週間情報通信ニュースインデックスno.781 2010/11/06

1.iPhone/iPad旋風に立ち向かうAndroid陣営の取り組み Android端末(11.5 nikkeibp)
 iPhone/iPad旋風をけ散らす勢いで、Android端末が続々と発表、発売されている。10月28日、2010年度第2四半期の決算を発表し たNTTドコモの山田隆持社長は、音声通話による収入が低下する中で、データ通信料が期待できるスマートフォンは同社の経営の根幹を支える「大本命」だと 語った。その言葉を後押しするように、同日発売したAndroid搭載の新端末「Galaxy S」には5万台強の予約が入ったという(「経営の根幹を支える鍵はスマートフォン」)。

 「IS Series」などの“Android au”で攻勢をかけるKDDIは、デザイン面を重視したスマートフォンを開発中である(「スマートフォンもデザイン重視へ」)。10月30日〜11月3 日、東京ミッドタウンでデザインイベント「DESIGNTIDE TOKYO 2010」を開催し、同社のデザイン携帯ブランド「iida」の新商品を展示した。イタリアのデザインファクトリーALESSIとのコラボレーションであ る「iida and ALESSI」のコンセプトモデルは、貴金属を思わせる彫刻風の加工が施されているなど、これまでの「スマートフォン」という概念とはかけ離れていて面白 い。

 迎え撃つ格好のソフトバンクだが、11月4日、計5機種のAndroid搭載端末を発表した(「ソフトバンクがAndroid端末5機種を発表」)。新 機種のうち、シャープ製の「GALAPAGOS 003SH」と「GALAPAGOS 005SH」は、裸眼で3D映像を見ることができる3.8インチ液晶を搭載。3D対応ゲームなどをプリインストールするという。12月には GALAPAGOS向けに電子書籍配信サービス「ソフトバンク ブックストア」を開始することも発表した。

 現在のところ、iPhone/iPadに比べるとAndroid向けアプリのラインアップは少ないが、積極的な取り組みは進んでいる。ITproでは Androidアプリの開発コンテスト「Android Application Award(略称A3)」を行っており、10月28日、2010-11 Winterのキックオフイベント「A3 MeetUp 2010」が都内で開催された(ITpro のレポート記事)。メーカーやキャリアが特別協賛企業となり、アプリ開発者を支援する。

2.NEC、4年ぶりにACOS大型機の新機種を発売(11.5  nikkeibp)
 NECは2010年11月5日、大型メインフレームの新機種「i-PX9000 モデル A300」シリーズを発表した(写真)。12月24日に出荷を開始する。ACOS大型機の新機種は2006年11月に発売した「A200」シリーズ以来と なる。

 新機種の特徴は、従来の「A200」シリーズよりも最大で20%処理性能が向上した点だ。複数のプロセッサを同期させて、装置全体を効率的に動作させる 「マルチプロセッサ制御方式」を強化した。48プロセッサの最大構成時に、A200シリーズと比較して、1.2倍の処理能力になる。

 プロセッサにはインテル製のデュアルコアプロセッサ「Itanium 9140N」を採用した。Itaniumシリーズの最新モデルはクアッドコアの「Itanium 9300」シリーズで、Itanium 9140Nは一世代前のプロセッサになる(関連記事)。最新のプロセッサを採用しない理由について「クアッドコアでは一つのプロセッサが停止すると、一気 に4つのプロセスが止まってしまう。可用性を重視した機種なので、あえてデュアルコアのプロセッサを選択した」(NEC)と説明する。

 OSは新版となる「ACOS-4/MX」を採用した。これは2010年5月に発売したACOS中型機「S300」で採用したものと同じである。新OSで は、ACOSから外部のオープンシステムのデータベースにアクセスできる。「今までもオープンシステムからACOSのデータベースにアクセス可能だった。 今回からその逆も可能になり、よりオープンシステムとの連携を強化できるようになった」(NEC)という。

 NECが4年ぶりとなるACOS大型機を発売する狙いは大きく二つ。一つは金融機関や官公庁、大手流通業といった既存顧客のソフト資産を継承できるよう にすること。もう一つは、メインフレーム上でUNIXやLinux、Windowsなども動作させて、ミッションクリティカルシステムの統合を狙うこと だ。

