週間情報通信ニュースインデックスno.790 2011/01/15


1.ランニング、ブームの秘密は「ビジネスへの効果」にあり(1.14  nikkeibp)
 ビジネスパーソンの間に「ランニング」ブームが広がっています。2月末に行われる「東京マラソン」には定員の10倍近い約33万5000人が殺到。皇居 を周回するジョギングコースは夜や週末になると大勢のランナーが集まります。東京マラソンの成功を受けて大阪などでも大規模な市民マラソンが実施・計画さ れているのです。

 こうしたブームを背景にスポーツ関連誌はもちろん、一般の情報誌や女性誌などでもランニング特集を目にすることが珍しくなくなりました。経営・経済の専 門誌「日経ビジネス」の観点、すなわち経営層などビジネスパーソンから見たランニングの効果を、日々走っている方々のさまざまな意見をもとに検証したのが この本です。

 
『仕事に効く脳を鍛える 新しいランニング』  ランニングの目的というとダイエットや健康増進などと思われがちですが、この本に登場するビジネスパーソンに共通するのが、「インスピレーションが得ら れる」「セルフコントロール能力が高まる」「考え方が前向きになってネガティブな気持ちが吹き飛ぶ」など、毎日のビジネスに直接的な効果があると指摘して いる点です。

 インスピレーションの点で、ガリバーインターナショナルの羽鳥兼市会長は「10日ほど走ると面白いアイデアが次々と浮かぶ」とし、その理由を、やはりラ ンニングに取り組む脳科学者の久保田競氏が科学的に解説しています。

2.2010年Q4の世界PC市場、タブレット人気で消費者需要が軟化(1.14  nikkeibp)
 米調査会社2社がそれぞれ米国時間2011年1月12日に公表した市場調査結果によると、2010年第4四半期における世界のパソコン出荷台数は前年同 期と比べ約3%増にとどまり、事前予測を下回った。メディアタブレット(タブレット型コンピュータ)の人気上昇に押され、消費者市場が軟化した。

 米IDCの速報値では第4四半期の出荷台数は前年同期比2.7%増の9210万台、米Gartnerの速報値では同3.1%増の9350万台だった。事 前予測はそれぞれ5.5%増と4.8%増だった。
 主要地域の中では米国のみ前年同期より出荷台数が減少した。ホリデーシーズンにおける長期間のプロモーションと低価格競争にもかかわらず、メディアタブ レットやゲーム機といった他の民生電子機器に消費者支出が流れたため、パソコン販売が伸び悩んだ。

 米国における第4四半期のパソコン出荷台数は、IDCの推計では前年同期比4.8%減の2000万台、Gartnerの推計では同6.6%減の1910 万台だった。IDCは、2009年第4四半期が好調だったことによる反動も要因の一つに挙げている。

 ベンダー別出荷台数をみると、米国市場の首位は米Hewlett-Packard(HP)、2位は米Dellが維持した。これに東芝と台湾Acer (IDCとGartnerでは順位が入れ替わる)が続き、米Appleが5位となった。トップ5のうち、前年実績を上回ったのは東芝とAppleのみだっ た。HP、Dell、Acerは前年実績を下回り、特にAcerはネットブックの需要低下が響いて約30%減少した。

3.国内のサーバー設置台数は275万台、34%が専門事業者のデータセンターで運 用(1.12 nikkeibp)
IDC Japanは2011年1月12日、2010年末時点における国内のサーバー設置台数を発表した。同社の試算によれば、国内サーバー設置台数は275万 7867台で、そのうち34.0%が事業者のデータセンター(DC)で、40.6%が企業内DCで運用されており、DCではない場所で運用されるのは 25.5%であるという。

 IDC Japanは、ホスティング事業者やコンテンツ配信事業者、ネットワークサービス事業者などの事業者のDCで運用されるサーバー台数を93万6502台、 一般企業のサーバールームなど企業内DCで運用されるサーバー台数を111万8913台と試算している。なおDCではない場所とは、オフィススペースや店 舗のバックヤードなど、サーバールームのような独立した部屋ではない場所を指す。

 事業者DCと企業内DCとでは、その規模やサーバー設置効率も大きく異なっている。同社は「IT機器設置スペース500平方メートル以上」という大規模 DCについて、事業者DCと企業内DCとを比較した。それによれば、事業者が運用する大規模DCでは平均3800台のサーバーが運用されているのに対し て、一般企業が運用する大規模DCでは、平均210台のサーバーしか運用されていなかった。IDC Japanでは、企業内DCではメインフレームやRISC/IA64サーバー、x86サーバーなどが混在しており、それがサーバー設置効率を悪化させてい ると分析している。

