週間情報通信ニュースインデックスno.918 2013/09/07


1.ドコモがインフラ運用データを使った「モバイル空間統計」を10月から実用化、 数百万円から(9.6 nikkeibp)
 NTTドコモは2013年9月6日、モバイルインフラの運用で発生する大量のデータを使った人口統計情報「モバイル空間統計」を10月1日から商用化す ると発表した。公共分野におけるまちづくりへの活用や、学術分野における仮説の裏付け、産業分野における商圏調査などへの応用を目指す。

 ドコモのグループ会社であるドコモ・インサイトマーケティングが、モバイル空間統計を活用した調査・分析レポートを作成する。料金は調査規模によって変 動し、「市町村単位の規模の小さな調査は数百万円、全国規模の大規模な調査は数千万円といったイメージになる」(NTTドコモ スマートライフ推進部ビジネス基盤推進室の江藤俊弘ビジネス戦略担当部長)。調査にかかるかかる期間は、およそ2〜3カ月。今後5年間で数十億円規模の売 り上げを目指すという。

 「モバイル空間統計」とは、ドコモが2008年春から進めてきた研究開発プロジェクトだ。モバイルインフラを運用することに伴って基地局側が周期的に把 握する必要がある端末の位置情報を、人口の地理的、時間的な変化の推計に応用。社会の様々な課題解決に役立てるという目的で始まった。

 端末の地理的、時間的な変化に、端末契約者の年齢・性別などの属性を加えることで、曜日や時間帯ごとの年齢・性別に区切った特定エリアへの人口の動的な 変化を把握することができる。

2.携帯純増数は8月もソフトバンクが首位、ドコモはポートアウトに苦しむ(9.6  nikkeibp)
 携帯電話大手3社は2013年9月6日、2013年8月末時点の携帯電話契約数を発表した。新規契約から解約を差し引いた純増数は、ソフトバンクモバイ ルが25万300件と20カ月連続の首位(図1)となった。2位のKDDI(au)は20万9200件、3位のNTTドコモは4万3000件の純増だっ た。

 NTTドコモは、夏モデルの「ツートップ」である「Xperia A SO-04E」と「GALAXY S4 SC-04E」が引き続き好調でポートインは2013年7月から伸びたが、他社のMNP(モバイル番号ポータビリティー)キャッシュバックなどの販売攻勢 を受けてポートアウトが大幅に増加。関西地域で企業の大口解約があったことなども響いて、純増数が伸び悩んだ。

3.NTTドコモ、9月にも新型iPhone販売へ(9.6 nikkeibp)
 NTTドコモが9月にも、米アップルの「iPhone」を販売する見通しであることが分かった。9月6日に日本経済新聞、NHKなど複数の報道機関が報 じた。

 アップルは、米国時間の9月10日午前(日本時間の9月11日深夜)にiPhoneの新モデルを発表するとみられる。ソフトバンクモバイル、KDDIに 続き、国内の主要携帯電話会社全てがiPhoneを販売することになる。顧客の転出が相次ぎ、苦戦を強いられていたNTTドコモにとって、巻き返しのチャ ンスとなる。
 
 NTTドコモは一連の報道に対し、「当社が発表したものではない」とのコメントを発表した。

4.ソニーがベルリンでXperia Z1や最新Windowsタブレットなど一挙発表(9.5 nikkeibp)
 ソニーは2013年9月4日(ドイツ現地時間)、ベルリンで6日から開催されるIFA 2013に先駆けてプレスカンファレンスを開催し、フラグシップスマートフォン「Xperia Z1」を始めとする最新製品を発表した。

 ソニー 代表執行役社長兼CEOの平井一夫氏はXperia Z1について、「ソニーの技術を結集したスマートフォン。これだけの機能を実現できるのはソニーだけ」と強調した。

 最大の特徴であるカメラは、コンパクトデジカメと同等の性能を実現。具体的にはソニーの「Gレンズ」「Exmor RS for mobile」「BIONZエンジン」という3つの技術をスマートフォンに搭載することで実現したという。特にズーム機能について「BIONZによる画像 処理により、画質をまったく劣化させずに3倍のズームが可能」(平井氏)とメリットを語った。

新製品「レンズスタイルカメラ」2モデルを披露
 これまでにない形状のデジタルカメラとして、「DSC-QX100」および「DSC-QX10」の2機種を発表した。

 これらの「レンズスタイルカメラ」は、交換レンズ状の筐体にデジタルカメラの機能を搭載したもの。バッテリーやmicroSDカードスロット、シャッ ターボタンを搭載し、単体でデジカメとして機能する。ただしディスプレイは搭載せず、スマートフォンと無線LAN接続することで、レンズからの入力映像を スマートフォン側のディスプレイに表示する。NFCによるワンタッチ接続にも対応する。

 平井氏はレンズスタイルカメラについて、デジタルカメラ製品とは別に、Xperia Z1の発表に付随する形で披露。「モバイルで写真を撮るという体験を劇的に変える」(平井氏)と位置付けを語った。また、「あらゆるスマートフォンに装着 することができる」(同)として、Xperia以外のスマートフォンで利用できる点にも言及した。

5.山形県がOpenOffice.orgからMS Officeへ再移行 2年近くの運用で予想以上に課題が発生、書式やレイアウトの崩れなど(9.5 nikkeibp)
 日本マイクロソフトは2013年9月4日、2011年からOpenOffice.orgを利用してきた山形県が、再びMicrosoft Officeを導入することになったと発表した。2014年度中に全庁的に導入する。

 OpenOffice.orgは、オープンソースで開発されている無料のオフィスソフト。山形県は、2002年から2011年までマイクロソフトの 「Office XP」を利用していたが、2011年のOffice XPのサポート終了に際して、OpenOffice.orgに移行した。1つのメーカーに依存しないファイル形式を永続的に使えることを重視した結果、 OpenDocument FormatやPDFといった汎用的な文書形式に標準対応するOpenOffice.orgを選択した。

 ところが、2年近く運用を続ける中で、当初の想定とは異なる場面が目立つようになったという。民間や国、他の自治体などから送られてくる Microsoft OfficeのファイルをOpenOffice.orgで開くと、書式やレイアウトが崩れてしまうといった問題が発生。編集する場合も細かな修正を手作業 で行わなければならなかった。そのため、一部残しておいたMicrosoft Officeのパソコンを使いたいという職員が順番待ちになることもあったという。



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