週間情報通信ニュースインデックスno.773 2010/09/11

1.私が考えるリーダーの条件10カ条(9.10 nikkeibp)
日本の最大の問題はリーダーの不在だ
宮田 秀明
 どんな人がリーダーになるべきなのか、どのようにリーダーを育てるべきなのだろう。
 こんなことを考えて私がつくったリーダーの条件10カ条は次のようなものだ。

1.価値と価値の連鎖・循環を理解することができる
 誰がどのような価値をつくっているのかを理解する。
 ビジネスは顧客とのWIN-WIN関係をつくることである。
 政治は国民と産業と行政の間のWIN-WIN関係をつくるのが仕事だ。
 価値の循環の時間軸を縮めるのが優れた経営だろう。

2.全体像を理解することができる
 システム統合技術をつかって統合データベースをつくり、経営情報をリアルタイムに見ることはできる。しかし、本当に理解するためには構想力がいる。

3.未来予測ができる
 経営も設計も一種の未来予測が大切だ。すべてのものにはライフサイクル(誕生・成長・成熟・衰退)がある。

4.ビジネスモデルを変えるために難しい決断を行って実行できる。
 ビジネスモデルの変更が経営のいちばん大切なことだろう。変えるには、大きな力が必要だ。

5.創造に挑戦することができる
 創造がなければ滅びるだけ。
 新しいライフサイクルをつくることをイノベーションという。
 別のライフサイクルに飛び移ることは必要だが、そのタイミングも重要だ。

6.明確なビジョンと目標を持ち、メンバーに“共有”させることができる。
 全員が正しいと認め、全員にメリットのある目標を共有する。

7.変化を恐れず自ら成長することができる。

8.メンバーを成長させることができる
 組織が成長・進歩するとは、メンバーが成長・進歩すること。
 最大の資産は優秀な国民や社員。一人でできることには限りがある。
 エンパワーメントが大切。なぜなら挑戦して成長するDNAは若い時代にしか植えつけられないから。

9.メンバーと尊敬と信頼を持ち合うことができる。
 たとえ小さい役割でも、それを果している人にふさわしい尊敬と信頼を持とう。

10.成功と進歩を信じることができる。
 勝てると思うことなくて勝てる試合はない。
  リーダーシップとは、チームを最高出力にして未来に挑戦させる能力である。

2.メディアフロージャパン企画、マルチメディア放送の認定にコメント(9.10  nikkeibp)
 メディアフロージャパン企画は2010年9月10日、V-High帯を利用する全国向け「携帯端末向けマルチメディア放送」において、マルチメディア放 送(mmbi)の開設計画が認定されたことについてコメントを発表した。

 まず電波監理審議会の答申については、電波伝搬シミュレーションの精度や携帯端末の受信品質の重要性を訴えたが、これらに関する定量的な検証が行われな かったこと、およびあまねく受信努力、設置場所の確保や財務的基礎、電波の能率的利用確保などについて同社の実績などが適切に評価されていないとし、この ような形での最終的な結論は「極めて残念」とした。

 mmbiに対しては、ISDB-Tmm方式の通信放送連携サービス関連などの詳細な技術情報や実フィールドでの動作状況が公開されておらず、委託放送事 業者のビジネス検討において極めて重要であるため、速やかに開示すべきだとした。

 なお、ISDB-Tmm方式については、今後インドや南米などにおける普及促進を図る計画であることから、我が国の国際競争力強化やエコシステム形成に よるコストメリットを生み、ユーザーに還元することを期待するとした。また、携帯端末向けマルチメディア放送が円滑に導入され、計画通り普及・発展するこ とを祈念すると述べた。

3.Amazon EC2が1時間1円台で使える「Microインスタンス」提供開始(9.9 nikkeibp)
 米Amazon Web Servicesは2010年9月9日、IaaS(Infrastructure as a Service)「Amazon Elastic Compute Cloud(EC2)」において、1時間当たり1円台の料金で利用できる「Microインスタンス」を追加したと発表した。OSがLinux/UNIXの 場合は1時間当たり2セント(約1.7円)、Windowsの場合は1時間当たり3セント(約2.5円)となる。

