週間情報通信ニュースインデックスno.769 2010/08/07

1.“何もしない”奴ほど出世する?(8.7 nikkeibp)
 河合 薫
 何もしない――。これが最近の出世のトレンドらしい。
 「官僚の世界では、何もしない人ほど出世する」という話を聞いたことはあった。とある財団に勤めていた知人によれば、特に課長クラスにそういう傾向が目 立つそうだ。
 1つのポジションの任期は大体2年。長くても3年。その間に何かトラブルが起きてややこしいことになるくらいなら、何もやらない方がいい。
 ところが、最近は公務員でなくとも、「何もしない人が出世する」らしい。

 「うちの会社はやればやるほど評価が下がる。結局、何もしないでトップから言われた通りのことをやる人ほど偉くなるんです。何かをやるってことは多かれ 少なかれリスクも生じるし、完璧に100%できる確率の方が低い。途中でトラブルだって生じる。でも、それじゃ許されないんです。何かをやるからには完璧 じゃないとダメ。たとえたいしたトラブルじゃなくとも、あれこれと因縁をつけられる。重箱の隅をつつくようにいろいろ言われるから、やんなりますよ。だか らもう、誰も何もやりたがりません。何もしないのが一番いいんです」

 こう語るのは、ある食品関連の会社に勤める男性だ。“一億総官僚化”ってことなのだろうか。

 常々トップたちの不安や不満を聞いてきた私にとっては、彼の話に正直、少々驚いた。

・ やる気のある部下を育てるには、何をしたらいいか?
・ 最近の若い社員は言われたことしかやらないけど、どうすればいいか?
・ 新しい発想で物事を考えられる社員に育てるには、どうしたらいいか? 

 そんな問いかけを全国津々浦々でトップたちから、いつも投げかけられていたのだ。
 つまり、いろいろともっともらしいことを言うには言うけど、本音は「何もしない社員が一番好き〜!!」ってことなのだろうか?

誰もが自分を棚上げして完璧を求める

 何かをやれば批判する。完璧じゃない限りは批判する。自分たちだって決して完璧ではないのに、他人には完璧さをやたらと求める。
 何もやらないことに対する批判は1回しかできないけれど、何かをやることに対する批判は何度でもできる。何かをするたびに、アラ探しをすればいいのだ。

 「だったら、何もやらない方がいい」。誰だって、そう思うことだろう。
 そこで今回は、何もやらない、ということについて考えてみようと思う。


仕事でしか得られない満足感がある

 言われたことだけをやっている方が評価される職場。そんな職場でやりがいなど見つけられるわけがない。そんな職場で満足感など得られるわけがない。
 仕事がすべてだとは思わない。でも、どんなに「ワークライフバランスだ!」と仕事一辺倒の生活からの脱却を図っても、仕事でしか得られない満足感があ る。

 社会と一番つながっていると実感し、社会に自分が認められたような、ちょっとだけ成長できたような、何とも言えないあの快感。何もしないで、言われたこ とだけやっていて、あの快感が得られることはない。

 そして、誰もが本当は、少しでも働きがいを感じたい、少しでも自分の能力を発揮したい、少しでも良い人間関係の中で働きたい、そんな気持ちを少なからず 持っているはすだ。 

 ところが仕事の9割は、やりたいやりたくないに関係なく、やらなくてはいけない仕事だ。それは面白くもなければ、やりがいもない。だから、仕事はしんど いし、その9割をやり続けるのは難しい。

 だが1割、いや、1割未満であっても、ほんの少しでも面白いと思い、やりがいを感じられる部分があれば、あとの9割もやり遂げることができる。社員のや る気は、この1割があるかどうかにかかっているのだ。

2.「iPhone4でドコモ回線が利用可能、速度上限は300kbps以上に」、 日本通信決算説明会より(8.6 nikkeibp)
 日本通信は2010年8月6日、iPhone4で使えるSIMカード「b-microSIM」を8月中に販売すると、2011年3月期第四半期の決算説 明会の場で発表した。

 日本通信はNTTドコモから回線を借り受けてエンドユーザーに提供するMVNO(仮想移動体通信事業者)であるため、b-microSIMを使えば iPhone4をNTTドコモの回線で利用できるようになる。日本通信の福田尚久氏(代表取締役専務COO)は、「b-mobileSIMは 300kbpsに速度を制限しているが、iPhone4向けに出すb-microSIMは、300kbpsよりも速度の上限を上げる」と述べた。

