週間情報通信ニュースインデックスno.771 2010/08/28

1.スマートフォン利用、日本は「メール」中・韓は「SMS」主流、習慣根 強く(8.26 nikkeibp)
 アジア圏でのスマートフォン利用実態をみると、日本ではメッセージのやりとりに電子メール、中国や韓国では電話番号などをメールアドレス代わりに使える 「SMS」が主流。こんなアンケート結果をECナビグループの調査会社リサーチパネルエイジアが発表した。

 この調査は2010年8月4日と5日にインターネット上で実施し、日本、中国、韓国に住む10―30歳代の男女合計900人から回答を集めた。スマート フォンで使ってみたいアプリケーション・機能について尋ねたところ、日本は「Eメール」が70%、中国は「ビジネス系アプリ」が71%、韓国は「インター ネット検索」が74%でそれぞれ最上位となった。

 また日本では、なじみの薄いSMSに関してスマートフォンでの利用意向は12%にとどまるが、逆に中国と韓国ではそれぞれ66%と49%で、Eメールの 利用意向を上回った。すでにスマートフォンを所持している人に限定して、実際によく利用するアプリを聞いても、日本では約60%がEメールと回答し、 SMSは25%にとどまる。一方、中国では64%、韓国では51%がSMSを利用し、ともにEメールをしのいだ。

 各国とも従来の携帯電話で普及したコミュニケーション手段が、スマートフォンに引き継がれているのが現状のようだ。

 スマートフォンの利用場面を聞くと、日本と中国では「自宅」がそれぞれ84%と77%で最も多く、続いて「電車やバス、車などでの移動時間中」「会社」 「学校」となっている。一方、韓国では「電車やバス、車などでの移動時間中」が58%で最も多く、以下「自宅」「会社」「学校」となった。韓国では無料で インターネットに接続できる公衆無線LANが普及しており、携帯電話キャリアが各主要都市の地下鉄全駅にアクセスポイントを設置する計画を発表するなど、 日本や中国と異なる事情がある。

2.Google、リアルタイム検索のホームページ開設、独立サービスとして提供 (8.27 nikkeibp)
 米Googleは米国時間2010年8月26日、検索サービスの一部として昨年12月より提供してきたリアルタイム検索を独立したサービスとして提供す ることを発表した。専用ホームページ「Google Realtime Search」(www.google.com/realtime)を開設し、より強力なリアルタイム検索を行うためのツールも装備する。

 同ホームページでは、ニュースやブログ投稿、SNSサイトの公開コメントなどから最新情報をリアルタイムで表示する。特定の地域に関するニュースやそこ で行われている発言を絞り込む機能を備えるほか、「full conversation」機能を使って、ミニブログサービス「Twitter」で投稿されたツイート(つぶやき)などが大きな話題に発展した過程を最初 から最新の発言までまとめて閲覧することができる。

 また、アラート機能により、関心のあるトピックについて情報更新があった場合に通知を受け取るよう設定できる。通知は更新のたびに受信するか、1日1 回、週1回など頻度を選べる。

3.無料で使えるWeb版Office 2010が早くも機能強化 非力だったExcel Web Appsは、グラフ作成などが可能に(8.26 nikkeibp)
 米マイクロソフトは2010年8月23日(米国時間)、「Windows Live」サービス上で提供している無料のWeb版Office「Office Web Apps」を強化したことを明らかにした。Excelにグラフ作成機能を追加するなど、正式版の公開(2010年6月7日)から3カ月もたたないうちの アップデート。「いつでも更新できる」というオンラインサービスならでは利点を生かして、小幅ながら改善が図られている。

 Office Web Appsは、Webブラウザー上で動作するWebアプリケーション版のOfficeだ。米国などでは既に一般公開されているが、国内では(1) Office 2010がインストールされたパソコンからアクセスした場合、(2)Office 2010のベータテストもしくはOffice Web Appsのテクニカルプレビューに参加したユーザー(Windows Live ID)――が利用できる。国内での一般公開は2010年秋となる見込みだ。

 Office 2010の一翼を担う製品であり、パソコンにOfficeがインストールされていなくても使える。Word Web App、Excel Web App、PowerPoint Web App、OneNote Web Appの4つが提供され、WebブラウザーはInternet Explorer 7以降、Safari 4以降、Firefox 3.5以降をサポート。Windows LiveのIDを取得していれば、誰でも無料で利用できるようになる。

4.「iPad」に2012年まで強力なライバルは現れない、iSuppliが予測 (8.26 nikkeibp)
 米Appleのタブレット端末「iPad」は2012年までタブレット端末市場で圧倒的なシェアを維持できる――。こうした分析結果を米 国の市場調査会社iSuppliが現地時間2010年8月25日にまとめた。

 同社によると、2010年の世界タブレット端末市場における、iPadの出荷台数ベースシェアは74.1%。残りの25.9%を、従来のパソコン型タブ レット端末と、スレートとも呼ばれるiPad競合製品が分ける。

 iPadは、その販売開始からほぼ5カ月がたち、今後さまざまな競合製品が登場すると予想されるが、ここしばらくはiPadに強力なライバルは現れない ようだ。本格的な競合製品が登場する2011年にも、iPadは70.4%のシェアを維持できるという。2012年には、競合企業がiPad同様に、製品 エコシステムを築こうとアプリケーションやコンテンツの開発に力を入れる。それでもiPadのシェアは61.7%と、ほぼ3分の2を占めると iSuppliは見ている。

5.「2012年度に売り上げ100億円を目指す」、NECビッグローブが Androidアプリ販売を国内外で本格展開(8.24 nikkeibp)
 「Androidアプリ販売で2012年度に売り上げ100億円を目指す。国内市場20%、海外市場80%の割合だ」(NECビッグローブ取締役執行役 員常務の古関義幸氏)---。NECビッグローブは2010年8月24日、Androidアプリ販売事業を国内外で本格展開すると発表した。すでに運営し ているAndroidアプリマーケット「andronavi」をリニューアルし、この上でアプリおよびコンテンツの販売を積極的に進める。

 Androidアプリのマーケットとしては、米Googleが運営するAndroidマーケットが有力だが、「andronavi」ではAndroid マーケットよりきめ細かなアプリ案内コンテンツや、アプリ内課金などの課金機能、アクティベーションなどの権利保護機能を売り物としていく。9月末までに 新たに約250点のAndroidアプリを投入し、品揃えを拡充する。

 「プロバイダとしての生き残りを賭けたビジネスモデルへの本格的な取り組み」と代表取締役執行役員社長の飯塚久夫氏はぶちあげる。「Android搭載 のスマートフォンやタブレットを合わせた市場は急成長している。iPhoneの成長率をはるかに上回る」。急成長するAndroid市場で、アプリおよび コンテンツ販売の分野で「国内マーケットでシェア20%、海外でシェア10%を取りたい」(古関氏)としている。


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