週間情報通信ニュースインデックスno.963 2014/08/30


1.KDDIがMVNO事業の新会社を設立、販売パートナーの開拓を強化へ(8. 29 nikkeibp)
 KDDIは2014年8月29日、MVNOを展開する子会社「KDDIバリューイネイブラー」(KVE)を18日に設立したと発表した。今後、販売パー トナーの開拓を精力的に進め、契約数の拡大につなげる狙い。

 新会社はKDDI(au)の携帯電話回線を借りる「MVNO」の位置付けだが、独自ブランドによるサービス提供は当面、予定していない(図)。顧客基盤 を保有する販売パートナーの開拓を中心に進め、同パートナーが独自ブランドで携帯電話サービスを提供するスキームを想定する。

 最近になってMVNOが増えてきたが、一般の企業には依然として参入のハードルが高い。携帯電話回線や端末の調達をはじめ、課金・請求システムや保守体 制の構築、コールセンターの運営、電気通信事業者登録など様々な手続きが必要になるためだ。これらの手続きを新会社が肩代わりすることで、多くの企業が膨 大な初期投資をかけることなく、販売に特化した形で参入できるようにする。

2.Samsungが3G対応Tizenスマートウオッチ「Gear S」、LGも腕時計型ウエアラブルを発表(8.29 nikkeibp)
 韓国Samsung Electronicsは現地時間2014年8月28日、腕時計型ウエアラブルデバイスの新モデル「Samsung Gear S」を発表した。第2世代(2G)および第3世代(3G)通信ネットワークをサポートし、単体で通話や通信が行える。10月より、世界で順次発売する。

 Gear Sは2インチの「Super AMOLED」ディスプレイ(解像度は360×480ドット)を搭載する。曲面ディスプレイのため手首に馴染みやすいとしている。OSは「Tizen」 で、動作周波数1.0GHzのデュアルコアプロセッサ、512Mバイトのメモリー、4Gバイトのストレージを備える。

 Bluetooth 4.1およびWi-Fi 802.11 b/g/nに加え、2G/3Gネットワークに対応し、連動するスマートフォンが近くになくてもアプリケーションやSNSからの通知を受け取れる。通話の発 信や受信および応答も可能。同社は、スマートフォンと接続しなくても単体で通話できるスマートウオッチの投入を計画していると、5月に報じられていた(関 連記事:Samsung、単体で通話が可能なスマートウオッチを発表、WSJ報道)。

3.NECがSDN事業を強化、2015年度売り上げを500億円へ(8.28  nikkeibp)
 NECは2014年8月27日、企業や官公庁、データセンター市場向けのSDN(ソフトウエア・デファインド・ネットワーキング)事業を強化すると発表 した。これまで提供してきたOpenFlow対応の製品群に加え、既存のネットワークシステムから段階的にSDNに移行できる「SDN Ready」製品を順次、提供開始する。導入の際のコンサルティングサービスも開始、営業体制も強化する。

 SDNは、スイッチやルーターなどのネットワーク機器をソフトウエアによって集中的に制御すること。専用のコントローラーを用いることで仮想ネットワー クを構成し、簡単に管理できることを目指す技術だ。

 NECが算出した、SDN関連の製品やサービスなどを含めた市場規模予測は2014年に5000億円。2017年には4兆7000億円にまで成長すると 予測している。NECシステムプラットフォームビジネスユニットの福田公彦執行役員は「ネットワーク市場全体の約3割がSDN化する」という予測に併せ て、SDN事業の成長を期待する。同社のSDN関連の事業規模は2013年度に約200億円。2015年度には約500億まで拡大する考えだ。

 「SDN Ready」製品として提供開始するのは、LANスイッチである「UNIVERGE QXシリーズ」と、WANアクセスルーター「UNIVERGE IXシリーズ」の2つだ。従来型のネットワーク機器として使用できるが、SDNにも対応しており、ネットワークシステムを段階的にSDNに移行できる。 UNIVERGE QXシリーズは8月27日より出荷開始、UNIVERGE IXシリーズは9月中に提供開始する予定だ。

4.Googleオフィススイート、iOS版Slides公開で全アプリが Officeに対応(8.26 nikkeibp)
 米Googleは現地時間2014年8月25日、プレゼンテーションアプリケーション「Google Slides」のiOS版を公開した。米Appleの「App Store」から無償でダウンロードできる。これにより、GoogleオンラインオフィススイートのiOS版がすべて揃った。

 iOS版Google Slidesでは、「iPhone」や「iPad」でプレゼンテーションを作成および編集できるほか、他のユーザーとの共有や共同編集が行える。 「Microsoft PowerPoint」ファイルを閲覧、編集、保存することも可能。

 またGoogleは、iOS版の「Google Docs」と「Google Sheets」も同日アップデートした。それぞれ「Microsoft Word」ファイルと「Microsoft Excel」ファイルを閲覧、編集、保存する機能が加わった。

5.伊藤忠、「Yammer」を導入しワークスタイル変革(8.26  nikkeibp)
 伊藤忠商事は2014年8月26日、より効率的なワークスタイル変革の一環として、クラウド型グループウエアサービス「Office 365」をはじめとするマイクロソフト(MS)の製品・サービスを全社導入し、正式に運用を開始した。同日に日本マイクロソフトが発表した。

 伊藤忠商事は2013年10月に、20時以降の残業を原則禁止する朝型勤務制度を試験導入し、2014年5月に正式導入している。特に実質的な勤務時間 の短縮と生産性向上の実現に関しては、社員の意識改革と同時にそれを支えるICT基盤の導入が不可欠と判断し、今回のMS製品やサービスの導入に至ったと いう。

 Office 365はMSが提供するソフトウエア製品やサービスをSaaS(Software as a Service)として提供するクラウドサービスで、Webブラウザー経由で利用する。

 伊藤忠商事が採用した製品やサービスは主に四つあり、グループウエアや文書管理などの機能を備える「SharePoint」、ビデオ会議などの機能を提 供する統合コミュニケーションソフト「Lync Online」、企業向けSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の「Yammer」、メールサービスの「Exchange」だ。



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