週間情報通信ニュースインデックスno.823 2011/09/03

1.グーグル、過去20年のWeb技術とブラウザーの進化を一覧できるサイ トを公開(9.2 nikkeibp)
 グーグルは2011年9月2日、過去20年ほどのWeb技術とブラウザーの進化について一覧できる特設サイト「The evolution of the web - ウェブの進化」を公開した。同社のWebブラウザー「Google Chrome」のリリース3周年を記念しての公開だという。コンテンツは最新のHTML5を使って作られている。

 上記サイトにアクセスすると、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)やJavaScript、SSL(Secure Sockets Layer)、CSS(Cascading Style Sheets)といったWebを支える主要技術と、主だったWebブラウザーの登場年月およびバージョンアップの履歴などを記した年表が表示される。年表 は、HTTPの最初のバージョン(俗にHTTP/0.9と呼ばれているもの)が登場した1990年から始まっている。

2.iPad2対抗の本命か?! 写真で見るSony Tablet タブレット型と2画面型の2種類、Web表示を高速化するブラウザーを付属(9.2 nikkeibp)
 ソニーは2011年9月1日、Androidを搭載したタブレット端末「Sony Tablet」を発表した(関連記事「ソニー、Android3.x搭載のタブレット端末「Sony Tablet」シリーズ2機種を発売」、関連記事「『持ちやすくて疲れにくい』ソニーのタブレット新端末『Sony Tablet』を体験してみた」)。同社は4月に開発コード名「S1」「S2」として公開していたが、その製品が満を持して登場することになる。製品は2 機種。9.4型液晶を搭載したタブレット型の「Sony Tablet S」と、2つの5.5型液晶を備える折り畳み式端末の「同P」である。

 まずは基本的な仕様から紹介しよう。SシリーズとPシリーズともに、CPUは米エヌビディアのTegra 2(1GHz)。Sシリーズは3つのモデルがある。通信機能が無線LANのみでストレージが16GBのモデル、および32GBのモデルがある。これに加え てNTTドコモの3G(第3世代携帯電話)の通信機能を搭載したモデルもある。3Gモデルはストレージが16GBとなる。Pシリーズは3G機能搭載モデル のみで、ストレージは4GBとなる。

 実勢価格については、Sシリーズの無線LANのみで16GBモデルが約4万5000円、32GBモデルが約5万3000円。Sシリーズの3Gモデルおよ びPシリーズの実勢価格は未定。発売日は無線LANのみの2機種が9月17日、3G搭載の2機種は10月下旬となる。Androidのバージョンは無線 LANモデルの2機種が3.1で、3Gモデルが3.2となる。無線LANモデルは後日バージョン3.2にアップデートできるようになるという。

3.固定電話機でSkypeを利用できるアダプターを米国などで発売(9.1  nikkeibp)
 ルクセンブルクSkype Technologiesは現地時間2011年8月31日、一般の固定電話機を使って、Skypeの無料通話を利用できるアダプター製品 「FREETALK Connect・Me Home Phone Adapter for Skype」を米国とカナダで発売すると発表した。

 アダプターをインターネット回線、電話回線、電話機に有線接続し、一度パソコンで設定を済ませれば、以降はパソコンを立ち上げることなくSkypeによ る通話が可能になる。パソコンのほか、iPhoneやAndroid搭載スマートフォン、iPad、Skype対応テレビなど、Skypeの機能を備える さまざまな機器との通話が可能。また、事前に購入した「Skype Credit」を使って携帯電話や固定電話に電話をかける有料オプションも利用できる。

4.「PC後の世界」は“人”が中心、ヴイエムウェアのCTO(8.31  nikkeibp)
 「VMworld 2011」のゼネラルセッションに、ヴイエムウェアCTO(最高技術責任者)のスティーブ・ハロッド氏が登壇。デバイスの種類や人の居場所に関わらず、 ユーザー主導で情報活用する「エンドユーザー・コンピューティング」のコンセプトを披露した(写真1)。仮想デスクトップ「VMware View」をはじめ、アプリケーション仮想化「VMware ThinApp」、アプリケーション管理「VMware Horizon」など、様々な製品・技術を組み合わせて実現する。

 「PC後の世界は、デバイスではなく、人が中心になる」−−。講演の冒頭でスティーブ・ハロッド氏は、次世代クライアントの姿をこう切り出した。PCに 加えスマートフォンやタブレット端末などデバイスの種類は増えてきたが、その時々でユーザーが最適なものを選び、情報活用できることが大切だと続ける。実 現には三つの柱が必要だという。

 最初は「単純化(Simplify)」。社内外のアプリケーションとデータを集め、ユーザーに提供しやすいようにカタログ化する。次に、集めたものを ユーザーグループとひも付ける「共通管理(Manage)」。最後が、ユーザーの要求に応じて情報を届ける「情報提供(Connect)」だ。

 単純化のフェーズでは、まずVMware Viewを使い、仮想デスクトップのリソースプールを作る。次に、ThinAppと「VMware Horizon Application Manager」を連携させ、社内外のアプリケーションを集める。Horizon Application Managerは今回、Windowsとモバイルアプリケーションに対応した。

 情報提供フェーズでは、ユーザー自らがHorizon Application Managerから必要なアプリケーションを選択してインストールできる。
 デスクトップから利用するデータについては、「Project Octopus」の名称で開発を進めているストレージサービスで共有しておく。「Octopusは、Dropboxをエンタープライズ版にしたようなも の」(スティーブ・ハロッド氏)。データをクラウド上で同期管理したうえで、その有効期間や共有ポリシーなどを設定できる。

 アプリケーションとデータへのユニバーサルアクセスを目指し、先のOctopusと並行して開発しているのが「Project AppBlast」だ。これは、HTML5をベースに、Windowsベースを含むあらゆるアプリケーションを端末に配信できるようにすることを目指す。 スティーブ・ハロッド氏は、iPad上でMS Excelを利用するデモを披露した。

 1台のAndroid端末上で、個人用と仕事用の環境を使い分ける、「VMware Horizon Mobile」と呼ぶ技術も紹介された。既に韓国のLG製品で利用可能であり、サムスン電子も対応する計画だという。

5.テレマティクスなどM2M向けのクラウド基盤サービス、NECが9月開始(8. 29 nikkeibp)
 NECは2011年8月29日、機器同士が相互に通信するM2M(machine to machine)サービスを実現するためのソリューション「CONNEXIVE(コネクシブ)」を商用化すると発表した。第1弾として 「CONNEXIVEクラウドサービス 基盤提供サービス」を9月1日に開始する。

 基盤提供サービスでは、センサーを備える端末からデータを収集して企業のアプリケーションに渡す機能や、企業アプリケーションからの処理要求を基に端末 を制御する機能、端末の認証機能などを、クラウドサービスとして提供する。企業はこのサービスを利用することで、遠隔からスマートフォンなどを制御する MDM(モバイル・デバイス・マネジメント)、工作機械の遠隔メンテナンス、ホームセキュリティ、テレマティクスといったM2Mのサービスを、効率的に開 発して自社の顧客に提供できる。

 利用料金は、基本使用料が月額50万円から。初期費用と、オプションの「データ蓄積追加サービス」および「アクセス回線サービス」は個別見積もりとな る。


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