週間情報通信ニュースインデックスno.968 2014/10/04


1.秒速で1億件をうたうビッグデータ分析用のWindowsコマンド(10.3 nikkeibp)
バンクラックジャパンは2014年10月3日、Windowsのコマンドプロンプトで利用できるビッグデータ分析用途のコマンド群「Event Horizon」を発表した。テキストファイルを対象に、検索インデックスを用いて高速検索する。大容量のCSVデータから所望のデータを抽出したり、並べ替えたりといった処理を高速に実行できる。価格(税別)は50万円からで、10月14日に発売する。
 Event Horizonは、大容量データの分析処理をWindowsのバッチファイルで実行できるようにするコマンド群である。検索/抽出、ソート、文字列置換、ファイル操作などを行うための汎用コマンドを全部で32個提供する。これらを組み合わせることによって、大抵のデータ分析処理ができるとしている。Windows XP以降のコマンドプロンプトで動作する。32個のコマンドは、いずれもC言語で開発されており、外部の共有ライブラリーなどは使わない。
 最大の特徴は、高速に検索できることである。普通のパソコンでも、秒速で1億件(テラバイト級)のデータ検索が可能としている。同社が公開しているデモンストレーション動画では、1億1800万件(202Gバイト)のCSVデータからデータを12秒で抽出している。高速検索の仕組みの一つは、元データであるテキストファイル(CSV)を対象に検索インデックスを作成し、インデックスを用いて検索できること。このほか、ファイルをメモリー空間にマッピングすることによってI/O性能を高めるメモリーマップトファイルの仕組みも採用している。

    2.AWSが専用線接続の検証ラボ、事前の動作確認を可能に(10.2 nikkeibp)
 アマゾン データ サービス ジャパンは2014年10月2日、ユーザー企業の社内ネットワークと「Amazon Web Services(AWS)」を専用線でつなぐ「AWS Direct Connect」の検証施設を開設した。検証施設の名称は「AWS専用線アクセス体験ラボ」。同ラボはAWSとDirect Connectで接続されており、ラボ内にテスト環境を構築することで、本番環境で使用したい機器の動作やレイテンシーなどを確認できる。
 「Direct Connectを検討するユーザー企業の多くは、実際に専用線を契約する前にDirect Connectを利用したシステムの動作を確認したいと考えている。このラボでそうしたニーズに応える。Direct Connectの検証施設は米本社にはなく、日本法人が世界で初めて設立した」と、アマゾン データ サービス ジャパンの玉川憲技術本部長は説明する。 

 3.シスコ社内からIP電話機が消える、「全部テレビ電話に置き換える」と平井社長(10.2 nikkeibp)
 シスコシステムズが社内のIP電話機を全てテレビ電話に置き換える。2014年10月2日に開催した経営戦略説明会で、同社の平井康文社長が明らかにした。まずは営業担当者400〜500人が使用する机にあるIP電話機を、「Cisco DX80」といったテレビ電話に置き換える。「社員は原則、オフィスの机から会議に参加する」(平井社長)ことになる。
 平井社長によればこれは、米シスコシステムズが全世界で進めている方針なのだという。シスコ日本法人はオフィスルームの「フリーアドレス化」を完全実施しており、「社員2.5人につき一個のオフィス机がある」(平井社長)という状況だ。各机には現在、シスコ製のIP電話機が設置されているが、これを数年かけて全てテレビ電話機に置き換える。

4.Microsoft、Officeの新たなプレゼンアプリ「Sway」を発表(10.2 nikkeibp)
 
米Microsoftは現地時間2014年10月1日、「Office」スイートの新たなプレゼンテーションアプリケーション「Sway」を発表した。スマートフォンでもパソコンのブラウザーでも、まったく新しいインタラクティブな方法で手軽にアイデアを表現できるとしている。
 Swayでは、クラウドストレージ「OneDrive」、「Facebook」や「Twitter」「YouTube」などのソーシャルネットワーク、あるいはデバイス上からコンテンツをドラッグ&ドロップ操作で手軽に取り込んで組み合わせることが可能。
 従来ながらの縦方向にスクロールするレイアウトのほか、水平方向に切り替わるレイアウトも用意する。カードをめくるようにして詳細情報を表示するフラッシュカード効果、2次元(2D)に加え3次元(3D)の拡大/縮小といった機能も備える。
 MicrosoftはSwayのプレビュー版を招待制で提供する。専用サイト「Sway.com」を通じて招待の申込みが行える。  SwayはまずWeb版を提供し、最終的にiOS、Android、Windows Phone向けアプリケーションをそろえる予定。正式なリリース時期については明らかにしていない(米Wall Street Journalの報道)。

5.NECプラットフォームズ、無線LANルーター最上位機の後継モデル発表(9.30 nikkeibp)

NECとNECプラットフォームズは2014年9月30日、無線LANルーターの新製品「AtermWG1800HP2」を10月9日に発売すると発表した(写真)。IEEE 802.11acに対応する同社の無線LANルーターの最上位機種で、WG1800HPの後継モデルとなる。最大通信速度(理論値)は、5GHz帯が802.11acの1300Mbps。2.4GHz帯が802.11nの450Mbps。
 AtermWG1800HP2は、同WG1800HPから無線LAN中継機能を強化し、「Wi-Fi TVモード中継機能」を搭載した。親機側と子機側の両方で電波干渉が少なく安定した高速通信が可能な5GHz帯を用いて、NEC独自の「TVモード」技術を使って通信を中継する。
 AtermWG1800HP2は、単体および2台セットモデルの「AtermWG1800HP2 イーサネットコンバータセット」として販売する。価格はいずれもオープンで、発売時の想定売価は単体が税別1万7000円前後、イーサネットコンバータセットが同3万3000円前後。

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