週間情報通信ニュースインデックスno.910 2013/07/06


1.携帯純増数は6月もソフトバンクが首位、ドコモは今年2度目の純減(7.5 nikkeibp)

 携帯電話大手3社は2013年7月5日、2013年6月末時点の携帯電話契約数を発表した。新規契約から解約を差し引いた純増数は、ソフトバンクモバイ ルが24万8100件と18カ月連続の首位となった。2位のKDDI(au)は23万2200件の純増、3位のNTTドコモは5900件の純減だった。

 NTTドコモの純減は今年に入って2度目。2012年9月のiPhone 5登場以降では3度目(昨年11月に4万800件の純減、今年1月に1万2900件の純減)となる。

 夏モデルの「ツートップ」の販売台数は6月末時点で「Xperia A SO-04E」が83万台、「GALAXY S4 SC-04E」が40万台と好調だが、純増数への貢献は限定的だった。関東以外の全地域で純減を記録したほか、プリペイド契約(1万1500件減)や通信 モジュール(7700件減)も純減だった。

 同社によると、ポートアウトは5月に比べて改善したが、ポートインが5月から激減してしまったという。

2.「CX、ビッグデータ、ソーシャルが成長のカギ」、日本オラクルの遠藤社長 (7.5 nikkeibp)
 「歴史的にテクノロジーが企業のビジネスを大きく変えてきた。今は、モバイルやソーシャル、クラウドといったITの新潮流を活用することが、企業の成長 に不可欠だ」。日本オラクルの遠藤隆雄 代表執行役社長 最高経営責任者(写真)は2013年7月5日、日経BP社が東京・品川プリンスホテルで開催中のイベント「IT Japan 2013」でこう語った。

 遠藤氏は、企業の最新IT活用について「カスタマーエクスペリエンス(CX)」「ビッグデータ」「ソーシャル」の三つのテーマに分けて講演した。

 カスタマーエクスペリエンスでは、モバイルの普及による顧客チャネルの変化を示した。「モバイルによって、いつどこから顧客がアクセスしてくるか分から ない『オム二チャネル』の時代になった。すべてのチャネルを通じて一人の顧客として対応できるかどうかが問われている」と遠藤社長は言う。各チャネルで適 切な対応が取れないと、カスタマーエクスペリエンスを損ねる。「ひどい体験をした顧客の78%は、ネットを通じてその体験を他の顧客とシェアすると言われ ている。これが今の怖さでもあり、チャンスでもある」(遠藤社長)。

 ビッグデータについてはいくつかの事例を示し、成功するポイントを述べた。「多くのデータがあるから活用しよう、という考えではうまくいかない。成功し たすべての事例は、実現したいことが先にあった。先に実現したいことがあり、そのために必要なデータは何か、と考えることでうまくいく」という。

3.Android端末の99%に影響を与える脆弱性、米セキュリティ会社が発見 (7.5 nikkeibp)
 米Bluebox Securityは現地時間2013年7月3日、Androidのセキュリティモデルに脆弱性を発見したことを明らかにした。市場に出回っている Android端末の99%が影響を受ける可能性があるとしている。

 同脆弱性により、悪質なハッカーはアプリケーションストアにも端末にもユーザーにも気づかれることなく、正規のアプリケーションを悪質なトロイの木馬に 変えることができてしまう。

 すべてのAndroid向けアプリケーションには、Androidシステムがそれを正規のものか判断するための暗号化署名を備えている。しかし、今回 Blueboxが確認した脆弱性を悪用すると、悪質なハッカーは暗号化署名を破ることなくAPKコードを改ざんできる。

 端末メーカーが開発した正規アプリケーションがトロイの木馬に変えられた場合、Androidシステムや、端末にインストールされているすべてのアプリ ケーション、およびそのデータにアクセスされる危険性がある。電子メールやメッセージ、ドキュメントの閲覧だけでなく、保存されているアカウントやパス ワードなどを収集されるほか、任意の通話発信やメッセージ送信、カメラ起動、通話の記録といった機能も制御される恐れがある。

