週間情報通信ニュースインデックスno.794 2011/02/12

1.「東京スカイツリー」を巡る各種の「高さランキング」(2.10  nikkeibp)
建築&住宅ジャーナリスト 細野透
 首都圏だけではなく、全国的にも注目を浴びている「東京スカイツリー」は、2011年春に高さ634mに到達する。08年7月の着工当初は、高さ 610mの予定だった。しかし、「世界高さランキング」の動向を見極めて、一気にかさ上げ。「武蔵国(むさしのくに)」にちなんで、高さ634mとしたの は記憶に新しい。律令制において武蔵国は、埼玉県、東京都、川崎市、横浜市の大部分を含む大国であった。

 建物の高さを調べる最も便利な手段は、ウェブサイト「SkyscraperPage.com」である。人工建造物には色々な種類があるが、このコラムで は地上に自立する建築物および電波塔のみを対象とする。まず、「完成済(Built)」、「建設中(Under-construction)」を含めた人 工建造物について、「世界高さトップ5ランキング」を掲載する。

(1)「Burj Khalifa」
 (ブルジュ・ハリファ) 828 m、163階
 ドバイ、超高層ビル、2010年完成

(2)「Pingan International Finance Centre」
 (平安國際金融中心) 648m、115階
 中国・深せん、超高層ビル、建設中、2015年完成予定

(3)「東京スカイツリー」 634m
 東京、電波塔、建設中、2011年完成予定

(4)「Shanghai Tower」
 (上海タワー) 632 m、128階
 上海、超高層ビル、建設中、2014年完成予定

(5)「Makkah Royal Clock Tower Hotel」
 (マッカ・ロイヤル・クロック・タワー・ホテル) 601m、95階
 メッカ、複合建築、建設中、2011年完成予定

 1位で828mの「ブルジュ・ハリファ」を、建設途中にある600m台の4棟(塔)が、競り合いながら追いかけるという構図である。また、「東京スカイ ツリー」は、完成時点では2位になるが、2015年には「平安國際金融中心」に抜かれて、3位に後退してしまう。

2.HP、タブレット「HP TouchPad」と新スマートフォンを発表(2.10 nikkeibp)
 米Hewlett-Packard(HP)は現地時間2011年2月9日、9.7インチのディスプレーを搭載したタブレット型コンピュータ「HP TouchPad」を発表した。OSには、同社が買収した米PalmのモバイルOS「webOS」を採用する。データ保存容量16GBと32GBの2モデ ルを用意し、今夏に発売する。

 HP TouchPadは外形寸法が190mm×242mm×13.7mmで、重量が約740g。マルチタッチ対応XGA(解像度1024×768)スクリー ン、130万画素のテレビ電話対応Webカメラを装備し、CPUは動作周波数1.2GHzの米Qualcomm製デュアルコアプロセッサ 「Snapdragon」を採用。無線機能はWi-Fi 802.11b/g/nおよびBluetooth 2.1+EDRをサポートする。マルチタスクに対応し、米Adobe Systemsの「Flash」をサポートする。

 独自のユーザーインタフェースは、タスクをカードのように表現し、関連するカードをグループ化してタスク間をスムーズに移動できる。また、電子メールや インスタントメッセージング(IM)、ビデオチャットといったコミュニケーション機能を一元的に管理する「HP Synergy」を備え、「Facebook」「Snapfish」「Photobucket」「YouTube」「Twitter」などと連携もする。

 米メディアの報道(Washington Post)によると、当初はWi-Fiに対応した機種だけを出荷し、その後、第3世代(3G)対応版、第4世代(4G)対応版を投入する計画という。
 またHPは同日、webOSを搭載したスマートフォン「Veer」と「Pre3」も発表した。Veerは2.57インチのマルチタッチ対応ディスプレー を備え、重さは103gと軽い。データ保存容量8GBで今春初めに出荷する。Pre3は3.58インチのマルチタッチ対応ディスプレーを搭載し、データ保 存容量8GBと16GBの2機種を今夏に発売する予定。

3.NTT東西、NGNの提供エリア拡大受けBフレッツ一部サービスなどの新規受付 終了へ(2.8 nikkeibp)
       記事一覧へ >>  NTT東西地域会社は2011年2月8日、「フレッツ 光ネクスト」の提供地域において、一部サービスの新規申込受付を2012年3月31日に終了すると発表した。NTT東日本で新規申込受付を停止するのは、 Bフレッツの「ビジネスタイプ」「ベーシックタイプ」「ハイパーファミリータイプ」などである。NTT西日本で新規申込受付を停止するのは、Bフレッツの 「ファミリー100タイプ」「ビジネスタイプ」「ベーシックタイプ」などや、フレッツ・光プレミアムの「ファミリータイプ」「エンタープライズタイプ」な どである。

