週間情報通信ニュースインデックスno.782 2010/11/13

1.“電波の良さ”で仕事向きのGALAXY S(11.12 nikkeibp)
  誰もが持ち始めたスマートフォン。今年の夏まではiPhone一色だったのだが、ここへ来てようやく状況が変わりつつある。 Android搭載端末 が魅力を増しているのだ。
 今回は、仕事向きのスマートフォンとして「GALAXY S」がどこまで使えるのかをチェックしていこう。 特に、OSが最新のAndroid 2.2だけあって非常に使いやすくなっているのだ。SDカードにアプリケーションをインストールできるし、Flashにも対応している。

ディスプレイが明るくバッテリーも便利だ
 GALAXY Sのディスプレイは有機ELで、非常に明るくキレがよい。最大輝度にすると、まるでLEDでも見ているかのような明るさだ。直射日光下でも十分に見やす く、実用性は高い。写真を表示すると、やや色が派手すぎるように感じるが、アプリのアイコンや電子メール、地図、仕事の書類などは非常に見やすく好印象 だ。画面のくっきり度や輝度は、iPhoneを超えているだろう。もちろん、自然で緻密な美しさではiPhoneに軍配が上がるのだが、文字をしっかり読 みたいなら、GALAXY Sのディスプレイは文句なしだ。

 同様に、microSDカードが使えるのもありがたい。必要に応じて最大32GBのカードまで使用可能だ。また、ソフトウエアなどでひも付いていないパ ソコンでも、USBケーブルで接続するかmicroSDカードを差し込めば、ファイルが交換できるのだ。

 充電やパソコンとの接続で利用するコネクターも、最近一般的になってきたマイクロUSBだ。専用のコネクターを使うiPhoneよりもはるかに互換性が 高い。

ウェブページは非常に見やすく、大は小を兼ねている
 GALAXY Sのディスプレイは、iPhoneより若干大きい。解像度ではiPhone 4に劣っているが、若干サイズが大きなだけでもかなり見やすいのだ。特にウェブページの見やすさは特筆ものだ。Xperiaでは拡大縮小がボタン操作だけ だったが、GALAXY Sでは2本の指で拡大縮小するピンチ操作でも自由にサイズを調整できる。そしてドコモが強調し、各メディアも取り上げているのが、Flashへの対応だ (iPhoneは対応していない)。ほとんどのウェブページをパソコンで表示したときと同じように見られるだろう。

 マルチタッチ対応のディスプレイはとても反応がよい。Android端末の中には、マルチタッチの反応が悪いため使っていてイライラするものも見受けら れるが、GALAXY Sは文句なしに合格だ。

 やや気になるのが、「戻るボタン」がタッチセンサー式になっていること。誤って軽く指が触れただけで、前の画面に戻ってしまう場面が度々ある。こういっ たボタン類はやはりハードウエアが扱いやすい。

iPhoneにはかなわないがアプリも充実傾向だ
 アプリの本数は、さすがにiPhoneにはかなわない。だが、急速に種類が増えてきており、仕事に使うアプリはかなりそろっている。Evernoteを はじめ、DropBox、SugarSyncなどの定番アプリなら、まず困ることがないだろう。ところが、例えば手帳アプリには秀逸なものがあるが、 iPhoneほどの選択肢はない。こんなところが大きな違いだ。

 Officeのファイルを開く際にも、iPhoneとほぼ同様に扱える。両プラットホームで同じアプリ「Documents To Go」が提供されているので、編集も可能だ。
電波が良く、仕事用としてはなかなか良い選択だ
 僕は以前から、iPhoneに加えてXperiaを持っていたのだが、今回GALAXY Sに乗り換えた。出張などでも両方を持ち歩いているのだが、格段に違いを感じるのがいわゆる“電波の良さ”だ。ソフトバンクが圏外でドコモがつながるポイ ントはかなりある。特に地方に出かけるとその傾向が強い。

 これはあくまでも僕個人の印象だが、最近はiPhoneの通信が遅く感じる場面が少なくない。特に電車や駅に人があふれているようなケースでは、どうも 帯域が足りないように感じるのだ。その点、GALAXY SやXperiaでは、遅さを感じる回数はずいぶん少ない。もっとも、今後スマートフォンが普及してくると様子は変わりそうだが、少なくとも仕事で地方へ 出かけることが多い人は、ドコモの回線が安心だ。


2.NEC、Androidを搭載したタブレット端末など最新の製品・技術を展示(11. 11 nikkeibp)
 NECは2010年11月11日と12日の2日間、東京国際フォーラム(東京都千代田区)で「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2010」を開催し ている。テーマは「人と地球にやさしい情報社会へ。」。クラウドやデジタルサイネージ、宇宙関連技術など、同社の最新テクノロジーやシステムなどを展示 し、セミナーも開催する。

 注目は、11月10日に商品化が発表されたばかりのタブレット端末「LifeTouch」。標準モデルは、800×480ドット表示の7型ワイド液晶を 搭載し、OSにはAndroid 2.1を採用。カメラ、GPS、加速度/地磁気/照度の各センサーを内蔵する。バッテリー駆動時間は約8時間。Webブラウザー、メール、写真・動画 ビューワーなどのアプリケーションのほか、NECの手書き文字認識エンジン「楽ひら」などを備える。出荷は11月末から。主に企業の顧客向けサービスや業 務での利用を想定しているという。

