週間情報通信ニュースインデックスno.907 2013/06/15


1.スマホ世代の子供たちは“指先”で何を感じて育つのか、知らぬは親ばかり(6.14 nikkeibp)

 スマートフォンやタブレット端末に囲まれて育つ子供たちは、タッチパネルに触れる指先で何を感じ、どんな影響を受けながら、成長するのだろうか──。

 2013年6月8日に開かれた教育関係者向けのイベント「New Education Expo 2013」で、未来の教室「フューチャークラスルーム」を使った公開授業が実施された。授業に立ち会った私は、冒頭のことを強く考えさせられた。少なくと も目の前の子供たちは何の違和感もなくタブレットを操り、授業を自然に受けていた。

 スマホやタブレットが教育現場に入り込んでいくのは、日本でも時間の問題だろう。既に子供たちは家庭では、親たちが使うスマホやタブレットに触れている だろうし、子供にデジタルデバイスを買い与えている親も少なくない。街中ではベビーカーに乗った赤ちゃんまでが、小さな指でスマホをいじっている姿をよく 見かけるようになっている。

 指を横に動かすだけで直感的に使えるスマホやタブレット。端末から流れ出す映像や音で五感が刺激され、子供たちの脳裏に強く印象に残ることもあるのだろ う。
 これからは教材の1つとして、スマホやタブレットが欠かせない存在になっていくのは確実である。むしろ先生の方が、対応できずに取り残される可能性さえ ある。

 一方で、危険があるのも周知の事実だ。スマホを手放せなくなる、通称「スマホチルドレン」が早くも社会問題になりつつある(関連記事:スマホ少女の憂 鬱、スマホ少年の暴走 )。ソーシャルメディア依存症やゲーム依存症は大人だけの話ではない。目の疲れなど、健康問題も今後は露呈するかもしれない。

 こうした問題と向き合わなければならないのは子供たちではなく、親たちだ。スマホやタブレットをいつ買い与えるべきか、使い方や使い道をどのように子供 たちに伝えていくか。これからますます議論が活発になっていくだろう。

2.OpenStackでコンピュータ、ストレージ、ネットワークを統合」、Red Hat CTOが強調(6.15 nikkeibp)
 「コンピュータ、ストレージ、ネットワークを統合するアーキテクチャ、その答えがOpenStackだ」---米Red HatのCTO/ワールドワイドエンジニアリング担当Vice President Brian Stevens氏は2013年6月13日(現地時間)、イベント「Red Hat Summit 2013」(関連記事1、関連記事2、関連記事3、関連記事4)の基調講演でこう語り、オープンソースのクラウド基盤であるOpenStackを同社の中 核に位置づける姿勢を強調した。

 Stevens氏は「コンピュータ、ストレージ、ネットワークはいずれも専用マシンから汎用マシンに置き換えられていく。サーバーではこの10年、独自 マシンのUNIXがLinuxを搭載した汎用のx86マシンに置き換わってきた」とする。Red Hatはオープンソースの分散ストレージソフトGlusterのエンタープライズ版Red Hat Storageを提供している。ネットワークはOpenFlowなどのSDN(Software Defined Network)という形で汎用マシンへの置き換えが始まろうとしている。

 「このように汎用マシンの上で仮想化されたコンピュータ、ストレージ、ネットワークを統合するアーキテクチャが必要だ。我々は今その答えを手にしてい る。OpenStackだ」(Stevens氏)。

3.Apple、4.7インチと5.7インチのiPhoneを計画中、海外報道 (6.14 nikkeibp)
 米Appleは4.7インチ型と5.7インチ型のiPhoneを2014年に市場投入する計画を立てているという。英Reutersが事情に詳しい関係 者の話として報じ、それを引用する形でさまざまな海外メディアが現地時間2013年6月13日、一斉にこの話題を伝えた。

 Reutersによると、AppleはiPhone 5の4インチよりも画面サイズが大きなスマートフォンの計画を持ってアジアのサプライヤーにコンタクトを取った。同社は2種類以上の大型スマートフォンを 計画しており、そのうち2つが4.7インチと5.7インチという。ただし同社は最終段階までに製品仕様を変更することがあり、今回のプロトタイプが最終的 なものでない可能性もあるという。

4.あなたの通話や通信を傍受されないための方法(6.13 nikkeibp)
 あなたが行っているプライヴェートな会話は、それほどプライヴェートなものではない。米国家安全保障局(NSA)はネット大手企業のサーヴァーに直接ア クセスして個人データを収集し、携帯キャリアに膨大な量の通話記録を提出させていると報道されている。

