週間情報通信ニュースインデックスno.956 2014/06/28

1.ブロケード、分散型のソフトウエアルーターを2014年末以降に提供(6.27 nikkeibp)

  ブロケードコミュニケーションズシステムズは2014年6月27日、仮想アプライアンス型のルーター製品「Vyatta vRouter」のロードマップを発表した。2014年末から2015年初頭にかけて、現行製品「Vyatta 5600 vRouter」の機能上位となる「Virtual Distributed Router」(VDR)をリリースする。VDRでは、ルーター機能を複数台のサーバー機に分散配置して、これらを論理的に1台の大型ルーターとして運用 できるようになる。マルチテナント型のデータセンターに向く。

 Vyatta vRouterとは、仮想アプライアンスの形態で提供するルーター機器である。仮想アプライアンスであるため、仮想サーバーや仮想デスクトップなどと同様 に、サーバー仮想化ソフト(ハイパーバイザー)の上で動作する。機能としては、ファイアウオール(アクセス制御)機能やVPN機能を備える。

2.「スカパー!」が顧客管理システム障害で全手続きを停止、個人情報漏洩も(6. 27 nikkeibp)
 スカパーJSATは放送サービス「スカパー!」の顧客管理システムで障害が発生していることを発表した。2014年6月25日からシステムを停止してお り、27日夕方時点で復旧していない。

 現在、電話や公式Webサイトを含むすべての窓口において、スカパー!の新規加入・解約・変更などの手続きができない状態になっている。受付再開は電話 が29日10時、Webサイトが30日9時を予定している。すでに契約中の放送サービスには影響がない。

 システム障害の過程で、個人情報が漏洩した可能性があることも発表した。スカパー!に加入中の契約者が、公式Webサイト「Myスカパー」で手続きを 行った際に、自分のメールアドレスではなく、別の契約者のメールアドレスが表示された可能性がある事象を27件確認したという。このうち2件で「氏名」 「ICカード番号」「視聴契約情報」を第三者に閲覧された可能性がある。スカパーJSATは該当する契約者に個別に説明した。

3.グーグルがTVや自動車向けAndroidを発表、企業版Googleドライブ も(6.26 nikkeibp)
 米グーグルが現地時間の2014年6月25日から開催している「Google I/O 2014」では、基調講演で次期Androidの開発者プレビューなどを発表した。

 まず2014年3月にベータ版のSDKを公開していた「Android Wear」について、続報を発表した。平均的なAndroidユーザーは1日に125回もスマートフォンを確認するという。Android Wearでは身体に装着したウエアラブルデバイスにより、重要な通知などを素早く確認することが狙いとなる。  基調講演では、LGによるAndroid Wear対応スマートウォッチ「LG G Watch」の実機を使って、詳細なデモを披露した。

 例えばフライトの予定がある場合、バイブレーションによる通知や、Google Nowによる空港周辺の天気や交通情報などをスマートウォッチ上で受け取ることを可能とする。「OK Google」と呼びかけることで、音声によるコントロールにも対応する。

 スマートフォンとの連携のデモでは、スマートウォッチ上で通知を確認して消去したところ、スマートフォン上の通知も同時に消去されるため、同じ通知を2 回消去する必要がないという。通知が不要なときはスワイプ操作で通知をオフにしたり、Googleマップによるナビゲーション機能も利用できる。

 ほかにも宅配ピザのアプリでは、スマートウォッチだけで前回の注文を再実行し、20秒でピザを頼むデモを披露。レシピアプリでは、スマートウォッチ上で のページめくりとスマートフォンが同期、レシピ内の調理時間をタップすることでタイマーアプリで時間を計る、といった機能を披露した。これらのアプリは、 スマートフォン版をGoogle Playからインストールしておけば、自動的にスマートウォッチ版をダウンロードする仕組みになっているという。

4.Google、Docs/Sheets/Slidesで直接Officeファイ ル編集を可能に(6.26 nikkeibp)
 米Googleは現地時間2014年6月25日、オンラインオフィススイート「Google Docs」「Google Sheets」「Google Slides」に、Microsoft Officeファイルを編集できる「Quickoffice」アプリケーションを統合すると発表した。これにより、Webおよびモバイル版Docs、 Sheets、Slidesで、直接Word、Excel、PowerPointファイルを編集できるようになる。

 Web版は現在のところ「Chrome」ブラウザーのみ対応する。Chrome拡張機能をインストールすることで、「Google Drive」「Gmail」のほか、「Chromebook」パソコンから直接Office文書を編集および共有できる。

 モバイル版については、同日リリースしたAndroid向けSlidesアプリケーションですでにPowerPoint編集が可能になっている。iOS 向けSlidesアプリケーションは数週間以内にリリースする予定。Android向けDocsおよびSheetsアプリケーションにも、同日より Quickoffice統合を反映させる。その後iOS向けアプリケーションもアップデートする。

 なお、Docs、Sheets、SlidesへのQuickoffice統合に伴い、数週間以内にQuickofficeの単独アプリケーションとして の提供を終了する。

5.NEC、最短2週間で導入できるSaaS型コンタクトセンターを販売(6.25  nikkeibp)
 NECは2014年6月25日、コンタクトセンター機能をクラウド型で提供する「CSVIEW/Contact Center Cloud」
を発表、同日販売を開始した。NECがコンタクトセンターソフトをSaaS型で提供するのは今回が初めて。機能の標準化や業務テンプレートの適用によって カスタマイズ作業を低減したという。個別にシステムを構築する場合と比べて、最大33%のコストを削減し、最短2週間でシステムを導入できるとしている。 販売目標は、今後3年間で100件。

 CSVIEW/Contact Center Cloudは、SaaS型で利用できるコンタクトセンターシステムである。コンタクトセンターとは、顧客からの問い合わせ履歴を管理するシステムであり、 電話/ファクス、電子メール/Webフォームなどの各種チャネルを介した顧客とのやり取りの記録を管理し、これを分析/活用できるようにしたものである。

 SaaSの利点は、パッケージソフトを使って個別にシステムを構築するよりも低価格/短期間で導入できることである。従来のシステム構築では、業種や業 務に合わせたデータ項目や画面のカスタマイズ、電話機との連携といった個別開発が必要になっていた。これに対してSaaS版では、利用率の高い機能を標準 化しているほか、業務に合わせたテンプレートを用意している。

 さらに、標準機能や業務テンプレートだけでは対応できない場合に、必要に応じて画面のカスタマイズ開発を依頼できる。カスタマイズでは、項目の追加/変 更、画面レイアウトの変更などができる。

基本機能を標準化、必要に応じてカスタマイズも可能
 メニューと価格(税別)は、以下の通り。

 標準機能を提供する「コンタクトセンター向け基本サービス」は、オペレーター50人、管理者5人の場合に、年額270万円から。

 画面のカスタマイズ開発を依頼する場合は基本サービスや業務テンプレートに加えて「コンタクトセンター向け拡張サービス」の契約が別途必要で、拡張サー ビスの価格は年額660万円から(基本サービスと合わせると単純計算で年額930万円から)。

 基本サービスと組み合わせて利用できる業務テンプレートは、売り切り型で導入時に購入する。「営業支援テンプレート」(300万円から)、「技術サポー トテンプレート」(300万円から)、「BPOテンプレート」(100万円から)、の3種類を用意した。






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