週間情報通信ニュースインデックスno.9932015/04/18


1.iPadは最強だが、マイクロソフトの「無料戦略」に押されている(4.17 nikkeibp)
 今回もiPadとWindowsタブレットを比較していこう。 長文を入力するなら、Windowsタブレットでキーボードを使うのが最善だ。ヘビーに入力することが分かっているなら、僕は最初からキーボードが付いている携帯ノートやハイブリッドノートを選ぶだろう。

 iPadも、ATOKなどのサードパーティー製の日本語入力システムに対応したが、外付けキーボードに対応していないなど、まだまだ弱点が多い。

 逆に、Windowsタブレットできちんと文字を入力したいなら、外付けキーボードはマストだ。スクリーンキーボードを見ると、無理やりタブレットに搭載したWindowsの欠点が露呈するのだ。「Word」や「Excel」などのデスクトップアプリでスクリーンキーボードを表示すると、画面のほとんどが隠れてしまい、まともに使えない状況に陥る。

 その点iPadは、「文字入力はメモ程度」というコンセプトを正しく実現している。「ヘビーに使うならMacを選べ」というわけだ。コンセプトが明確だから、iPadの入力性に対する不満も出にくいのだろう。スクリーンキーボードを使うならiPadが間違いなく優れている。

 iPadのデザインの良さ、細部に至るまでのつくりには全く欠点がない。普通に考えれば、最強のタブレットだろう。

 しかし最近のWindowsタブレットを見ているうちに、少々考えが変わってきた。例えば、エイスースの「ASUS VivoTab Note 8」は、ワコムのデジタイザーが付いたモデルで、2万円台後半で買える。iPadに比べるとどこを見ても安っぽいし、液晶の緻密さ、美しさでもまるで太刀打ちできない。だが、このタブレットはストレージが64GBと、非常にお得なのだ。

 iPadは型落ちとも言えるiPad miniが2万6800円で手に入るが、ストレージは16GBしかないので、物足りないと感じる人も多いだろう。64GBになると、iPad mini 3の5万3800円が最廉価モデルだ。大画面のiPad Air 2の64GBモデルは6万4800円もする。

 ストアアプリが乏しい現状でも、仕事で使うならWindowsタブレットだろう。ただし、その場合もデジタイザー、外付けキーボード付きが条件だ。なお、「Microsoft Office」はiOS版も登場しているが、全ての機能は使えない。そもそもiPadは、仕事でヘビーに使う端末ではないのだ。

 最近はWindowsタブレットもよく売れているようで、僕自身も手に入れたモデルに満足している。理由はシンプルで、安いからだ。Microsoft Officeが付属する8型のWindowsタブレットが2万円台で買える。しかも、デジタイザーまで付いているのだからすごい。要するに、OSやMicrosoft Officeを無料にしてでも競争力を付けようとしたマイクロソフトの戦略が功を奏しているのだ。

 iPadは80%の部分でWindowsタブレットに勝っていても、「価格・コストパフォーマンス」という重要な要素で完敗だ。アップルがプラスチック製の安価なiPadを出すとは思えないし、出して欲しくはない。だから、現状の構図はこれでいいのだろう。

  2.Appleの「App Store」、売上高で「Google Play」との差広げる(4.16 nikkeibp)
  モバイル端末向けアプリケーション(アプリ)の世界市場では、米Googleの「Google Play」がダウンロード数で米Appleの「App Store」を上回る一方、アプリの売上高ではApp StoreがGoogle Playを上回っている。最近はこの傾向がますます強まり、両者の差は広がりつつある──。

 アプリストアの分析を手がける米App Annieがまとめたこうした調査リポートの詳細を、Wall Street JournalやTechCrunchなどの米メディアが現地時間2015年4月15日に伝えた。

 それによると、2015年第1四半期(1〜3月)におけるApp Storeの売上高は、Google Playに比べ70%多く、その差は2014年第3四半期(7〜9月)から10ポイント拡大した。App Storeの売上高を押し上げた主な要因は、米国と中国の市場。とりわけ中国の消費者は、画面サイズの大きなスマートフォンを好む傾向があり、同国では「iPhone 6」と「同6 Plus」が良く売れている。App Annieによると、中国は2015年第1四半期にApp Storeの国別ダウンロード数で米国を上回り1位になった。これは同社がApp Storeの国別統計を取り始めて以来初めてのこと。ただしApp Storeの売上高では依然米国が1位。このあと日本、中国と続いており、これらの順位は前の四半期と変わらない。

