週間情報通信ニュースインデックスno.789 2011/01/08


1.2011年、何か新しいことが始まりつつある(1.7  nikkeibp)
iPadは「ネットに接続しなくても仕事ができる」ツール
 これから始まる2011年、私には「何か新しいことが始まる」という漠たる予感があります。そう感じる根拠のひとつは、iPadに代表されるタブレット 型PCが急速に台頭しつつあることです。
 私自身、iPadのユーザーであることは過去の当連載でも何度か話題に取り上げていますのでご記憶の方もおられるでしょう。購入当初は何もかもが手探り 状態でしたが、それでもビジネスシーンでの活用方法を模索するうちに次第に慣れていき、現在では業務必携のツールにまでなっています。(もっとも、長い文 章などを書くのはパソコンを使用します。この原稿もパソコンです。)

 実際、iPadを導入したことのメリットはとても大きなものがありました。身近なところでは、大量の書類を持ち運ぶ労苦から解放された。 あるいは広い スクリーンのおかげで、外出先でも仕事がしやすいということも大きい。昨今流行のスマートフォンも、この点だけはどうしてもiPadには物理的にかなわな いでしょう。さらにストレージに余裕があるため、必要なデータは気軽に保存しておける。つまりネットに接続しなくても当座の仕事ができる。これはまさに革 命的なことだと思います。

業績が伸びている「事実」こそが最高の営業ツール
 というと、「その程度のことならノートPCでも可能じゃないか」という反論があるでしょうね。しかしノートPCは、外出先からネットに接続するのも少々 面倒ですし、電池の消耗にも不安がある。また起動に時間かかったり、それなりのスペースを取ったりなど、iPadに比べれば軽快さにも欠ける。我が社はこ れまで「世界のどこにいても会社にいるときと同じ感覚で仕事ができる」ことをひとつの目標にして情報投資を進めてきましたが、それはiPadの登場によっ てようやく近づいたように思います。

 我が社では既に、経営サポート事業部の営業担当者全員にiPadを渡しています。メールのやりとりや社内ネットワークへのログインといったオーソドック スな使い方のほか、我が社のセミナーの予約状況・キャンセル状況をネットワーク上で即座に把握して営業に役立てたりもしています。中でも大きな「武器」 は、過去のセミナー参加企業のデータをいつでもiPad上に表示できるシステムにしていることです。

2011年、学生の気質も変わりつつある
 もうひとつ、「新しいことが始まる」と感じることがあります。それは就職を控えた学生さんたちの気質が変わってきたように見受けられることです。

 私の見るところ、数年前までの学生さんはほとんどが安定志向で、少しでも大きい会社、経営のしっかりした会社に入社しようとしていた。それで生活も人生 も安泰になると考えていたからです。ところが昨今はそこそこ名の通った会社でも比較的簡単に潰れるし、あるいは倒産こそしなくても大きなリストラを断行し たりすることが珍しくありません。

 おそらくはそういう状況を見て、彼らも「楽な仕事なんて存在しないんだ」と気付いたのだと思います。人生の安定は会社の善し悪しによってもたらされるの ではなく、自分の心掛けひとつにかかっているのだ、と。昨年も私は就職活動中の学生さんに多く会って話をしましたが、みな地に足が着いた考え方をしている ことに一驚を喫しました。そういう人材が増えてきているとすれば、これは企業にとっては間違いなく歓迎すべき兆候です。

2.[CES2011]Dell、7インチAndroidタブレット端末 「Streak 7」を発表(1.7 nikkeibp)
 米Dellは米国時間2011年1月6日、ラスベガスで同日から開催している電子機器展示会「2011 International CES」において、第4世代(4G)モバイルネットワークに対応したタブレット端末「Streak 7」を発表した。

