週間情報通信ニュースインデックスno.863 2012/06/30

1.NTT東西が光サービスの収支公表、NTT西は初の単年度黒字化(6. 29 nikkeibp)
 NTT東西地域会社は2012年6月29日、光回線サービス「フレッツ光」の2011年度の収支を公表した。「ひかり電話」を含めた光 サービスの収支はNTT東が403億円、NTT西が14億円の黒字だった。NTT西での単年度黒字化は2001年8月のサービス開始以降、初めて。NTT 東は昨年(2010年度)に続き、2年連続となる。

 2011年度の収支の内訳は、NTT東のフレッツ光が298億円、ひかり電話が104億円と共に黒字。NTT西はフレッツ光が94億円の赤字だが、ひか り電話が108億円の黒字で、全体でも黒字を確保した。NTT東西合計の黒字化(417億円)も今回が初めて。NTT持ち株会社は2008年5月に発表し た中期経営戦略で「2011年度に光サービスの単年度黒字化」の目標を掲げており、公約通り達成できたことになる。

 NTT東西が2001年度以降に投じた加入者系光回線の設備投資額は累計約3兆円。設備投資は2005年度にピークアウト(NTT東西の合計でみた場 合)しており、サービス開始10年目でようやく回収モードに入った。2012年3月末時点のフレッツ光の契約数はNTT東が935万件、NTT西が721 万件の計1656万件。年間純増数は2007年度をピークに徐々に減少しており、3月にはKDDI(au)が携帯と固定をセットにした割引サービス「au スマートバリュー」を投入するなど競争も激化してきた。ただ光回線で7割超のシェアを持つ強みは大きく、現在の優位性をいかに継続できるかが重要となりそ うだ。

2.JCNが公衆無線LANサービスを提供、KDDI、Wi2との連携で実現(6. 29 nikkeibp)
 ジャパンケーブルネット(JCN)は2012年6月29日、「JCNインターネット」の契約者向けに公衆無線LANサービス「ケーブルTV Wi-Fi」を提供すると発表した。サービス開始は2012年7月20日から。

 同社のインターネットサービスで、下り160Mbpsの「スピードスター160」、下り30Mbpsの「プレミアム」に加入しているユーザーは無料で利 用できる。その他のインターネット接続コースに加入している場合は月額250円の追加料金で利用可能になる。

 同サービスは、KDDIとワイヤ・アンド・ワイヤレス(Wi2)が、ケーブルテレビ事業者と販売協力する「CATV Wi-Fiプログラム」を導入して実現するもので、JCNが初めての導入事業者となる。

3.BYOD「許可」は12%も「利用経験あり」は過半数、トレンドマイクロ調査 (6.29 nikkeibp)
 トレンドマイクロは2012年6月29日、BYOD(個人所有端末の業務利用)に関するアンケート調査の結果を発表した。企業としてBYODを「許可し ている」とした回答は12.6%にとどまった一方、個人として所有端末を業務利用した経験は53.1%が「ある」との回答だった。個人ユーザーでのスマー トデバイスの急速な普及に対し、企業側のルール作りが間に合っていない様子がうかがえる。

 BYODのポリシー・ルールの整備状況は「ポリシーやルールで禁止しており、罰則規定がある」が14.9%、「ポリシーやルールで禁止しているが、罰則 規定はない」が13.6%。合わせて28.5%がBYODを禁止する。“許可派”は「ポリシーやルールで許可しており、利用に関する細やかなルールがあ る」が6.1%、「ポリシーやルールで許可しているが、利用に関する細やかなルールはない」が6.5%だった。

4.アップル、「ウイルスフリー」主張を撤回 」(6.28 nikkeibp)
 アップルは、自社製品を宣伝するウェブページに小さな変更を加えた。コンピューター・セキュリティーに関心がある人にとっては大きな変更だ。

これは、「Macが好きになる理由」というページのことだ。アップルはこの数年間、このページで、Macは「Windowsパソコンのウイルスに影響を受 けません」と主張してきた。「Macは、Windowsパソコンを狙った数多くのウイルスに感染しません」

WindowsソフトウェアはMac OSでは稼働しないため、この主張は反論しがたいものだ。しかしアップルは現在、この主張にそれほど自信を持てなくなってきたらしい。ウイルス対策のソ フォス社が指摘したように、アップルは「Mac OS X」のセキュリティーに関する主張を弱めた。「Windowsパソコンのウイルスに影響を受けません」という小タイトルは、「安全性も抜群です」に変わっ た。「OS Xに内蔵されたセキュリティ機能が、悪質なソフトウェアが気がつかないうちにあなたのMacにダウンロードされるのを防ぎます」

マイクロソフトの世界で流行するワームやウイルスの拡大をずっと回避してきたアップルだが、1年ほど前から、セキュリティー面に若干の不安が生じてきた。
まずは1年前に、トロイの木馬「MacDefender」(日本語版記事)が登場した。アップルの技術サポート回線はMacDefenderのために大騒 ぎになったと伝えられている。さらに、「Flashback」という厄介なマルウェアが続いた。

5.大日本印刷がO2Oサービスに参入、NFCでチェックイン(6.27  nikkeibp)
 大日本印刷は2012年6月27日、O2O(Online to Offline)サービス「SNSチェックイン」の販売を7月上旬から始めると発表した。NFC(近距離無線通信、キーワード解説記事)搭載のスマート フォンと、SNSのFacebookを連携させることでネットとリアル世界を結びつける。2013年3月までに約30件の導入を目指す。

 大日本印刷は東京都内で開催されたNFC関連の国際会議「NFC Forum」において、新サービスのデモンストレーションを披露した。NFC機能を搭載したスマートフォン(デモ機はNTTドコモのGALAXY SII)で、店舗周辺のポスターや店頭販促広告(POP)などに貼り付けたシール状のNFCタグにタッチすると、Facebook上でクーポンを取得でき る。ポスターのある場所に自分がいた記録を残す「チェックイン」も可能だ。

 例えば、新しい飲食店周辺のポスターにNFCタグを貼っておけば、ポスターを見た人にクーポンで来店を促せる。さらに、クーポンを取得した人がその情報 をFacebook上で「シェア」すれば、ネット上で他のFacebookユーザーにもカフェに対する認知が広がる。Facebookを使っていない人が NFCタグにタッチした場合でも、画面上でクーポンやスタンプカードなどを取得できる。




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