週間情報通信ニュースインデックスno.9812015/01/17


1.データ量無制限プランを始めるUQ WiMAX 2+、ただしLTE併用時には要注意(1.16 nikkeibp)
  UQコミュニケーションズは2015年1月15日、下り最大220Mビット/秒に高速化したWiMAX 2+の新サービス提供に合わせて、WiMAX 2+を通信データ量無制限で利用できる新料金プラン「UQ Flatツープラス ギガ放題」を発表した。月額の利用料金は4380円(税別、以下同)。2月20日に提供を開始する。

  UQ Flatツープラス ギガ放題でUQコミュニケーションズは、これまでWiMAX 2+に設定していた7GBのデータ量月間上限(新規契約から最大25カ月間は対象外)のないプランを新たに提供する形となる。ただし、UQコミュニケーションズにサービスの詳細を確認したところ、au 4G LTEに対応する「Speed Wi-Fi NEXT W01」で「LTEオプション」(利用した月のみ1005円、2015年5月末まで無料)を利用してau 4G LTE通信と併用した場合は、従来と同様に月間7GBの上限が適用されるという。このためLTEオプションを利用する際には注意が必要だ。

 具体的には、WiMAX 2+を利用できる「ハイスピードモード」とWiMAX 2+とau 4G LTEを併用する「ハイスピードプラスエリアモード」の2モードのうち、ハイスピードプラスエリアモードを利用した通信は月間7GBのデータ量カウント対象となる。ハイスピードプラスエリアモードではWiMAX 2+も利用できるが、同モードのWiMAX 2+はカウント対象となるので十分に注意する必要がある。WiMAX 2+とau 4G LTEの合計通信量が月7GBを超えた場合は、従来と同様、WiMAX 2+とau 4G LTEの両方式とも通信速度が128kビット/秒に制限される。

 加えて、両モードとも3日間で3GBを超えると通信速度が700kビット/秒程度まで低速化される。従来は3日で1GBの設定だったが、新料金プランでは3GBまで緩和されている。

 従来機種の「Wi-Fi WALKER WiMAX2+ HWD14」「同HWD15」においても、新規契約から25カ月以内の制限なし状態であっても、ハイスピードプラスエリアモードのWiMAX 2+とau 4G LTEの合計通信量が月7GBを超えると両方式とも速度規制の対象となっていた。   

  2.ビッグローブ、音声SIM搭載の腕時計型ウエアラブルAndroid端末を参考出展(1.16 nikkeibp)
  ビッグローブは、東京ビッグサイトで2015年1月14日から1月16日まで開催している「ウェアラブルEXPO」に、腕時計型の法人向けウエアラブルデバイス「Internet Connected Device(仮)」(写真)の試作機を参考出展した。同社の音声通話SIMカードを組み込んでおり、スマートフォンと同様に電話の着信・発信やWebサイトのブラウジングができる。

 同デバイスは、42×47×15o程の大きさの本体に1.6インチのタッチディスプレイを備える。本体にリストバンドやチェーンのアタッチメントを取り付けて、腕時計型かキーホルダー型で装着することを想定している。SIMカードは本体に固定されており、差し替えはできない。

 OSはAndroid 4.2を搭載。法人向けに業務システム用途で提供する製品であり、業務Androidアプリをカスタムで開発し、組み込んだ上で出荷する。発売時期、価格などは未定。        

  3.NEC、x86ベースの大規模SMP機を自社ブランドで販売開始(1.16 nikkeibp)
  NECは2015年1月15日、x86 CPUを搭載した高性能サーバー機の新機種「NX7700x A2080H-240」(写真)を発表、同日販売を開始した。日本ヒューレット・パッカード(日本HP)が2014年12月に販売開始した「HP Integrity Superdome X」と同一の製品であり、同製品のNECブランド版に相当する。サポートOSは、Red Hat Enterprise Linux 6.6以降。価格(税別)は4567万7800円から。