 仮想マシンのスペックはプロセッサが1ECU 、主記憶容量は613Mバイト。内蔵ディスクは持たず、Amazon EC2のストレージオプション「Amazon Elastic Block Store(EBS)」を別途契約する必要がある。ECUは「EC2 Compute Unit」の略で、Amazon EC2でのプロセッサ処理能力の目安。1ECUでOpteronまたはXeonプロセッサ1.0〜1.2GHzに相当する。

 MicroインスタンスはAmazon EC2で最も安価で小規模なサービスとなる。小規模なWebサイトやWebアプリケーション、監視などの軽量なジョブの処理に向くとしている。

4.IDCが世界スマートフォン市場の2010年見通しを上方修正、前年比 55.4%成長(9.8 nikkeibp)
 米IDCは米国時間2010年9月7日、世界スマートフォン市場に関する調査結果を発表した。それによると、2010年のスマートフォン出荷台数は前年 に比べ55.4%増加する見通し。新モデル投入で今年後半の購買行動が一気に活発化すると見込まれるため、従来予測から引き上げた。

 新たな予測では、2010年におけるスマートフォンのベンダー出荷台数は2億6960万台に達する。昨年の出荷台数は1億7350万台だった。2010 年前半の出荷台数は1億1940万台で、2009年前半の7680万台と比べ55.5%増加している。

 スマートフォン市場は、経済が不透明であるにもかかわらず2011年も引き続き好調で、24.5%成長するとIDCは見ている。しかし成長速度は次第に 鈍化し、2014年は13.6%増にとどまる。
 OS別で見ると、Symbianは今後5年にわたって首位を維持するが、主にAndroidの勢いの影響を受けて、2014年には32.9%にシェアが 減少する。Androidのシェアは現在の16.3%から24.6%に拡大する見通し。BlackBerryは一定の水準で推移し、この2年ほどシェアを 落としていたWindows Mobileはいくぶん回復する。一方iOSは徐々にシェアが縮小する。

■表1 世界スマートフォンのOS別市場シェア予測

OS               2010年         2014年
               市場シェア     市場シェア
                 (%)         (%)
Symbian          40.1           32.9
BlackBerry       17.9           17.3
Android          16.3           24.6
iOS              14.7           10.9
Windows Mobile    6.8            9.8
その他            4.2            4.5
合計            100.0          100.0

5.国内IT主要5社の2009年売り上げは9.5%減(9.7  nikkeibp)
 IDC Japanは2010年9月6日、国内IT市場主要ベンダー5社の2009年のIT製品売り上げ合計が前年比9.5%減の5兆6234億円だったと発表し た。各社軒並み減少する中で、ITアウトソーシングやソフトウエアの売り上げが大きい富士通は相対的に下落幅が小さかった。

 5社は、富士通、NEC、日立製作所、日本IBM、日本HP。各社の前年比成長率は、富士通がマイナス6.4%、NECがマイナス11.7%、日立製作 所がマイナス9.2%、日本IBMがマイナス10.5%、日本HPがマイナス12.9%と、それぞれ大幅なマイナス成長となった。

 また、各社の戦略分析では、いずれも「スマートシティ/スマートグリッド」に戦略的に取り組んでおり、政府のスマートシティ事業向け、新しい製品や仕様 が次々に生まれているという。今後、グローバルスタンダードの確立が重要になると指摘している。

 IDC Japanは、スマートグリッド、電気自動車交通システム、省エネの電機製品を持った家庭やビルを、統合的に結びつけた「スマートシティ」の制御・管理を 新世代のITが担うとしている。国内主要ITベンダー12社のIT製品国内出荷金額、戦略調査からまとめた。


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