3.Xperiaが11月10日にAndroid 2.1へバージョンアップ(11.4 nikkeibp)
 NTTドコモは2010年11月4日、同社のAndroidスマートフォンXperiaのAndroid 2.1へのバージョンアップを11月10日に開始すると発表した。ライブ壁紙の利用や、ダブルタップすることによるズームイン/アウト、720pのHD動 画撮影などが可能になる。

 バージョンアップにより、ホーム画面が従来の3面から5面に拡張される。またホーム画面の背景として動く画像を設定できるライブ壁紙機能を利用できるよ うになる。

 タッチパネルをダブルタップすることでズームイン/アウトやブラウザブックマークのサムネイル表示が可能になる。ただしマルチタッチによるズームイン/ アウトには対応していない。HTML5にも対応するが、ブラウザのFlashコンテンツ表示には対応しない。そのほかの

4.米携帯電話市場トップはSamsung、スマートフォンOSではAndroid が上昇(11.4 nikkeibp)
 米comScoreが現地時間2010年11月3日に公表した同国携帯電話市場に関する調査結果によると、携帯電話端末のOEMベンダー 首位は韓国Samsung Electronicsが維持した。シェアは4〜6月期から0.7ポイント増の23.5%になった。スマートフォン向けプラットフォームをみると、トップ 5のうちシェアを伸ばしたのは米Googleだけ。Android OSのシェアは同6.5ポイント上昇した。

 携帯電話端末OEMベンダーのシェアでは、2位は韓国LG Electronics(シェアは21.1%)。これに、米Motorola(同18.4%)、カナダResearch In Motion(RIM、同9.3%)、フィンランドNokia(同7.4%)が続く。トップ5ベンダーの中で、4〜6月期からシェアを伸ばしたのは首位の Samsungのほかには、RIMの0.5ポイント増だけだ。

 スマートフォン向けプラットフォームのシェアトップは、RIM。4〜6月期から2.8ポイント減少して37.3%になった。これに、米Apple(シェ ア24.3%)、Google(同21.4%)、米Microsoft(同10.0%)、米Palm(同4.2%)が続く。Appleのシェアには変化は なかった。米国スマートフォンユーザー数は4〜6月期から15%増えた5870万人になった。今回の調査結果では、米国ではスマートフォンユーザーの5人 に1人がAndroid端末を所有していることになる。

 2010年7〜9月の期間に携帯電話サービスに加入している13歳以上の米国民は2億3400万人(3カ月の移動平均)。この期間に米国携帯電話ユー ザーの67.0%がテキストメッセージを送信し、その割合は4〜6月に比べて1.4ポイント増加した。

 Webブラウザーを利用したユーザーは35.1%で同2.2ポイント増。アプリケーションをダウンロードした人は33.1%で同2.5ポイント増、 SNSサイトやブログにアクセスした人は23.2%で同1.8ポイント増だった。

5.2010年Q3の世界携帯電話市場、Appleが4位に躍進(11.1  nikkeibp)
 米IDCが米国時間2010年10月28日にまとめた世界携帯電話市場の調査結果によると、2010年第3四半期は米Appleがベン ダー4位に躍進した。カナダResearch In Motion(RIM)は5位に後退した。

 2010年第3四半期の世界携帯電話出荷台数は3億4050万台と、前年同期の2億9710万台から14.6%増加し、4四半期連続で2ケタの成長率を 記録した。

 フィンランドNokiaがシェア32.4%でベンダー首位の座を維持したが、出荷台数の増加率は1.8%にとどまった。また市場の競争激化により、平均 販売価格が前年同期の190ユーロから136ユーロに低下した。

 2位の韓国Samsungは出荷台数が18.6%増加し、シェア21.0%を獲得してNokiaとの差を縮めている。3位の韓国LG Electronicsは出荷台数が10.1%落ち込み、シェアは8.3%に縮小した。4位のAppleはシェアが4.1%で、出荷台数は90.5%急増 した。5位のRIMはシェアが3.6%、出荷台数は45.9%増だった。

 IDC上級リサーチアナリストのKevin Restivo氏は、「Appleのトップ5入りは、携帯電話市場全体におけるスマートフォンの重要性が増していることを示している」と述べた。同氏によ ると、人気の高いスマートフォンを手がけているベンダーは急速に成長しているという。IDCは、2014年末まで主にスマートフォンの成長が携帯電話市場 を支えると見ている。




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