 NX7700x A2080H-240は、高性能を追求した大規模SMP(対称型マルチプロセッシング)サーバーである。高さ18UにCPU/メモリーボード(Xeon×2ソケット30コア、メモリー1.5Tバイト)を8基搭載し、全体で最大16ソケット240コア、メモリー12Tバイトの単一サーバーイメージで動作する。専用のチップセットでCPU間通信を最適化しており、SMP時に16ソケットまでリニアに性能が向上するという。耐障害機能も備え、OSによる再起動を介さずにファームウエアレベルでI/Oエラーを復旧できる。

 同製品は、NECと米Hewlett-Packard(米HP)が協業して開発を進めてきた、x86ベースの大規模SMP機「DragonHawk」(開発コード名)のNEC版に当たる。    

4.イーセクター、VPN機器いらずのクラウド型P2P VPNサービス(1.14 nikkeibp)
  イーセクターは2015年1月13日、VPN装置などのネットワーク機器を使うことなくサーバー機へのVPN(バーチャルプライベートネットワーク)接続ができるクラウド型のVPNサービス「SCRAINS」を販売開始した。SCRAINSが2014年9月から提供しているサービスを、イーセクターのクラウドサービスメニュー「ESECTOR CLOUD」の一つとして扱う。

 SCRAINSは、専用のエージェントソフトを導入したコンピュータ同士の暗号化通信を仲介するクラウド型のVPNサービスである。これを使うと、遠隔拠点のパソコンから本社の社内ファイルサーバーにアクセスするというように、プライベートIPアドレスを持った2台のコンピュータ同士が、クラウドを介して通信できるようになる。暗号化(AES 256、鍵交換はRSA)は、2台のコンピュータ間で直接行う。

 仕組みは、エージェントからクラウドにログインしてコネクションを張った状態で、エージェント同士の通信を仲介するというもの。基本的な使い方として、サーバー機は、常時ログインした状態(クラウドとの間でコネクションを張った状態)で運用する。サーバーにアクセスするクライアントPCは、VPN接続が必要なタイミングで、その都度エージェントからクラウドにログインしてサーバーと通信する。通信先となるサーバー機は、IPアドレスで指定する。

 VPN接続に加え、VPN接続した上でWAN高速化の機能も利用できる。遅延時間が大きい遠隔地同士の通信や、パケットロスが大きいネットワーク環境などにおいて、高速に通信できるとしている。

 価格(税別)は、エージェントのインストール数が5台の最小構成で年額3万円(エージェント1台当たり月額500円相当)。

5.2014年の国内モバイルデバイス出荷は前年比8.6%減の5142万台、IDCが予測( nikkeibp)
  調査会社のIDC Japanは2015年1月13日、国内モバイルデバイス市場に関する調査結果をまとめ、2014年の国内モバイルデバイス出荷台数が前年比8.6%減の5142万台に減少する見通しとなったと発表した。種類別では、スマートフォンが2569万台、タブレット(eReaderを含む)が818万台、PCが1541万台、その他通信データカードなどのData Communicationが214万台となると予測した。

 2014年が通年でマイナス成長となる見通しとなった要因についてIDCは、2014年第3四半期(7〜9月)のモバイルデバイス出荷台数が前年同期比19.9%の1039万台にまで落ち込んだことを指摘している。同第3四半期では、スマートフォン市場が次世代iPhone(iPhone 6 / 6 Plus)の販売前のユーザーの買い控えやアンドロイドOS搭載スマートフォンの販売不振の影響を受けた。PC市場もWindows XPサポート終了に伴う特需の反動から、出荷台数が大幅に減少した。

 その後スマートフォン市場は、iPhone 6 / 6 Plusの発売に伴い、販売台数も出荷台数も好転の兆しがあったが、2014年通年ベースではマイナス成長となる可能性が高まった。PC市場も同年第4四半期(10〜12月)で縮小傾向が続く可能性が高く、モバイルデバイス全体としてマイナス成長になると予測した。

 2015年のモバイルデバイス市場について、同社は前年比2.3%減の5026万台になると予測する。内訳はスマートフォンが2700万台、タブレットが827万台、PCが1296万台、その他が202万台という。スマートフォン市場はプラス成長に転ずる可能性があるものの、タブレット市場の成長鈍化が予測され、PC市場も2桁のマイナス成長が見込まれるという。   

   

    

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