週間情報通信ニュースインデックスno.870 2012/08/25

1.エバーノートと手帳のモレスキンが提携、「デジタルとアナログの橋渡し に」(8.25 nikkeibp)
 2012年8月24日に米国サンフランシスコで行われた米エバーノートの開発者会議「Evernote Trunk Conference」で、同社CEOのフィル・リービン氏は、イタリアの手帳メーカー、モレスキンとの提携を発表した。モレスキンの手帳に書いたメモを デジタル化し、コンテンツ共有サービスEvernoteの「ノート」として取り込む。

 同会議の基調講演には、モレスキンCEOのアリーゴ・ベルーニ氏が登場。今回の提携がデジタルとアナログの橋渡しになるものだと語った。リービン氏は、 「両社の関係は始まったばかり」とし、今後の協業拡大の姿勢を示した。

 今回の提携に合わせてモレスキンは、独自のテクスチャーと専用のシールが入ったEvernote特製の手帳「スマート・ノートブック」を発売する。大き さと罫が異なる4種類の製品がある。

 Evernoteは、iOS版アプリの新機能として「ページカメラ」と呼ぶスキャン機能を用意した。メモに貼りつけたシールを読み込んで、ノートを自動 分類する。シールに対応するタグはあらかじめ用意されるが、ユーザーが好みで設定できる。

 製品は、小型の「ポケット」と大型の「ラージ」の2種類があり、価格はそれぞれ24.95ドル、29.95ドル。発売は10月1日で、会議当日から事前 注文を受け付ける。同会議の参加者には、新版の手帳が全員にプレゼントされた。

2.東証システム障害の原因はL3スイッチのバグ、金融庁が業務改善命令(8.24  nikkeibp)
 金融庁は2012年8月24日、同月7日に東京証券取引所が引き起こしたシステム障害(関連記事)に対して業務改善命令を出した。これを受けて同日夕 方、東証は会見を開き、原因はレイヤー3スイッチのソフトウエアのバグであることを明らかにした。東証は9月中にソフトの更新などの対処を終える予定だ。

 同スイッチは二重化しており、本来、障害が発生した際は、本番系から待機系に切り替わる。しかしスイッチ内部の障害を検知するソフトウエアにバグがあ り、障害が起こった本番系がシャットダウンせず、切り替わった待機系側と合わせて本番系が二つ並行稼働する異常な状態となった。

3.書籍購入情報から作成、アマゾンの政治地図(8.24 nikkeibp)
 アマゾンが、米国における政治関連書籍の販売状況を示すヒートマップの提供を開始した。赤い色合いが濃くなるほど、保守派思想の書籍が革新派思想の書籍 と比べてよく売れていることを意味する。 ヒートマップは、過去30日間の書籍購入データの平均を表している。書籍は、選挙宣伝用や顧客の分類に基づいて、赤か青(革新派)に色分けされている。書 籍は必ずどちらかの色に振り分けられるようになっていて、中道的なニュアンスが介在する余地はない。

アマゾンはこの地図について、科学的なものではないと注記している。「書籍販売データは、必ずしも政党への支持を表すものではなく、考え方を知りたいとい う欲求を示している可能性がある。」

ヒートマップ上に青い色の州がほとんどなく、カリフォルニアのように革新派が多いとされる州でさえ、この地図では赤く彩られている事実をうまく説明するこ とは難しい。出版業界アナリストであるSimba Information社のマイケル・ノリスはこの理由について、保守派のほうが読者と結びつく能力が高いことによるものかもしれない、と指摘している。

4.iPhoneが中国市場で苦戦、シェア7.5%で第7位(8.24  nikkeibp)
   米国の市場調査会社、IHS iSuppliが現地時間2012年8月23日に公表した中国スマートフォン市場調査によると、米AppleのiPhoneが苦戦を強いられている。同年 上半期における出荷台数は、韓国Samsung Electronicsが最も多く、これに中国Lenovo Group(聯想集団)、中国Coolpad、中国Huawei Technologies、フィンランドNokiaが続いた。Appleは中国ZTEに次ぐ第7位。

2012年上半期の中国におけるスマートフォン市場シェア(出荷台数)
順位 社名 シェア(%)
1 Samsung 20.8 
2 Lenovo 11.0 
3 Coolpad 10.4 
4 Huawei 9.8 
5 Nokia 9.1 
6 ZTE 8.4 
7 Apple 7.5 
  その他 22.9 
  合計 100.0 

出典:米IHS iSuppliの2012年8月調査
 2012年上半期におけるSamsungの出荷台数は1440万台で、市場全体の20.8%を占めた。これに対しAppleは520万台で市場シェアは 7.5%とSamsungの3分の1程度。HuaweiやNokia、ZTEといった主要メーカーに及ばず、中国以外ではスマートフォンメーカーとしてあ まり知られていないLenovoやCoolpadをも下回っている。

 その最大の要因は、iPhoneの対応通信方式にあるとIHS iSuppliは分析する。同社によると、外国メーカーで中国独自の3G通信方式「TD-SCDMA」に対応していないのはAppleのみ。この欠点を改 善し、中国最大の通信事業者China Mobile(中国移動)と交渉をまとめたり、中国消費者の需要に応える低価格端末を投入したりする必要がある、とIHS iSuppliは指摘する。

5.ソフトバンクモバイル、全国のローソンに「ソフトバンクWi-Fiスポット」を 展開(8.23 nikkeibp)
 ソフトバンクモバイルは2012年8月23日、全国のローソン店舗で同社の公衆無線LANサービス「ソフトバンクWi-Fiスポット」が利用できるよう になったと発表した。全国のローソン約1万店舗のうち8343店(8月22日時点)にアクセスポイントの設置が完了したとしている。今後は残っている店舗 への導入を順次進める。

 ローソン店舗内で利用可能な無線LANのSSIDは(1)「0001softbank」(2)「0002softbank」(3)「SWS1day」の 3種類。このうち(1)と(2)はソフトバンクモバイルの3G通信サービスの利用者向けのSSIDで、フラット型パケット定額サービスに加入している場合 など一定の条件に当てはまる場合は無料で利用できる。なお(1)のSSIDで接続した場合の通信は暗号化されない。(2)はWPA2方式の暗号化通信に対 応している。

 (3)は、ソフトバンクとの契約回線がない場合でも利用可能な「ソフトバンクWi-Fiスポット(EX)」用のSSIDである。ブラウザからユーザー登 録することで1日490円で利用できる。


 ホームページへ