週間情報通信ニュースインデックスno.765 2010/07/10

1.凸版印刷と大日本印刷が「電子出版制作・流通協議会」設立へ(7.9  nikkeibp)
 凸版印刷と大日本印刷(DNP)は2010年7月9日、電子出版の制作や流通関連事業者らで構成する協議会「電子出版制作・流通協議会」 を7月27日に設立すると発表した。
 同協議会では、電子出版ビジネスの発展に必要な課題の整理と検証、配信インフラ基盤に関わる問題とその解決、市場形成における検証や電子出版振興に関わ る提言などを行う。出版関連団体と権利者、行政機関との連携をはかり、電子出版の発展に貢献する活動を目指すという。

 凸版印刷とDNPが発起人となり、電子出版ビジネスに関心がある企業の参加を広く募集する。出版、印刷、流通、配信、端末、通信キャリア、技術開発、 マーケティングなどの企業から参加を募るという。7月下旬に東京都内で設立総会の開催を予定している。

2.Androidがシェア拡大、米国のスマートフォン市場(7.9  nikkeibp)
 米comScoreは米国時間2010年7月8日、米国携帯電話市場に関する調査結果を発表した。それによると、スマートフォン向けプ ラットフォームでは、米Googleの「Android」がシェアを伸ばしているという。

 2010年3〜5月における13歳以上の米国スマートフォンユーザーは4910万人(3カ月の移動平均、以下同様)で、2009年12月〜2010年2 月と比べ8.1%増加した。プラットフォームの首位はカナダResearch in Motion(RIM)が維持し、シェア41.7%を占めた。米Appleが24.4%で2位、米Microsoftが13.2%で3位につけた。4位は Googleで13.0%、5位は米Palmで4.8%だった。トップ5のうちGoogleは2月調査時と比べてシェアを4.0ポイント伸ばしたが、他社 は軒並み縮小した。

 携帯電話全体で見た場合、13歳以上のユーザーは2億3400万人にのぼる。OEM別では韓国Samsungがシェア22.4%で首位に立ち、2月調査 時の21.4%から1.0ポイント拡大した。同社は「Galaxy S」などのAndroid搭載端末を手がけている(関連記事:“Androidのイベント”となったCTIA Wireless 2010)。

 2位は韓国LG Electronicsでシェアは0.2ポイント減の21.5%、3位は米Motorolaで1.1ポイント減の21.2%だった。4位に8.7% (0.5ポイント増)のRIM、5位に8.1%(−0.6ポイント減)のフィンランドNokiaと続いた。

3.MSの検索エンジン「Bing」、国内でも正式版へ 米国に遅れること約1年、7月13日に正式版へ移行(7.7 nikkeibp)
 ベータ版で「東京都」を検索すると、「天気」「宿泊」などの分類別に結果が表示された。右端に表示される「>」マークにマウスポインターを合わせるだけ で、概略がポップアップする(ホバープレビュー機能)
 Bingは、「Live Search」に代わる検索エンジンとして、2009年5月に発表された。「ユーザーの意志決定を支援する」検索エンジンであることを掲げ、単に検索結果 を羅列するのではなく、ユーザーの目的に合わせて情報を整理し、実際のアクションまで導くことを目指している。例えばオンラインで買い物をするとき、どの ような商品があるのか、商品の特徴は何か、商品に対するユーザーの評価はどうか、価格の安い店はどこか、といった情報を整理して、最終的な購入に至るまで のプロセスを、迅速かつ適切な情報を基に行えるようにする。

 具体的には、検索結果をカテゴリー別に分類したり、ユーザーが求めていると思われる最適な検索結果を「ベストマッチ」として冒頭に表示したりする。検索 結果として表示されるWebページをいちいち開くことなく、マウスポインターを合わせるだけで内容の概略をポップアップ表示する「ホバープレビュー」機能 なども搭載。

4.イー・モバイルは最大42Mbpsの通信サービスを10月開始 周波数帯を2倍に拡大、NTTドコモのLTEに対抗(7.7 nikkeibp)
 イー・モバイルは2010年7月6日、最大42Mbpsの無線通信サービスを開始すると発表した。2010年10月の開始を予定する。周波数帯を従来の 2倍に拡大して高速化する「DC-HSDPA」方式を使う。NTTドコモが次世代の通信方式LTEのサービスを2010年12月に開始する方針を示してい ることから、それよりも早期に高速サービスを展開することで対抗する。

 発表会場では、室内における通信テストで40Mbps以上の速度が出ている様子を示した(図)。通信速度の受信最大42Mbpsは、現状で提供している 「HSPA+」方式の受信最大21Mbpsの2倍に当たる。従来方式では、送信に1チャンネル、受信に1チャンネルを利用するが、DC-HSDPA方式で は受信を2チャンネルにすることで高速化する。

 周波数帯域は、現状の通信サービスで利用している1854.9M〜1859.9MHzに加え、総務省から2009年6月に認定を受けた 1849.9M〜1854.9MHzの合計10MHz幅を使う。

5.iPadやKindleでの読書スピード、印刷本より時間がかかる(7.6  nikkeibp)
 製品開発コンサルティングを手がける米Nielsen Norman Groupの共同設立者Jakob Nielsen氏が米国時間2010年7月2日に発表した調査結果によると、印刷された書籍より、米Appleの「iPad」や米Amazon.comの 「Kindle 2」を使った読書の方が時間がかかるという。

 アーネスト・ヘミングウェイの短編小説を読むのにかかった時間は、iPadで電子書籍コンテンツを読む方が印刷媒体に比べて6.2%長く、Kindle 2は10.7%長かった。

 調査は、読書好きでよく本を読むという人にiPad、Kindle 2、パソコンのモニター、印刷媒体の4形態で短編小説を読んでもらい、24人の読書スピードを測定した。読み始めてから読み終わるまでの全体的な平均時間 は17分20秒だった。

 また読書後に各形態の満足度を7段階で訪ねたところ、iPad(満足度5.8)が最も高く、Kindle(同5.7)と書籍(同5.6)が僅差で続い た。最も敬遠されたのはパソコンのモニター(同3.6)だった。  なお同氏はiPadとKindle 2の読書スピードの差について、「統計上の重要性はなく、どちらかの製品を薦める理由にはならない」としている。


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