 パソコン関連では、10月4日に発売されたビジネス向けの「Mate タイプMG」も展示されている。特徴は「離席センサ」の搭載。利用者が席を離れるとセンサーが反応し、自動的にディスプレイをオフすることで、通常よりも 約25%の消費電力を削減する効果があるという。

3.Amazon、新聞/雑誌の電子版でロイヤルティを70%に引き上げ(11. 10 nikkeibp)
 米Amazon.comは現地時間2010年11月9日、同社の電子書籍配信サービス「Kindle Store」で扱っているコンテンツのうち、新聞や雑誌などの定期刊行物について、新聞社や出版社に支払うロイヤルティを70%に引き上げると発表した。 12月1日から実施する予定で、Amazonが規定する条件を満たすすべての定期刊行物に適用する。

 新たなロイヤルティを適用するには、(1)同社の電子書籍リーダー端末「Kindle」のほか、iPhoneやAndroid端末などのKindleア プリケーション(アプリ)のすべてでコンテンツを閲覧できるようにする、(2)新聞社や出版社の著作権が及ぶすべての国、地域で提供する、といった条件を 満たさなければならない。Amazonは従来の料率について明らかにしていないが、米メディア(New York Times)は「出版社によって異なるものの、おおむね30%だった」と報じている。

 新ロイヤルティでは、販売価格からコンテンツの配信コストを差し引いた残りの70%を出版社に支払う。配信コストは、ユーザーがKindle端末に、 3G(第3世代)携帯電話通信網を経由してコンテンツを受信した場合にかかる通信料で、ロイヤルティと同じ割合の70%を出版社が支払うことになる。具体 的には、米国と英国のユーザーが米国版のKindle Storeで購入したものについてはファイルサイズ1Mバイトに付き0.15ドル、英国のユーザーが英国版Kindle Storeで購入したものは同0.10ポンド、それ以外のユーザーによる購入コンテンツは同0.99米ドルとなる。

 例えば記事数が100、写真点数が15〜20といった新聞の平均的なファイルサイズは0.5〜1Mバイト、記事数が30、写真点数が20〜25の雑誌の 場合は1〜1.5MバイトになるとAmazonは説明している。定期刊行物の1カ月の合計ファイルサイズが9Mバイトで、販売価格が月額9.99ドルの場 合、配信コストは1.35ドル、ロイヤルティは6.05ドルになる。

4.キヤノン、PCレスでクラウドを直接利用できる複合機用アプリ(11.10  nikkeibp)
 キヤノンは、マイクロソフトやグーグルのクラウドサービスと連携できる複合機向けアプリケーションを2010年12月中旬から自社製品向けに無償で提供 する。「imageRUNNER ADVANCE」シリーズが対象で、紙文書をスキャンして電子データ化し、直接クラウドの文書サービスに格納したり、格納したデータを印刷したりできる。

 名称は「Scan and Print for imageRUNNER ADVANCE」。対応サービスは、情報共有ポータルやワークフロー管理などの機能を提供するマイクロソフトの「Microsoft SharePoint Online」と、オンラインでドキュメントの作成や共有ができるグーグルの「Googleドキュメント」。

 imageRUNNER ADVANCE複合機の機能を拡張する、組み込み型アプリケーションプラットフォーム「MEAP(Multifunctional Embedded Application Platform)」を使ったアプリケーション。操作パネルだけで操作が完結し、パソコンは不要。コピーを取るような直観的な操作で、クラウドサービスを 利用できるのが特徴だ。

5.MSが新統合コミュニケーションプラットフォーム「Lync」を披露、 ExchangeやOfficeとの連携強化(11.09 nikkeibp)
 マイクロソフトは2010年11月9日、年内にリリース予定の「Microsoft Lync Server 2010」(以下、Lync)に関する説明会を開催した。Lyncは、プレゼンス、IM(インスタントメッセージ)、オンライン会議、VoIP電話などの 機能を提供する次期ユニファイドコミュニケーション(UC)プラットフォーム。「Office Communications Server 2007 R2」の後継製品にあたり、現在、RC(製品候補)版が提供されている。

 Lyncでは、連絡を取りたい相手を視覚的に検索できるように、ユーザー一覧に顔写真を掲載できるようにした。顔写真の横には、各ユーザーの プレゼンスを緑、赤、黄の3色で表示する。写真の上には、不在理由や現在の状態を自由に書き込めるコメント欄を設けた。また、プレゼンスの内容を拡充し、 連絡の可否、連絡を取る意思の有無、対応可能な連絡方法など、より詳細な情報を知らせることが可能になった。

 Exchange ServerやSharePoint Serverとの連携機能も拡張した。Exchangeが管理する連絡先情報や予定表をLync、SharePointで共有するほか、Lyncで設定し たプレゼンス情報をOutlook、SharePointで使用することができる。特にOutlookとの連携を強化しており、Outlookの「オンラ インミーティング」ボタンをクリックするだけで、Lyncのオンライン会議室の作成、オンライン会議にアクセスするためのURLを記載した招待メールの作 成が完了する。
 
 さらに、WordやPowerPointなどのOfficeアプリケーションからも、Lyncの機能を使用することができる。例えば、Lyncと SharePointを併用する環境で、SharePointで共有するOfficeファイルを複数ユーザーで共同編集すると、ファイル内に編集を加えた 人のLync ID情報がアイコンとして埋め込まれる。そのアイコンから、編集した人にあててLyncのIMを送ったり、電話をかけたりすることが可能だ。



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