 一方で2015年第1四半期におけるGoogle Playのアプリダウンロード数はApp Storeに比べ70%多かった。この比率は2014年第3四半期の60%から拡大している。Google Playのダウンロード数増大は、メキシコ、トルコ、ブラジル、インドネシアといった新興国市場によってもたらされているという。これらの国では初めてスマートフォンを購入するという人がAndroid端末を選んでおり、Google Playの利用が増えている。

        3.JUASが「企業IT動向調査」と「ソフトウェアメトリックス調査」の最新結果を発表 (4.15 nikkeibp)
   ユーザー企業のIT部門・IT子会社で構成する日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)は2015年4月15日、IT投資マネジメントやシステム開発に関する二つの調査結果を発表した。ユーザー企業のIT投資・活用動向を調査した「企業IT動向調査2015」と、約170件の開発プロジェクトを分析した「ソフトウェアメトリックス調査2015」である。いずれも各分野の調査としては、国内最大規模のものだ。

 例えば、今回の調査結果からは、次のようなIT投資・活用動向が分かる。
?IT予算は増加傾向。2015年度のDI値は23.8で過去10年で最大規模の伸び
?ビッグデータを活用済み企業は全体の4.3%。売上高1兆円以上では17.6%
?ビジネスの価値向上に向けた投資はIT予算全体の2割に過ぎない
?高齢化が進むIT部門。半数以上(56.9%)は40代以上の層が多いシニア中心型
?100〜499人月のプロジェクトの場合、29.6%が工期遅延、22.4%は予算超過
?情報セキュリティに経営層が深く関わっている企業は全体の30.6%

     4.福岡市を「ICT最先端タウン」にNTTが全面バックアップ(4.14 nikkeibp)
  福岡市とNTT(日本電信電話)は2015年4月14日、ICT(情報通信技術)の利活用によって地域における様々な社会課題の解決を共同で図ることを目的に包括連携協定を締結した。

 今回協定が結ばれたのはこれまで両者が協業し一定の成果を収めたことが大きい。例えば、福岡市無料公衆無線LANサービス「Fukuoka City Wi-Fi」の環境整備、2014年10月から訪日外国人へのサービスとして公衆無線LANと観光アプリを連動させた「J Guidest Fukuoka」のトライアルをJTBグループと展開するなどの実績がある。2015年3月20日の「市民防災の日」には、サイネージやビーコンといった技術を活用した災害時における緊急情報発信のデモなどにも取り組んだ。

 こうした取り組みを進める中で、地域の活性化や市民サービスの向上など様々な社会課題をICTの利活用により解決していく方向性で双方で一致。今回の包括連携協定締結となったという。

 共働事業として、「観光振興に関すること」「地域の安全・安心、災害対策に関すること」を予定する。無線LANやデジタルサイネージ、ビーコン、アプリケーションなどのICT技術を活用し、観光・防災情報の発信やビッグデータを活用した新サービスを開発するアイデアソンなどの実施を予定する。

 さらに「市の魅力発信や地域活性化、市民サービスの向上に関すること」として、福祉・教育に関する分野などに取り組む。

 同日、NTTのグループ会社であるテルウェル東日本は、「Fukuoka City Wi-Fi」に対応した自動販売機を設置したと発表している。

 訪日外国人が多数訪れる「博多どんたく港祭り」や「博多祇園山笠」で、福岡市が観光情報を発信する拠点として、明治通りに隣接した博多DOIMACHIビルの敷地内に設置した。

 同自販機は、災害時には無料で飲料水を取り出せる災害救援ベンダーして機能する。非常食や防災用品を提供する防災ステーションとしての活用も可能だ。

 今後、福岡市は観光情報発信・防災ステーション機能の拠点として、NTTグループと連携して同自販機の設置を進めていく方針。

5.「Apple Watch」、米国の初日注文は約100万台、米調査会社の分析(4.14 nikkeibp)
  米Appleが現地時間2015年4月10日に予約注文の受付を開始した腕時計型ウエアラブル端末「Apple Watch」は、初日の注文数が約100万台にのぼったと、複数の米メディアが報じている。

 米USA TODAY、米Apple Insider、米Forbesなどが引用した米調査会社Slice Intelligenceの分析データによると、米国では4月10日に95万7000人がApple Watchを注文した。1人あたりの平均購入台数は1.3台、平均購入価格は503.83ドルと推計する。

 注文者の62%がアルミニウム製の「Apple Watch Sport」を購入し、71%が42mmサイズを選んだ。

 Sportを注文した人の平均購入価格は382.83ドル。ステンレススチール製モデルを注文した人の平均購入価格は707.4ドルと見られる。

 最も人気が高いタイプはSportのスペースグレイで、注文の40%を占める。次いでステンレススチールケースが34%、Sportのシルバーが23%、スペースブラックのステンレススチールケースが3%と続く。

   

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