3.2010年Q2のスマートフォン出荷台数は50.4%増、Android端末が 急伸(8.6 nikkeibp)
 米IDCが米国時間2010年8月5日に発表した世界スマートフォン市場の調査結果によると、2010年第2四半期(4〜6月)に世界で出荷されたス マートフォンは、前年同期から50.4%増えて6300万台となった。同年上半期では1億1830万台に及び、前年同期の7680万台から54%増えた。

 第2四半期は、米Googleが開発を主導するOS「Android」の搭載端末が全体の伸びに大きく寄与した。台湾HTCや韓国Samsung ElectronicsといったAndroid端末ベンダーの伸びが著しく、上位ベンダーの市場シェアを奪っている。消費者のスマートフォン需要が旺盛な ことに加え、Android端末への関心が高まっていることが要因とIDCは分析する。

 2010年後半も同様に推移し、市場の急成長は続くとIDCは見る。今後は、カナダResearch In Motion(RIM)の「BlackBerry 6」やフィンランドNokiaの「Symbian^3」に加え、米Microsoftの「Windows Phone 7」といった新OSの搭載端末が登場するが、「エンドユーザーのそれら新製品に対する反応が、2011年以降の成否のカギを握る」とIDCシニアアナリス トのRamon Llamas氏は指摘する。

 第2四半期のスマートフォン市場は、NokiaとRIMが1位と2位の座を維持した。しかし両社のシェアはそれぞれ38.1%と17.8%で、前年同期 の40.3%と19.1%から縮小している。これに対して3位の米Appleのシェアは、前年同期の12.4%から13.3%へと0.9ポイント拡大し た。4位のHTCのシェアは7.6%で前年同期から2.6ポイント拡大し、同社の出荷台数は同128.6%増となった。Samsungのシェアは同2.2 ポイント増の4.8%となり、Motorolaに代わって5位についた。同社の出荷台数は同172.7%増と高い伸び率を示している。

4.Google、コミュニケーション集約サービス「Google Wave」の開発を中止(8.5 nikkeibp)
  米Googleは米国時間2010年8月4日、コミュニケーション手段を集約するサービス「Google Wave」の開発を中止すると発表した。期待したほどユーザーに受け入れられなかったためとしている。

 Google Waveは、一つのWebページにリッチテキストや写真、ビデオ、地図、ガジェット、外部フィードといったコンテンツを集約し、単一コミュニケーション ツールとして利用するためのサービス。2009年5月に発表し、同年9月にプレビュー提供を開始。今年5月に一般向け試験提供を始めたばかりだった。

 今回の決定により、Google Waveをスタンドアロン製品として開発する計画は中止するが、少なくとも2010年末まで既存の試験サイトを維持する。同サービスの技術は、他の Googleプロジェクトに活用していく。

5.日本通信、スマートフォン向けSIMカードにモバイルWi-Fiルーター機能 (8.2 nikkeibp)
 日本通信は2010年7月30日、同日から販売を開始したスマートフォン向けSIMカード「talkingSIM(トーキングシム)」で、「テザリング 機能」をサポートすると発表した。装着したスマートフォンをモバイルWi-Fiルーター化する機能で、定額料金の範囲内で利用できる。

 テザリング機能は、無線LAN機能を持ったスマートフォンをワイヤレスモデム化して、ノートパソコンなどのアクセスポイントとして使える機能。スマート フォンのデータ通信機能を利用するため、持ち歩く機器が少なくなり、1つの回線を有効利用できる。talkingSIMでは現在、動作検証中で、順次 Webサイトに情報を公開してゆく。

 talkingSIMは、SIMロックフリーのスマートフォン向けSIMカードで、月額3960円の定額でデータ通信を利用でき、1050円分(最大 25分に相当)の通話も付属する。NTTドコモの通信網を借り受けて運用しており、データ通信速度は上下とも300kbps超(ベストエフォート)の制限 がある。

 テザリング機能は、iPhoneやバージョン2.2以降のAndroid端末が搭載しているが、国内の通信事業者は制限を設けており、使用禁止または料 金が高額になっている。talkingSIMは、ユーザーが自分でSIMロックフリー端末を用意すれば、この機能が利用できるため、安価な選択肢となる。 ただし、海外の端末の場合、TELEC (テレコムエンジニアリングセンター)の技術基準適合証明が必要。




 ホームページへ