週間情報通信ニュースインデックスno.928 2013/11/09


1.NEC、分散メモリーで簡素化したベクトル型スーパーコン新機種「SX- ACE」を販売(11.15 nikkeibp)
 NECは2013年11月15日、ベクトル型スーパーコンピュータの新機種「SX-ACE」(写真)を発表、同日販売を開始した。メモリーコントロー ラーやI/Oコントローラーを内蔵した新開発のマルチコアCPUを使ってノード構成を簡素化した。ノード間は分散メモリー型で並列処理となる。従来機種 「SX-9」(2007年10月販売)と比べて、同一性能当たり10分の1の消費電力および5分の1の設置面積を実現した。価格(5%税込み)は、レンタ ル月額で450万円から。

 ベクトル型スーパーコンピュータの最新機種である。一般に、ベクトル型のスーパーコンピュータは専用に設計されており、汎用のハードウエア部品を流用す るスカラー型と比べると高価になる。この一方で、単一のコンピュータとして動作するノード当たりの性能はスカラー型よりも高く、並列処理でなくても計算能 力を確保しやすい。また、処理性能当たりのメモリー転送速度が高く、大容量データを一括処理する用途に向く。

2.アイ・オー・データ機器、スマホのデータを無線LAN経由で保存できるWi- Fiストレージ(11.15 nikkeibp)
 アイ・オー・データ機器は、スマートフォンやタブレット端末などに保存した写真や動画を無線LAN経由でSDメモリーカードやUSB機器に保存できる Wi-Fiストレージ「ポケドラ」(型番:WFS-SR02)を2013年11月下旬に発売する(写真)。希望小売価格は7770円。

 2.4GHz帯のIEEE 802.11b/g/nに対応し、無料のファイル管理アプリを使ってUSB端子に接続したストレージ機器やメモリーカードスロットに刺したSDメモリー カードへファイルをダウンロード・アップロードできる。スマホやタブレットは、最大8台まで同時接続可能。

 容量5000mAhのバッテリーを搭載し、約11時間の連続動作が可能(SDカード接続時)。また、USBバスパワー対応のポータブルHDDを駆動した り、iPhoneを2回フル充電することができる。パソコンとUSBケーブルで接続すれば、パソコン用SDカードリーダーとしても使用できる。

 本体寸法は幅60×奥行き81×高さ22mm、重さは約125g。

3.2013年Q3の世界スマホ市場、Androidが初めて80%超に(11. 13 nikkeibp)
 米IDCが現地時間2013年11月12日に公表したスマートフォン市場調査によると、同年第3四半期(7〜9月)に世界で出荷されたスマートフォンの 台数は2億6110万台で、前年同期から39.9%増えた。このうちOSに米Googleの「Android」を搭載する端末の台数は前年同期比 51.3%増の2億1160万台となり、全体の81.0%を占めた。Androidの市場シェアが80%を超えたのはこれが初めて。

 同年第3四半期における出荷台数の順位はAndroidがトップで、これに米Appleの「iOS」、米Microsoftの「Windows Phone」、カナダBlackBerryの「BlackBerry OS」と続いた。

 iOSの出荷台数は3380万台で、前年同期に比べ25.6%増加したが、市場シェアは14.4%から12.9%に低下した。一方Windows Phoneは950万台で、シェアは3.6%。Windows Phoneは出荷台数、シェアともにまだ低い水準だが、出荷台数の前年同期比伸び率は156.0%増と、上位4つのOSの中で最も高い。

4.NEC、テレビ朝日の「ゴーちゃん。スクエア」にSDN活用のネットワークを構 築(11.12 nikkeibp)
 NECは2013年11月12日、テレビ朝日の「ゴーちゃん。スクエア」内の多目的ホールとオフィスビルに構築したネットワークシステムが、10月21 日から稼働を開始したと発表した。

 具体的には、多目的ホール「EX THEATER ROPPONGI」と17階建てのオフィスビル「EX TOWER」のシステム。SDN(Software-Defined Networking)を活用したネットワークシステムで、「放送業界特有のフレキシブルなネットワーク運用に対応できる」という。

 多目的ホールはライブイベントなどのコンテンツ発信基地、EX TOWERは放送業界におけるワークスタイルを考慮したビジネス環境を提供するオフィス、として建設された。
 このため、「ゴーちゃん。スクエア」向けには、各種イベントに利用できる多目的ホール向けネットワークと、社員が利用できる一般業務向けネットワーク、 映像伝送などにも利用できる広帯域のネットワークなどのニーズに応える必要があった。

5.2019年には世界スマホユーザーが現在の3倍に、Ericssonの調査 (11.12 nikkeibp)
 スウェーデンEricssonは現地時間2013年11月11日、携帯電話市場に関する調査をまとめたレポート「Mobility Report」(PDF文書)を発表した。それによると、2019年には世界の携帯電話契約者数が93億人に達し、そのうちスマートフォン契約者は56億 人にのぼる見込み。

 現在、スマートフォンユーザーは携帯電話ユーザー全体の25〜30%程度だが、2013年第3四半期に販売された携帯電話に限ってみれば、スマートフォ ンが55%を占める。「スマートフォンユーザーは驚異的な急増を遂げ、今後もこの傾向が続くだろう」とEricsson戦略担当責任者兼上級バイスプレジ デントのDouglas Gilstrap氏は述べている。

 また同氏は「世界のスマートフォン契約者数が10億人に達するのに5年以上かかったが、2年かからずに2014年には20億人を突破し、2019年まで に現在の19億人の3倍に拡大する」との予測を示した。

 スマートフォンによるトラフィックは2013年から2019年に10倍に増加し、10エクサ(E)バイトに達する見通し。ビデオデータは年間55%増 え、2019年にはモバイルデータトラフィック全体の過半数を占める。ソーシャルネットワーキングとWebサービスのトラフィックはそれぞれ約10%と見 込まれる。


 
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