週間情報通信ニュースインデックスno.9922015/04/11


1.「Apple Watch」の注文はオンラインのみ、発売時の供給不足を想定(4.10 nikkeibp)
  米Appleは現地時間2015年4月9日、発売を間近に控えた腕時計型ウエアラブル端末「Apple Watch」について、発売時に供給不足になる可能性があるとの見通しを示し、当初はオンラインからの注文のみ受け付ける方針を明らかにした。Apple Watchは4月24日に発売する。 

 同社は4月10日より同社直営店「Apple Store」のほか、日本では東京の伊勢丹、および一部の認定取扱店でApple Watchを展示し、試着希望者に対応する。太平洋時間2015年4月10日0時1分(日本時間4月10日16時1分)に予約注文の受付を開始する。 

  2.警視庁、日本を狙う不正送金ウイルスの無力化作戦を開始(4.10 nikkeibp)
 警視庁は2015年4月10日、インターネットバンキングから不正に送金するウイルスに関して、被害と感染端末を撲滅する「ネットバンキングウイルス無力化作戦」を始めたと発表した。対象は国内外8万2000台の感染パソコン。日本独自で大規模なボットネット(感染端末のネットワーク)のテイクダウン(撲滅)に取り組むのは初めてという。

 同庁サイバー犯罪対策課は日本の金融機関を標的にする不正送金ウイルスに感染するパソコンの情報から、同ウイルスに感染する約8万2000台のパソコンを特定した。同ウイルスは日本での感染が多く、感染台数は国内で約4万4000台、海外で約3万8000台だった。不正送金対策技術を持つセキュアブレインと協力して、これら感染済みのパソコンでも不正送金できないように対策を講じたという。併せて総務省や日本データ通信協会テレコム・アイザック推進会議と連携し、感染パソコンの利用者にウイルスの駆除を依頼しているという。

 警察庁によると、2014年の不正送金ウイルスによる被害は、件数で2013年比1.4倍にあたる1876件、被害額で同2倍の約29億1000万円にのぼった。法人向けで被害が拡大した。不正送金先の口座名義人は64%が中国人、28%が日本人だった。不正送金ウイルスはパソコンに感染すると、利用者がインターネットバンキングにログインし、ワンタイムパスワードや第二パスワードを入力して送金するタイミングを狙いすまし、送金先などを書き換える。 

    3.JALがApple Watch向けアプリを提供、フライトの運航情報を手元で確認できる (4.10 nikkeibp)
  日本航空(JAL)は、ユーザーが予約したフライトの運航状況を確認し、搭乗口での手続きをスムーズに行えるApple Watch向けアプリ「JAL Countdown」(写真)を2015年4月24日から提供開始する。Apple WatchのApp Storeから無料ダウンロードできる。 

 iPhone版のJAL Countdownからフライトの運航情報や搭乗口の詳細、搭乗時刻などを取得して手元で表示するアプリ。出発10分前までの残り時間をカウントダウン表示するため、フライト前の買い物や食事、休憩の際に役立つという。 

 タッチ操作で搭乗手続きできる「タッチ&ゴー」に対応。画面上に2次元コードを表示して保安検査場、搭乗口、ラウンジでの手続きが可能。カウントダウンは3種類のデザインから選べる。飛行機の離陸時間になると飛行機が飛び立つアニメーションを表示する。 

 利用するにはiPhone版JAL Countdownが必要。iPhone版の対応OSはiOS 6.0以上だが、Apple Watchへの対応はiOS 8.2以上となる。 

4.ピクセラ、DTCP-IP対応メディアプレーヤーのMac版(4.9 nikkeibp)
    ピクセラは2015年4月8日、DTCP-IP対応メディアプレーヤーソフト「StationTV Link」のMac版を発表した。4月10日に発売する。ホームネットワーク経由でDTCP-IP対応機器が録画した番組を視聴できる。Amazon.co.jp、DMM.com、Vector PC Shopなどの各ダウンロードサイトで順次販売する。ダウンロード価格は3000円(税込み)。

 ホームネットワーク内にあるレコーダーやテレビ、ネットワークストレージなどのDTCP-IP配信に対応した機器(サーバー)が録画した番組や現在放送中の番組を再生できる。家庭内にある複数のサーバーを自動検出し、横断的に録画番組一覧を表示できる。

 2011年以降発売のMacBook Air/MacBook Pro/iMac/Mac mini、2013年以降発売のMac Proで動作し、内蔵ディスプレイおよびMini DisplayPort/Thunderbolt/Thunderbolt 2/HDMI経由でのHDCP対応ディスプレイに出力できる。対応OSはOS X v10.9(Mavericks)以降。

 Digital Transmission Content Protection(以下DTCP)は、ホームネットワーク/パーソナルネットワーク内で、コピー防止に使用される。DTCPの中でも、DTCP-IPはDLNAと共に使用され、家庭内の孫コピーの禁止された地上デジタル/BSデジタル/CSデジタルの映像配信に主に使用されている。

    5.LTE-Advancedの拡張機能に採用、NECのIoT機器接続技術(4.8 nikkeibp)
  NECは、各種IoT(Internet of things)機器をモバイルネットワークに効率良く接続するための技術を開発した(ニュースリリース)。IoT機器の仕様や利用状況にあわせて、機器とモバイルネットワーク間でやりとりする制御信号を削減し、ネットワーク負荷を低減するための通信技術である。このような技術の開発は世界で初めてだという。

 同社によれば、現在のモバイルネットワークは、人が携帯端末を保有して移動する音声・データ通信を前提としており、端末の通信接続状態や位置を管理するための制御信号を、通信事業者のネットワークと携帯端末との間で頻繁にやりとりしている。

 このため、例えば、通信の開始・停止を定期的に繰り返すスマートメーターや、ネットワークのエリア間を継続的に高速移動する自動車など、人と異なる特有の動きをするIoT機器では、モバイルネットワークで不要な制御信号が大量に発生してしまう。さらに、IoT機器の増加に伴ってネットワークの負荷が増大することで、モバイルネットワークの信頼性低下が懸念されている。

 そこでNECは、IoT機器の通信頻度や移動の有無、速度などに応じて、モバイルネットワークにおけるIoT機器の発着信時の不要な制御信号を削減する手法を開発した。この手法では、それぞれのIoT機器の通信や移動の特性を把握して、IoT機器の通信接続状態や位置に応じた制御を実施する。

 シミュレーションでの評価では、IoT機器に関わる制御信号数が従来の約1/10に削減できること確認した。NECは、この手法は、今後爆発的に増加していく様々な機器をモバイルネットワークの負荷を抑えて接続できる技術だとしている。なお、同技術は、モバイルネットワークの標準化団体3GPPにおいて、最新規格4G LTE-Advancedの拡張機能を規定する「3GPPリリース12」の標準規格に採用された。

 

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