週間情報通信ニュースインデックスno.807 2011/05/14

1.NTTドコモが米Twitterと戦略的提携、iモード向け公式アプリ などを提供(5.13 nikkeibp)
 NTTドコモは2011年5月13日、米Twitterとの間でソーシャルサービス「ツイッター」を同社のアプリに活用することを含めた戦略的提携に関 する契約を締結したことを発表した。
 NTTドコモでは今後、iモード携帯電話端末や同社スマートフォン向けに、検索結果画面上に検索したキーワードに関連のあるツイート(つぶやき)やツ イッター関連のコンテンツを表示する機能の追加や、iモード端末向けに公式アプリの提供などを予定しているという。

 検索結果に関連するツイートを表示する機能は、例えばiモード端末で「ドコモ太郎」というキーワードを検索すると、検索結果に「人物関連情報」としてそ の人物の最新のツイートや、ツイートの一覧を閲覧するためのtwitterアカウントページへのリンクを表示するというもの。

 サービス提供開始時期は、iモード端末向けは2011年夏以降、スマートフォン向けは2011年冬以降を予定している。iモード端末向けの公式アプリに は、ユーザー同士が端末をかざし合うだけで端末のiC通信によってお互いをフォロワー登録できる「タッチ&フォロー機能」などを搭載する予定だという。

2.NTTの連結決算は7期振りの増収増益、来期も2期連続増収増益を予想(5. 13 nikkeibp)
 NTT(持ち株会社)は2011年5月13日、2010年度(2010年4月〜2011年3月)の通期連結決算を発表した。売上高は前年同期比1.2% 増の10兆3050億円と4期振りの増収、営業利益は同8.7%増の1兆2149億円の増収増益となった。増収増益は7期振りとなる。

 決算内容について説明したNTT持ち株会社の三浦惺社長は、主な増収増益要因として、昨年買収した南アフリカのディメンションデータなどによる影響、 IP系収入の増加、固定系事業の改善、携帯事業の減収傾向に歯止めが見えてきたこと、などを挙げた。NTT東日本は今期、会社発足以来初の増収を達成し た。

 今期、震災の影響によって約300億円を計上したが、それを差し引いた上でも、当初業績予想として掲げた営業利益1兆1800億円を349億円上回っ た。2011年度も2期連続の増収・増益を目指す。2011年度の業績予想として、売上高は前年同期比2.3%増となる10兆5400億円、営業利益は同 2.1%増の1兆2400億円を掲げた。震災の影響として2011年度も300億円を計上するが、三浦社長は「中期経営計画で示した営業利益1兆3000 億円が視野に入ってきた」と強気の見方を示した。

 なお三浦社長は、グループ全体で法人向けグローバル事業を強化するために、グローバル事業の調整機能やグループ内外の窓口機能を持った「グローバルビジ ネス推進室」を持ち株会社に設置することを明らかにした。グループ内での新たなグローバル戦略策定や人材育成のために、グループ各社による「グローバル戦 略委員会」、「グローバル人事委員会」という組織も新設する。NTTグループは、2010年度のグローバル事業の売上げ目標として40億米ドルを掲げてい たが、「結果は48億米ドルと上回った」(三浦社長)。2011年度は80億米ドルを上回る売上高を目指し、かねてから2012年度に100億米ドルの売 上高としていた目標も「当然、これ以上を目指す」(三浦社長)と強気の見方を繰り返した。

3.Chrome OSを搭載したノート・パソコン「Chromebook」を2011年6月にSamsungとAcerが発売(5.12 nikkeibp)
 米Google社は2011年5月11日、米国サンフランシスコで開催した開発者向け会議「Google I/O 2011」の基調講演において、Webアプリケーションに特化した新型OS「Chrome OS」を搭載したノート・パソコン「Chromebook」を発表した。同年6月15日に韓国Samsung Electronics社と台湾Acer社が米国と欧州で製品を発売する。米国では、米Amazon.comがオンライン、米Best Buy社が店舗で販売する。3G通信機能を提供するのは米Verizon Wireless社である。欧州では、英国、フランス、ドイツ、イタリア、オランダ、スペインで発売される。

