週間情報通信ニュースインデックスno.930 2013/12/07


1.NTT西日本がスマホを社内電話にするシステム商品を提供、2万円台で導入可能 (12.6 nikkeibp)
 NTT西日本は2013年12月6日、既存のスマートフォンを使ってビジネスフォンの機能を実現するシステム商品を12月20日から提供すると発表し た。内線通話や代表鳴動、保留転送など社内電話に必要とされる主要な機能を、専用の通信機器とスマホに導入するアプリで実現した。機器の開発でアイコム と、アプリ開発ではageetと協業した。

 中小規模のオフィスや店舗などに向けたシステムで、光ブロードバンドサービス「フレッツ光」とIP電話「ひかり電話」の契約が前提となる。これにアイコ ムのビジネスフォン主装置「SR-60VN」と、ageetのアプリ「AGEphone Business」を組み合わせる。これによりスマホが社内電話の子機としても機能するようになる。主装置は税込み2万円、アプリは1台当たり同1200 円で売り切る。最大8台までのスマホを子機として登録できる。

 提供できる機能は、子機同士の内線通話機能のほか、代表番号への着信呼を指定した子機で鳴動させる機能、鳴動した子機への呼を他の子機でピックアップす る機能、ある子機で応答した呼を他の子機に転送する機能やパーク保留の機能など。営業時間外にかかってきた通話にガイダンスで応答したり、自動転送したり する機能も備える。

2.2013年10月の米国スマホ利用者シェア、Appleが40.6%で首位維 持、Motorolaが3位に浮上(12.6 nikkeibp)
 米comScoreは現地時間2013年12月5日、米国スマートフォン市場に関する調査結果を発表した。同年10月(8〜10月の3カ月平均、以下 同)におけるスマートフォンメーカー別加入者数(13歳以上)シェアは、米Appleと韓国Samsung Electronicsがそれぞれ1位と2位を維持し、いずれもシェアを伸ばした。また米Google傘下の米Motorola Mobilityもシェアを伸ばし3位に浮上した。

 メーカー別のシェアはAppleが40.6%で、3カ月前と比べ0.2ポイント増えた。Samsungは25.4%で同1.3ポイント増。 Motorolaのシェアは7.0%で、同0.1ポイント増。3カ月前に3位だった台湾HTCは同1.3ポイント減の6.7%となり、4位に後退した。ま た5位の韓国LG Electronicsのシェアも0.2ポイント減と減少、6.6%となった。

 2013年10月における13歳以上の米国スマートフォン所有者数は約1億4920万人で、同年7月から4.1%増えた。携帯電話加入者全体(13歳以 上)に占めるスマートフォンの比率は62.5%へと拡大した。

3.NSAは世界中から1日約50億件のモバイル位置データを収集、米紙が報道 (12.6 nikkeibp)
 米Washington Postは現地時間2013年12月5日、米国家安全保障局(NSA)が世界中の携帯電話の位置情報を追跡していると報じた。1日当たり50億件近い位置 データを収集しており、「今年6月以来明るみに出たさまざまなNSAの情報収集プログラムをはるかに超える規模」としている。

 Washington Postは元米中央情報局(CIA)職員Edward Snowden氏から入手した機密文書と情報当局者への取材から分かったこととして、NSAが収集した位置情報をもとに個人の行動を長期間にわたって追跡 し、隠された人間関係を見つけ出すことも可能だと伝えている。

 同紙によると、NSAは米国および海外のモバイルネットワークに接続する回線を使って、世界中から膨大な量の位置データを入手し、少なくとも数億台のモ バイル端末の位置情報を保存している。意図的に米国人の位置情報を収集することはないが、「偶発的に」大量に取得することがあるとし、毎年自分の携帯電話 を所持して海外旅行をする数千万人の米国人が位置情報を記録される場合がある。

 また「CO-TRAVELER」と呼ぶ解析ツールにより、監視対象者に接触した可能性のある興味深い人物を特定することができる。
 米当局者は、「あくまで国外の対象者に限定した情報収集と分析であり、合法だ」との姿勢を崩していない。

4.ジャパネットたかた、テレビ映像にIDを埋め込み「詳しくはWebで」をスマホ カメラで簡単に(12.5 nikkeibp)
 テレビ通販大手のジャパネットたかたは2013年12月4日から、専門チャンネルの通販番組で取り上げている商品にスマートフォンやタブレット端末のカ メラアプリをかざすと、その紹介ページに飛ぶ仕組みの運用を開始した。テレビを観ながら、スマホやタブレットも使う「セカンドスクリーン」の利用者向け に、通販サイトへの簡単なアクセス手段を提供する。

 ジャパネットたかたが提供を始めたのは、スマホやタブレット向けのアプリ「ジャパネットアプリ」。そのなかの「テレビにかざして買い物カメラ」を使う と、番組で紹介されている商品の詳しい説明・購入ページに飛ぶことができる。

 放送中の番組映像に、人の目には見えない“透かし”に相当する「アクセスID(信号情報)」が埋め込まれており、このIDをスマホカメラで撮影すること で、あらかじめ指定されたURLのページに移動できる。

5.NECのR&D説明会、モバイル端末の自律ネットワークなどを実展示(12.3  nikkeibp)
 NECは2013年12月3日、R&D(研究開発)の主成果を説明する会を開いた。R&Dの現状について会見したほか、同日付けで発表した二つの新テー マを含む、7個の成果を実展示した。新テーマの一つは、大規模な情報共有のためのモバイル端末向けネットワーク技術。もう一つは、ビッグデータ向けに並列 プログラミングを簡素化する技術である。

 新たに発表した技術の一つは、災害時やイベント会場といった、通信が混雑してしまう状況下においても、すべてのモバイル端末に対して効率よく情報を配信 できるようにする「DTN」(delay/disruption-tolerant networking)技術である。専用のソフトウエアをインストールしたIPホスト同士が自律的にネットワークを構成し、この上で、IPホスト同士が連 携し合ってマルチキャスト通信を全端末に行き渡らせる。

 無線LANが届く範囲にあるIPホスト同士が、DTNのネットワークを自律的に構成する(範囲内にDTNのホストを見つけると、自動的にネットワークに 参入する)。すべてのホストは、通信相手のホストのリストを持っており、この情報をホスト間で共有する。DTNのネットワークは分散自律型であり、マス ターとなる(経路を束ねたり管理情報を集約したりする)ホストは存在しない。

 ある端末が情報をネットワークに対して配信すると、どのホストがどのホストにどのタイミング(順番)で送信するかを自動的に制御する。この仕組みによ り、ネットワーク全体で、全端末に対して、効率よくデータを伝搬させていくことができる。データを受信するホストの視点に立つと、ある経路(あるホスト) からデータの一部を受信し、残りのデータを別の経路(別のホスト)から受信するといった動きが起こる。


 
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