週間情報通信ニュースインデックスno.9952015/05/09


1.携帯電話番号、「単体で一概に個人情報に該当するとは言えない」(5.8 nikkeibp)
  政府は2015年5月8日の衆議院内閣委員会で、個人情報保護法改正案で携帯電話番号について、「現時点において、単体で一概に(個人情報となる)個人識別符号に該当するとは言えない」と答弁した。今後定める政令で、海外での取り扱いや技術動向、社会実態を基に「該当性が明確となるよう努めたい」とした。

 山口俊一IT政策担当大臣と、政府参考人として向井治紀・内閣官房審議官が答弁した。理由として、携帯電話は直接番号を利用する人間にアプローチできるなど個人との結び付きが強いとしながらも、「法人契約を含めて様々な契約形態や運用実態がある」と述べた。法人契約の携帯電話番号の場合は、個人情報には該当しないと説明した。

 個人識別符号に該当するものとしては、マイナンバーや運転免許証番号、旅券番号、基礎年金番号を挙げた。ただ、単に機器に付番される携帯電話の通信端末IDは該当しないとした。その一方で、携帯電話番号やクレジットカード番号、メールアドレス、サービス提供のための会員IDについては、「現時点では一概に個人識別符号に該当するとは言えない」とした。

 山口IT政策担当大臣は、個人識別符号に該当するかどうか政令で定める際の基準について、個人と情報の結び付きの程度や、情報内容の変更が頻繁に行われないかという普遍性、情報に基づいて直接個人にアプローチできるかなどが判断基準になると答弁。「普遍性や情報の結び付きは、プリペイドや法人契約で若干ニュアンスが違う」と述べ、企業や消費者の意見を踏まえ議論して決めるとした。

    2.社内文書をクラウドで軽量化するサービス、iPadで資料を閲覧(4.30 nikkeibp)
   電子書籍や電子カタログを手がけるコベックは2015年4月28日、会議資料や提案書などの社内文書を電子書籍フォーマットに自動変換してiPad/iPhoneで閲覧できるようにするクラウドサービス「Wisebook Bizpod」の提供を開始した。文書を紙で印刷して配ることなく、関係者間で共有できる。文書を電子書籍フォーマットに変換することで、専用のビューアーアプリケーションを使って軽快に閲覧できるとしている。

 対応する文書フォーマットは、DOC(Microsoft Word)、PPT(Microsoft PowerPoint)、PDF、HTML、JPEG、MPEG3/MPEG4。これらのファイルをドラッグ&ドロップ操作によってアップロードするだけで、クラウド側で、自動的に独自の電子書籍フォーマット(テキストやXML/JSONデータ、画像ファイルなどで構成)に変換する。電子書籍に変換した社内文書は、iOS向けの無料専用アプリを使って閲覧する。

 セキュリティについては、クラウドにアップロードした文書ファイルごとにユーザーグループ単位でアクセス権限を設定できる。

     3.Pepper」を実戦投入、ガリバーが接客業務で(5.1 nikkeibp)
  自動車の買い取り・販売事業を手掛けるガリバーインターナショナルは2015年4月30日、ソフトバンクロボティクスと仏アルデバランロボティクスが共同開発するパーソナルロボット「Pepper」を接客業務に導入すると発表した。まず買い取り・査定での接客に投入し、販売時の接客や売買契約時の説明にも活用を広げる。

 買い取り・査定での接客では、Pepperの音声やタッチパネル通じて、顧客の名前や希望条件などの情報を収集。情報は査定担当者のPCに送信する。顧客がPepperと会話をしている間に、担当者が顧客の自動車を査定し、買い取り価格などを決められるという。「Pepperは愛嬌があるので、顧客の希望条件をストレートに聞きやすい」。

 5月1日から3日にかけて、名古屋市の新店舗の開店イベントに投入。これを皮切りに、現場での活用を進める。

 買い取り・査定での接客アプリケーションは、Pepper用のSDK(ソフトウエア開発キット)を使って既に開発済み。現在、販売時の接客や売買契約時の説明に使うアプリケーションを開発中だ。

    4.システムトークス、スマホやタブレットと一体化できる超小型Micro USBハブ(5.1 nikkeibp)
  システムトークスは2015年5月1日、スマートフォンやタブレットのMicro USB端子に差し込んで一体化できる超小型サイズのMicro USBハブ「USB2-HUBMC2SS」を5月20日に発売すると発表した。価格はオープン。直販サイト「Shop VYU」会員価格は980円。

 入力1ポート・出力2ポートのMicro USBハブで、Micro USB仕様のキーボードとマウスを同時に接続できる。USB接続のため、接続するだけで使用でき、Bluetoothのような難解なペアリング設定も不要で、相互干渉による誤動作も起きない。

 付属の変換ケーブルを用いれば、通常サイズのUSB端子の機器も接続できる。対応製品は、USB OTG対応のMicro USB端子を搭載したAndroid/Windowsスマートフォンおよびタブレット。本体寸法は高さ6.4×幅27.5×奥行き10.6mm。

   5.Apple Watch、大量出荷を阻んでいるのは部品の欠陥、米メディアが報道(4.30 nikkeibp)
  米Appleが現地時間2015年4月24日に発売した腕時計型ウエアラブル端末「Apple Watch」は、リニアアクチュエータ「Taptic Engine」の欠陥が出荷の遅れにつながっていることが分かったと、米Wall Street Journal(WSJ)が報じている。

 Taptic EngineはApple Watchの特徴の1つで、アラートや通知の際などにユーザーの手首を軽く叩くような振動を与える仕組み。中国AAC Technologies Holdingsと日本電産が部品の製造を担当している。

 WSJが関係者から得た情報によると、2月にApple Watchの大量生産を開始し、品質テストを行ったところ、AAC Technologies製のTaptic Engineの一部に不具合が見つかった。日本電産製には不具合が認められなかったため、ほぼすべてのTaptic Engineを日本電産が供給することになるが、増産に対応するまでに時間がかかる見通しという。



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