週間情報通信ニュースインデックスno.9762014/12/13


1.KDDI子会社も格安SIMに参入、au回線を使い2Gバイト月額980円から(12.11 nikkeibp)
  KDDI子会社のKDDIバリューイネイブラー(KVE)は2014年12月11日、LTE(Long Term Evolution)の高速データ通信や音声通話サービスを利用できるMVNO(仮想移動体通信事業者)型の携帯電話サービスを12月18日から提供すると発表した。SIMロックフリー端末で利用できるSIMカードを提供するほか、組み合わせて使えるスマートフォン2機種も用意した。

 親会社が提供するau回線を利用している。直販のブランド「UQ mobile」でサービスを提供するほか、家電量販店などがパートナーとなり販売チャネルごとのブランドでも提供する。ビックカメラやヤマダ電機、コジマ、ヨドバシカメラ、エディオンなど主要家電量販がパートナーに名を連ねた。

 UQ mobileの料金は、データ容量2Gバイトまで速度制限なしの「データ高速プラン」で月額980円。容量超過時は通信速度200kバイト/秒に制限される。これに音声通話サービスを加えたプランは月額1680円で、国内通話料は30秒20円に設定した。

 端末はオプションで、京セラ製の「KC-01」と韓国LG電子製の「LG G3 Beat」の2機種を用意。通信サービスとのセットで、端末代金を24回で支払える割賦のメニューを用意した。    

  2.アクセンチュアとWi2が訪日外国人向け無料Wi-Fi、JALや京都市などと連携(12.11 nikkeibp)
   KDDIグループの公衆Wi-Fi(無線LAN)通信事業者であるワイヤ・アンド・ワイヤレス(Wi2)とアクセンチュアは2014年12月12日から、訪日外国人向けの無料Wi-Fiサービス「TRAVEL JAPAN Wi-Fi」を始めると発表した。

 パートナーとして、日本航空(JAL)・小田急電鉄などの交通機関、地方自治体の神戸市・京都市、訪日外国人の来店が多いドン・キホーテやビックカメラといった小売業を含む計17社(団体)が参画する。

 パートナー企業は、訪日外国人向け無料Wi-Fiの提供によって、観光客・買い物客の誘致を狙う。Wi2とアクセンチュアは、訪日外国人向け事業を拡大したいパートナーを通信インフラ・システム面で支援し、手数料収入を得る。

 Wi2の大塚浩司代表取締役社は12月11日の記者会見で、「全国約24万カ所のWi-Fiエリアを1つのアプリで利用できるようにし、外国人旅行者を『おもてなし』したい。アクセンチュアと共同開発したシステムを活用し、旅行者の動向を把握したり、旅行に役立つ情報を配信する取り組みも進める」と説明した。

 Wi2のライバルであるNTTグループのNTTブロードバンドプラットフォームは既に同種のサービス「Japan Connected-free Wi-Fi」を提供している。Wi2はアクセスポイントの多さや情報配信などの付加機能で差異化を図る。  

  3.Google、ダンボール製VRヘッドセット「Cardboard」の取り組みを強化(12.11 nikkeibp)
  米Googleは現地時間2014年12月10日、手軽に仮想現実(VR)体験ができる簡易型ヘッドマウントディスプレイ(HMD)「Cardboard」に関する取り組みを発表した。「Google Play」に専用セクションを設けたほか、ソフトウエア開発キット(SDK)をリリースした。

 Cardboardはダンボール製の組立式HMDで、同社が今年6月に開催した年次開発者会議「Google I/O 2014」で初披露され、参加者に配布された。スマートフォンを組み込んでレンズのぞき込むことで、没入感のある3Dビデオやゲームを楽しめる。専用サイトでは材料などの説明と型紙を含む作成キットが公開されており、誰でも身近な材料で作ることができる。

 Google Playでは、現在20種類以上のCardboard対応アプリケーションが配信されており、専用セクションから手軽に閲覧および入手できる。

 Cardboardは、Googleの従業員が、勤務時間の20%を自由な研究に充てられる「20%プロジェクト」を利用して開発したものだが、「100%注力する本格プロジェクトになった」と米メディア(Engadget)は報じている。  

  4.Instagramの月間アクティブユーザーが3億人突破、Twitterを上回る(12.11 nikkeibp)
   米Facebook傘下の写真共有サービスInstagramは現地時間2014年12月10日、同社サービスの月間アクティブユーザー数が3億人を突破したと発表した。同社は今年3月に月間アクティブユーザーが約2億人になったと発表しており、約9カ月で50%増えたことになる。また先ごろ米Twitterが公表した今年9月末時点の月間アクティブユーザー数は2億8400万人だった。

 Instagramの共同創業者で、最高経営責任者(CEO)のKevin Systrom氏によると、同社サービスでは現在1日当たり7000万以上の写真とビデオが共有されている。また同氏は米Wall Street Journalの取材に応じ、Instagramユーザーのうち2億1000万人が米国外のユーザーだと述べている。モバイルアプリを多言語に対応させたこと、各国それぞれの著名人に利用を促したことが、米国外ユーザーの増大につながったとしている。

 Instagramは米スタンフォード大学卒業生のKevin Systrom氏とMike Krieger氏が2010年10月に立ち上げた。2012年4月にFacebookが同社の買収を発表。同年9月に買収手続きが完了し、その半年後の2013年2月末には月間アクティブユーザーが1億人に達するなど、Facebookの傘下に入った同社は利用者を着実に増やしてきた。  

  5.「03」番号で通話できるスマホ付きSIM、日本通信が1000台限定で販売(12.10 nikkeibp)
  日本通信は2014年12月10日、「03」から始まる固定電話番号で通話できる格安SIMサービス「03スマホ」を販売すると発表した。1000台限定の商品で、同社の直販サイト「b-Market」だけで12月13日(土曜日)0時に発売する。

 MVNO(仮想移動体通信事業者)である日本通信は、携帯電話網と固定電話網を組み合わせながら一つの電話番号で場所を問わず通話できる「FMC(Fixed Mobile Convergence)フォン」を商品化する構想を掲げてきた。格安SIMの付加価値を高める狙いで、今回はその初の商品化だ。

 今後は、PBX(構内交換機)メーカーや固定電話を手掛ける企業など「様々なパートナーを募ってFMCの市場を立ち上げたい」(同社幹部)考え。つまり、今回の商品はFMCフォンの機能をアピールするためのテストマーケティングの意味合いが大きいという。

 今回の「03スマホ」は、NTTドコモの携帯電話網を使ったLTE(Long Term Evolution)通信ができるSIMカードとスマートフォンをセットで提供する。スマホに搭載したIP電話アプリと日本通信の網内に置いたIP交換機が連携することで、固定電話番号を使った通話を実現している。東京都区部で使われる「03」番号は、日本通信が総務省に申請して割り当てを受けた番号を使っている。

 基本料金は3980円(税別、以下同じ)で、3Gバイトまで速度制限なしのパケット通信料と1200円分のIP電話通話料、端末の割賦代金が基本料金に含まれる。1200円分(通話時間で60分に相当)を超過した場合のIP電話の通話料は、発信先が固定電話か携帯電話かを問わず1分20円である。

 スマホ端末は韓国LG電子の「G2 mini」を採用した。   

   

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