週間情報通信ニュースインデックスno.868 2012/08/11

1.福島県飯舘村が村民にAndroidタブレット約2500台配布、避難 中の交流促進(8.10 nikkeibp)
  東京電力福島第1原発事故の影響によって、ほぼ全村民が避難中の福島県飯舘村は2012年8月8日、タブレット端末を活用した「村民の声ネットワークシス テム」の本格運用を開始した。避難によって離ればなれになった村民同士や、福島市内に臨時移転中の村役場と村民の間のコミュニケーションを円滑にし、避難 中のコミュニティー機能を維持するのが狙いだ。

 本格運用に先立ち、飯舘村は約2500台のタブレット端末を、全世帯に1台ずつ、避難のために世帯が分かれている場合は2台を上限として配布した。村民 には高齢者も多いため、村職員が福島市内や相馬市など散在する避難先に出向き、タブレット端末の使い方を説明してきた。

 配布したタブレット端末はNTTドコモのAndroid端末「Optimus Pad」(韓国LGエレクトロニクス製)である。飯舘村独自の機能として、「お知らせ」「住民相談・アンケート」「ふるさとカメラ」「放射線量情報」「動 画配信」「その他情報」の6つのトップメニューと、「テレビ電話」機能などを用意した。

2.LINE camera、わずか117日で1000万ダウンロード突破(8.10 nikkeibp)
 NHN Japanは2012年8月10日、同社のスマートフォン用無料通話・メールアプリ「LINE(ライン)」の公式カメラアプリである「LINE camera(ラインカメラ)」の累計ダウンロード数(iPhone版とAndroid版の合計)が8月7日時点で1000万件を突破したと発表した。同 アプリを公開した4月12日からわずか4カ月間で大台を超えた。

 LINE cameraにはスマートフォン内蔵カメラで撮影・保存した写真の色調を変えたり、文字やキャラクターで装飾したりできる機能がある(画面)。こうして加 工した写真を、LINEでつながっている友人や、FacebookやTwitter、mixiを含む各種SNSで共有できる。

3.自作電子書籍を楽天koboに配信、ブクログが「パブー」に外部ストア連携機能 (8.9 nikkeibp)
 ブクログは2012年8月9日、同社が提供している電子書籍の作成・公開・販売用プラットフォーム「パブー」において、ユーザーが制作したEPUB形式 の電子書籍を外部の電子書籍ストアに向けて配信できるようにする「外部ストア連携機能」を導入したと発表した。

 外部ストアとの連携の第一弾として、同日から、楽天が販売している電子書籍閲覧用端末「kobo Touch」向けの電子書籍ストア「koboイーブックストア」(楽天グループの加Koboが運営)への配信機能を提供開始した。

 外部ストア連携機能は、パブーのオプション機能として提供される。有料で配信(販売)する際にユーザーが支払う必要がある手数料は、外部ストア側の販売 手数料も含めて販売価格の50〜60%で、「外部ストアの販売手数料によって変動する」(ブクログ)という。外部ストア連携機能を利用せず、パブー内のみ で自作電子書籍を販売することも引き続き可能で、その場合の販売手数料は従来通り「販売価格の30%」となる。

 個々の書籍に対して設定可能な価格(購読料)は、無料、または有料の場合は最低10円から設定可能となっている。実際の配信開始日は8月中旬を予定して いる。

 同連携機能の登場により、法人・個人を問わず自作した電子書籍を、複数の電子書籍ストアにまたがって手軽に配信したり販売したりできる環境が、国内でも 本格的に整備され始めたことになる。今回提供を始めたkoboプラットフォームだけでも日本を含む世界190カ国に約900万人のユーザーを抱えており (楽天調べ)、こうした巨大なマーケット向けに個人でも自由に自作電子書籍を配信・販売できるようになったインパクトは大きい。

4.世界スマートフォン市場、4〜6月期のOS別シェアはAndroidが68%、 iOSが17%(8.9 nikkeibp)
 米IDCが現地時間2012年8月8日に公表した世界のスマートフォン市場調査によると、同年第2四半期(4〜6月)におけるAndroid端末の出荷 台数は前年同期比106.5%増の1億480万台となり、市場シェアは前年の46.9%から68.1%に拡大した。また米Appleの「iOS」の出荷台 数は2600万台となり、前年同期から27.5%増えたが、シェアは18.8%から16.9%に低下した。

 第2四半期におけるOS別の出荷台数順位は、上位からAndroid、iOS、BlackBerry OS、Symbian、Windows Phone 7/Windows Mobile、Linuxとなった。IDC主席アナリストのKevin Restivo氏は、「世界のスマートフォン市場はAndroidとiOSが支配している状態。今後スマートフォンの普及が進むにつれ競争はさらに激化し ていく」とコメントしている。

 Android端末の出荷増に大きく貢献したのは韓国Samsung Electronics。四半期中の全Androidスマートフォン出荷台数に占めるSamsung端末の割合は44%に達し、これはSamsung以外 のAndroid端末メーカー7社の合計よりも多い。Android 4.0(コードネーム:Ice Cream Sandwich)が順調に伸びていることも注目に値するとIDCは指摘している。

5.月額500円を切るモバイルデータ通信プラン、DTIが「ServersMan SIM 3G 100」開始(8.8 nikkeibp)
 ドリーム・トレイン・インターネット(DTI)は2012年8月8日、月額基本料金490円で利用できる100kbpsの速度制限付きモバイルデータ通 信サービス「ServersMan SIM 3G 100」の提供を開始したと発表した。

 NTTドコモのFOMA回線をMVNO(仮想移動通信事業者)として提供するもので、SIM単体の契約、およびモバイルルーター/USBモデムのレンタ ルとの組み合わせ(月額630円)の2パターンで利用できる。利用開始時に初期費用3150円が必要だが、一定期間内の解約にかかる違約金は設定しない。

 オプションとして8月中に、通信速度を切り替えられる「速度変更システム」を提供する予定である。専用アプリやWebサイトで100Mバイトあたり 263円分をチャージすると、そのチャージ分は理論値で最大14Mbps(下り)、実効速度で数M〜数百kbpsの通信速度で利用できるという。速度切替 用のアプリはAndroid用、iPhone用の双方を用意する予定である。

 同サービスにはオンラインストレージ1Gバイト分と、IPv6通信機能が付加機能として提供される。オンラインストレージは210円/月で10Gバイト に増量が可能である。

 料金面で比較すると、モバイルデータ通信サービスで月額1000円を切るプランは他に、日本通信のイオンSIM(980円/月:100kbps)や BB.exciteモバイルLTE 0Mコース(750円/月:128kbps)などがある。DTIは「(低速常時接続サービスで)月額500円を切る料金は業界最安値である」としている。



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