さらに現行法は、電子メールが少なくとも6カ月間クラウドに保存されている場合、警察が令状なく直接アクセスすることを認めている。
あなたの会話は、誰かがどこかで聞いたり読んだりする可能性があるのだ。あなたが政府については心配していないとしても、悪意あるハッカーがあなたの個人 情報をすべてネット上にさらす可能性もある(あなたを問題だと感じたり、重要だと感じたり、あるいは単に楽しみのために)。

この状況と闘うことはできるが、簡単なことではない。以下、傍受されないための方法を紹介しよう。

携帯電話

誰に、どれくらいの頻度で電話をかけているかというデータを政府はすでに収集しているというのだから、自分の携帯電話を使えないのは明らかだ。通話を傍受 される可能性を低くするためには「使い捨て」携帯に投資する必要がある。

電子メール

「Gmail」やその他のオンラインサーヴィスで使い捨てアカウントを簡単に取得できるが、これを使うだけでは不十分だ。送られた電子メールのIPアドレ スを追跡することで、法執行機関はもちろん、多少なりとも技術が分かる人なら、電子メールの送信元を特定できる。NSAレヴェルの権限がなくても、あなた が黒いヘリコプターやら新世界秩序やらについて国連やホワイトハウスに対して送った、あらゆる電子メールの出所を追跡できるのだ。

自分の身元を本気で、しかも効果的に隠したいなら、匿名化ツール「Tor」を使うしかない。Torは政府の通信を保護する目的で、米海軍が開発したシステ ムだ。インターネット・サーヴィス・プロヴァイダー(ISP)やその他のもっと邪悪な組織が追跡できない、ヴァーチャルトンネルのネットワークをつくりだ す仕組みになっている(日本語版記事)。

ただし、その場合でもGmailを使うのはやめたほうがいい。「Hushmail」の安全な電子メールサーヴィスを利用しよう。Hushmailには 「OpenPGP」等の素晴らしいセキュリティー機能があり、今週末の湖でのパーティについて友人宛てに送信した電子メールもすべて暗号化してくれる。

5.AppleのモバイルOS新版「iOS 7」、アイコン、カラー、フォントを刷新(6.11 nikkeibp)
 米Appleは現地時間2013年6月10日、モバイルOSの新版「iOS 7」を発表した。アイコンやカラーを変更し、細いフォント(書体)を採用するなどユーザーインタフェースを刷新した。「最初の『iPhone』以来、最も 大幅なアップデート」だとしている。

 アイコンは平面的で見やすくなり、細いフォントは高精細ディスプレイ「Retina」上でくっきりと表示される。半透明やジェスチャー操作を多用するな ど、スクリーン全体を有効活用するよう設計したという。同社工業デザイン担当上級バイスプレジデントのJonathan Ive氏は、「深遠で永続的な美は、簡素性、明瞭性、効率性の中にある」と説明している。

 「Control Center」は、画面の下方から上方にスワイプすることでいつでもアクセスできるようにした。飛行機モードやWi-Fi、Bluetooth、お休み モードなどのオン/オフを手軽に切り替えられる。

 強化した「Notification Center」は、ロック画面でもスワイプですぐに確認できる。今日一日の通知をまとめて閲覧することも可能。

 マルチタスキングはすべてのアプリケーションをサポートし、複数のアプリケーション間を手軽に移動可能。ユーザーが最も頻繁に使うアプリケーションを認 識し、バックグラウンドでデータを最新の状態に維持する。

 カメラアプリケーションは、リアルタイムで加工できるフィルターを備え、動画と静止画撮影をすばやく切り替えできる。ビデオや写真を撮影時間および場所 によって分類する「Moments」機能も追加した。

 「Safari」はフルスクリーン表示を強化し、より広範囲にコンテンツを閲覧できるようにした。ブックマークとタブの表示も変更した。パスワードやク レジットカード情報を保存する「iCloud Keychain」機能と連動する。

 「Siri」は男性と女性の声を用意。質問に対する回答に「Twitter」「Wikipedia」および米Microsoftの「Bing」からの情 報も含めるようにした。新たにフランス語とドイツ語に対応し、他の言語も順次サポートする計画という。

 「AirDrop」機能を実装し、無線ネットワーク内でピアツーピアでデータをやりとりできる。

 さらに「Music」アプリケーションには、インターネットラジオサービス「iTunes Radio」を追加する。

 そのほか、新たなセキュリティ機能「Activation Lock」、「FaceTime」を介した音声通話機能、デバイス間の通知同期機能など多数の機能を備える。

 iOS 7は、ベータ版およびソフトウエア開発キット(SDK)を同日より開発者向けに提供する。一般向けリリースは今年の秋を予定している。「iPhone 4」以降、「iPad 2」以降、「iPad mini」および「iPod touch(第5世代)」のユーザーは無償でアップデートできる。


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