 問題の脆弱性は「Android 1.6」(開発コード名は「Donut」)リリース以来存在し、過去4年間にわたって提供された9億台近いAndroid端末が影響を受けると、 Blueboxは指摘している。

 同脆弱性については2月に米Googleに報告済みで、Blueboxによれば各端末メーカーからファームウエアアップデートが配信される見込み。脆弱 性とそれを利用する手法の詳細は、7月27日より米ネバダ州ラスベガスで開催されるセキュリティ会議「Black Hat USA 2013」で発表する予定という。

4.「テンション、修正、確認、天守閣!」と来場者全員で叫んだ明治大学教授 齋藤氏の基調講演(7.4 nikkeibp)
 「せーの、テンション、修正、確認、天守閣!」。来場者全員が立ち上がり、その場でジャンプ。首や肩を回して体をほぐし、掛け声がかかると同時に笑顔で 叫んだ。これがIT関連セミナーとは信じられないほどの朗らかな活気が会場を包み込んだ。

 「IT Japan 2013」の2日目は、「声に出して読みたい日本語」「質問力」「人はチームで磨かれる」などの著書で知られている明治大学文学部教授の齋藤孝氏による基 調講演で幕開けとなった。「ビジネスに生かせるコミュニケーションの技術」をテーマに、仕事の中でチーム力を高めるための実践的な手法を次々と提示し、来 場者が互いに対話する実習の時間も設けた。冒頭の標語“天守閣”やジャンプを含む体の動きこそが、社内のコミュニケーションを活性化する極意であるとい う。

 チームで成果を上げるためのポイントは「ほぐれていること」。社内会議などで活気がない人が集まると、当然ながら盛り上がらず、良いアイデアも生まれな い。「ビジネスは頭でやるような気がするが、本当は場を暖めるための身体性を一人ひとりが身に付けることが必要」と齋藤氏は指摘する。具体的には、話者の 「目を見る」こと。さらに「微笑む」「うなずく」「相槌を打つ」ことが重要という。

 特に「微笑む」については「男性は生物学的に45才を過ぎると不機嫌そうに見えるという宿命を追っている。とりわけ上機嫌にしていて初めて普通に見え る」と注意を促した。上機嫌という“作法”を身に付けるうえでは、声を出して笑うこと、さらには手を叩いて称賛の意を示すことを心がけるべきという。

 「目を見る」「微笑む」「うなずく」「相槌を打つ」の4つを活用することで、相手との信頼関係を構築しやすくなる。齋藤氏は、1対1の対話だけでなく、 会議の中で1人が複数人に話しているときでも「人数にかかわりなく1対1の関係を築くことが大事。10人であれば1対1の線を10本作るべき」と指摘す る。このほか、同じ相槌を繰り返すと不快に感じられる可能性があるので相槌を10種類ほど用意すること、信頼関係を高めるためには会話の中に相手の名前を 入れることなどのコツも付け加えた。


5.NECとアビームが旭化成のビッグデータ分析基盤を構築、SAP HANAを採用(7.1 nikkeibp)
 NECとアビームコンサルティングは2013年7月1日、旭化成グループのビッグデータ分析基盤を構築したと発表した。独SAPのインメモリーソフトウ エア「SAP HANA」を採用。ERP(統合基幹業務システム)で扱うデータをリアルタイム処理し、経営の意思決定を速めることを狙う。

 旭化成グループにおけるERPの統合プロジェクトの一環。今春に稼働した。NECとアビームによれば、HANAを活用した国内最大級の事例という。両社 がシステム構築からプロジェクトマネジメントまでを一貫して手掛けた。

 旭化成グループは会計や生産、購買、販売、物流といった業務データをHANAで高速処理し、会社や事業、工程単位でコストを分析したり、任意の分析軸で レポートを作成したりする。NECは受注額を明かしていない。




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