週間情報通信ニュースインデックスno.886 2013/01/05

1.タブレット普及が電子書籍をけん引、紙の読書は減少、米調査(12. 28 nikkeibp)
  米国の調査機関Pew Research Centerが現地時間2012年12月27日に公表した調査結果によると、過去1年間に電子書籍を読んだことがある米国人の割合は23%となり、1年前 に行った調査から7ポイント増えた。これに対し、同期間に印刷書籍を読んだという人の割合は67%で、1年前から5ポイント減った。

 電子書籍による読書が増えた時期と、その閲覧端末の普及が進んだ時期は一致するとPew Research Centerは指摘する。2012年10〜11月の調査結果では、米Amazon.comの「Kindle」や米Barnes & Nobleの「NOOK」といった書籍専用端末を所有している米国人の割合は19%で、1年前の10%からほぼ2倍に増えた。また、米Appleの 「iPad」やAmazonの「Kindle Fire」などのタブレット端末を所有している人は25%で、同10%から2.5倍に増えた。

 電子書籍専用端末とタブレット端末の普及率は1年前は同じだった。だが、それより前の2011年5月の調査ではそれぞれ12%、8%、2010年5月の 調査ではそれぞれ4%、3%。いずれも増加しているものの、タブレット端末の方が速いペースで伸びている。この調査結果から、ここ最近は専用端末よりもむ しろタブレット端末の方が電子書籍の普及を後押しするようになってきたと言えそうだ。

2.iOS/Android端末のアクティベーションがクリスマスに過去最高を記録 (12.28 nikkeibp)
 米Flurryは現地時間2012年12月27日、モバイルデバイスに関する調査結果を発表した。それによると、米Googleの「Android」や 米Appleの「iOS」を搭載したモバイル端末のアクティベーション数が、今年のクリスマスに過去最高記録を更新した。

 Flurryが26万種類以上のアプリケーションの稼働データをもとに確認したiOSおよびAndroid端末のアクティベーションは、12月1〜20 日が1日平均400万件だったのに対し、12月25日は1740万件を記録した。2011年のクリスマスは680万件だったから、実にその2.5倍を超え たことになる。

 アクティベーションの内訳を見ると、12月1〜20日はスマートフォン80%、タブレット端末20%と4:1でスマートフォンが上回っている。ところ が、12月25日はタブレット端末が51%、スマートフォンが49%と逆転した。特にAppleの「iPad」および「iPad mini」、米Amazon.comの「Kindle Fire HD(7型)」が多かった。

3.スマートフォンで無料通話/チャットアプリの利用急増:MMD研究所(12. 28 nikkeibp)
 MMD研究所が2012年12月27日まとめたスマートフォンユーザーの利用調査で、「LINE」「カカオトーク」など無料通話/チャッ トアプリの定期利用率が今年7月の28.4%から、12月には40%へと急増していることが分かった。最も利用しているアプリはLINEがトップだった。

 調査結果によると、定期的に利用しているアプリは「天気」(56.7%)、「SNS」(50.7%)、「無料通話/チャット」(40%)の順。天気と SNSは7月の調査と順位変動はなく利用率が若干落ちたが、無料通話/チャットは7位から3位へと急浮上した。

 また、最も利用しているアプリをフリー回答で聞いたところ、「LINE」がトップで16.2%。これに「Facebook」(12.6%)、 「Twitter」(4.6%)が続いた。

 スマートフォンの購入時期は、58%が「2012年」と回答。新しいユーザーが多い。所有している端末は「iPhone」(37%)、「Xperia」 (11.3%)、「AQUOS PHONE」(11%)がトップ3。1カ月内に有料アプリを1個以上ダウンロードする人は、男性が36.6%、女性が21.7%で、男性の方が購入率が高 かった。

4.JTが統合IT基盤を刷新へ、MS製品で統一しDBはオラクルから全面移行 (12.27 nikkeibp)
  日本マイクロソフトは2012年12月27日、日本たばこ産業(JT)の統合IT基盤を刷新すると発表した。パソコンのOSから情報共有基 盤、データベース環境をマイクロソフト製品で順次刷新しており、2013年春に終える予定。JTグループの約4万9000人が利用する。

 JTは情報共有基盤として「Exchange Server」や「SharePoint Server」などを採用する。合わせてパソコンのOSを「Windows 7 Enterprise」に統一する。データベース環境については、オラクル製品からマイクロソフトの「SQL Server」に全面移行する。これにより、ライセンス料を大幅に削減したり、システム運用の負荷を軽減したりできるという。

 またJTは「Windows 8」を搭載したタブレット型パソコンなどの検証作業も進めている。日本マイクロソフトは受注額を明かしていない。

5.Appleが米スマホ市場でシェア50%突破、欧州では依然Androidが強 力(12.26 nikkeibp)
  英Kantar Worldpanelが現地時間2012年12月21日にまとめた世界のスマートフォン市場に関する調査結果によると、米国では米Appleの「iOS」 がシェア50%を突破し、1年前と比べ大幅に拡大した。

 Appleは最新モデル「iPhone 5」の好調な売れ行きが追い風となり、11月25日までの12週間における米国スマートフォン市場でのシェアが53.3%に達した。Appleのシェアは 1年前の35.8%から17.5ポイント増えており、Kantar WorldpanelのDominic Sunneboディレクターは、12月もさらに拡大すると見ている。

 一方米Googleの「Android」は、米国における市場シェアが1年前の52.8%から41.9%へと10.9ポイント縮小した。

 しかし欧州市場では依然としてAndroidが強い。欧州5カ国(英国、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン)におけるシェアは61.0%で、1年前 の51.8%から9.2ポイント拡大した。

 欧州市場におけるベンダー首位の座は韓国Samsung Electronics(シェアは44.3%)が維持した。Apple(同25.3%)が2位に付けており、台湾HTC、ソニー、フィンランドNokia が3位争いを演じている。





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