ”。その格安スマホの重要な構成要素の1つとなるのが、SIMフリーのスマートフォンだ。

 実は今年に入って、そのSIMフリースマートフォンを提供するメーカーが増え、選択肢が急速に増えている。従来よりSIMフリー端末に力を入れるファーウェイやZTEに加え、最近では「ALCATEL ONETOUCH」ブランドで世界的にスマートフォンを販売しているTCLコミュニケーションなど中国メーカーの参入が相次いでいるほか、「FREETEL」ブランドでSIMフリー端末を提供するプラスワン・マーケティングなど、SIMフリースマートフォンにチャンスを見出す国内のベンチャー企業も着実に増えている。

 しかしながら、日本で格安スマホの市場は立ち上がったばかりだ。SIMフリースマートフォンに力を入れているのは一般層に知名度が低いメーカーが多く、キャリアが販売するものと比べると、その販売数も圧倒的に少ない。

 また、多くのSIMフリー端末は海外で生産・販売している端末を日本に持ち込んでいる関係上、日本向けのローカライズが不十分だ。例えば国内の主要な周波数帯に十分対応し切れておらず、特に地方でパフォーマンスを発揮できないなどの問題点も多く見受けられる。そうしたことから、国内で現状のSIMフリースマートフォンがすんなり受け入れられる土壌が整っているかというと、まだそうではないというのが現状だ。

 それにもかかわらず、SIMフリー市場を目指して端末メーカーの参入が相次いでいるのはなぜなのか。そして、彼らはどこに勝機を見出しているのだろうか。そうした疑問を、「ZenFone」シリーズで人気を博し、SIMフリースマートフォン市場で存在感を高めている、ASUS JAPANの部長である滕婉華氏と、営業2課 課長の村上智実氏に話を聞いた。 

  そもそもなぜASUSは、日本でSIMフリーのスマートフォンを販売するという選択に至ったのだろうか。この点について滕氏は、「機が熟した」ことが大きいと話している。  ASUSでは、クラウドの普及によってデバイスのあり方が変化する中、スマートフォンが重要なデバイスになると考え、グローバルでスマートフォンの展開に力を入れているとのこと。日本進出に当たっては2013年に、通話ができるタブレット「Fonepad」や、タブレットにスマートフォンを装着できる「PadFone 2」などの特徴のあるSIMフリーデバイスを、スマートフォンの本格参入に向けたテストマーケティングとして投入。SIMフリー端末自体が市場に受け入れられるかを確認したのだという。

  その結果、ガジェット好きなユーザーから大きな反応があり、規模は大きくないものの確実に市場性があると判断。2014年に同社のフラッグシップモデル「ZenFone 5」で本格的にSIMフリーのスマートフォン市場参入を果たしたのだそうだ。

 そのZenFone 5がSIMフリー市場でヒットを獲得し、日本でもASUSは注目されることとなった。だがそこにはZenFone 5自体が持つデザインや機能がもたらすユーザー体験に加え、日本市場で受け入れられるためのローカライズを強く意識したことも大きいと、滕氏は話している。

 実際、国内に投入されているZenFoneシリーズは、日本語入力システムに、定評の高いジャストシステムの「ATOK」を採用しているのに加え、多くのMVNOが採用するNTTドコモの回線を利用する上で、重要な周波数帯となる800MHz帯(LTEでいうところの「バンド19」)にも対応。APN(Access Point Name、携帯電話回線のデータ通信でインターネット接続する際に必要な設定)も、国内の主要なMVNOの設定を一通り用意するなどして、SIMフリー端末の設定に慣れていないユーザーが利用しやすい仕組みを整えている。

 最近、国内のSIMフリー端末を取り巻く状況に大きな変化を与えた出来事として、5月1日より実施されたSIMロック解除の義務化が挙げられる。キャリアによって対応に細かな違いはあるものの、大手キャリアのスマートフォンは今後、購入後半年が経過すればSIMロックの解除ができ、どのキャリアやMVNOのSIMでも利用できるようになる。

 ではASUSとして、SIMフリーの市場が今後どれくらい広がると考えているのだろうか。この質問に対し、村上氏は「多分大ブレイクはないと思っている。急激に伸びるのではなく、徐々にゆっくり広がっていくのではないか」と答えている。昨年後半頃、MVNOや端末メーカーのLTE導入が進んだことがターニングポイントとなって格安スマホの市場は伸びてきているが、iPhoneが発売された時のように大きなムーブメントが起きるのではなく、利用者が徐々に増えることで、状況が変化していくと捉えているようだ。

  2.改正派遣法が国会成立、9月30日施行が確定に(9.11 nikkeibp)
  改正労働者派遣法が2015年9月11日、衆議院本会議で可決、成立した。施行日は同年9月30日となる。政府は今後、厚生労働省労働政策審議会での審議を経て政省令をまとめ、各労働局による説明会などで詳細な運用内容の周知を急ぐ方針だ。施行日まで既に3週間を切っており、「早急に手続きを進めていく」(厚労省)という。

 今回の改正法は、届出だけで事業を開始できる特定労働者派遣の廃止、ソフトウエア開発などを含む専門26業務の撤廃などを盛り込んでいる。いずれもIT業界と馴染みの深い制度で、派遣技術者の派遣先、派遣元の双方で影響が出そうだ。

3.Apple、iPhone 6s/6s PlusとiPad Proの発表イベントを開催! iPad Proは11月発売(9.10 nikkeibp)
  米Appleは現地時間2015年9月9日、米カリフォルニア州サンフランシスコの「Bill Graham Civic Auditorium」で製品発表イベントを開催した。噂どおり「iPhone 6s」「iPhone 6s Plus」と「iPad Pro」、新しい「Apple TV」など、盛りだくさんの内容となった。

