週間情報通信ニュースインデックスno.865 2012/07/14

1.勝負は「プレゼンの前」に決まっている(7.11 nikkeibp)
相手に嫌われたら何を言ってもムダ
 私は2011年4月から大学一年生を対象に「プレゼン・スキル・トレーニング」という講座を担当している。
 受講者のほとんどは、中学や高校での研究発表のようなものを除いては、他人を相手に何かを訴えるという経験をしたことがない。だから、私が教える内容 も、プレゼンテーション(プレゼン)を行うにあたって「これだけはしなければいけない」とか「これだけはしてはいけない」といった「最低限のルール」が中 心になる。とはいえ、この「最低限のルール」をちゃんと理解している人が、(おそらく社会人の方々でも)実に少ないのである。

 大学の授業では、学生たちに3分間の模擬プレゼンをしてもらっている。1人のプレゼンが終わると、聞き手の学生たちに良かった点と悪かった点を指摘して もらいながら、どんなところに注意すべきかを検討するのである。

 こうして何十人、何百人と、学生たちが発表する姿を見ていて痛感させられたのが、プレゼンの内容や技術がどうこうという以前に、「人に話を聞いてもら う」という姿勢がなっていない、という事実である。

 これは何も学生に限ったことではない。私は学会や企業のセミナーなどいろいろな機会で他人のプレゼンを聞く機会が多いのだが、専門家や実務家のようなプ ロのなかにも、「人に話を聞いてもらう」という、プレゼン以前の態度や姿勢に問題を抱えている方々が少なからずいる。

 端的に言うならば、その人が壇上にあがってしゃべりはじめた瞬間に、「こんな人の話なんか聞きたくないなぁ……」と感じさせてしまうのである。これで は、この人がどんなに魅力的な提案をしたとしても、受け入れられるはずがない。

 プレゼンを成功させたいのなら、まずは「こいつの話を聞いてみよう」と相手に思わせなければいけない。そのためには、第一印象で好感を与えるような態度 や姿勢でプレゼンにのぞむことだ。 相手は人間なのである。第一印象で嫌われてしまえば、後は何を話しても聞いてはもらえない。プレゼンの勝負は「プレゼ ン前」に決まっているのである。

2.MPT、社員50人分の仮想Windowsを提供するXenAppオールインワ ン製品(7.13 nikkeibp)
 エム・ピー・テクノロジーズ(MPT)は2012年7月12日、社員50人分の仮想的なWindows環境を提供するシステム製品「All-in- one XenApp Box」を発表した。2012年9月1日に出荷する。初期構築作業込みで、ハードウエア調達後に最短5日間で導入できる。市場想定価格(税別)は、 Windowsのライセンスなどを含んだ総額で299万円(社員1人当たり5万9800円)。

 米Citrix Systemsの仮想化ミドルウエア「XenApp」(旧称はMetaFrameおよびPresentation Server)を、米IBMのPCサーバー「IBM System x3550 M4」にインストール/設定して提供するシステムである。シンクライアント(画面情報端末)を介して、仮想的なWinodwsデスクトップ (Windows Server 2008 R2のアプリケーション画面またはデスクトップ画面)を利用できる。

3.NTTドコモがコンテンツ配信やM2Mの海外展開を強化、2015年度に 1000億〜2000億円(7.13 nikkeibp)
  NTTドコモの加藤薫社長は2012年7月12日、日経コミュニケーションのインタビューに応じ、コンテンツ配信やM2M(Machine -to-Machine)のプラットフォーム事業で海外展開を強化し、2011年度に両分野で200億〜300億円の売上高を「2015年度に1000億 〜2000億円に伸ばす」との方針を明らかにした。

 NTTドコモは2011年11月に公表した「中期ビジョン2015」で「モバイルを核とする総合サービス企業」のキャッチフレーズを掲げ、新領域の開拓 で2015年度に約1兆円の売上高を上乗せする計画を描く。新領域の主な対象としては、「メディア・コンテンツ」「コマース」「金融・決済」「メディカ ル・ヘルスケア」「環境・エコロジー」「M2M」「アグリゲーション・プラットフォーム」「安心・安全」の8分野を挙げており、海外展開ではコンテンツ配 信やM2Mプラットフォームが有力候補となる。

4.スマホアプリをノンプログラミングで開発するクラウド、モビラスが提供開始 (7.12 nikkeibp)
 モビラス・ジャパンは2012年7月11日、ノンプログラミングでスマートフォンやタブレット端末用アプリケーションを開発できるクラウドサービス 「AppExe」の提供を開始した。Webブラウザーで画面設計やアプリの機能設定をするだけでアプリを開発できるため、開発言語の知識がないユーザーで も、用途にあったアプリを作成できる(図)。

 利用者は、AppExeのWebサイトにアクセス。ウイザード形式で、アプリの画面設計や機能の設定をする。アプリにローカルデータベースを持たせた り、ボタンをタップした際のアクションを定義したりと、細かく機能を指定できる。

 設定が終わると、どの端末でアプリを使うかを指定する。するとAppExeのクラウド上でアプリを生成。利用者は、スマホなどの端末からアプリをダウン ロードする仕組みである。

 iPhoneやiPad、Android端末で動作するアプリのほか、PCのWebブラウザーで動作するHTML5アプリケーションとして開発すること もできる。一度作成したアプリを、ほかの端末で動くアプリとして生成し直すこともできる。

 既存の情報システムと連携する機能も実現できる。モビラスはアプリを配信、管理する「運用サーバー」を提供しており、この運用サーバーに、あらかじめ既 存システムとの連携機能を搭載する。企業独自の通信方法に対応させる際は、連携機能を個別に開発する。

 料金は、1ユーザーが開発する場合は月額8900円から。6ユーザーなら月額2万7000円から、12ユーザーなら月額4万5000円からである。

5.NEC、タブレット使う月額2980円からの小規模向けSaaS型POS(7. 10 nikkeibp)
 NECは2012年7月10日、小規模店舗向けに既存サービスよりも価格を抑えたSaaS型POS(販売時点情報管理)システムを発表した。POS端末 にタブレットを利用するなど、システムを簡素化している。2012年9月から提供する。契約する店舗(POS端末)当たりの価格(税別)は、初期費用が 9800円で、月額費用が最小機能で2980円から。

 SaaS型で提供するPOSアプリケーションの一つ。主な特徴は二つある。一つは、店舗側のPOS端末として、高価なPOS専用機ではなく、汎用のタブ レット(Android/iOS)を利用すること。タブレットの3G回線を使えば、別途インターネット回線を引く必要もない。もう一つは、クレジットカー ドだけでなく、電子マネーの決済機能を提供すること。ポイント管理などのCRM(顧客関係管理)機能も提供する。

 POS端末の操作画面としては、Webブラウザーではなく、タブレット専用のアプリケーションをダウンロードして使う(写真1)。クライアントソフト は、データ入力/表示などの操作のために使い、データはすべてSaaS側に保存する。アプリケーションの機能をカスタマイズすることはできないが、商品名 や項目名などは自由に変えられる。



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