 Samsung社の製品は、12.1型の液晶ディスプレイを搭載し、重さは1.48kg。駆動時間は8.5時間で、Mini-VGA端子を備える。無線 LANのみに対応するモデルが429米ドル、3G通信機能も備えたモデルが499米ドルである。Acer社の製品は、11.6型の液晶ディスプレイを搭載 し、重さは1.34kg。駆動時間は6時間で、HDMI端子を備える。価格は349米ドルから。いずれの製品も、プロセサとして米Intel社のデュアル コアAtomを搭載し、前面カメラやUSB 2.0端子、メモリ・カード・スロットなどを備える。

 Chromebookの主なターゲットは企業だ。ドイツSAP社や米Salesforce.comなどのサービスをWebブラウザー・ベースで利用でき る。米Citrix社や米Vmware社の仮想化技術にも対応する。Google社は、企業での利用に向けたサブスクリプション契約 「Chromebooks for business」も用意した。料金は月額28米ドル。製品本体に加え、Web管理システム、サポート、保証・交換サービス、ハードウエアの自動アップ デートを提供する。教育機関向けには月額20米ドルの「Chromebooks for education」を用意する。

 なお、「Chrome OSを搭載したタブレット端末の予定はあるか」という質問に対し、Google社 SVP of ChromeのSundar Pichai氏は「Chrome OSにはノート・パソコンの形状が適していると思っている。今のところは他のフォームファクタは考えていない」と語った。

4.Googleが家庭内の機器をすべてAndroidで制御するコンセプト 「Android@Home」を発表(5.11 nikkeibp)
 米Google社は2011年5月10日、米国サンフランシスコで開催している開発者向け会議「Google I/O」の基調講演で、家庭内の機器をAndroidで統一的に制御するコンセプトである「Android@Home」を発表した。

 講演では、米Lighting Science Group社のLED電球を用いた照明をAndroid搭載タブレット端末で操作する実演が行われた。タブレット端末の画面に表示されたボタンで照明をオ ン/オフするだけでなく、タブレット端末でプレイするゲームに合わせて照明を明滅させて見せた。また、近距離無線の「NFC」を組み込んだCDジャケット で簡単に音楽を登録する実演も行われた。球形の端末に対し、CDジャケットを最初に近づけたときにそのCDが登録され、2回目にCDジャケットを近づけた ときにはそのCDに収録されている楽曲がストリーミングで即座に再生された。

5.米マイクロソフト、スカイプを85億ドルで買収へ(5.11  nikkeibp)
 米マイクロソフトは2011年5月10日(米国時間)、インターネット電話大手のスカイプテクノロジーズ(ルクセンブルク)との間で、同社を買収するこ とに合意したと正式発表した。買収金額は85億ドル(約6900億円)で、現金で支払う。スカイプの2010年における利用者数は1億7000万人。

 マイクロソフトはスカイプのネット電話ソフトを、XboxやWindows Phoneといった機器向けに移植する。さらに統合コミュニケーションソフト「Lync」や電子メールクライアント「Outlook」、Xbox向けのク ラウドサービス「Xbox Live」など、マイクロソフトの製品やサービスからも利用できるようにする。非マイクロソフト製品向けを含めたスカイプの既存クライアントソフトについ ても、マイクロソフトは開発投資を続けるとしている。

 「スカイプのネット電話は、世界中の人々に愛される希有なサービスだ。我々は共同で、新たなリアルタイムコミュニケーションを作り上げる」。マイクロソ フトのスティーブ・バルマーCEO(最高経営責任者)は、買収の意義をこう述べた。マイクロソフトはスカイプを同社事業部門とする。スカイプのトニー・ベ イツCEOはバルマーCEOの直属として、スカイプ事業部門の責任者に就任する。





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