週間情報通信ニュースインデックスno.871 2012/09/08


1.Amazonが「Kindle Fire HD」「Kindle Paperwhite」を発表(9.7 nikkeibp)
 米Amazon.comは現地時間2012年9月6日、タブレット端末の新型「Kindle Fire HD」と電子書籍閲覧端末の新型「Kindle Paperwhite」を発表した。

 このうちKindle Fire HDは、7型または8.9型のHD液晶ディスプレイを搭載し、第4世代(4G)通信とされるLTEに対応したモデルも用意する。低反射型のディスプレイ は、偏光フィルター「Advanced True Wide」により、どの角度から見ても同じコントラストと深みのある色合いになるという。10カ所のマルチタッチ対応で、10本の指を使ったタッチ操作が 可能。

 Wi-Fi接続では、2.4GHz帯に加えて5GHz帯に対応し、より渋滞の少ない帯域に自動で切り替える。アンテナを2本内蔵し、通信高速化技術 「MIMO」をサポートする。

2.「Androidユーザーの1/5」がiPhone 5へ移行か(WIRED.jp)(9.7 nikkeibp)
「TechBargains.com」が1,300人以上を対象として行った調査によると、アップルの「iPhone 5」は、現在のAndroidユーザーの多くを奪うことになりそうだ。

自らをAndroidユーザーと考える回答者の20%以上が、現在使用しているAndroidデヴァイスを放棄して、次期iPhoneに乗り換える計画だ と述べている。また、「BlackBerry」ユーザーのうちの38%も、「iOS」に移行する意向を示している。

さらにアップルは、現行版iPhoneユーザーの多くも当てにすることができそうだ。「iPhone 4」ユーザーの74%、「iPhone 4S」ユーザーの64%も、iPhone 5に切り替えると答えている。

iPhone 4Sは、アップルが販売した歴代iPhoneのなかでも最も成功した機種だが、今回の調査が正しければ、iPhone 5がその記録を塗り替える可能性がある。今週に入り、サムスンの「Galaxy S III」が現在米国で販売数ナンバーワンのスマートフォンに浮上したとの発表があったばかりであり、アップルにはiPhone 5発売日が待ち遠しいところだろう。

今回の調査では、スマートフォン・ユーザーの多くが、より長いバッテリー寿命、より高速のプロセッサー、「4G LTE」接続を搭載した機種を求めていることも明らかとなった。回答者が選んだその他の人気の高い機能としては、より大きなスクリーンとmicroSDが それぞれ第4位と第5位についている。

3. スマホ・タブレット時代で弱まる「ウィンテル」の影響力、IHS iSuppli調査(9.6 nikkeibp)
  スマートフォンやタブレット端末の隆盛でコンピューター業界は大きく様変わりし、それにより米Intelと米Microsoftの影響力が 低下しつつある――。こうした調査結果を米IHS iSuppliが現地時間2012年9月4日に公表した。

 同調査によると、スマートフォンやタブレット、パソコンの出荷台数合計に占めるMicrosoft製OSのシェアは、2011年の44%から2016年 には33%に低下する見込み。また、Intel製マイクロプロセッサのシェアは同期間に41%から29%に低下するという。一方で、2016年における市 場規模は、2011年の2倍に拡大するとIHS iSuppliは予測している(図)。

 IHS iSuppliは従来のパソコンに、スマートフォンとタブレット端末を加えた市場を「新しいコンピューター市場」と定義しており、かつて“Wintel” と呼ばれパソコン市場を支配してきたIntelとMicrosoftはこの新市場で苦戦を強いられていると分析している。

 同社は、世界のスマートフォン出荷台数が今年6億5500万台に達すると予測している。スマートフォン向けプロセッサの大半はARMアーキテクチャが占 めており、Intelの売上高ベースのシェアは今のところ6〜8%という程度。またMicrosoft製OSのシェアは2%程度にとどまっている。

4.NEC、Windows Server 2012用のOpenFlow仮想スイッチを発表(9.5 nikkeibp)
 NECは2012年9月5日、Windows Server 2012のサーバー仮想化技術であるHyper-V 3.0環境下で利用できるOpenFlowスイッチ製品「UNIVERGE PF1000」を発表した。Hyper-V標準の仮想スイッチを機能拡張するプラグインとして提供する。出荷予定時期は2012年11月で、価格は現時点 では未定。

 Hyper-V 3.0の仮想スイッチを機能拡張し、OpenFlowスイッチとして利用できるようにする。NECのOpenFlow製品ブランド「UNIVERGE PF」のラインアップを拡張する新製品という位置付け。既存の物理スイッチ機器「UNIVERGE PF5240/5820」と同様に、コントローラ機器「UNIVERGE PF6800」からOpenFlowで制御できるようになる。

 Hyper-V標準スイッチのプラグイン拡張であり、単独で動作する仮想スイッチではない。Windows Server 2012のHyper-V仮想スイッチは、NECなどのサードパーティーが機能を拡張できるようになっている。NECでは、Windows Server 2012の開発版の段階からUNIVERGE PF1000の動作を検証してきたという。

5.山手線で車内無線LAN実験、乗車率データや電子書籍も配信(9.4  nikkeibp)
 東日本旅客鉄道(JR東日本)は2012年9月3日から、東京都中心部を走る山手線の車内で無線LAN(Wi-Fi)によるインターネット接続サービス や独自の情報提供サービスを受けられる実験車両の運行を始めた(写真1)。当初は山手線1編成(11両)で、11月上旬以降は2編成(計22両)に増や し、2013年1月中旬まで実験を行う。その後、利用状況を検証し、本格的な導入の可能性を探る。実験は2011年10月にも実施しており、今回が2回 目。

 実験サービス名は「山手線トレインネット」。JR東日本フロンティアサービス研究所が開発した「infoPiC(インフォピック)」と呼ぶシステムを車 両に搭載する。該当車両内には無線LANアクセスポイントが設置されており、WiMAXルーターを通じてインターネットと接続する。

 乗客は、iOS/Android OSを搭載したスマートフォン/タブレット端末に専用アプリ(App Store/Google Playから無料ダウンロード可能)をインストールしておけば、トレインネットに接続して、列車内でWebサイト閲覧などインターネット上の各種サービス を利用できる。



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