4.ジャストシステムが法人向けOffice互換ソフトの開発を表明、MS Officeの半額程度で提供(1.12 nikkeibp)
 ジャストシステムは2011年1月12日、Microsoft Officeファイルの作成・編集に特化した法人向けライセンス製品を開発中であることを明らかにした。Wordファイル、Excelファイル、 PowerPointファイルを扱う互換ソフトを、一太郎やATOK、管理ツールとセットにして、Microsoft Officeの半額程度の価格で提供する。今夏から、企業、官公庁・自治体、警察機関向けに販売する予定だ。

 今回、同社が開発を表明したのは、拡張子「.doc」のWordファイルを扱うワープロソフト「JUST Note」、拡張子「.xls」のExcelファイルを扱う表計算ソフト「JUST Calc」、拡張子「.ppt」のPowerPointファイルを扱うプレゼンテーションソフト「JUST Slide」の互換ソフト3種、および印刷時にトナーやインクの使用量を調整できる印刷管理ツール「JUST IncCutter」、ライセンス管理ツール「JUST AppDesk」の管理ツール2種。

 これら5つのソフトを、法人向けに機能拡張したワープロソフトの新版「一太郎Pro」、日本語入力システムの新版「ATOK Pro」などと組み合わせて、民間企業向けパッケージ「JUST Office」、官公庁・自治体向けパッケージ「JUST Government」、警察機関向けパッケージ「JUST Police」として販売する。JUST GovernmentとJUST Policeは、JUST Officeの全機能に加えて、それぞれの組織での業務に役立つ専用機能を搭載する。

 既存のワープロソフト「一太郎」や表計算ソフト「三四郎」、プレゼンテーションソフト「Agree」もMicrosoft Officeファイルと互換性があるが、新しい互換ソフト「JUST Note」「JUST Calc」「JUST Slide」では、Officeファイルを扱うことを前提としてゼロから設計・開発し直したという。

 Microsoft Office互換ソフトの開発に至った背景について、同社 ライセンス事業部 事業部長の植松繁氏(写真1)は、「2014年4月にMicrosoft Office 2003の延長サポートが終了することに伴い、今後1〜3年のうちにシステムの入れ替えを計画している企業が増えているが、IT予算が削られる中、いかに 安くシステムをリニューアルするかが課題となっている」と説明する。「企業のPC1台に掛かるコストはここ10年で半減したがOfficeソフトのコスト は微増している。PC1台の予算に占めるOfficeソフトの割合が高いことが企業のITコスト圧縮の妨げになっている。そこで当社は、低コストな Office互換ソフトの開発に着手した」(植松氏)。

 Office 2003から移行するユーザーを想定して、「JUST Note」「JUST Calc」「JUST Slide」は、Office 2003と近いユーザーインタフェース(UI)を採用している(写真2)。リボンUIなどOffice 2007以降で搭載された新機能の操作を覚える必要がないので、社員の教育コストを大幅に削減できるとする。

5.[CES2011]押し寄せるAndroidタブレット、電子書籍端末の台風の 目に(1.12 nikkeibp)
  2011年1月6日から9日まで開催された「2011 International CES」では、タブレットが怒涛のように押し寄せた。主催者によれば、少なくとも80機種以上、もしかしたら100種以上のタブレットが展示されたとい う。その多くがAndroidを搭載する。これらのAndroidタブレットは、電子書籍リーダー市場の台風の目になるだろう。

 価格も手頃になってきている。CESでは、168ドルのAndroidタブレットが出展されていた。Pocketbook USAの製品である。75ドルのAndroidタブレットまであった。中国Gajah製だ。
 米国の書店チェーンBarnes & Nobleは、2010年11月にAndroidベースの電子書籍リーダー「NOOKcolor」を発表している。電子書籍リーダー機能に特化しているた め「他の機能に気をとられることなく、本を読むことに集中できる。通常のAndroidタブレットを子供たちに渡したとしたら、子供たちは本ではなく、 ゲームに没頭してしまうだろう」(Barnes & Nobleの担当者)。

 NECは、7インチ液晶ディスプレイを2つ備える、より本に近いタブレット「LT-W」を披露した。画面が2つあるというのは、他の企業の製品には見ら れないユニークなものだった。重さが約530gと軽い点も魅力的だ。




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