 今回の措置は、次世代ネットワーク(NGN)サービスである「フレッツ 光ネクスト」の提供エリア拡大に伴うものである。フレッツ 光ネクストの提供エリアは、NTT東日本では2011年3月に「Bフレッツ」の提供エリアと同等に、NTT西日本では2010年度末までに「Bフレッツ」 および「フレッツ・光プレミアム」の提供エリアと同等に、それぞれ拡大するめどが立ったという。

4.2010年Q4の世界スマホ市場は87.2%拡大、Nokiaがシェア縮小 (2.8 nikkeibp)
 米IDCは米国時間2011年2月7日、世界のスマートフォン市場に関する調査結果を発表した。2010年第4四半期のベンダー出荷台数は1億90万台 で、前年同期と比べて87.2%増加した。2010年全体の出荷台数は3億260万台となり、前年比74.4%拡大した。

 米Googleのモバイルプラットフォーム「Android」は順調に成長し、スマートフォン市場の伸びをけん引している。また、複数のベンダーにとっ て戦略の要になっており、フィンランドNokiaのモバイルプラットフォーム「Symbian」からシェアを奪いつつある。

 第4四半期のベンダー別出荷台数シェアを見ると、Nokiaが28.0%で首位を維持したが、前年同期と比べて10.6ポイント縮小した。2位の米 Appleは横ばいの16.1%、3位のカナダResearch In Motion(RIM)は5.4ポイント減の14.5%だった。Android搭載端末の製造を手がける韓国Samsungと台湾HTCは4位と5位につ け、それぞれ9.6%と8.5%のシェアを獲得した。両社合わせたシェアは18.1%で10.3ポイント増加した。

 また、当期に登場したNokiaと米Microsoftの最新OSはいずれも好調だった。Nokiaの「Symbian^3」は500万台、 Microsoftの「Windows Phone 7」は約150万台出荷した。しかしホリデーシーズンを含む四半期を過ぎた今、両プラットフォームはこの勢いを維持していくことが重要になる。

 IDCは、2011年もスマートフォン市場はいっそう拡大するとみている。これまではハイエンド機が市場成長を支えていたが、ベンダーはより安価なミッ ドレンジ機やローエンド機を大衆向けに提供するようになる。価格を下げたハイエンド機も投入するだろう。このため競争はさらに激化し、ユーザーの選択肢は さらに広がると、IDC携帯電話技術およびトレンド担当上級リサーチアナリストのRamon Llamas氏は予測している。


■2010年第4四半期における世界スマートフォン出荷台数(単位:100万台)
--------------------------------------------------------------------
ベンダー        2010年Q4                2009年Q4           増加率
           ------------------     ------------------
           出荷台数    シェア     出荷台数    シェア
--------------------------------------------------------------------
Nokia        28.3      28.0%       20.8      38.6%       36.1%
Apple        16.2      16.1%        8.7      16.1%       86.2%
RIM          14.6      14.5%       10.7      19.9%       36.4%
Samsung       9.7       9.6%        1.8       3.3%      438.9%
HTC           8.6       8.5%        2.4       4.5%      258.3%
その他       23.5      23.3%        9.5      17.6%      147.4%
合計        100.9     100.0%       53.9     100.0%       87.2%
--------------------------------------------------------------------

5.プラネックス、3Gモバイル通信端末に対応した無線LANルーター(2.7  nikkeibp)
 プラネックスコミュニケーションズは2011年2月4日、USB接続の3G通信端末でモバイルアクセスポイントを構築できる小型Wi- Fiルーター「MZK-MR150」を発売した。AC電源で動作する手のひらサイズのルーターで、出先などで無線LANを利用できる。価格はオープンで、 予想実売価格は5250円前後。

 大きさは幅85×高さ24×奥行き58mm(突起部除く)で、重さ約58g。RJ-45端子2ポートと、USB端子1ポートを備え、USB接続の3G データ端末を接続して、有線LAN、無線LAN環境を構築できる。RJ-45端子のうち1つはWAN接続に対応し、切り替えることで固定回線のインター ネット接続にもアクセスが可能だ。

 最大スループット150Mbps(理論値)のIEEE802.11n規格と、IEEE802.11b/gに対応。WPS(簡単無線設定機能)を搭載し て、対応機器との間で簡単に無線LAN設定ができる。セキュリティ機能は、WEP、WPA-PSK、WPA2-PSKの暗号化に対応。IPフィルター、 ポートフィルターなどを備える。

 通信状況に合わせて自動的に消費電力を調整する「アクティブエコ」機能を搭載。有線LANの使用状況にあわせて消費電力を調整する「EEE (Energy Efficient Ethernet)」に準拠する。AC電源アダプターが付属する。




 ホームページへ