週間情報通信ニュースインデックスno.913 2013/07/27


1.NTTドコモの1Q決算は増収減益、「ツートップ戦略は一定の成果」と加藤社長 (7.26 nikkeibp)
 NTTドコモは2013年7月26日、2013年度第1四半期(2013年4月〜6月)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比3.9%増の1兆 1135億7300万円、営業利益は同5.8%減の2474億7000万円の増収減益だった。

 スマートフォン販売台数の増加などによって売上高は拡大したが、端末機器販売費用の増加などが利益を押し下げた。同社の加藤薫社長(写真1)は「年間の 利益目標(8400億円、関連記事)に向けては堅調な滑り出しをしている」と決算内容を評価した。

 今期の決算で加藤社長は、ドコモが夏モデルにて開始した販売施策「ツートップ戦略」についての説明に多くの時間を充てた。ツートップ戦略とは、夏モデル のうちの「Xperia A」(ソニーモバイルコミュニケーションズ製)と「GALAXY S4」(韓国サムスン電子製)の2機種をドコモのお奨め機種としてプッシュ。他の機種よりも奨励金を厚く積み増し、実質価格を下げる取り組みだ。
 ツートップの2機種であるXperia Aはこれまでに約110万台、GALAXY S4は約55万台の販売と、それぞれ売れ行きが好調とした。

 さらに、これらのツートップ機種の購入ユーザーの内訳も明らかにした。Xperia Aは約62%がフィーチャーフォンユーザーからの移行といい、「スマホ基盤の拡大に寄与している」(加藤社長)と評価する。一方のGALAXY S4の方は、約50%がスマートフォンユーザーからの取り換えであり、両機種で購入ユーザーの属性が分かれた形になる。なお、同社のスマートフォンのユー ザー数は6月末で約2050万に達したという。

2.JR東日本がSuicaデータの外部提供について説明、オプトアウト受付も開始 (7.26 nikkeibp)
 JR東日本は2013年7月25日、交通系ICカード「Suica」の乗降履歴データを日立製作所に販売していた件で、データ提供の仕組みについてプレ スリリースやQ&Aを公開した。

 JR東日本が外部の企業にSuicaデータを提供する場合は、JR東日本内に設けた「情報ビジネスセンター」に蓄積した外部提供用のデータから、分析に 必要なデータのみを切り出し、SuicaID番号を変換した上で提供する。外部提供用データは、あらかじめ氏名や電話番号といった情報を除いてあるとい う。データ分析の用途については、個人識別性のない統計レポートに限定するよう契約で縛る。

3.「グーグルを使わない生活」に挑戦(7.25 nikkeibp)
 グーグルのサーヴィスは幅広く奥深いので、多くの人々が少なくともどれかひとつはサーヴィスを利用している。だが、グーグルのサーヴィス が生活に浸透しているだけでなく、変化し続け、頻繁に終了する(日本語版記事)ことに不満を感じる人たちもいる。

グーグルのサーヴィスは「Google Reader」が姿を消しただけでなく、「Hangouts」のような新機能を導入したり、「Google+」と機能が重複する「Latitude」の提 供終了(8/9終了予定)を発表したりと変化が激しいのだ。 ということから、グーグル・サーヴィスからの乗り換え計画を練った2人の人物がいる。

物理学者で工学者でもあるサム・ホワイテッドは自身のブログで、グーグルの代替となるツールについて書いている。「Maps」の代わりには 「OpenStreetMap」や「MapBox」、検索サーヴィスには「DuckDuckGo」、「Google+」の代わりには「App.net」や 「Diaspora」、「Chrome」の代わりには「GNU IceCat」や「Firefox」があるという。ホワイテッド氏は、代わりとなる適当な無料サーヴィスを見つけられなかったので、「Gmail」は使い 続けていると付け加えている。

ウェブデザイナーのアダム・ウィルコックスは、「FastMail」を使うことでGmailの問題を解決し、ホワイテッド氏と同じく検索エンジンは DuckDuckGoを使っているという。
ウィルコックス氏はGoogle Readerの代わりに「Feedbin」、「Google Drive」(「Google Docs」)の代わりに「iA Writer」、「Google Talk」の代わりに「Adium」で「Skype」を利用している。

ホワイテッド氏とウィルコックス氏はいずれも、グーグルを利用せずにネットを使うためのほぼ完全なソリューションセットを用意している。メッセージングや 文書作成、写真、カレンダー、音楽、動画のすべてに対応しているのだ。Google+に傾倒するのは自分のスタイルではないとあなたも思うなら、これらの セットは代替として検討する価値があるだろう。

4.Appleの決算、2四半期連続の減益、iPhoneの販売台数は4〜6月期の 最高を更新(7.24 nikkeibp)
 米Appleが現地時間2013年7月23日に発表した2013会計年度第3四半期(2013年4〜6月)決算は、売上高が353億 2300万ドルで、前年同期の350億2300ドルから1%増加した。純利益は69億ドルで前年同期の88億2400万ドルから21.8%減少し、2四半 期連続の減益となった。希薄化後の1株当たり利益は7.47ドルで前年同期の9.32ドルから減少。粗利益率は36.9%で前年同期の42.8%から低下 した。
 
 製品販売台数は、スマートフォン「iPhone」が3124万台で、前の四半期から17%減少したが前年同期から20%増加し、第3四半期(4〜6月) として過去最高となった。タブレット端末「iPad」は1461万台で、第3世代iPadを発売した直後の前年同期から14%減少。このほか「Mac」パ ソコンは375万台で前年同期比7%減、携帯型メディアプレーヤー「iPod」は同32%減の456万台となった。

5.LINEが2億ユーザー突破、インドやフィリピン、スペイン、南米で急拡大 (7.23 nikkeibp)
 LINEは2013年7月23日、同社が提供する無料通話・メールアプリ「LINE」の全世界の登録ユーザーが21日時点で2億を突破したと発表した。 4月30日に1億5000万ユーザーを突破してから80日あまりで5000万ユーザーを積み増したことになる。1億ユーザー突破は1月18日であり、順調 にユーザー数は拡大している。

 2億ユーザーは、iPhone、Android、Windows Phone、BlackBerry、Nokia Ashaアプリおよびフィーチャーフォン(従来型携帯電話機)の各登録ユーザーの総計となる。アジア地域では新たにインドやフィリピンでユーザー数が伸び ているという。テレビCMやカンファレンスの展開、現地企業との提携など、地域に根ざした取り組みの効果が出ているという。



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