週間情報通信ニュースインデックスno.916 2013/08/24


1.Android向けパーソナルアシスタント「Google Now」、さらにカードが追加(8.23 nikkeibp)
 米Googleは現地時間2013年8月21日、Android向けパーソナルアシスタント「Google Now」の強化を発表した。新たにレンタカー、コンサートチケットなどの情報を確認できるようになったほか、乗り換え情報などを向上した。

 Google Nowは「Android 4.1」(開発コード名「Jelly Bean」)以降で「Google Search」アプリケーションを通じて提供している機能で、ユーザーがいちいち調べなくても、そのときに必要と思われる情報を自動的に提示する。例え ば、一日の始まりに天気予報、家を出て会社に向かうときには交通情報、好きなスポーツチームが試合をしていればスコア、といった具合にカード形式で情報を 表示する。

 新たに加わったレンタカー情報のカードは、レンタカーの予約内容や営業店舗の場所を表示する。コンサートチケットのカードは、コンサート会場に到着する とチケットを提示するほか、その会場の今後のイベントスケジュールなども表示する。

2.今は明治維新並みの転換期、リアルとバーチャルの境界が溶け出す(8.23  nikkeibp)
 2013年8月21から23日まで横浜市で開催されているゲーム開発者向け会議「CEDEC 2013」。初日の基調講演は「クリエイターと社会のつなぎ方〜アイディアをリアルに」というタイトルで、クリエーターのエージェント業務を手がけるコル ク代表取締役社長の佐渡島庸平氏と、AR(拡張現実)の開発ユニット「AR三兄弟」の川田十夢氏が登壇した。

 まず佐渡島氏がコンテンツビジネスを巡る現状認識を語った。佐渡島氏は講談社で漫画雑誌の編集を手がけ、「バガボンド」(井上雄彦)、「ドラゴン桜」 (三田紀房)、「働きマン」(安野モヨコ)、「宇宙兄弟」(小山宙哉)、「モダンタイムス」(伊坂幸太郎)など数多くのヒット作をものにした辣腕編集者 だ。佐渡島氏は講演の冒頭で講談社を辞して起業した理由を、「現在は明治維新と同じくらい、時代が大きく変わっている。講談社という大きな器に守られるの ではなく、実際に空気を感じて感度を高めて行動したいと考えたから」と説明する。

 その変化をもたらしているのがインターネットだ。インターネットは、まだやっと「幕が開けた段階」という。「道ができて、流通や人の動きができて混乱し たため、整理が必要になった。これがYahoo!のようなディレクトリーサービスができた頃で、リアルの交通に例えれば信号や交通ルールができたような段 階。それが渋滞するようになって、Googleが出てきた。言わば高速道路の登場だ。現在のTwitterやFacebookのようなサービスはターミナ ル駅のような交通の要所で、人の流れを変えた。そういった場所に、エンターテインメントの場所が生まれたように、現実の置き換えとは異なる新しい楽しみが これから生まれてくる」(佐渡島氏)。

 川田氏が手がけている数々のARアプリにあるという。川田氏は「これまで多くのARアプリはカードをかざすと何かが出てくる。ARはそれだけではなく、 現実の何かを省略するものだ」と主張する。例えばビームが出るマーカーを出すなら、角度を判定して向きが変えられるようにして、さらに衝突判定を付け加え る。顔そのものをマーカーとして、目からビームが出せるようにする。漢字をマーカーにした「カンジフルコンピューティング」では、「朝」の文字だと雄鳥の 鳴き声が再生するが、「朝」と「娘」だとモーニング娘。の動画が再生される。マーカーを動かして音量を制御するなど、現実から仮想に働きかけることで、両 者の間を融合させている。

3.脳スキャンで「見ている文字」の解読に成功(8.23 nikkeibp)
 オランダにあるラドバウド大学ナイメーヘン校の研究チームが、被験者の脳内の知覚情報を「解読」することに成功した。
形状認識とアルゴリズムのトレーニングを組み合わせ、人間が文字を見たときに生じる機能的磁気共鳴画像(fMRI)の信号の変化を理解するよう、アルゴリ ズムに学習させる方法を用いたものだ。

「これは知覚を解読しているといっていい」と、『Neuroimage』誌に近く発表される研究の共著者であるマルセル・ファン・ヘルフェンは述べてい る。
今回用いられた手法は、視覚刺激を後頭葉においてとらえるというもの。後頭葉は、脳の後部にある視覚処理の中枢であり、この場所と網膜における情報は1対 1の対応関係を保つ。

4.仮想化の導入状況、「サーバー仮想化のみ」は半数以下(8.22  nikkeibp)
 IDC Japanは2013年8月22日、国内ユーザー企業の仮想化に関する導入状況の調査結果を発表した。

 同調査は、6月にIDCが実施した「仮想化の導入状況」についてのアンケート結果によるもので、仮想化ソフトウエアでのサーバー仮想化を実施している企 業434社、実施を検討している企業81社から有効回答を得た。

 サーバー仮想化を実施している企業に対し、クライアント仮想化、ストレージ仮想化、ネットワーク仮想化の実施状況について調査したところ、「サーバー仮 想化のみ」は42.6%で半数以下にとどまった。残りの半数以上は複数の技術セグメントで仮想化を実施しており、「サーバー+ネットワーク+ストレージ+ クライアント」が14.1%、「サーバー+ストレージ」が10.4%、「サーバー+クライアント」が9.9%、「サーバー+ネットワーク」が8.1%と なった。

 ネットワーク仮想化を実施している企業が得た効果としては、「ネットワークの管理が一元化できる」と「VLANを拡張できる」が29.6%で最も多く、 「ネットワークの冗長性、可用性が高まる」と「ネットワーク構成を柔軟に変更できる」が24.4%と続く。また、仮想化している物理サーバーが50台以上 の企業では、「ネットワーク機器のコストが削減される」と「ネットワークの設定作業負担が軽減される」と回答した企業が28.6%に上り、ハードウエアコ ストと運用コストの削減効果が大きいことがわかった。

5.LINEの1日当たりのメッセージ数は70億、ユーザー数の目標は「年内3 億」、各種数字を公表(8.21 nikkeibp)
 スマートフォン向けの無料通話・メールアプリ「LINE」を提供するLINEは2013年8月21日、千葉県浦安市でカンファレンスを開催し、LINE 事業の最新状況や事業戦略について説明した。LINEの登録ユーザーは7月21日に2億人を突破し、8月21日時点では2億3000万人にまで拡大。ユー ザー数について同社代表取締役社長の森川亮氏は「目標は年内3億人突破」とした。

  森川氏は、まずはLINEのこれまでを振り返り、LINEが急速な成長を遂げているプラットフォームであることを印象づけた。7月に2億人を突破した のは前述の通りだが、ユーザー数の伸びだけでなく、ユーザーのコミュニケーション頻度も膨大なものになっているという。メッセージは8月実績で1日あたり 70億件、スタンプは1日あたり10億件利用されており、通話も前年比で912%伸びているという。

 また、40%の夫婦がLINEを使い始めてからコミュニケーションがこれまでよりも活発化し、さらに30%が夫婦仲が良くなったと回答したといったアン ケート結果も紹介。「スタンプだけで会話するといったコミュニケーション文化も根付いている」など、LINEが「人々のコミュニケーションのあり方に革命 を起こし、コミュニケーションが進化したともいえる」と述べた。



 ホームページへ