 Streak 7は、米GoogleのモバイルOS「Android 2.2」を搭載し、ドイツDeutsche Telekomの米国法人T-Mobile USAが展開する4Gネットワークに接続できる。7インチのマルチタッチ対応スクリーンを備え、米NVIDIAのデュアルコアプロセッサ「NVIDIA Tegra」を内蔵する。前面と背面にデジタルカメラを装備し、無線LAN機構はWi-FiとBluetoothをサポートする。Dell独自のユーザー インタフェース「Dell Stage」を採用し、米Adobe Systemsの「Flash Player 10.1」に対応する。

 Dellはこのほか、Android 2.2搭載スマートフォン「Venue」や、17インチの3D対応スクリーンを搭載したノートパソコン「XPS 17」なども発表した。このうちVenueは、4.1インチのディスプレイを搭載し、800万画素のデジタルカメラを内蔵する。

 Streak 7とVenueの発売日および価格は後日発表する。XPS 17は2月1日に販売を開始し、価格は1449ドルから。XPS 17で立体映像を見るには別売りの専用メガネが必要になる。

 Dellは昨年、5インチのStreakを英国、米国、日本などに投入している。米メディアの報道(Wall Street Journal)によると、Dellは今回、消費者向けと顧客企業向けの10インチタブレット端末も披露する予定で、いずれも年内の出荷開始を計画してい る。

3.[CES2011]「SDカードがサーバーに」、フリービットの中国合弁企業が 開発(1.7 nikkeibp)
 フリービットと中国のaigo(愛国)の合弁企業であるスマートクラウドは、米国時間2011年1月6日に開幕した「2011 International CES」において、サーバー機能を備えたSDカードを出展した。
 SDカードに無線LAN機構を搭載、外部からインターネット経由で保存した画像ファイルなどを見ることができる。まず考えられる用途がデジタルカメラや ビデオカメラの録画データをパソコンから取り出すというもの。また、ファクシミリには受信画像をファイルとしてSDカードに保存する機種もあることから、 外部からファクシミリデータを呼び出す用途にも利用できるとみている。

 会場に展示したSDカードには外部配線があり、保存してあるHTMLファイルを読み出すデモを行った。開発した技術は、aigoを含む外部企業へライセ ンスする。

4.[CES2011]Androidベースのノートパソコン、NECが参考出展 (1.7 nikkeibp)
 NECは、2011年1月6日(米国時間)に開幕した「2011 International CES」にAndroid OSを搭載したノートパソコンを参考出展した。
 展示品のAndroid OSのバージョンは2.2、米NVIDIAのプロセッサー「Tegra」、7インチ型のWVGAタッチパネル機能付き液晶パネルを搭載する。既存のノート パソコンやネットブックに比べて、起動時間が短いことや駆動時間が長いことなどが特徴になる見込み。
 企業向けとしてはセキュリティ機能が十分ではないとの判断から、まずはコンシューマ向けの発売を考えているようだ。発売時期は未定という。

5.密着設置できるコンテナ型データセンター、NECフィールディングが発売(1. 6 nikkeibp)
 NECフィールディングは2011年1月6日、コンテナ型データセンター「モジュラーデータセンター」を発売した。3月末から出荷を開始する。アルミ製 のコンテナに電源設備、通信設備、消火設備などを搭載し、ラックとサーバー、ストレージなどを設置するだけでデータセンターを構築できる。価格は標準工事 料金込みで5000万円から。

 コンテナ型データセンターは米国のサーバーベンダーが2007年ころから販売を開始している。NECフィールディングの製品は「各種設備に国内ベンダー の製品を利用しており、短期間で納品できる」(NECフィールディング)ことが特徴。受注後3カ月で納品できるという。

 また、鉄筋コンクリートの基礎部分に空調設備を収容することで、コンテナ外部にダクトなどがはみ出さない設計にしている。これにより、コンテナ同士を密 着させて設置できるようにした。単に密着させて設置するだけなく、複数のコンテナを連結して、内部に通路のある倍サイズのデータセンターの構築も可能とす る。

 コンテナ型データセンターの“中身”となる、サーバーやストレージはあえて別売りとしている。「サーバーなどは顧客にニーズを聞きながら別途設計してい く」(NECフィールディング)方針だ。

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