週間情報通信ニュースインデックスno.946 2014/04/12

1.FacebookのWhatsApp買収計画、FTCが釘を刺しつつ承認(4.11 nikkeibp)

 米連邦取引委員会(FTC)は現地時間2014年4月10日、米Facebookによる米WhatsApp買収に関して、両社に対しプライバシー保護の 義務について忠告する書簡を送ったことを明らかにした。WhatsAppが従来のプライバシー慣習を確実に継続するよう指示し、もしそれを怠れば法律違反 に問われるとしている。

 Facebookは、WhatsAppを約160億ドルで買収することで両社が合意したことを2月19日に発表した(関連記事:Facebook、メッ セージングアプリ「WhatsApp」を約160億ドルで買収へ)。利用開始2年目から料金を取るサブスクリプション方式のWhatsAppは、氏名、住 所、電子メールアドレスといった個人情報を取得せず、広告を表示しないビジネスモデルが受け入れられ、現在、月間ユーザーは4億5000万人を超え、その 70%は毎日アクセスしている。

2.ドコモが新料金プラン発表、家族の囲い込み強化し長期契約者にも配慮(4.10  nikkeibp)
 NTTドコモは2014年4月10日、国内通話の音声定額ならびにパケット通信の家族内シェアなどを取り入れた新料金プラン「カケホーダイ&パケあえ る」を発表した。6月1日の提供予定で、5月15日に予約の受け付けを開始する。LTEサービス「Xi」の既存プランと関連の割引サービスは、8月末で新 規の受け付けを終了(FOMAは継続)する。
 新料金プランは、(1)基本プラン、(2)ISP契約(ネット接続料金)、(3)パケットパック――で構成する(写真1)。
 まず(1)の基本プランは、「0180」や「0570」などで始まる電話番号への発信を除き、国内通話を「カケホーダイ」としたもの。通話回数や通話時 間に制限はない。カケホーダイの料金(2年契約時)はフィーチャーフォンが月2200円、スマートフォンが月2700円。通話が少ないユーザーには値上げ となるが、音声定額で先行するウィルコム(基本料別のオプションサービス「だれとでも定額」が月934円、1回10分以内・月500回まで)のお株を奪う ような内容となっている。

 なお基本プランには、音声契約のない「データプラン」もあり、料金(2年契約時)はスマートフォン/タブレット端末が月1700円、モバイルWi-Fi ルーターが月1200円。このほか、フォトフレームやウエアラブル端末、ヘルスケア関連製品向けに「デバイスプラス」と呼ぶオプションもあり、料金は機器 の種類に応じて月300円または月500円である。

 (2)のISP契約は、spモード/iモードが月300円など従来と同様。  一方、(3)のパケットパックは、毎月のパケット通信量を家族で最大10回線まで分け合えるようにした。合計の通信量に応じて、10Gバイト(月 9500円)、15Gバイト(月1万2500円)、20Gバイト(月1万6000円)、30Gバイト(月2万2500円)の4種類のプランを用意。単身で も複数端末でパケット通信量をシェアでき、料金は2Gバイトで月3500円、5Gバイトで月5000円となる。ただ、いずれもパケット通信量を分け合うに は、追加端末1台当たり月500円のシェアオプション料がかかる。

3.KDDIウェブコミュニケーションズ、クラウド電話API「Twilio」を値 下げ(4.10 nikkeibp)
 KDDIウェブコミュニケーションズは2014年4月9日、インターネット上から電話やSMS送受信ができるクラウドサービス「Twilio」の料金プ ランを改定すると発表した。これまで月額490円(税込み)だったのを月額100円(税別)で提供。さらに受発信料金などを値下げした。合わせて、着信者 課金番号(0120番号)にも対応する。

 Twilioは、Webサイトやアプリケーションに電話やSMSの受発信機能、アップロードした音声の再生機能、文字列を音声に変換できる音声合成機能 などを実装できる「クラウド電話API」。2008年に創業した米Twilioが開発したサービスで、日本国内では2013年4月から050番号のサービ スを開始。SMS認証や音声アプリなど多様なサービスに採用され、トラフィックが急激に増加していることから料金値下げが可能になった。

4.Windows印刷文書をPDF化してiOSに自動配信する無償ソフト(4.9  nikkeibp)
 リコーは2014年4月9日、Windowsの印刷処理を介してiPhone/iPadに文書を配信できるようにするユーティリティーソフト 「RICOH TAMAGO Handouts」(写真1)を発表、同日無償で配布開始した。印刷を実行するだけで、印刷文書をPDF変換して、これをiPhone/iPadにネット ワーク配信できる。

 RICOH TAMAGO Handoutsは、Windowsの印刷時に印刷イメージをPDF化し、これを同一ネットワークセグメント内にある複数のiPhone/iPadに対し てHTTPで自動的に配信するソフトである。1回の印刷処理だけで印刷イメージ(PDF)を配布できるため、印刷紙を配布したり、電子文書をメールなどで 配布したりする手間が省ける。

5.携帯電話純増数の月次公表を取りやめに、ソフトバンクが一方的に通達(4.8  nikkeibp)
 電気通信事業者協会(TCA)は2014年4月7日、今後は契約数の月次公表をやめ、各社による四半期ごとの公表に切り替えると発表した。理由は、「携 帯電話の市場が成長期から成熟期に移行したことで一定の役割を終えた」(TCA)ため。

  ソフトバンクモバイルは今回、NTTドコモとKDDIの意向に関係なく、月次の公表を中止すると一方的に通達したという。
 携帯各社が公表する純増数には、通信モジュールやMVNO(仮想移動体通信事業者)などの契約分が含まれており、競争状況を把握するための指標として 「純増数の比較は意味がない」との指摘も多い。

 例えば、2014年3月の純増数はソフトバンクモバイルが64万9500件、NTTドコモが51万5500件、KDDIが49万4600件。このうち、 通信モジュールの内訳はNTTドコモが6400件、KDDIが4万3200件、ソフトバンクモバイルが15万9400件で、通信モジュールを除いた純増数 ではNTTドコモが1位となる。

 そのNTTドコモの純増数にはMVNOの契約数が多分に含まれている。最近では「格安SIM」としてMVNOの人気が高まっており、大手になると月間純 増数は1万件超。「数万件の後半に届くくらい」(NTTコミュニケーションズ)といったMVNOも存在する。これらの上積みで“実力値”が大きく見えてい る側面もある。



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