週間情報通信ニュースインデックスno.880 2012/11/10

1.2012年前半の世界ソフト市場は4.7%成長、コラボレーション /CRM/仮想化の3分野がけん引(11.8 nikkeibp)
 米IDCが現地時間2012年11月7日に発表したソフトウエアの世界市場に関する調査結果によると、2012年前半における同市場規模は1670億ド ルで、1年前と比べて4.7%増加した。

 主要分野ごとに見ると、市場全体の49%を占めるアプリケーション分野は前年比で5.1%成長している。コラボラティブアプリケーション(成長率 7.3%)とCRM(Customer Relationship Management)アプリケーション(同8.1%)が同分野をけん引した。

2.Skype、スモールビジネス向けコミュニティ「Skype in the Workspace」を正式公開(11.9 nikkeibp)
 米Microsoft傘下のSkypeは現地時間2012年11月8日、半年にわたってベータトライアルを実施してきたスモールビジネス向けオンライン コミュニティ「Skype in the Workspace(SITW)」の正式提供を開始したと発表した。ビジネスユーザーがSkypeのネットワークを使って、スキルやサービス、アイデアを 共有し、効率的に潜在顧客やパートナーを発掘できるとしている。

 SITWは、中小企業や新興会社、起業家などが専門業者、トレーナー、コンサルタントなど、事業確立の助けになるパートナーとつながる場を提供する。参 加するには既存のSkypeアカウントを使用可能。ビジネス向けSNS「LinkedIn」のアカウントでもログインできる。

3.NTT持ち株がグループの中期戦略を発表、「競争の土俵を変えていきたい」 (11.8 nikkeibp)
 NTT持ち株会社は2012年10月8日、2013年度上半期決算に合わせて、グループの中期的な戦略として「新たなステージを目指して」と題した取り 組みを公表した。会見に立った鵜浦博夫社長は「この数年内に、我々を取り巻く競争状況には大きな変化が来そうだ。そういう意味では新しいステージに向か う、つなぎの数年間になる」との認識を示し、「我々は自らその変化を加速させていきたい。マーケットを変えることで競争の土俵を変える」と、抱負を述べた (写真1)。

 中期戦略の具体策としては大きく二つをあげた。「グローバル・クラウドサービスを事業の基軸にする」「ネットワークサービスの競争力を徹底的に強化す る」である。それぞれの取り組みに区切りはつけず、当面の取り組みとして各領域で進めていく。

 グローバル・クラウドサービスは、北米を中心に開発を進めるとした。「日本では我々に対する規制が多い。最も先進的な北米では自由であり、新しいサービ スを出して行きやすい」とその背景を説明した。2012年10月には「グローバルR&D委員会」と呼ぶ組織を設置した。2013年4月をメドに北 米のR&D拠点を大幅に強化し、セキュリティ技術をはじめクラウド運用基盤を開発する。

 これらのクラウド基盤は「グローバル・セキュリティプラットフォーム」として確立し、日本や新興国など、各国の法制に合わせたローカルプラットフォーム を展開するベースとする。「企業ユーザーのクラウド活用ではセキュリティが重要。セキュリティ分野で世界のトップランナーとして不動の地位を築く」と、目 標を掲げた。

無線LANプラットフォームを「第3のアクセス」に強化
 クラウドプラットフォームの国内での展開の一例としては、「Wi-Fiプラットフォームの強化」を挙げた。「固定や移動と並んで、無線LAN環境は端末 フリー、OSフリーでサービスを利用できる第3のアクセスとなる」とし、エリアの拡大を進める。さらにNTT-BPなどが展開している無線LAN経由のエ リア情報やクーポンの配信などのビジネスを強化するとした。

4.2012年Q3のスマホ出荷、「Galaxy S III」が「iPhone 4S」抜いて首位に(11.9 nikkeibp)
 米Strategy Analyticsが現地時間2012年11月8日に公表した調査結果によると、同年第3四半期(7〜9月)に世界で出荷された韓国Samsung Electronicsの「Galaxy S III」は1800万台で、米Appleの「iPhone 4S」を抜いて機種別ランキングで首位となった。市場シェアも前の四半期の3.5%から10.7%に上昇した。

 Galaxy S IIIは同年5月に発売され、第2四半期(4〜6月)に540万台を出荷した。台数はその後も伸び続け、第3四半期には3倍以上に達した。4.8インチの 大型ディスプレイ、販売対象国の拡大、通信事業者の割引販売などが成功の主な要因とStrategy Analyticsは分析している。

5.NEC、滋賀県庁向けプライベートクラウドを2カ月で構築(11.8  nikkeibp)
 NECは2012年11月8日、滋賀県庁内に構築したプライベートクラウドが10月から稼働を開始したと発表した。構築には、同社のクラウド共有基盤 パッケージ「Cloud Platform Suite」を使用した。

 滋賀県は2016年度までに、職員給与、財務会計、公共工事、グループウエアなど24の業務システムを同プライベートクラウド上へ段階的に移行する計画 だ。これにより、これまで各部局で個別に運用していた業務システムのサーバー91台を22台に集約する。また、業務システム以外の基幹部分は情報政策課が 一元管理することで、セキュリティやバックアップ、障害対策のレベルを各業務システムで均一化する。

 今回のプライベートクラウド構築に利用したCloud Platform Suiteは、(1)設計・検証済みのハードウエア(サーバー、ストレージ)やソフトウエア(仮想化ソフト、OSなど)、(2)初期構築サービス、(3) 説明書、利用の手引き、運用ガイドラインなどのドキュメントをまとめて提供するパッケージ製品だ。パッケージを用いることで、同プライベートクラウドは2 カ月の短期間で構築が完了したとする。


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