週間情報通信ニュースインデックスno.909 2013/06/29


1.フェイスブック公式アプリが電話番号を無断で送信する、とシマンテックが指摘(6.29 nikkeibp)

 米シマンテックは2013年6月27日(現地時間)、Andoroid向けのFacebookアプリを解析したところ、ユーザーの承諾を得ずに外部へ端 末の電話番号を送信する仕様であることを明らかにした。Facebookアプリは、米フェイスブックのSNSサービス「フェイスブック」を利用するための 公式アプリで、Andoroid向けアプリ配信サービス「Google Play」からのダウンロード数は740万以上を超えている。

 解析結果によると、ユーザーがFacebookアプリをインストールして初めて起動する際に、電話番号を米フェイスブック社のサーバーにインターネット 経由で送信するという。ユーザーは、電話番号を入力したりログインしたりしなくても、端末から取得した電話番号を自動で送信されてしまうため、このことに 気付かない。

 シマンテックは、フェイスブックにこの仕様を指摘したところ、Facebookアプリの次期リリースで修正を加える予定だとし、既に取得した電話番号を サーバー上から既に削除したとしている。

2.アクセンチュアが7つの技術トレンドを発表、「全てのビジネスがデジタルに」(6.28 nikkeibp)

 アクセンチュアは2013年6月28日、3〜5年先の技術トレンドをまとめた「Accenture Technology Vision 2013」を発表した。「全てのビジネスがデジタルに」を前提に、大きく7つのキーワードを打ち出した。

 アクセンチュアの立花良範テクノロジー・コンサルティング本部IT戦略・インフラグループ統括マネイジング・ディレクターは、米ゼネラル・エレクトリッ クが産業用機器をクラウドで管理・分析する事例に触れながら、「新しいデジタルビジネスが胎動しつつある」と話した。

 アクセンチュアが発表したのは「Relationships at Scale」「Design for Analytics」「Data Velocity」「Seamless Collaboration」「Software-Defined Networking」「Active Defense」「Beyond the Cloud」の7つ。このなかで顧客事例も交えて、特に時間を割いたのが、Relationships at ScaleとDesign for Analyticsの2つだ。

 1つめのRelationships at Scaleでは、あらゆるチャネルを通じて、顧客と1対1の関係を築く必要性を強調。欧州のある大手通信会社では、販売店にカメラを設置し、通行量や立ち 止まった人の数、滞在時間、入店数といったデータを収集。販売実績などと組み合わせて分析し、店舗の評価に生かしているという。

 2つめのDesign for Analyticsは、経営の問いからさかのぼり、分析に必要なシステムや組織を設計するやり方を指す。立花マネイジング・ディレクターは「経営の問いを 出発点に、データSCM(サプライチェーン管理)をデザインすべき」と語った。

3.誰でも簡単に、家のモノとネットをつなぐ「IFTTT」(6.28  nikkeibp)
 デンマークのコペンハーゲンにほど近いオーデンセにある、ケヴィン・アンダーソンの自宅は一風変わったつくりになっている。例えば毎朝、彼がベッドから 出ると寝室の照明が自動的に点き、廊下や家全体の照明も同様に点灯するようになっている。その後、彼が部屋を横切って体重計に乗ると、今度はキッチンの コーヒーメーカーが自動的にコーヒーを作り始めたりもする。

 アンダーソン氏の部屋にはモーションセンサーが備わっており、これがIFTTT(「If This, Then That」の略)というインターネットサーヴィスを介して家庭内の照明システムに接続されている。また、体重計とコーヒーメーカーを接続しているのも IFTTTのサーヴィスだ。そしてこれらの仕掛けを利用するには一行のプログラミングも必要なく、アンダーソン氏がしたことといえば、いくつかのハード ウェアを購入して接続、IFTTTのウェブサーヴィスで各々がやり取りできるように設定しただけだという。

 プログラマーとして生計を立てているアンダーソン氏だが、このホームオートメーションシステムを構築するにあたってプログラミング技術はまったくいらな かったという。「私はコーダーですが、IFTTTがあれば(ホームオートメーションシステムの)コードを書く必要はありません」(アンダーソン氏)

 ネット接続された家電が家庭内に溢れるスマートハウスというアイデアは、もはや構想の段階ではない。「The Internet of Things(モノのインターネット)」とも言われるこういった仕組みや技術により、すでにさまざまな消費者向けデヴァイスがネットに接続できるように なっており、またハードウェアハッカーのなかには、ネット接続のビール醸造システムや、七面鳥の丸焼きをつくるための温度管理システムといったツールを開 発した者もいる。

4.NTT西日本など、商店街向け屋外無線LANソリューション提供開始、無料ネッ ト接続時間を拡大(6.27 nikkeibp)
 NTT西日本と子会社のNTTメディアサプライは2013年6月27日、NTTメディアサプライが飲食店などの店舗向けに販売しているフレッツ光回線を 利用した公衆無線LANサービス「DoSPOT」の屋外版である「DoSPOT STREET」を提供開始すると発表した。

 6月28日から商店街単位で店舗にDoSPOTを採用する地域や自治体などに向けて販売を開始する。導入すると商店街を回遊中の来訪者に対して、無料の インターネット接続サービスを提供したり、商店街で実施中のイベントの告知、クーポン配布などのサービスが提供できる。また、店舗用のDoSPOTと組み 合わせて、店舗に来訪者を誘導するといった使い方ができる。DoSPOT STREETの提供価格は、希望する商店街や自治体ごとに個別見積もりとなる。

5.iPhoneの出荷台数シェアが西欧市場で20%に低下、Samsungは 45%に(6.27 nikkeibp)
 米IDCが現地時間2013年6月25日に公表した西欧のスマートフォン市場調査によると、同年第1四半期(1〜3月)の同市場における出荷台数は 3160万台となり、前年同期から12%増加した。

 出荷台数をメーカー別に見ると、韓国Samsung Electronicsが1430万台で首位を維持した。Samsungの出荷台数は前年同期から31%増。市場シェアは39%から45%に拡大した。

 一方2位の米Appleの出荷台数は620万台で、前年同期比11%減。シェアは25%から20%に低下した。3位はSony Mobile Communicationsの320万台で前年同期から100%増。Sonyのシェアは6%から10%に増えた。この後、韓国LG Electronicsが240万台(同380%増)で4位に、フィンランドNokiaが160万台(同30%減)で5位に入った。上位5社で前年同期か ら出荷台数が減ったのはAppleとNokiaの2社だった。

 IDCによると西欧ではいずれの国でもスマートフォンの販売が伸び悩んでいる。これは景気低迷により可処分所得が低下しているからだという。一方で同市 場ではスマートフォンの購入について新たな動きが起きている。スマートフォンはこれまで比較的予算に余裕のある人が高性能、高機能端末を購入し、市場拡大 に寄与してきた。しかし今は、そうしたハイエンド端末に必要性を感じていないフィーチャーフォンの利用者がスマートフォンに買い替えている。その最大の要 因は端末価格の低下とIDCは見ている。



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