 Apple Watchの数々の機能に触れ、「顧客満足度は97%」と述べる。

 Cook氏に代わって、オペレーション担当上級バイスプレジデントのJeff Williams氏が登場する。「watchOS 2」について説明。サードパーティー製コンプリケーションのサポート、過去?未来の出来事をチェックするタイムトラベル機能、交通機関の乗り換え案内など。現在、Apple Watch用アプリケーションは1万以上。

 米Facebookの「Messenger」や米GoProのアプリケーションがネイティブで使えるようになる。  ここで医療分野向けアプリ「Airstrip」をデモ。血圧などを測定・記録、医師と安全にやりとりできる。妊婦が胎児の心拍数を確認したりできる。

12.9インのiPad Proは799ドルから、別売りスタイラスペンは99ドル

  12.9インチディスプレイは560万画素。第3世代64ビットチップ「A9X」を搭載。「A8X」と比べメモリー帯域は2倍、ストレージ性能も2倍に向上。A8Xより1.8倍高速で「デスクトップ級」、グラフィックス性能は2倍で「ゲームコンソール級」とSchiller氏。初代iPadと比べCPUは22倍、GPUは360倍。  バッテリー寿命は10時間。スピーカー4基内蔵。厚さは6.9mm、重量は1.57ポンド。

 キーボード付きカバー「Smart Keyboard」は、「Smart Connecter」と呼ぶ新しいコネクタでiPad Proと接続。

 スタイラスペン「Apple Pencil」も用意する。ビデオで最高デザイン責任者のJonathan Ive氏がApple Pencilについて説明。筆圧、傾き、筆致を感知するセンサーを内蔵。漢字を書いている様子などがスクリーンに映し出される。指先のタッチと同時に使用できる。

 価格は、32Gバイトモデル(Wi-Fi専用)が799ドル、128Gバイトモデル(Wi-Fi専用)が949ドル、128Gバイトモデル(LTE対応)が1079ドル。Apple Pencilは99ドル、Smart Keyboardは169ドル。いずれも出荷は11月。

iPhone 6sとiPhone 6s Plus、進化形感圧センサーを搭載

 Cook CEOが戻る。ようやく新しい「iPhone」について。「iPhoneは、前年比35%成長し、中国に限って見ると75%伸びた」と成長ぶりを強調。

 ビデオでIve最高デザイン責任者が3D Touchについて説明。新しい操作手法「Peek&Pop」でショートカットメニューを呼び出す。リニアアクチュエータ「Taptic Engine」がタップの10?15ミリ秒の違いを感知する。

 続いてソフトウエアエンジニアリング担当上級バイスプレジデントのCraig Federighi氏がデモを行う。「Mail」アプリケーションを使い、軽いプレスでメッセージをプレビュー、強いプレスでメッセージを読む。アプリケーションの切り替えも簡単。「Instagram」のサムネールを閲覧し、現在の行動に応じてカメラ機能に移ったり、フィードを表示したりできる。

 価格はiPhone 6sの16Gバイトモデルが199ドル、64Gバイトモデルが299ドル、128Gバイトモデルが399ドル。iPhone 6s Plusはそれぞれ299ドル、399ドル、499ドル。米国、日本、中国を含む12カ国/地域で9月25日発売。iOS 9の一般公開は9月16日。

  4.Amazon.com、50ドルのタブレットを年内に市場投入する計画、米紙報道(9.8 nikkeibp)
 米Amazon.comが、価格が50ドルと、これまでの同社モデルで最も安いタブレット端末を市場投入する計画だと、海外メディア(米VentureBeatや米CNETなど)が現地時間2015年9月7日、米Wall Street Journalの記事を引用して伝えた。

 それによると、Amazon.comは画面サイズが6インチの新たなタブレット端末を、2015年の年末商戦に間に合うよう発売する予定。同社の既存製品には同じく6インチの「Fire HD 6」があるが、その価格は、端末のロック画面などに広告が表示される広告付きモデルが99ドル、広告なしモデルが114ドルとなっている。新たに発売される6インチモデルに広告が付くのかどうかは明らかでないとWall Street Journalは伝えている。

 なおこうした低価格のタブレットは、一般的に機能や性能が劣ることがあり、ディスプレイの品質や耐久性、バッテリー性能などが犠牲になるとWall Street Journalは伝えている。例えばAmazonの新たな50ドルのタブレットの場合は、モノラルスピーカーが搭載されると、関係筋は話しているという。

 5.Xperia Z5は究極の完成形」、ソニモバに4K採用の理由や発熱を聞く(9.7 nikkeibp)
   ソニーモバイルコミュニケーションズは、2015年9月4日(現地時間)からドイツ・ベルリンで開催中の「IFA 2015」において、フラッグシップスマートフォンの新製品「Xperia Z5」シリーズを発表した。

Xperia Z5の特徴は。

伊藤氏 ソニーの最新技術をふんだんに盛り込んだ、この冬のフラッグシップモデル。5.2インチの「Xperia Z5」に加え、5.5インチで世界初の4Kディスプレイを搭載した「Xperia Z5 Premium」、4.6インチのコンパクト機「Xperia Z5 Compact」を同時発表した。カメラやバッテリー、デザインといった強みは3機種とも共通だ。Xperia Z5は、どの角度から見ても美しく持ちやすい「オムニバランスデザイン」を踏襲した。

 

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