週間情報通信ニュースインデックスno.926 2013/11/02


1.携帯電話の番号が枯渇するって本当? (2012.7.6 nikkeibp)
(2013.11.1から携帯で070が使えるようになった)
 現在、携帯電話の電話番号には「080+8けた」と「090+8けた」の2種類があります。それぞれ9000万個、合計で1億8000万 個の番号を使えることになります。
 ところが、2011年3月末時点で、既に約1億6000万個の番号が携帯電話会社に割り当てられ、未使用なのは約2000万個だけです。2010年1月 から12月までの携帯電話の需要から、2014年2月頃には番号が足りなくなるとわかりました。

 この携帯電話の電話番号の枯渇を防ぐには、何らかの方法で番号の総数を増やす必要があります。そこで、番号を増やすために二つの方策が専門家を含めた場 で検討されています。

 一つは、従来はPHS向けとされてきた070番号を携帯電話にも使えるようにするという案です。全部で9000万個の070番号のうち、実際にPHSに 割り当てられている番号は2000万個だけです。割り当てられていない残りの7000万個を利用します。

 もう一つは、携帯電話の090番号のうち、これまで割り当てられていなかった1000万個の番号を利用するという案です。090番号を「090- CDEFGHJK」と表すと、実はこれまでCのけたでは1〜9だけを使っていました。このCに新たに0も使うのです。

 これら二つの方策により、8000万個の番号を携帯電話番号として新たに使えるようになります。

 懸念されるのは、通話相手が070番号なのでPHSだと思っていたら実は携帯電話だったというケースです。PHS同士の通話が無料というサービスもある ため、こうした誤りを起こさないための対策が必要となるでしょう。

 なお、今回の番号枯渇対策と併せて、携帯電話とPHSとの番号ポータビリティの導入も検討されています。つまり、携帯電話のユーザーがPHSサービスに 番号ポータビリティで移行すると、PHSでも080番号または090番号が使われることになります。

2.2つの改善でクラウドを強化、KDDIが“法人向けスマートバリュー”の新戦略 で見せた本気度(11.1 nikkeibp)
 KDDIは2013年11月1日から“法人版スマートバリュー”といえる「スマートバリュー for Business」(関連記事:KDDIが“法人版”3M戦略、中小企業向けにスマホ/クラウドをパッケージ化)を強化し、新たにグーグルのクラウドサー ビス「Google Apps for Business」と日本マイクロソフトのクラウドサービス「Office 365」という、2つのメジャーなSaaS(Software as a Service)を選べるようにした。

 Google Appsは、既にソフトバンクテレコムが取り扱っており、NTTドコモもKDDIとほぼ同時期に取り扱いを開始している。このため各社が横並びでSaaS の再販を強化した状況に見えるが、KDDIで法人向けクラウドサービスの企画開発を担う藤井彰人クラウドサービス企画開発部長は、「我々は本気で企業にク ラウドを広めていく。2つのメジャーなサービスを選べるのはKDDIだけ」と強調する。

3.「実感に合ったネット速度の公表を」、携帯電話の通信速度表示で総務省研究会第 1回会合(11.1 nikkeibp)
 総務省は2013年11月1日、「インターネットのサービス品質計測等の在り方に関する研究会」を立ち上げ、第1回会合を開催した。主に携帯電話のネッ ト接続サービスで通信速度などに対する消費者の苦情が増えていることを踏まえ、実態に即した通信品質を計測し、継続的に公開する仕組みを作る狙いである。 まず2014年3月をメドに実効速度の計測方法などについて一次報告をまとめる。その後も、予算が確保できれば実際にフィールドで計測を実施して議論を深 めるなど、2015年3月までの長期開催を計画している。

 総務省によると、スマートフォンの普及に伴い携帯電話では「広告などでうたう通信速度が実態と違っている」といった消費者の苦情が増えている。国民生活 センターと全国の消費生活センターの集計で、通信速度に関する苦情・相談件数はスマホのカテゴリーでは8位、モバイルデータ通信のカテゴリーでは2位と多 くなっている。広告や顧客勧誘でうたわれる理論上の最大通信速度と実効速度とのかい離が大きいためだ。

4.米航空局、機内の電子デバイス使用を規制緩和(11.1 nikkeibp)
 米連邦航空局(FAA)は現地時間2013年10月31日、旅客機内における電子デバイスの使用について規制を緩和すると発表した。これにより、フライ トのすべての段階で電子デバイスを機内モードで使用できる。

 乗客は、離着陸時もスマートフォンやタブレット端末の電源を切らずに、機内で電子書籍の閲覧、ゲーム、ビデオの視聴が行える。
 しかし音声通話は引き続き禁じられ、携帯電話ネットワークを介した通信は許可されない。ただし、機内Wi-Fiが提供されている場合は、インターネット にアクセスできる。

5.サイオスがシリコンバレーにMBaaSとDevOps専業の子会社 「Glabio」設立へ(10.29 nikkeibp)
 サイオステクノロジーは2013年10月29日、米国シリコンバレーにMobile Backend as a Service(MBaaS)とDevelopment and Operations(DevOps)を統合したスマートフォン向けアプリケーションの開発/運用プラットフォームサービスを提供する子会社を設立すると 発表した。社名は「Glabio」。2014年中にサービスを開始し、2016年までにユーザー1000社の獲得を目指す。

 MBaaSは、スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイス向けアプリケーションの汎用機能を提供するプラットフォームサービス。具体的にはユー ザー認証、データベース接続、データの読み書き、クライアントとの通信、外部ソリューションとの連携機能などを提供する。サイオスではクラウド事業でのス マートフォン向けシステム構築実績を生かし、GlabioでMBaaSの開発を推進するとしている。

 DevOpsは、開発(Development)と運用(Operations)を合成した言葉。開発と運用の連携を強化、あるいは一体化し、アプリ ケーションのデプロイを自動化してアプリケーションを短いサイクルで改善できるようにする。また、ITインフラの調達や変更も容易に行えるようにすること を指す。GlabioでサービスとしてDevOps環境の提供を行うと同時に、自らもDevOpsにより開発する。

 
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